亡き祖母は蕎麦打ちが得意でした。
そば粉が『風邪をひいたとか』
『腰が出ない』とか、『腰が痛い？』とか？
どっちが調子悪いんだ～
土間の近くの寒い流しで
ブツブツ言いながら打つ蕎麦は
やはりブツブツ切れる蕎麦でした。
そんな、蕎麦を『旨い！旨い！』と
何杯もお代わりをする、酔っ払いの父の姿が浮かびます。
もう、３０年も前の話ですが・・・
祖母から直接伝授していませんが
陶芸の菊練り、パンの練り込みと
同じように捏ねてみたり
何人かの蕎麦打ち名人の手付きをみて
自分なりに最近打っている蕎麦です。
黒松内産の蕎麦は本場信州にも出荷されているほど
良質なそば粉のようです。
新そば粉は薄っすら緑？
美味しいのは当たり前ですが、甘みがアルのです。
先日、来町の『さすらいのUDON職人』丁寧な仕事に刺激を受け
真面目に今シーズンは取り組んで行きたいと思います。
只、残念な事にスタッフに『そば粉アレルギー』の人が
いますので、前もって予約して頂けたら
黒松内の十割蕎麦を提供しますよ！
昔は蕎麦が嫌いだったシェフでした。
