おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

サボってませんよ、家ご飯。

2017年03月04日 | 和食
確定申告がようやく終わりました。
事前準備が面倒くさいのでE-taxではなく
確定申告入力&プリントアウトし
税務署に郵送しています。
今日郵送しても開封されるのは月曜以降ですし
郵便局と税務署は目と鼻の先ですが
とにかく今日中に手放したい思いが強く
先ほど豊橋の本局へ行って郵送手続き。
車を数キロ走らせ、百数十円支払って完結しました。
スッキリ^^あとは車検だわ…


ここ数ヶ月、
仕事をしない日が数えるほどしかありませんでした。
5本の指にも満たないかも。
ご覧の通りしっかり遊びにも出ているので
どこかにしわ寄せが来るんですよね^^;
だから土日は仕事する日、
という概念が定着しつつあります。
そんなメリハリのない日常に変化をつけるのが
我が家で作るご飯。
最近写真撮影をサボり気味ですが
ちゃんと作っていますので一部ご紹介します。




あん肝大根

フォアグラ大根を
本来の和食の姿に戻した感じ。
しっかり出汁を煮含めて焼き上げた大根に
酒と塩で下味をつけて粉をはたき
表面をこんがり焼き上げたあん肝をトッピング。
大根を煮た出汁を煮詰めて少し醤油を足し
葛でトロミをつけてかけています。
少々面倒くさいですが
手をかけた価値有る味わいですよ。



アオリイカのお造り

冬のアオリイカの名残です。
これは2日寝かせてあるかな?
ネットリとした食感と
濃縮された旨味と甘みがたまりません。





鯛飯

鯛のアラ2尾分を使って。
1尾分は出汁をとり
もう1尾分は具用に使っています。
どちらも塩と酒を振って焼き上げてから
出汁取り、および具にしています。
焼いて跳ね上がった鱗はちゃんととりましょうね。
でないとお口の中が大変なことになりますから^^;
味付けは白たまりと酒、塩で、調整程度。
呑めるご飯です。




鯛の子の山椒煮

投げ売りされている魚卵を見かけると
ついつい手が伸びてしまいます。
魚卵と山椒の組み合わせは鉄板。
熱燗が進んで仕方ありません。




春菊としめじの煮浸し菊花添え

昨今では年中ある春菊ですが
冬場が最高に美味しいですね。
独特の香りとほろ苦さが後を引きます。
子供の頃には理解できない味でした。




ごぼうと豚肉の炒め煮

ごぼうはお肉との相性抜群。
ただ炒めて醤油と味醂で味付けしただけですが
お酒にも白いご飯にも最高に合います。
翌日のお弁当でも大活躍。



ブリ大根

毎日のように見かけるブリのアラ。
当然天然物を選びます。
ブリの照り焼き以上に
天然と養殖の差がハッキリ出る料理。
養殖モノで作ると当日はまだしも
翌日は臭くて食べられません^^;
今年は何度作っているかしら?
そろそろ飽きてきました…



茶碗蒸し

子供の頃に大好きだった茶碗蒸し。
私が大層喜ぶので
祖母が何かにつけて作ってくれました。
それが仇になり、食べ飽きてしまったのです。
30年ぐらい封印していましたが、
最近記憶の時効を迎えたみたい。
この頃ちょくちょく作りますが
何しろ温度管理が難しいし面倒くさい。
低温調理をバシッと決める
スチコンが欲しいものです…




カニクリームコロッケ

普段は乳製品をほとんど口にしませんが
疲れると無性にベシャメル系が食べたくなります。
この日はグラタンよりもさらに上を行く
コッテリ感を欲したので久々に作りました。
カニを蒸すことから始め
ほじくったり殻から出汁とったり
ベシャメル作ったり冷やし固めたり
衣つけたりトマトソース作ったりと
完成までおよそ2時間。
超面倒くさいことこの上なし。
しばらく作りません。



美味しかったけど^^


面倒くさいだのぶつくさ言っておりますが
料理をしている時はそれ以外のことを全く考えないので
容易に気分転換が図れるのです。
複数の料理のパラレル時間軸を作り
仕上がるタイミングを揃えるための段取りも楽しみの一つ。
いろいろな趣味を持っては飽きてきましたが
料理だけは一度も飽きたことがありません。
きっと、これからも飽きないでしょう…


さて、もうひと仕事して
キッチンに立ちますか♪

土と火と人の妙

2017年03月02日 | 和食
大きなプロジェクトが終了しました。
その真っ只中にいる時は
「終わりが見えない」と嘆くも
いざ終わってしまうと
「もう終わってしまうなんて…」と
コロッと考え方が変わります。
普段は取材先選び、アポ取り、段取り、
撮影、執筆、校正など、
一人でやるお仕事が多いのですが
先日のプロジェクトでは
一つの目標に向かって知恵を出し合い
少しずつ形を作り上げていきました。
参画2年目とあって
前回の反省点を踏み台に
自分の力を出し切ったと思っています。
みなさんで何かを作るって
こんなに楽しいものなのか、と改めて知って
ちょっと寂しくなってしまいました…
ロス気味ですが半日でもサボると
確実にしわ寄せが発生するお仕事を抱えているので
貧乏暇ナシはまだまだ続きます。


