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おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

命を頂戴するということ

2015年02月03日 | つぶやき
先日、罠にかかった鹿の
絶命から解体までに立ち会いまして
お手伝いをさせていただきました。
日に日にその記憶が断片的になり
断片的に残った部分が色濃くなっていきます。

今まで魚を釣り、生きたまま捌くことは
数えきれないほど経験してきましたが
同じ哺乳類の命を頂戴することは初めてのこと。
以前、芝浦屠場で牛と豚の映像を見る機会はありました。
でも、実際に立ち会うのとは湧く感情が雲泥の差です。

精肉しか見ることのないこの時代。
死を嫌がる牛豚や鶏などから
命を頂いて食卓にのぼるまでの過程なんて
知る由もありません。
だから、大人も子供も現実を目の当たりにすべきだと思っていました。
今ももちろんそう思っていますが、
時期を選ぶことは重要だと思い知らされた次第です。
私たちと近い哺乳類をするということは
それなりの覚悟がいります。
その場しのぎでは済まされません。
現に、この私がまだ引きずっています。
後悔はしておりませんが
しばらくこの記憶はフラッシュバックを繰り返しそうです。
尤もらしく口で言うのは簡単です。
ただ、現実は非常に鮮烈で残酷でもあります。
多くは語りませんが
興味本位で立ち会うものではないと思いました。


しかし、お命頂戴したからには
里において捕食の頂点に立つ我々が
食物連鎖を止める訳にはいきません。




鹿肉のカルパッチョ

背ロースに塩をしてしばらく置き
金串にに刺して全体を火で炙ります。
新鮮ですが捌く際に毛などがつきましたので
ある程度衛生面には気を配らないと…
オイルと塩、胡椒、レモン、
パルミジャーノレッジャーノを削いでいただきました。
美味しかったですが、色々思い出します。



レバー

自己責任でレバ刺しをいただきました。
しばらく血抜きしてあります。
内臓の記憶が一番鮮烈だったので
正直口元でフォークを運ぶ手が止まりました。
でも、綺麗ごとを言うでない!と自分に言い聞かせ
有り難く頂いた次第です。
何も考えなければ抜群の鮮度でとんでもなく美味。
サックサクの食感で臭みも一切ありません。
何も考えなければ…




鹿モモ肉のワイン煮込み

時間がないのでマリネする時間はありませんでした。
香味野菜と赤ワイン、トマトで煮込んであります。
時間がないとは言え
野趣溢れる食感を残したいので
圧力鍋などは使用しません。
臭みなど全くなく美味しゅうございました。


ただ今パテを作るために
モモ肉、レバー、喉肉、心臓などを
ソミュールでマリネしています。
あばら骨や首の骨からはスープをとりました。
肺はまだ血抜き中です。
何とか処分することなく
全て頂くつもりです。


今回のことを「経験」や「体験」
といった軽い言葉で片付けたくはないです。
命を頂く行為は今こうしている時も
どこかで行われているわけで
自分に無関係なことではないのです。

色々考えさせられ、現在進行中。
命の重みは命ある限り何者も平等です。
日々感謝。日々懺悔。
ご馳走様でした。

大当たり~

2014年12月14日 | つぶやき
携わっているタウン誌の年内最終号の入稿を見届け
年内最後のそう編集会議&忘年会(ノンアル)に向かおうと
日も暮れた師走の忙しなさ漂う幹線道路を走っておりました。
常に混み合う交差点で信号機が青になるのを待っておりましたところ
うしろから「きーーーっ!」と映画の効果音のようなブレーキ音が鳴り近づき
気がついたら「ドンッ!ガシャッ!」という破壊音
…やられた。
そうです、オカマを掘られました(T_T)

即座に首の稼働と身の回りの様子を確認し、
扉を開けて外に出ると、追突した人、オロオロしてる。
相手の車は中型トラックで社名も書いてある。
トンズラされることは無いことを確認したら
身体の力が一気に抜けて
これから起こりうるいろいろな事が走馬灯のように
脳裏のスクリーンへと投影されていきました。

