千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

前向きでリズミカルに降りる階段

2018年06月05日 | 徒然の記

地下鉄を利用するには長い階段と長い通路を歩かなければならない。年寄には結構きつい。普段はエスカレーターやエレベーターを利用している。

しかし、今日はウイークディの昼でもあるし、時間に余裕があったので歩くことにした。


特に階段が大変だ。昇るときは手すりに掴まり腕の力で体を持ち上げるようにして昇る。それでも腰痛や痺れが始まり腿の筋肉も痛くなる。
下りは体のバランを取るのが難しい。下りなのに躓くことがある。間違っても転ぶことのないように気を遣う。手すりにしっかり掴まり一歩一歩足下を確かめながら慎重に降りる。周囲の人には無様な年寄と見えるかもしれない。

そんな時、前を向いて、真っ直ぐに、リズミカルに階段を降りてくる若者がいる。平地の歩行と違わない歩き方だ。

今の自分にはできないことで、うらやましく頼もしくさえ思える。

このような若者がこれからの時代を担っていくのだと応援したくなった。

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1㎞15分で歩く 1時間で4㎞?

2018年06月03日 | 徒然の記

ほぼ毎日、スーパーへ食材の買い出しに行くが、それとセットにあるのがウオーキングだ。
スーパーの近くに公園があり、その外周を2周している。公園は適当な所にベンチがあるので腰を病む自分にとっては都合がよい。

昨日、歩行する時間を測定してみた。ベンチで休む時間を除いて1周15分であった。毎日30分のウオーキングとなる。

そして、今日、いつものウオーキングのペースで直線道路を15分歩いた。
つづいて、その距離を車のトリップメーターで測定したら
1㎞だった。
毎日2㎞のウオーキングをしているということだ。

しかし、この歩行のペースは1時間に4㎞歩くことになる。これは健康な人の歩行時間と歩行距離のデーターである。
自分は健康な人かと信じられない気持ちもあるが誇らしい気持ちになる。

家に帰り同居人にそのことを話した。
すると少し軽蔑を含んだ声で
「最初の15分の歩き方がそのまま続くわけがない。年取っての歩行時間は後半になるにつれてスピードが遅くなる」と。

うん。納得。

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電車の中の老夫婦

2018年06月01日 | 徒然の記

街に出かける用事があり地下鉄に乗った。ところどころに空席はあるが吊革に掴まり立っている人もけっこういる。

向かい側の4人がけが可能な座席に3人がかけていた。そのうち二人が老夫婦である。
おばあちゃんが吊革に掴まり立っている人を見やりながらひそひそとおじいちゃんに話しかけている。おじいちゃんは頷きながらおばちゃんの方に身を寄せて一人分の空席をつくった。
断片的に聞こえてきた会話と二人の動作ら、「こっちに寄って。一人座れるから」というものだった。
胸の温まる光景である。

先日、かばん、帽子、手袋など座席に並べて仲間の座席を確保していたという老人たちの話を聞いた。どこかの電車での話である。

今日、目の前にした老夫婦とはあまりにも違いすぎる。

結局、この老夫婦の作った空席に座る人はいなかった。
だが、そのことを気にすることなく静かに会話を続ける二人の表情が穏やかで好ましかった。

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