さて、先日のこと。
ついに、ついに、
味岡伸太郎氏の器を手に入れてしまいました。
山野草料理の本を編むために
3年間かけて12ヶ月の料理を作ってきました。
それを盛り付けるのがそう編集長であり
陶芸家でもある味岡氏の器。
いつかは手に入れたいと思っていましたが
大皿を購入するには原稿を何本書けばいいんだ?
的な懐具合でしたため
いつも指を咥えて眺めていただけなんです。
それが、私にとって現実的な価格だったので
えいやっ!で購入しました^^



ぐい呑み



5つ揃え











それぞれ土が異なります
釉薬の具合でも表情が全く異なりますね。



うむうむ


ぐい呑みだと言っているのに
手にした時からどうしても料理が盛りたくて
早速それぞれに合わせて肴を作りました。



イカの墨和え



カマスと三つ葉のポン酢



木耳の胡桃和え



なまこ酢



青菜とお揚げの煮浸し



幸せ〜♪


いつか小料理屋を開いたら
この器で口取りを出したいわ。
割ったら許さんけど…


私が嬉々として
肴を盛っていると知った作家ご本人。
不本意に思われたのでしょう。
「あれで酒を飲まないなら
お猪口をくれてやる」と驚き発言。




いただいちゃいました^^;

なんとも贅沢なノベルティです。
手のひらにちんまり納まるサイズ感。
ありがたく愛用しておりますm(_ _)m


そしてそして今度は焼きの現場に潜入。










陶芸家お二人が火の前で
子供のようにはしゃいでいらっしゃいます(笑)
これは今月末に瀬戸陶磁器博物館で行われる
陶芸ワークショップの予行演習。
親子で抹茶茶碗を作り
お茶会で使用するという内容です。
私は当日、茶菓子の担当を仰せつかりました。
野の草花を使うことが必須条件。
何を作るかはお楽しみに♪
そのワークショップのサンプルとして
私も絵付け→焼成に参加した次第。
子供の落書き以下の絵?字?になりまして、
何とぞリベンジしたい…

ワークショップが終わったら
いただけるとのことなので
また気が向いたらお披露目しますね。


土と火と人が織りなす器の世界。
真っ赤に透き通って炉から出てくる姿は
誠に神秘的でございました。
火を使うことで
人類の文明が飛躍的に進化した歴史を
目の当たりにした気がします。
いずれは土に帰る運命の器。
せめて手元にある期間は積極的に使いたい。
コレクターではなく
ユーザーであり続けたいと思います。
それにしても絵付けやり直したい…(T_T)

出張の恵み、その他もろもろ。

2016年12月13日 | 和食
最近眠りが浅いのか
リアリティ溢れる悪夢を見ます。
昨日の夢は二本立て。
パリのシャルルドゴール空港に単身で到着し
市街地まで行くシャトルバスに乗ろうと思ったら
スーツケースをピックアップし忘れたことに気づき
急いで戻ったところ空港がすでに閉まっており
途方にくれるという内容が一本目。
二本目はニューヨークのスラム街に迷い込み
怖いお兄さんたちに取り囲まれ
「私の祖父はこの街のゴッドファーザーだった」と
ロクでもない嘘を肩を聳やかして言い張り
何とか逃げようとしている途中で目覚めました。
私、悩み事でもあるんでしょうか?
それとも海外旅行に行きたいのかな。
それはありうる。(笑)

さて、久々にお家ごはんをお伝えします。
ここのところ出張続きでしたので
旅先の幸に恵まれた夕餉が調いました。




愛媛の相原海産物店



看板商品のムロアジが目当てでしたが
残念ながら不漁で今年分は終了してしまったとか。
仕方がないのでホウタレイワシと鯖節を購入。
ホウタレイワシは片口鰯のことですが
「頬が垂れるほど美味い」ものを選っているみたいです。
まんまを隣家から借りるほど飯が進む「ままかり」とか
愛のある名付け方っていいですね^^



梶田商店さん

どうしても行きたかった愛媛の醤油蔵。
電車がかなり遅れたので
営業時間に間に合わないかもしれないと焦りました。
電話を入れて閉店時間を確認したところ
「一本電話を入れてくれたら夜でも開けますよ」と・・・
ありがたいお言葉に涙が出ます(T_T)
なんとか営業時間中に訪問できまして
思う存分お買い物できました♪



南部湯葉製造本舗


京都からこの地に移住して開業したそうです。
この地の地場産業かと思っていたら
「うちだけですよ」ですって^^;
ただ、伊予西条のHPには特産品として紹介されています。
石鎚山の伏流水がこんこんと湧く地なので
湯葉作りには適しているんでしょうね。
生湯葉と乾燥湯葉を購入しました。



ホウタレイワシTKG

卵の白身を先にご飯へ混ぜ混ぜし
そこへホウタレイワシの節をたっぷりon。
真ん中に黄身を落として
お醤油をかけていただきます。
この時はまだ巽醤油が届いてなかったので
ハウス醤油の丸中醤油をタラーリ。
もう、美味しいのなんのって。
最近の朝の定番です。




この食材を使いまして



治部煮

取材後に取り寄せた青森シャモロックのもも肉、
金沢の麩室屋さんで購入した生簾麩、
富山で購入したグルテン主体重曹無添加の車麩、
伊予西条の国産大豆100%で作った生湯葉
地元の原木シイタケと無農薬ほうれんそうです。
わさびは富山の南砺市で購入した天然山葵でした。
ちなみに出汁は伊良湖の天然真鯛のアラから取ったもの。
贅沢極まりない材料で悶絶のうまさです。
先日お友達にも披露しましたが
みんな喜んでくれて何よりでした^^