先ずは車。
後部を確認するとバンパーは反りくり返り今にも落ちそう。
リアウィンドウは辛うじて割れてなかったけど、
こっちは新車だよ、新車。
無頓着なおば様方の車の扉開閉で傷がつくのを恐れて
スーパーでは一番人気のない場所に駐車し
風の強い日は不用意に扉が開いてぶつかるとイヤだから
隣接する車がいない、または止めないだろう駐車場を選び
用が済んで帰ってきたらぐるりと傷確認。
それが何?一瞬でこれですか…ひどいよ。

そして仕事。
震える手でiPhoneを操作し
編集会議に出られない旨をお伝えし、
翌日出向く予定の徹夜祭り取材については
落ち着き次第相談させてもらうことをお願い。
入院になった場合、火曜日〆切の原稿はベットで書くのか、
その後に控えた3つの〆切はどうするんだ。
仕事ができなくなればクライアント様に多大な迷惑をおかけするし
できないということは、即ちギャランティーを頂戴することも無くなる。
病欠と言っても有休が訳でもなく…
ああ、、、どうしてくれるんだ!


そしてプライベート。
週末に入っている釣りやスキーは無理か。
私の楽しみを返してくれ~!


警察に自ら電話をかけて
自分と相手の車を撮影して連絡先を交わし
逃げないのを見張り
寒空の下で凍えながらこんなことを考えておりました。



ところが、しばらくして落ち着いてくると
もしも私の前方至近距離の車に
妊婦さんや重大な傷を抱えた方が乗っていて
玉突きになってその方の身体に何かあったら…
第二の犠牲者がいなくて良かった。

ブレーキの音がしたのでわずかながら身構える余裕があった。
むち打ちは逃れられないかもしれないけれど
出血するような傷はないし…
どんな形であれ、年内の仕事はできそうだわ。


加害者も素性がしっかりしてるし開き直る様子は無い…
どうみても善良な市民だし、
うっかり脇見してしまっただけでしょう。
私だって、脇見運転100%してないか?と問われ
「もちろん」と胸はって言える程
模範ドライバーじゃないですからね。


などなど、考えていたら
「不幸中の幸い」とポジティブシンキングできるようになりました。


事故は遭わないに越したことはありません。
でも、一番怖いのは加害者になることです。
自分の人生は自己責任でなんとかしますが
もし、私が加害者側になって
お相手の人生を狂わせるようなことがあったら
土下座しようが全財産お渡ししようが
死んでみたところで償うことはできません。
最近、自分の運転技術を過信したり
緩慢になっていた気がするので
改めて気と身をグッと引き締めて
運転に臨もうと思うきっかけになりました。


年末というだけで気が急いたり
何かに追われているような気になって
ついつい心ここにあらずで運転してしまいがち。
急ぐあまり生活道路でスピードを出すなど、
もってのほかですね。
子どもが飛び出してきたらどうするの…
みなさん、本当に気をつけましょう!
注意一秒、ケガ一生。
自分は凶器を操っているんだという認識を
しっかり持って運転しましょうね~。


お陰様で入院もしませんでしたし
骨にも異常はありませんでした。
後遺症が心配なので
コルセットをつけておとなしくしております。


首かせをつけられながら
キーボードを叩くmieからのつぶやきでした。
さて、お仕事しまーす♪

生誕〇〇年祭に際しまして

2014年10月22日 | つぶやき

本日は私の生誕日でございますので
それに際しましてひと言書かせていただきます。
早いもので不惑の年+αの歳を重ねてしまいました。
社会に出てからもう20年も経つんですね。
20年前にはこんな人生が待っていることなど
想像だにしませんでした。


