千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

モノクロのトイレ案内

2019年09月05日 | 徒然の記

人の集まる場所にはトイレがありそれへの案内表示がある。今までは青色の男の人型と赤色の女の人型が並び立つものと覚えていた。
ところが仙台駅舎の中の商店街にあるそれはモノクロであった。男と女が並び立つのはかわりないが色がない。それがそれぞれ必要な場所にある。
トイレへの案内だろうとは思ったが不安になり、近くの店員に「あれがトイレへの案内ですか」と尋ねたらそうですと言う。

何時からモノクロになったのだろうか。周囲の人は何の違和感もなく見ているように思える。
私自身が世の流れに取り残されているのだと思った。

街はずれに住む老人には止むをえないことかなあと自嘲気味に呟く。

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若者たちに感じること

2019年09月03日 | 徒然の記

かっては、暴走族、コンビに屯する等理不尽な若者の姿が多く見られた。しかし、今、私の周囲にはそのような若者はいない。

今日もショッピングモール内のカフエで2時間ほど読書をしてきた。
珈琲を注文するとき、ちょっと足を引きづるように見えたのか席までお持ちしますと声をかけてくれた。帰る時も手伝ってくれた。この店はセルフサービスの店である。店員ではあるが声を掛けてくれたのがうれしかった。

ボールペンの替え芯が欲しかったが店舗の並ぶショッピングモールである。ある店の若い店員に文房具店がどこにあるか尋ねた。するとご案内しますとそこまで案内してくれた。
杖をつく老人だから優しいのだろうか。

今日の若者たちはさりげない振る舞いで笑顔もあった。ただ、みな女性だったが男性はどうだろうか。
おそらく接し方は変わりないだろうが女性ほど笑顔はないかなとも思う。

これらの若者たちによい時代となるよう心から思う。

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これも叶わないこと━山

2019年09月01日 | 徒然の記

山岳ドラマや山岳ドキュメンタリーの映像に懐かしい山々の風景に見入ることが多くなった。
山の尾根から見る周囲の山々の威容、山頂から見下ろす眼下の荘厳さ、朝の冷気に静まり返る光景、山腹に広がるお花畑。
そのど真ん中に立ちそこの空気を吸いたいと思う。

学生時代は山岳部にいた。吾妻連峰、飯田連峰がホームグランドだったが夏には単独行もしたり山を楽しんだ。卒業し大学から離れたこともあり山からスキーに転向した。
家族とのスキーが中心となり山を思い出すことがなくなっていた。

妻が亡くなり満2年。寂しさの反動だろうか。今、山々の息吹きを感じると胸が締め付けられるような懐かしさを覚える

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