出汁ガラ

嘘です。これが伊良湖の天然真鯛。
初日も翌日も三日目も美味しかったです。



銀杏エビ豚しゅうまい

無性にしゅうまいが食べたくなって
好きなものを集めた感じです。
からし醤油で食べるのが好き。




茶碗蒸し

茶碗蒸しも無性に食べたくなる一品です。
この時はまだいくらがあったのでトッピング。
今年はいくらが絶不漁でしたね。
出始めからだんだん値下がりするのが通例ですが
今年は相場の推移が真逆でした。
こんなことなら出だしでダッシュすればよかった…



ホタテと香箱ガニの二重奏

どっちも食べたくて選べないので
一緒に盛り付けちゃったメニューです。
生でもいける新鮮ホタテは軽くソテー。
香箱ガニは蒸して身を取り出した後に
殻からアメリケーヌ風のソースを作りました。
それをに盛り合わせて出来上がり。
美味なことは言わずもがな^^



巣ごもり卵サラダ

特にヒネリはありませんが
長熟コンテがいい仕事をしてくれています。



シャンピニオンのヴルーテ

4種のきのこをしっかりシュエし
濃度のあるヴルーテに仕上げました。
手間がかかるのが難点ですが
大好きな一皿です。



吊るし短角牛サーロインのステーキ

自分で手に入れることができる牛肉の中では
今一番気に入っている岩手の吊るし短角牛。
少し強めに火入れするのが私のトレンドです。
上質な塩さえあればソースはいりません。
フラスカティさんでいただく炭火焼には
足元にも及びませんが
家ごはんレベルでこれなら大いに満足。



と、こんな日々を送っておりました。
一つ一つの食材を吟味することが
家のごはんを充実させる最良の方法だと思います。
醤油が高い、卵が高いと言っても
お腹が膨らんでも心は満たされないランチで
1000円使うと思えば安いものです。
一食たりとも無駄にしたくありませんからね。


以上です!

最近のごはん模様

2016年11月13日 | 和食
小さい頃から疑問を抱いていたんですが
皆さん、常に何か考えていますか?
もちろんお仕事をしている時は
お仕事のことを考えていらっしゃるでしょうし
ご飯を作っている時は
次は何の作業をしよう等、考えられるでしょう。
私が疑問に思っているのは
ルーティーンワークをしている時のこと。
例えば歯を磨いたり洗濯物を干したり
特に脳を働かせなくてもいい時間。
ちなみに私はそういう時でも
常に何かを考えている傾向にあります。
今日は性善説と性悪説について考えてました(笑)
せっかくなので告白しますが、
私はもっぱら性悪説派です。
悪とは社会が決めるもの。
集団生活の秩序を乱したり
他人に不快感を与えることが悪。
生まれたばかりの人間には
当然のことながら社会経験がないので
大人社会では許されないことをします。
気に入らなければおもちゃを投げたり
自分のおもちゃを取ろうとする他の赤ちゃんをど突いたり。
欲しいものを手に入れるために手段は選びません。
人の物を取っても罪の意識は生まれません。
小さな社会から大きな社会へとステップアップする段階で
教えられたり自らの失敗から体得し
ようやく善と悪の認識できると思うのです。
洗濯物を干しながら
そんなことを考えておりました。
面倒臭いから考えることをやめたいのですが
どうしてもやめられない性分です。
皆さんはいかがですか?


さて、突然ですが最近のご飯をご紹介。
お邪魔した佳店の記憶や
友人との楽しい食事会など
書きたい気持ちは山々ですが
心の準備が整っていないので
楽な方向に逃げます(笑)
日付はバラバラ。
例のごとく五月雨式に綴りますね。



海南鶏飯1


海南鶏飯2

夜遅くまで会議があった日や
取材が立て込んでいた時のお助けメニュー。
鶏をお湯に入れてしばらく火入れし
放っておけはしっとりゆで鶏ができています。
あとは冷めたスープでご飯を炊くだけ。
冷蔵庫にあるものを傍らに盛り付ければ
なんとなく豪華なワンプレートご飯になっちゃいます。
洗い物も少ないから楽チンですよ^^




味噌煮込みうどん

飲んだ翌日の特効薬。
本当に効くんです。
愛知県人のソウルフードでもありますね。
出汁はムロアジのみで取り
そこへ桝塚さんの国産丸大豆味噌を溶き入れるだけ。
欠かせない具は椎茸とお揚げと卵と葱。
お肉がなくても全然物足りなさはありません。
五臓六腑に沁みわたります。




八名丸の含め煮

新城の伝統野菜である八名丸里芋。
ねっとりとして甘みの強さが特長です。
シンプルな味付けが一番ですね。



アオリイカのお造り

私の大好物であるアオリイカ。
最近伊良湖岬直送便でよく見かけます。
立派なサイズが700円で手に入るのはうれしい限り。
初日のパキパキ感も好きですが、
1日寝かせて旨味が増した方が好みです。