思えばいろいろありました。

自分は終着駅を目指して
ノンストップの特急列車で突っ走ってきたつもりですが
振り返ってみれば脱線も数々経験し、
引き込み線に引き込まれて違う方向へいっちゃったり、
停止線で止まれずバックしたり…
急な坂道はスイッチバックで登ったこともありました。
乗り換えもいろいろしたかしら。
決して新幹線のような人生では無かったです。

社会人になってからは
全てのことを自分で決めて
誰にも頼らずに生きてきた、
なんて、すっトボケたことを思っていましたが
甚だしい勘違いでした。
脱線や乗り換えの度に
肉親や先輩や友人や上司や同僚たちが
時には厳しい言葉で叱咤してくれ
時には同乗して私を前へと促してくれたり
様々なサポートがあってこそ
今の環境と自分があるんだと
頂いた言葉や優しさを噛みしめております。
こんな歳になってから知るなんて
まったくの愚か者ですね。

自分が他の方に対して
同じように叱咤激励できたか…
と自問自答すると自信は皆無。
どちらかと言うと、
深い付き合いを避けて生きてきた気がします。
歳を重ねた今、
自分は何て薄情だったんだろうと
情けなくて仕方ありません。
そう気付いてその姿勢を変えられないのは
愚かにも程があるので
これからは報いや感謝の言葉を求めること無く
まさに無償の精神で人に接していきたいです。
思いやり、心遣い赤札大セール(笑)


まだまだ未熟で
熟する日なんか恐らく一生こない
生き腐れ人間ですが(笑)
必要として下さる方がいる限り
精一杯突き進んでいこうかと思います。
目指せ、リニア!
冗談です。むしろアンチ・リニア。
日本人よ、そんなに急いでどこへ行く。
私には名鉄特急7000系パノラマカーがお似合いね。
あ、平成21年に廃止されてる…


話が大きく脱線してしまいましたが
とにもかくにも、
たくさんの方から温かい祝福の言葉を頂くことができて
私は幸せ者だと心から感謝している次第です。
本当に有り難うございます!


万事万物に感謝。合掌。

置き去りにされるもの

2014年06月26日 | つぶやき
久々に呟かせていただきます。

只今、日本全国のお祭りについて
ライティングするお仕事をしております。
北海道から沖縄まで津々浦々お電話をし
お写真を拝借したり
文章に誤りがないか校正していただいています。
様々なお国言葉を聞くことができて
家のダイニングにいながらにして
全国を旅しているような感覚に。
楽しみながらお仕事をしています^^


さて、あるお祭りについてあったことです。
全国的にもそれなりに有名なお祭りなのですが
地元の人々中心で祭りを運営しているようで
観光協会や行政がタッチしていない様子。
お写真を拝借しようにも
どこに問い合わせたらいいのか分かりません。
とりあえず、その祭りが行なわれる市の市役所に問い合わせたところ
こちらに写真はありません、と。
しかも、かなりの期間待たされた末の回答。
仕方がないから県庁に電話したら同じ回答。
いろいろ調べていった結果、
そのお祭りが行なわれている土地が
最近の市町村合併で大きな市に編入されたという事実を知りました。
そこで旧市役所、現〇〇市の●●支所へ電話したところ
今まで費やした時間はなんだったんだろう?
と問いたくなるほど迅速で快い対応をして下さいました。
祭りをご紹介したい旨を伝えると
受話器のこちらからも
先方の目が爛々とし、
胸を張ってらっしゃる姿が目に浮かぶよう。
祭りの写真を個人的に撮っている人に話をつけてくれて
明日までに手に入れることができそうです。
ここまでくるのに2ヵ月近くかかりました…


そう。現市役所にはそのお祭りに対する愛がない。
仕方ないです。最近まで隣町の行事だったんですから。
しかし、現〇〇市の●●支所の職員さんには
最近まで市役所の職員だったというプライドと
地元の祭りに対する愛があるのです。



