千字のおもい


徒然のことを千字を超えずに載せていきます。

夏の句UP

2023年08月13日 | 俳句をつくる
立秋は5日前のことだが、それまでの夏の句をUPする。
昨日今日と、台風の影響で太陽は雲の陰だが、気温は連日の猛暑と変わりない。もう少しの辛抱とは思うが。





夏の句一覧  2023・5・6~2023・8・7

Tシャツにコロナマスクの炎暑かな
万歳の小さき稚の手五月来る
灼熱のとぐろ巻く中溝浚い
マンションの炎暑の空に半ば溶け
諸手あげひよつとこ走りの夕立かな
炎天の狭庭の灼けし匂ひかな
疫緩み友尋ねきて明けやすし
「運命」の動機に重ね日雷
念を押す受話器の声や天の川
息詰めて屈む腰痛なつあざみ
五月雨を覚へて真夜の目覚かな
教会の尖塔つきさす夏の雲
滝壺のほとり誰をも無口にす
虎杖の勢ひ淵の縁隠す
ゆるゆると腰伸ばし立つ草取女
母の手をほどき歩む子潦
廃線の錆びし鉄路に蝸牛
山霧を車飛び出てかすめ去る
土塀の上にのそりと本アジサイ
涼風に押されきて乗る献血者
葱刻む音を重ねる大夕立
隠沼に日の行き渡り夏の蝶
クーラーやジョギングをかへストレッチ
大噴水飛沫を避けて乳母車
天帝や隠沼じっと息殺す
ひそひそとパナマの男女カフェの隅
手作りの目隠し塀の夕涼み
打ち水に両手差し出す赤い爪
冷房バス降りて焔魔に囚わるる
炎天や幟はためく笛太鼓
建物の裏に駐車の日傘かな
ビル陰に歩を止め吐息の油照
緑陰をい出て日向のウオーキング
夏風や樹々揺るがして届きけり
茹でられて筍白身に剥かれをり


コメント (2)
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夏の句UP

2023年08月13日 | 徒然の記



立秋は5日前のことだが、それまでの夏の句をUPする。
今日になって、台風の影響で太陽は雲の陰だが、気温は連日の猛暑と変わりない。もう少しの辛抱とは思うが。
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