ゲソは炙りで

アオリイカのゲソは炙りが一番。
旨い塩があれば何もいりません。



秋刀魚大根ご飯

先日新栄の吉いさんでいただいたご飯をイメージ。
今年は初秋から秋刀魚モードにならなかったのですが
これは今更ながらにスイッチが入った感じです。



骨取りが大変ですが



その労も報われる美味しさ

熱燗が進みすぎて困ります。
悶絶ものの美味しさですよ。
本家についてはまた別の機会にご紹介^^




さつま揚げ

鹿児島から送っていただきました。
こちら、本当に美味しいんです。
鹿児島というと醤油が気になるところですが
このさつま揚げに醤油は使われておらず
味付けは塩と本みりんと少しのお砂糖だけ。
お魚は当然地元の海の幸です。
残念ながら通販等はありません。
かなり小規模でやられている方から
縁あってランダムなタイミングでお送り頂いています。
お礼状を書かなくては…



舘ヶ森アーク牧場のヒレロースト

下味は恵安の塩のみ。
最後に香り高い黒胡椒をパラパラ。
なかなか美味しく仕上がりました。



コチのお造り

立派な鯒がお値打ちだったので
1尾丸魚で購入しました。
こちらも初日より二日目以降の方が美味。
上品な旨味がたまりませんね。



牛すじの煮込み

疲れると食べたくなる一品です。
食感を損なわないように圧力鍋不使用。
コトコト煮込んだほうが断然美味しいですよね。






治部煮

先日お仕事で金沢を訪れたので
麩室屋さんで生簾麩を購入しました。
治部煮を作らないわけにはいきません。
鴨肉と簾麩、椎茸、車麩、ほうれん草のみの
シンプルな組み合わせにしております。
お店で食べたり自分で作って食べてみても
間の抜けた味だなぁ…という感想しか持てなかったんですが
今回のは会心の出来でした。
決め手は出汁と醤油と塩使い。
出汁はとにかく濃い目に取ること。
醤油だけで味を決めようとせず
塩を効果的に使うこと。
このポイントを押さえれば美味しくできますよ。



もちろん本山葵を添えて

大きい鮫皮を里子に出しているので
背中を丸めて小さいのと格闘しています^^;




巣ごもりサラダ

沸騰後投入5分の半熟ゆで卵と
自家製の鰆燻製をトッピング。
最近ゆで卵にはまっていて
小腹が空いた時のおやつもゆで卵です。
変なお菓子を食べるより充足感あり。




モガニとガスエビと唐辛子エビのパスタ

三河自慢の雑甲殻類である
モガニとガスエビと唐辛子エビ。
小さなモガニの身をホジホジするのは
地味で過酷な作業につき
作業し始めた途端
買ったことを後悔しますが
この味が待っているから頑張れます^^
相性の良いトマトと合わせてシンプルなソースに。
三種の甲殻類の旨味と甘味が凝縮され
リーズナブルな材料費を忘れさせる味わいです。
お店で食べる際は
高額な人件費が加算される恐れがありますのでご注意を。



こんな日々を送っておりました。
さて、そろそろ仕事のことだけを考えねば…
でも「秘密」と「嘘」についても
深く掘り下げて考えたい自分がいる。
日々葛藤の連続です。

最近の家美味

2016年10月27日 | 和食
昨日はあるアーティストの動画を見て
心を揺さぶる歌があることを再認識。
胸を鷲掴みにするような歌詞と声…
声の力、言葉の力ってやっぱり凄いです。
居酒屋で「すみません!」と叫び気味に呼び止めても
100%スルーされる声を持つ私は
シンガーソングライターは無理ですが
ソングをシングしないライターとして
人の心を打つ何かを残したいと切に思います。
・・・期待しないで待っててください。


お出かけご飯のご紹介が続く今日この頃。
原点に立ち返って
最近作った&出会った家美味を
五月雨式にご紹介いたします。






味岡先生に頂いた中国茶

大学で第二外国語は中国語でしたが
自己紹介ぐらいしかできないレベル^^;
ただしこれは分かります。
樹齢300年の茶木から採取した茶葉だと…(笑)
茶葉が入っていた箱は
貴族が物見遊山に出かける時に携える
寄木細工のお弁当箱みたいに立派でした。
その中に恭しく収められていたこの茶葉と
ご丁寧に開封セット&茶匙まで付いています。
先生曰く「きっと高いぞ」だそうな。
確かにリーズナブルには見えませんね^^;
俺が持っていても腐らせるだけだからと
中国茶には滅法不案内な私めにくださいました。



封を開けると薔薇のような香り。

バラではなく薔薇と敢えて漢字表記したくなります。
漢字で書かれた説明書を参照して茶を淹れると



なんて芳醇な香りなの?

中国茶の概念がガラリと変わりました。
いえ、中国茶は以前から好きですが
いわゆる中国茶ではないのです。
一煎目のふくよかな香りが素晴らしい。
身に余る幸福感をありがとうございますm(__)m




黒胡麻麩の田楽

最近気にいいっている黒胡麻麩を
桝塚の特上味噌で田楽に。
フワッフワの生麩に
ビターな味噌で大人の味です。
器は最近購入した
荒川泰宏さん作の焼締の長皿です。
出し巻き卵を盛りたくて買ったお皿ですが
モノトーンにまとめたらいい感じ。
差し色に入れた大葉が邪魔に感じますね。




きのこパスタ

パスタが食べたいのに
体と味覚が和を求めます。
邪道ながらもきのこ醤油バター味。
落ち着く・・・・




平飼い鶉の有精卵

これは特別な鶉の卵です。
8個でなんと380円。
鶏卵よりも高いですね。
それもそのはず。
オーガニックの餌を食べて
快適な環境で平飼いされた
雄雌の愛の結晶たる卵だから。
しかも普通の鶉ではなく
絶滅寸前の貴重な品種。
筑波の研究所で飼育されていたらしいんですが
研究が終わって手放したのを
浜名湖畔の農家さんが引き取ったんですって。
これに目をつけたのが三ヶ日尾奈の入河屋さん。
入河屋さんの五代目が
そのエピソードと味に惚れ込み
お店の商品にも使いつつ
自らも半熟卵にして醤油づけし
晩酌のお供に召し上がっているそうです。
お邪魔した日から店頭で販売し始めたと聞いたら
買わないわけにはいきません。




黄身の味がもの凄く濃い。

卵がけご飯にしましたが
かなり美味しかったです!