大きな市に編入されることによって
何らかのメリットはあるのでしょう。
知識がないので偉そうなことは言えません。
ただ、大きな弊害も多々あるのは事実だと思います。
先述したような
地元の伝統行事や文化が置き去りにされていく他、
慣れ親しんだ土地の名前が消滅する、
そして、アイデンティティが傷つけられる。


豊橋市は廃藩置県以降、
大きな合併や併合はありません。
10数年ぐらい前に中核都市として位置づけられたのに
どんどん人口は減っていき
城下町であった、東海道がど真ん中を通っていた、
新幹線が止まる、歩行者天国があったなどなど
過去の栄光になりつつあります。
気づけば一宮市・豊田市・岡崎市に人口を追い抜かれ
どこかと合併する話が具体化するわけでもなく
我が道をゆく、はたまた置いてきぼり。
しかし私は何となく昭和の空気が残る
この町が嫌いではありません。
平成の大合併の波に飲まれなくてよかったと思っています。
やや大きめの地方都市だから
今すぐ併合されることはないかもしれませんが
万一明日から「あたなたは湖西市 or 豊川市 or 新城市の市民です」
といわれても、自分は豊橋っ子だという気持ちは変わらないはずです。
田原市の旧渥美町の方が
「オレらは渥美の人間だ」というのと同じように。
額田・幡豆・宝飯・渥美・七宝などなど
美しい名前が地図上から消えて寂しい限り。
(残っているところもあります)

話が脱線しましたが
行政が大きくなれば細かいところに目がいかなくなって当たり前。
マンモス中学校の校長が
一人の生徒についてどれだけ知っているか。
大きな会社の社長が
現場で笑顔がステキだと評判の
その社員の笑顔を知っているか。
そのように、大きな市にまとめられることで
地元の祭りがのっぺらぼうのような扱いになり
合併があった後に生まれた世代は
その土地のコアな歴史について公に学ぶ機会が少なくなり
旧市に生まれたというアイデンティティは消滅するでしょう。


何が言いたいか訳が分からなくなってきましたが
とにかく、〇〇市の●●支所の職員の対応は素晴らしかった!
残念ながら我が市の職員さんの対応は疑問符がいっぱい付くありさま。
市外から私のような方から依頼があった時に
大きな看板を背負っているつもりで
かっこ良く迅速に対応して欲しいものです^^;


お後がよろしいようで。
~ 完 ~

超厚切り牛タンなど

2014年04月15日 | つぶやき
霜降り牛肉はもう卒業しましたが
赤身と牛タンは好きなんですよね~



超厚切り牛タン

アツミさんで週末だけ登場する
愛知県産の超厚切り牛タン。
平日はアメリカ産しか無いので買いません。
でも…お値段が数倍するので
ホイホイとカゴへ入れることはできませんけどね^^;
この状態のままスキレットで焼いて
鋏でチョキチョキ切っていただきますと…

ど・ん・ま・い!

久々に三河弁を使っちゃったじゃんか(笑)
美味し過ぎて写真撮るの忘れました。
またご褒美に食べたい一品です。




白菜の浅漬け

これはなかなか美味しかった♪




コゴミの胡麻和え

産直でコゴミが一束120円。
野蒜とともに大好き山菜ツートップ。




親鶏のグリル

とある場所で親鶏を見つけました!
宮崎や鹿児島ではこれを炭火で焼いて出してくれます。
あの美味しさと言ったら…
という記憶を辿って購入しましたが
炭火もあのカゴも無いのでガスコンロのグリルで。
噛み応えありすぎですが、
噛めば噛むほど泉のように旨味が涌いでる。
親鶏、好きだわ~。
キンカンが二つついてたので食べましたが
これは若鶏の方が美味しいな。
かなり強烈な味わいでした。
若いものにはかなわん。。。



