息子の通う特別支援学校では、毎年秋に「創作祭」が
開かれています。一昨年前には、まだ息子がこの学校に
通う可能性はなかったので、見に行きませんでした。
昨年は新型インフルの影響で部外者には非公開になって
しまったので、息子にとっても私にとっても
この「創作祭」がどんなものなのかは未知数でした。
ただ、2学期が始まってから、時間割の中に「創作祭の
練習」という言葉がどんどん増えていっているので、
中学校時代の体育大会や文化祭よろしく、学校全体で
かなり力を入れて準備しているのだなあ、と思ってはいました。
我が家のベランダからは中学校のグラウンドが見えるので、
子どもたちの練習の厳しさはよくわかりましたし、何より
中学時代の担任K先生の書いてくれる連絡帳は
「よくあの忙しい中でこんなに書く時間があるなあ」と
感心するほど、微にいり細にいり、まるで手に取るように
息子の様子が書いてあったので、
練習の仕上がり具合や息子の疲れ具合もなんとなく見当がつき、
それなりのフォローも出来たのですが、
特支に入ってからは連絡帳の内容も簡素化され、あとは
本人の言葉と顔色や行動から伺い知ることしかできません。
でも、予定変更や練習時間が多い割には、息子は
疲れた様子も見せず、相変わらず小学部のRくんと会えるのを
一番の楽しみに、るんるんと学校に登校していました。
そして、今日がその本番。
息子の出番は、高1クラス単独で
マイケル・ジャクソンの「スリラー」に
合わせての「ゾンビ・ダンス」と
高等部社会コース1年~3年生合同の組体操、
それに高等部全体での手話つき合唱。
まず、ぼろぼろの服を着てのゾンビ・ダンス。
息子は一番先に、ニコニコ顔で舞台に登場。
体を動かすのが苦手で、ダンスとかは嫌いなはずの
息子ですが、結構ノリノリで楽しそう。
続いて、組体操。レベルとしては去年の中3のときより
だいぶ低いですが、知的障害のある子ばかりなのに
合図に合わせてきびきびときれいに動けています。
特に、中学では明らかに「そこにいる」だけに終わっていた
息子が、ピラミッドの中段など、力もバランスも必要な
ポジションをきちんとこなしていることにびっくりしました。
高等部に上がってから、毎日体育で鍛えられた分、
体のコントロールの力も筋力もついたのでしょうか。
最後の手話つき合唱は「世界がひとつになるまで」。
動作模倣がうまくなく、息子には難しいだろうと
思っていた手話を、彼がクラスメートに遜色なく
こなしているのにもまたびっくり。
中学に比べて、学校での毎日の様子が見えにくい分、
成長がよくわかっていなかったのですが、
息子は飄々とした外見と穏やかな性格はそのままに
確実に成長し、学校で学びを得ている、と
安心できた一日でした。
開かれています。一昨年前には、まだ息子がこの学校に
通う可能性はなかったので、見に行きませんでした。
昨年は新型インフルの影響で部外者には非公開になって
しまったので、息子にとっても私にとっても
この「創作祭」がどんなものなのかは未知数でした。
ただ、2学期が始まってから、時間割の中に「創作祭の
練習」という言葉がどんどん増えていっているので、
中学校時代の体育大会や文化祭よろしく、学校全体で
かなり力を入れて準備しているのだなあ、と思ってはいました。
我が家のベランダからは中学校のグラウンドが見えるので、
子どもたちの練習の厳しさはよくわかりましたし、何より
中学時代の担任K先生の書いてくれる連絡帳は
「よくあの忙しい中でこんなに書く時間があるなあ」と
感心するほど、微にいり細にいり、まるで手に取るように
息子の様子が書いてあったので、
練習の仕上がり具合や息子の疲れ具合もなんとなく見当がつき、
それなりのフォローも出来たのですが、
特支に入ってからは連絡帳の内容も簡素化され、あとは
本人の言葉と顔色や行動から伺い知ることしかできません。
でも、予定変更や練習時間が多い割には、息子は
疲れた様子も見せず、相変わらず小学部のRくんと会えるのを
一番の楽しみに、るんるんと学校に登校していました。
そして、今日がその本番。
息子の出番は、高1クラス単独で
マイケル・ジャクソンの「スリラー」に
合わせての「ゾンビ・ダンス」と
高等部社会コース1年~3年生合同の組体操、
それに高等部全体での手話つき合唱。
まず、ぼろぼろの服を着てのゾンビ・ダンス。
息子は一番先に、ニコニコ顔で舞台に登場。
体を動かすのが苦手で、ダンスとかは嫌いなはずの
息子ですが、結構ノリノリで楽しそう。
続いて、組体操。レベルとしては去年の中3のときより
だいぶ低いですが、知的障害のある子ばかりなのに
合図に合わせてきびきびときれいに動けています。
特に、中学では明らかに「そこにいる」だけに終わっていた
息子が、ピラミッドの中段など、力もバランスも必要な
ポジションをきちんとこなしていることにびっくりしました。
高等部に上がってから、毎日体育で鍛えられた分、
体のコントロールの力も筋力もついたのでしょうか。
最後の手話つき合唱は「世界がひとつになるまで」。
動作模倣がうまくなく、息子には難しいだろうと
思っていた手話を、彼がクラスメートに遜色なく
こなしているのにもまたびっくり。
中学に比べて、学校での毎日の様子が見えにくい分、
成長がよくわかっていなかったのですが、
息子は飄々とした外見と穏やかな性格はそのままに
確実に成長し、学校で学びを得ている、と
安心できた一日でした。