恵安の塩

秦の始皇帝が王室ように作らせた塩が由来の
海洋深層水を使った完全天日塩。
釜炊きしていないので
ミネラル分がそっくりそのまま残っているそう。
塩談義で盛り上がっていたら
少し分けてくださいました。
確かに味蕾全体に味わいが作用し
非常に余韻が長いお塩です。
つけ塩もいいですが焼き魚が断然美味しくなる!
これは我が家のハウス塩にすること決定。



ここからは私の誕生日ディナー。
フレンチやイタリアンも考えたのですが
やっぱり和に傾倒してしまいます。



吹寄

ちょっとアンティパストミストっぽく。
泥障烏賊の下足炙り
煎り銀杏・百合根含め煮・ちいたけのバターソテー
縮緬雑魚のパルミジャーノ煎餅
平飼い鶉有精卵の醤油づけ

これ一皿で1時間飲めます。



本メバルの煮付け

伊良湖水揚げの本メバルで。
甘ったるさはゼロで仕上げてあります。
全く臭くなく、上品な白身が最高。




あいち鴨の塩ロースト

あいち鴨をロゼに仕上げて。
味付けは恵安の塩のみです。
不味くなりようがありません。




泥障烏賊と槍烏賊のお造り

大好きな烏賊コンビ。
泥障烏賊のねっとり感と旨味もいいですが
槍烏賊の食感と甘みもたまりません。
翌日、さらに美味しくなっていました。




海老芋の揚げ出し

大学時代アルバイトしていた
割烹で教えていただいた一品。
海老芋は塩揉みしてゆでこぼしを2〜3回し、
煮含めてから完全に冷まし
衣をつけて揚げるという、
悲鳴をあげたくなるほど面倒臭い料理ですが
手をかけただけ味が応えてくれます。
学生ごときに手ほどきしてくださった
花板さんに感謝感謝です。

誕生日ディナーは以上。



ポークロースト

舘ケ森アーク牧場の肩ロースで。
全体を焼き固め
120度のオーブンに入れたら
中心温度を66度まで上げて取り出し
アルミホイルに包んで休ませてあります。
いつもは岩塩でやりますが
今回は恵安の塩を使いました。
海塩だとどうだろ?と心配しましたが
何もつけなくてもかなり美味!




もち鰹

そこそこお値段は張りますが
この時期に出会ったら買わない手はありません。
半身を購入しましたが
やっぱりアニーはいますね^^;
鰹・秋刀魚・鯖・鰯・スルメ烏賊は
アニーがいて当たり前だと思っているので
別段驚くことはありません。
皮を剥いだらアニーじゃない虫もいました(汗)
あらゆる角度からの厳しい検査を受けて
合格したものだけがお皿に上がります。
おかげさまで今の所腹痛もアレルギーも出ていません。
肝心のお味ですが、
めちゃめちゃ美味い!!!!
臭みがなくモッチモチの食感で
用意した生姜は存在意義なし。
塩よりも丸中醤油がベストマッチしていました。
躊躇せずに手に入れて本当に良かった。
もち鰹は腹身よりも背身に醍醐味がありますね。



槍烏賊もずく酢

箸休めに。
もずくは無塩蔵の天然もの。
槍烏賊は伊良湖から昼水揚げ、
きゅうりはオーガニックです。
エンゲル係数ってなんだっけ?



近況報告はこれにて終了。
お仕事に戻りまーす。

それでもやっぱりお腹は空く

2016年10月25日 | 和食

上手くいかないことなどない
上手くいくようにしていないだけなのだ。


障壁があるものほど後回しにする性格と
一つのことしか入念にできない質が仇となり
いろいろな事項が渋滞気味です^^;


フリーになって一番良かったと思うのは
こういう事態に陥っても誰のせいにもしないこと。
だって、せいにする人がいないから(笑)。
すべての事象は自分が引き起こしたことであり
尻拭いは自分でするしかない。
後ろを見ても私の尻を見守る人など誰もいません。
キツイけど、ストレスとは違ったプレッシャーです。
こういう時は止まっていた分、進むのみ。
渋滞を解消すべく奔走中です。
しかし、どんな状況にあってもお腹が減る。
腹が減っては戦はできぬ、と古の人は言いますが
腹も減るけど戦もする、かな?私の場合。



ってことで昼餉完食

炭水化物は控えておりますw
鞍掛豆の松前漬が美味しすぎて
タッパーに手が伸びましたが我慢。

さて、ほんの少しの午前と
ぎゅうぎゅう詰めの午後を戦い抜きます。
腹が減った時の兵糧は
黒豆せんべい1枚のみ。
本日は以上です!

