千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

コオロギと雀蜂  

2023年09月07日 | 徒然の記
3日間降り続いた雨も今日は晴天。
この雨には病院に行った時は大変な思いをしたが、なにかしら落ち着く日々でもあった。
実は雨を待っていたのには別の意味もあった。雨上りに庭の草焼きをすることだ。そのため庭は樹と岩だけにして花は植えていない。腰を曲げることができず庭の草むしりとか草取りができず石油バーナーで草を焼いている。また、年寄りがバーナーで火を使うことは周囲の人を不安にさせると思い、雨上りの地面が濡れている時に草焼きをしている。今日は50日ぶりの草焼きとなった。
バーナーの先にコオロギが飛び出してきた。毎晩鳴いているコオロギに違いない。すぐバーナーの先を逸らしコオロギを遠くに逃がした。
すこし進むと草叢の周囲をうろうろしている雀蜂が1匹いた。水を吸っているのだろうか。逃げると思いながらバーナーの先を向けるとあっけなく火に当たり死んでしまった。

先人の俳句に蜂の命を愛おしむ俳句がある
    冬蜂の死にどころなく歩きけり   村上鬼城

今回の私にはそれがなかった。

コメント
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