里芋メインの筑前煮

疲れるとこういうのが食べたくなります。
ほっこり癒されるお味。





酢砂肝

定番おかず。
酸味をしっかり効かせてます。




本柳葉魚♂

自家製一夜干し。
味わい深いですよ。
樺太柳葉魚とは訳が違います。





ホウボウ丼

ホウボウの丸魚が2尾で350円。
丼にしました。
ご飯はすし飯にしています。
練習を兼ねて握れば良かったな。
ラクな道へ走ってしまったわ。




ホウボウのアラのお味噌汁

ホウボウのアラからは
非常に上品な出汁が出ます。
お澄ましにしようと思ったけれど
お味噌汁の気分だったので。




芽株



茹でて

包丁でトントンするのは面倒くさかったので
FPでガーッと刻んでしまいました。
最近、納豆と混ぜていただいてます。
海の香りがいいですよ~。



と、こんな感じの食生活を送っておりました。
食は命。パワーをいただいて今日も頑張りまーす!

春は…

2013年04月05日 | つぶやき




前のオフィスで約1年。
今のオフィスで6年3ヶ月間携わった
結婚情報誌から卒業することになりました。
結婚情報誌自体もこの街から卒業です。

かつて婚礼になど全く興味が無かった私。
この業界に身を置く方々の
真摯な姿に感動を覚え、
新郎新婦とご親族、ゲストの皆様が集い
祝福と感動を交わし合い絆を深める
感動の結婚式に数多く立ち会わせていただき
考え方が180度変わった次第です。

結婚式は人生の縮図…
二人が歩んできたこれまでの道のりと
これから歩む新たな道に臨む特別な日。
するかしないか迷っているのであれば
是非挙げることをお勧めします。


しかし、ここまで色々ありました。
100ページ超の雑誌に掲載する
一言一句を書き上げるのはなかなか大変^^;
結婚式場様の特徴を捉えて書こうにも
各式場様が掲げるコンセプトや
ロケーションが重なりまくるから
表現がカブらないようにしなくてはなりません。
浜名湖のロケーションであっても
眺望を思い浮かべながら違いを述べる…
シェフが渾身するお料理を描写するにも
あの方はこう、この方はああ、と
それぞれに使い分けなくては。
プロとして当たり前ですけどね。


時にはお客様から
厳しいお叱りを受けることもありました。
しかし、いかなる叱責や誤解があろうと
お客様を大切に思う気持ちは
忘れないようにしてきたつもりです。
取材と言いながら雑談に花が咲き
とても楽しい時間が過ごせたこともありました。
今となっては全てがいい想い出です。
お客様全員に心から感謝しています。



そしてこんないい加減で
エンジンの掛かりが極端に遅い
ダメダメな私を支えてくれた
有能なスタッフ陣に感謝!
デザインを監修してくれたTakeさんをはじめ
デザイナーやライターの皆さん
校正の達人として私をフォローしてくれた
アシスタントのKさん…彼女がいなかったら
誤植だらけの雑誌になるところでした^^;
皆さんのサポートあっての私であり
婚礼雑誌「Blooming」でした。



桜が散り新緑が眩しいこの季節は
少しゆっくりさせてもらいます。
夏の訪れを感じたら
またガチャガチャ動くことになるのかな?
それもこれも自分次第^^


春は別れの季節であり
出会いと始まりの季節。
人生の小さな節目と捉えて
また一歩前に進もうと思います。


全ての人、全ての物事に感謝。
今まで本当に有り難うございました!

プロであるということ…

2012年06月07日 | つぶやき
久々につぶやきます。
違う方面のお仕事がいくつも重なり
キャパオーバーしまくってますが
頭を少々クールダウンさせたいので
どうか書かせてください。


ライターというお仕事をさせていただいて
今年で8年目に突入しました。
え?ずっとこのお仕事ではないの?
と良くいわれますが、じつはそうではないのです。
前職はCVS本部で勤務しておりまして
商品部でバイヤーを務めた後
加盟店の経営指導や売り場指導に当たっておりました。
コンビニでビールぐらいしか買わないこの私が…(笑)。