胸も腹も一杯になりにけり

2016年08月22日 | 和食
土曜日はあいちトリエンナーレの
芸術総監督である湊千尋さんと
我らが編集長であり
招待作家でもある味岡伸太郎氏の
ギャラリー対談を拝聴してきました。
ところはギャラリーサンセリテ。

さて、対談について・・・


うまく感想が述べられません。


とにかく胸と脳みそに
温かくて鋭い槍がグザグザと突き刺さり
ソフトに、いやハードに打ちのめされた感じです。
今までの人生何だったのかと愕然としつつ
ものすごく幸せな環境に身を置いていると歓喜。
表裏一体の矛盾をいくつも抱えて
ヘトヘトになって帰ってきました。
これからすべきこと考えるべきことが
脳内をグルグル渦巻き逆巻き
目の前の仕事が全く手につかず困ったものです。
大して努力もせずに
専門職をやらせていただいている私め、
今こそ脱皮する時かもしれません。
何を脱ぐかはこれから考えます・・・・

対談の内容は雑誌「そう」に掲載予定なので
私の想いを共感してみたいお方は
発行を心待ちにしてくださいませ。




ここのところ外食ネタ続きで
ブログの看板たる
タイトルの意味が日々薄れつつあるので
本題に少し戻してみたいと思います。
毎日3食飯炊き女を務めておりますが
カメラを変えてから撮影をサボり気味。
せっかく作ったお料理だから
iPhoneで単に記録するんじゃなくて
少しでも見目麗しく撮ってあげたい。
でもカメラが重くて面倒臭い。
最後の「面倒臭い」が何よりも勝り
iPhoneで工夫せずに撮っても美しい
プロの料理ばかりアップしていた次第です。
久々にSDを覗いてみたら
ちょこちょこ調理の軌跡が残っていたので
まとめてドンとアップしますね。
コメントは淡白かつ手短かに。。



水玉カプレーゼ

サンセリテの掘り出し市で購入した
オーバルのカットガラスボウル。
手にした時にこのメニューが
真っ先に思い浮かびました。
チェリーモッツァレッラと
色とりどりの湯むきミニトマトを
配色を考えて盛り付けまして
オイルと塩、バジルをあしらっただけ。
カラフルな見た目で気持ちもハッピーに。




万願寺唐辛子の肉詰め

このステンレスのオーバルプレートも
掘り出し市で購入しました。
エスニックな料理を載せてみたく
肉詰めの肉にはクミンをたっぷり。
レモンとチリソースでいただきましたが
イメージ通りの味わいになって何よりです。




パエージャ

なんとなく地中海つながりでこの料理に。
ムール貝とイカは伊良湖産。
贅沢にサフランも効かせてますよ。
これは呑める米料理です。




境港の本マグロと伊良湖の熟成真鯛

境港の水産センターで購入した本マグロ。
これは中トロです。
堺港水揚げの本マグロには
問題云々がついて回っておりますが
なかなか美味しかったですよ。
真鯛は4日ほど放置したもの。
勝手に熟成してくれてかなり旨し。




赤イカお造り

最近、イカにはまっています。
スルメイカはアニーが怖くて
生ではあまり食べませんが
赤イカは見たら即買い物かご。
下手したら週3ぐらい食べてます^^;
今が一番美味しいですよね〜




冷やし中華à la mode

冷やし中華に前菜からメインまで載せた感じ。
これ一皿でダラダラ飲めます(笑)




チキンナゲット

無性に食べたくなりまして。
疲れると揚げた鶏が食べたくなるようです。
まだまだ若い者には負けとれん。



赤イカの炙り

肴は炙ったイカでいい。
いや、炙ったイカがいい。
ううん、炙ったイカもいい。
どうでもいい?
失礼しました。



冬瓜のそぼろ煮

海老そぼろやツナそぼろなどありますが
冬瓜には鶏そぼろが一番合うと思う。
ひき肉から出汁が出るので
魚介系から引いた出汁は無くても十分美味しいです。
今年は冬瓜ばかり食べているわ。
やっぱり加齢現象か…




キスの天ぷら

伊良湖水揚げのキトキト本鱚。
天ぷらが最高ですねー。
捌くの面倒臭いですが。



牛すじの煮込み

たまに無性に食べたくなります。
蒟蒻がヒカヒカになるぐらい
よく煮込んだのが好みです。



鱧の天ぷら

開いた鱧がお安かったので。
背ビレ取りと骨切りは自分でしました。
ハモの質がイマイチでしたが
天ぷらにすればそれなりに美味。



六合きゅうり

群馬の山奥・六合地区の伝統野菜です。
上毛かるたにも取り上げられているみたいですね。
これは現在塩漬け真っ只中。
面倒臭がらなかったら
出来上がりをご報告します。いつか。


と、こんな日々を過ごしておりました。
ガス抜きにお付き合いいただきまして
心から御礼申し上げます。
しかし、ガスは全然抜けておりません^^;
そのうち辺りに爆風が吹き荒れるかも…
そうならないように
自問自答して冷静に脳内整頓。

何ができるか
何ができないのか
何がしたいのか
何がしたくないのか
何をやってきたのか
何をやってないのか

で、何をするべきか・・・


嗚呼、やっぱり眠れぬ夜は続く(~~;)

うちなー紀行2016/5日目

2016年07月21日 | 和食
うちなー紀行もいよいよラスト。
その前に…
4日目、ひめゆりの塔に行ったことを書き忘れました。
先の戦争で唯一の地上戦を経験した沖縄。
その記憶を記録として後世に伝えるモニュメント、
及び資料館です。言わずもがなですが。
韓国の鳥頭山統一展望台でも思いましたが
少なくとも有史上、
この星から戦争がなくなったことなど
一度たりともありません。
人対人、家族対家族、村対村、民族対民族、国家対国家・・・
どんな単位でも大小あれどいざこざは必ず起きます。
日本においても誰かがコントロールしている間、
例えば朝廷であったり、幕府であったりが
政をうまく行っていれば安定しますが
みんながみんな幸せになれるはずなどなく
不平不満分子がクーデターを起こし
壊しては作りの繰り返しをしてきました。
徳川の世が太平だったとはいえ
歴史にも残らないクーデターは
数え切れない程あったことでしょう。
だから、この70年間比較的平和だったことは
奇跡的なことかもしれません。
戦争は起こらないに越したことはありせんが
元来人類は争う性質を持っていることを
忘れてはいけないと思うんです。
この事実と向き合ってどうするか・・・
それを真摯に考えることが
平和を長続きさせる秘訣かもしれませんね。

以上。

じゃなくて、旅の続き^^;


那覇を出まして沖縄の聖地に向かいます。



ニライカナイ橋

この橋を作った人は凄い!
そして高所恐怖症の私は怖い!




斎場御嶽

まるでリースのような茂みの向こうには
琉球創造の神様が降り立ったと言われる
久高島が見えますね。
久高島には昨年訪れましたが(その時の模様
自治権が強いというか何というか
浮世離れした場所でした。



サングーイ

海外の方も結構いましたが
反応はまちまちでしたね。
つまらなそうにしていた方も多々。
偶像や立派な神殿を持たない琉球神道は
なかなか伝わりづらいかもしれません。


心の洗濯ができたところでおやつタイム。
奥武島の大城てんぷら店に行こうと思いましたが
あの店は11:00きっかりオープン。
この時点で10:30前だったので
待つ時間を惜しんでこちらへ行きました。




中本鮮魚店



作り置き・・・

注文してから揚げてくれる
大城てんぷら店に軍配が上がります。
ああ、脂っぽかった。


急いで那覇市内に戻りまして



首里そば

行列覚悟で向かったら
覚悟しておいて良かったです。
オープン直後でしたが満席で
2回転めでようやく入れました。



ジューシー


首里そば中


煮付け

豚肉・鰹・塩のみの出汁で仕上げた
どれも優しいお味。
心もお腹もほっこりします。
これで食べ納めかと思うと寂しい…



久方ぶりに首里城へ

大陸の方がたくさんいらっしゃいましたが
「その昔、琉球はウチらが治めてた」
とか言い出しそうな勢いで怖いです。
実際、日本よりあちらの方が近い存在でしたからね。



空港でオリオン飲み納め

さて、旅の記録もここまで。
後半はお天気にも恵まれて絶景を堪能できました。
今度訪れる時はやんばるの大自然を満喫してみたいです。

にふぇでーびたん、うちなー!


うちなー紀行2016 完

2016潮干狩りVol.2

2016年04月02日 | 和食
もう4月になっちゃいましたね…
巷では桜も満開らしいじゃないですか?
ここ数日、家篭り仕事が続きまして
外で何が起こっているのか浦島太郎。
あまりにも動かさない身体を鞭打つために
ジムへ行って晩酌して終了…
的な日々を過ごしておりましたので
ジムと家の間にある
早咲きの桜の経過しか知りません。
あーー、春が終わっちゃう。
春嫌いだからいいけど。
あ、春の味覚は大好きだから
1日でも長くでヨロシク。


取り止めなさすぎる話は以上。


先週、潮干狩り第二弾に臨みました。



今回はDounaga仲間8人で参戦。
※一人は待ちきれずヒガり始め、一人はカメラマンw
5人の大人と3人のキッズですが
キッズもDounagaという徹底ぶり。
潮干狩りにDounagaは必須アイテムです。
成長著しいお子様たちのDounagaは
次世代へと受け継がれていくこと願います。
Dounaga布教中。


前回から2週間経って
若干は太り始めてますが
まだまだですね。
小中山育ちの浅利の実力は
こんなもんじゃありません。
次の新月干潮を狙うしかなさそうです。
しかし、小中山初体験の友人家族が
ウホウホ喜んでくれたので
ご紹介した私の心境もウホウホ♪
また来年も行こうね~


さて、3日間楽しんだ料理をご紹介します。


浅利と分葱のぬた

浅利と言ったらぬた、
ぐらい私の大好きな料理。




若竹煮

木の芽がないのが残念



浅利ご飯



美味しいなん♪




鶏モモ唐揚げ

潮干狩りをするとがっつり系の
若者メニューが食べたくなります。


二日目



カッポンマーグロ



サルサヴェルデをかけて


イタリアはリグーリア地方の郷土料理。
いろいろな魚介類と温野菜を合わせ
サルサヴェルデでをかけていただきます。
今回は伊良湖直送の魴鮄と平貝に
白アスパラ、グリーンピース
カーヴォロネッロ、徳之島の新ジャガをコラボ。
まあ、美味しいのなんの!