以前にも数回書きましたが
CVSの本社勤務だった頃
お友達にお料理を振る舞うなどしていたら
某豪邸で月イチ開かれるパーティの
料理担当を仰せつかりまして
ソムリエさんが決めるワインやテーマとなる国に合わせて
最大40人のお料理を大皿コース形式で作っていたんです。
フランス、イタリア、スペイン、日本、いろいろやりました。
数晩、夜なべして自室の狭いキッチンで仕込み
当日友人の手を借りながら何とかこなしていました。
2年ほどつづいたのかな?
本職務の激化とパーティの盛況が重なり
ついにギブアップ。パーティの方をご辞退。
ソムリエのIさんからは本職をやめて
料理で身を立てたらいいのに…
と有り難いアドバイスをいただきましたが
そこまでの自信はなかったんですよね。
だって全部我流で体得したものですもん。
それにお料理は一生ものだから
研鑽を重ねて作り続けていれば
歳を重ねてからでもきっと何かできる
と思ってましたし。


で、11年勤務して退職し、
その当時は真剣にDELI&BARをオープンしようと
物件探しまでして目論んでいたんです。
その時に訪れたのがフラスカティさん。
シェフに構想や野望をお話し
「いいね」といっていただいた後
ひょんな出会いや偶然が重なり今に至る。


ライターというお仕事はありがたいもので
取材という切り札を借りていろいろな方とお話ができます。
今回も取材お断りのフラスカティさんに何とかお願いし
取材を超えて、人生の勉強をさせていただきました。
「あなたから取材を受けるとは思わなかったな~」
と笑いまじりにおっしゃいましたが、私もそう思います。
人生って本当に予想がつかない展開が待っています。
シェフのように料理一筋を貫いた結果
ようやく40歳を過ぎたところで
「天職」と胸を張って言える方もいらっしゃれば
私のようにあれこれ寄り道をしながら
未だに到着地点が見えない人間もいる。
ただ、もっと前を歩いている写真家のMIYAさんが

「無駄なものなど何も無いんだから
今は目の前にあるチャンスを
徹底的に掴みとって逃さないこと」

とおっしゃったことを忠実に実践しているつもりです。
だからキャパオーバーになっちゃうんですけどね^^;


生涯一つのプロフェッショナルである人
いろんなプロフェッショナルを経験する人
問題意識を持たず苦悩を避けて生きていく人

この三つがあるとするなら、
一つ目はもう無理なので
二つ目の生き方を選ぼうと思います。
間違っても三つ目は選びません。


プロフェッショナル=その道でお金をいただく人
という定義が一般的ですが
私はもう少し深いものだと考えています。
問題意識を持って上を目指して生み出した結果に対し
消費者や雇用者が価値を見出して対価を払う、
その図式ができてやっとプロの仕事だと思うんですね。
「損した」「頼むんじゃなかった」は論外、
「不満も無いけれど満足もしていない」
「別にあの人でなくてもよかったよね」
という風に思われながらお金を頂戴するうちはまだまだ。


もちろん私も道半ばです。
当面はライターのプロを目指します。
いつかは何らかのかたちで食の世界へ…。


支離滅裂になっちゃいました。
こういう風に自分を鼓舞しないと
ヘナヘナと萎んでしまうこともあるので^^;
お陰様でスッキリしました。


さ、頑張って執筆しますね!

Bistrattoria Mie 開店

2012年05月14日 | つぶやき
昨日はBistrattoria Mieの営業日でした。
ビストロ?トラットリア?何それ?どこ?

私んちです^^


ここまでの書き込みでも少し紹介しましたが
久々に業務用キッチンツールを引っ張り出し
あれやこれやをコース仕立てで作りました。
気合いの入れがいあるメンバーだったので
手は一切抜いておりません。

よって、写真は一枚もなし^^;


メンバーの皆さんが撮ってくださっているので
そのうちその画像を拝借して詳細をアップしますね。



なぜBistrattoriaかというと…
繊細な舌を持つメンバーの一人から(あ、みんなかw)
フレンチの要素を取り入れながら
手打パスタを是非組み込んで欲しい
という、リクエストがあったから。
例によって正真正銘の「手打」しました。
うちにはパスタマシーンがありませんので。


またこちらも詳細は後日。




5人で飲み干したワイン、及びビール。


1品に1本ワインを用意しましたが
それでは足りなかったという。。。
しかもアペリティフにえべっさん、
ディジェスティブにえべっさん。
そうだ、パスティスも飲んでたぞ?
だはは。


食べ終わった後はカラオケでカロリー消費し
お陰で今朝は目覚めスッキリ!
あーーー楽しかった。



中途半端なご報告でスミマセン。
今日は「つぶやき」ということでご容赦を。


さ、仕事頑張ります!

竹田城より帰還

2012年02月17日 | つぶやき
兵庫県朝来市を出て明石市経由で豊橋に着き
その足で19:00~雑誌「そう」の編集会議に出席し
先ほど帰宅しました。
いつもだったら「ビール!ビール!」と
駆けつけ一杯ぐいぐいいくんですが
本日はそういう気が起こりません。



何故か・・・



牡蠣にご当選されました~♪



♪とか付けてる場合じゃない。
一昨日の昼ご飯として生の特大岩牡蠣を食べ
幸せだな~、と呟いたのち約40時間。
MIYAさんとmasakoちゃんと
兵庫県の朝来市にある竹田城をロケハンし
その後酒盛りして翌朝もさあ竹田城、
と眠った数時間後に激しい嘔吐感に見舞われました。
その後は空が明るくなるまでとあるお部屋で夜を明かし…



ベトナムのオイスターバーで生牡蠣を貪り
救急車で運ばれた次にひどかったです。
ええ、そうです。これで3回目ですが、何か?



もう食べない方がいいのかな~と思う反面、
ただ運が悪かっただけだもん、という
超ポジティブシンキングの私がいます。
とにかくそんな具合で
寝不足だし400キロ移動したし会議で頭使ったし
他人の胃袋みたいなんでw
この辺で眠りますね。


旅の詳しい話はまたあ・し・た^^

この仕事に感謝!

2012年01月31日 | つぶやき
最近、非常に忙しいです。
呟きたいことは多々ありますが
貧乏暇なしでなかなか。

一つ、とっても嬉しいことがあったので
ここに記しておきたいと思います。
雑誌「そう」の取材で伺った佃煮屋さん。
当初は断固たる取材拒否を受けたんです。
こちらの考えを何とかお伝えすることで
取材をお受けいただくところまでこぎ着けました。
当日…
思いは通づるもの、改めて知りました。
お互いを探り知ることから始まり
中盤から大盛り上がり!
渥美のアサリの素晴らしさ、
最近の食生活事情、
添加物への憂慮など
共通する考えで会話は弾む進む。


充実した取材を終え
私なりに心を込めて書き上げ
推敲を繰り返したところ
先方がその原稿にかなり満足してくださったのです。
創業90有余年、
創業以来はじめてという広告を
「そう」に出稿いただきました。
興奮気味に電話口でお話しになった
社長様の声が忘れられません。


私の場合、
執筆は覚醒と苦悩を伴います。
何故かというと常に感情移入してしまうから。
下手すると陳腐なエッセイになってしまうのを
「そう」の編集サイドが
客観的に校正して軌道修正してくれます。
クオリティの高い仕事をさせていただき
心から感謝しています。


あああ~幸せだ。
対人折衝能力
書くという行為
文章のセンス

私の行為に少しでも価値を見いだしていただき
対価を頂けるということは本当に幸せなことです。
才能などは全くありません。
未だに自信ないです。
でも、真摯な態度で真実を温かく伝えられる
そんなライターでいたいと思います。




万人万事に感謝。