クラムチャウダー

とれたて浅利のチャウダーは
たまらない旨さです。


三日目



浅利ご飯



ごぼうと合わせて

この日は濃い味系に仕上げました。
ごぼうと浅利、会いますよね~
飲めるご飯です。




蓮根饅頭 浅利餡



饅頭にも浅利を加えて

浅利餡は浅利の出汁に
白たまりと少量の味醂で味付けし
本葛でトロミをつけてから
余っていた卵白をサッっと綴じ
浅利の身を加えて温めてあります。
とても美味しかったですが
浅利の塩分がしっかり効いていたので
柚子胡椒はいらんかった。


と、幸せな浅利三昧を楽しみました。
なんども言いますが
浅利はこの時期しかいただきません。
1年分食べ収めるために
何とか来週も行きたいものです。
そのためにもお仕事頑張って進めよう。


海の幸に感謝!



伊良湖の幸三昧

2016年03月23日 | 和食
タイトルのお話に行く前に
少しだけ「伝える」ことについて。
先日、ジムで着替えながら
顔の見えない二人の会話を耳にした時のこと。
自慢話の掛け合いに目眩がしました。
なんでしょう、自慢話って…
偉業を成し遂げた人が
自分の体験談を滔々と語っても
自慢話と欠片も感じませんよね?
見ず知らずの方で背景も何もかも存じ上げませんが
「The 自慢話」に聞こえてしまう。
先入観を持ちようがないのに何故でしょう?
声色?語調?ちょっとした語尾の使い方?
私はインタビューすることが生業であり
弾まない会話に弾みをつけようと思う時
自分の体験談や趣味のことを話したりします。
テクニックだと思っているのは自分だけで
相手の方から
「自慢話ばかりして嫌味なヤツだ」
と思われたていたら…
考えるだけでゾッとします。
伝えるって難しいですね。
自慢話だけでなく
他人に対する誹謗中傷と捉えられるような
言動にも注意しようと思っています。
基本的に嫌いな人はいませんから、誤解なく。
苦手な人はいますけど^^;


さて、回り道しましたがタイトルのお話。
先日の宣言通り今季初の潮干狩りに行きました。



潮干狩り日和!



例年同時期に比べて小粒&重量軽め

やはり生育不良みたいですね。




パカ



今回一番大きい子

ギッシリ身の詰まったものもありますが
中にはキュンと1/3程度に縮まるものもあり。
次の干潮が今シーズンのピークかな。



あさりご飯

潮干狩りした時しか作りません。
思う存分入れられる贅沢。



味付けは昆布出汁、ヤマヒサ薄口、
塩、酒のみです。
これ以上入れると野暮ったくなります。
もちろんアサリの蒸し汁ベースです。




あさりと分葱のぬた

あさりのぬたには豆味噌が合うと思う。
青柳は白ベースでもいいけど。



鎌倉で買った京菜のお浸し

この京菜、めちゃくちゃ力強くて美味!
ヘアウィッグのようなワサワサ感に心奪われ
遠路はるばる持ち帰りましたが
持ち帰って正解です^^




クラムチャウダー

合わせたベーコンは自家製ですが
クラムチャウダーにするには
ヒッコリーのスモークがきつかった。
旬のあさりでなければ絶対負けるわ。
旬のあさりだから良かったものの…



別の日



平貝と墨烏賊のサラダ

アツミさんの伊良湖直送便で購入しました。
両方とも素材の旨みを引き出すために
サッと炙って氷水にあててクールダウン。

平貝もやはり去年より小ぶり。
とはいえ、シャキシャキ感と甘さは
貝界のプリンスの名(勝手に命名)に
恥じない素晴らしさです。
そして墨烏賊の美味しさといったら。
ゲソの魅力にノックアウトされました。




吊るし熟成短角牛のビステッカ

もも肉部分ですが物足りなさゼロ。
市販されている熟成肉を食べて
初めて美味しいと感じました!
これは是非リピートした赤べこさん。




チーズブール風

中はAOCのカマンベール。
ナチュラルチーズは滝のように流れてく…
N子先生レシピを拝借して作りました。
焼きたて冷めたては
腕のない私が作っても美味しいわ。


また別の日



伊良湖のサヨリ

こちらはサンヨネさんで。
ラスト5尾のところ4尾所望しましたら
おまけで1尾くださいました。
1尾だけ残っても困ったんでしょうね^^;
青魚と白身両方の特性を持ち合わせたサヨリを
3種の切り方で楽しんで。
細身ながらパワフルな味わいに舌鼓をポン。



蓮根ご飯



なんとなく食べたくなりまして。
シャキ&ホクの食感がたまりませんよ。



パクチーたっぷり油淋鶏

三河赤鶏がお値打ちでして。
老梅酢がいい仕事してくれます^^



田从 純米

先日、Y酒店さんにセレクトしていただいた
ある日本酒がどーにこーにも飲めなくて
魚中心の老人食に合う一本をお願いしますと
無茶振りのオーダーをして届いたのがこちら(笑)
常温で飲むと舌に残る砂糖菓子のような甘さが
やや気になりますが
温度高めのお燗にしたところ
心地よい渋みや酸などが現れて
複雑な印象に甘さの影が薄れました
やや甘いという感覚は残りましたが
まだ1度しか頂いていないので
私の体調や合わせる食事で印象は変わるかも。
変化を楽しみながらいただきたいと思います^^


と、こんな日々を過ごしておりました。
今週末もヒガってきます!