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おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

JOH'S KITCHENで上海蟹

2018年01月27日 | お出かけ
ただいま愛知県図書館のOA機器優先席で
カタカタとお仕事をしております。
開館と同時に入館してはや5時間半!
おしり痛いんですけど(涙)
この椅子、長居させないように
わざとシートを硬くしているんでしょうか。
望まない部位に余計なお肉がついている私ですが
女性を象徴する部位のお肉は貧弱です(自虐)。
座布団欲しい…


流石に5時間半もお仕事をしておりますと
グッツグツに煮詰まります。
ブログの投稿をもって
ブレイクタイムとさせてください。

ボジョレーヌーヴォーが解禁した直後
JOH'S KITCHENさんで上海蟹を堪能しました。
前年も楽しませていただき2年連続。
お席を確保してくれた友人のTさんに感謝です^^



陽澄湖の上海蟹

江蘇省蘇州の陽澄湖産。
生きてます。蟹泡吹いてます。
JOH'S KITCHENさんでは
生きた上海蟹しか提供しません。
だからこの状態で生かしておくのです。
生きてる証拠を見せていただいたので
蒸し上がるまでひと時のお別れ。



その間に飲みます

微発泡のヌーヴォー。
スタートにふさわしいすっきり感。



上海蟹メスの紹興酒漬け

いわゆる酔っ払い蟹。酔蟹。
透明な身の味わい深いこと!
卵も美味しいんです。
ひとしきり食べたら
甲羅へ上澄み紹興酒を注ぎ
グリグリやってみてください、とマダム。
グリグリして甲羅酒。
うわーっ!美味しすぎる!
追いかけるように口へ紹興酒を流し込み
幸せの余韻を噛み締めたのでした。



おかえり!



上海蟹オスを一人一尾

16分蒸し上げているそうです
15分でないところが几帳面なシェフらしい(笑)
マダムに捌き方を教えていただきます。
去年も教えてもらったはずなのに
綺麗さっぱり忘れてました^^;
家で食べることはないだろうから
また教えてもらえばいいという
甘えが生じているのでしょう(笑)



白子

なに?このねっとり感。
そして濃密な旨味。
他の素材に例えることのできない美味しさ。
言葉が見つかりません、ごめんなさい。
あとは想像してください。




松茸と朝鮮人参の薬膳スープ

体が芯から温まります。
晩秋なのに汗ばむほど。
香りも素晴らしいですよ。



ルーシーマルゴーへシフト



ニューカレドニア産の天使の海老



殻ごとバリバリいただきます。
スパイスが効いて食欲増進。
ついでにワインも進んでしまいます。



熊野灘のハタ魚醤蒸し



今回は尻尾の方をいただきました。

ハタ系の清蒸、最高に美味!
シェフがソースの作り方を教えてくれました。
なんて欲のない方。
その代わり、絶対作ってレポしなさいと宿題つき(笑)
ちゃんと作りましたよ♪
マダム経由で伝わったかしら?



塊肉登場


どれもこれもスペシャリテですが
叉焼はJOH'S KITCHENを代表するスペシャリテ。
肉汁が下へ下へと滴り落ちます。
その様子を眺める私の口はだらしなく開き
今にも涎が垂れてしまいそう。



美味しいのひと言



ワインも進みますよね




宝石箱登場



いくらの紹興酒漬けご飯!

数多の小さな命をいただく
罪深い私どもをお許しください。合掌。
プチッと弾けるたびに
紹興酒と魚卵の芳香が口内に広がります。
最後に振りかけた青山椒がいい仕事してますね。
こんな素敵ないくら丼なら
軽く2合は食べられそうだわ。
来年は私も真似してみよう。




紹興酒のアイス


ふう、美味しかった。
今シーズンも堪能できて幸せでした。
また来年もお邪魔できるよう
頑張って働かねば…
その前に鯉する火鍋も堪能したいなぁ。
今年はやるのかな?やらないのかな?
実施されるのなら是非とも参加したいです。
誰か誘ってください♪



さて、仕事に戻ります。


誕生祭の後夜祭はオー・クリーウール・ドゥ・ヴァンさんで…

2018年01月23日 | お出かけ
もう1月も終わろうとしているのに
とっくの昔に過ぎ去った
自分の誕生祭話ばかりで恐縮です^^;
今回で〆ますからラストお付き合いください。


さてさて、誕生日の数日後
オー・クリウール・ドゥ・ヴァンさんへ伺いました。
こちらのお店は私の癒しスポットです。
なおかつパワースポットでもあります。
オーナーの土井さんとシェフ、
パティシエさんの作り出す空気感と味わいの数々が
荒みまくってササクレだった私の心を
優しく撫でて均すように整えてくれます。
何だろう、あの包み込むような優しさは。
私には微塵もない要素です^^;



グジェール

オークリウールさんの定番アミューズ。
チーズの塩気が胃袋を刺激し
戦闘モードにスイッチが入ります。



ブルゴーニュの白

この日は白に合う料理が前半続くので
土井さんサジェストからこれをチョイス。
土井さんのセンス、好きだなぁ。




アンディーブとボンレスハムのグラタン

パリのビストロ定番メニュー。
小さい頃は苦い野菜全般が
まさに苦手でしたが
今では欲する要素になりました。
ボンレスハムの塩気&肉の旨味と
ベシャメルソースが苦味をうまく纏めます。
パリジャンやパリジェンヌを魅了する味わい。
今ならよーくわかります。




スズキのグリエとムール貝のナージュ

脂が乗ってきた舞阪水揚げのスズキをふんわりグリエに。
モンサンミッシェルのムール貝を
ナージュ仕立てにしたソースでいただきます。
三河周辺で揚がるムール貝よりも小粒ですが、
断然塩分とミネラル感が濃いです。
強烈な満ち引きを繰り返す
海のパワーを感じますね。
きっと海藻もいっぱい食んでいるのでしょう。



マグレ鴨のロースト
はちみつとコリアンダーのソース

鴨ロースの火入れが絶妙。
適度なヘモグロビン感も素晴らしい。
付け合わせも全て美味でした。



これにはグラスで赤を

白はとっくに飲み終えました(笑)



ヌガーグラッセ

メニューにないときは
思わず泣きそうになるデセール。
これを一口いただくと
甘いものに目がなかった頃の私に戻ります^^
あゝ、幸せ。



でも合わせるのはコニャック

琥珀色の液体を口に含み
鼻腔に芳香を満たすときの幸せ感と言ったら・・・
お酒強くてよかったと思える瞬間。



皿の上にあるものは
全て存在意義を持っている、
オークリウールさんのお料理は
そう思わせるお料理です。
奇を衒わず華美な装飾もしない
私にとっては有り難い限り。
マシュマロをイメージさせる
土井さんのソフトボイスに耳を傾け
シェフとパティシエが
心を込めて作り上げたお料理をいただく。
誠に幸せにな気持ちで
誕生祭を締めくくらせていただきました。
いつもごちそうさまです!


さて、これにて誕生祭の記録は終了です。
お祝いしてくださった全ての方に心から感謝!
●●歳のテーマは

「人を幸せにな気分にさせる」

と決めました。
人生終わっちゃう人みたいですね^^;
いやいや、まだやり足りないことだらけ。
みんなの笑顔を一つでも多く引き出せるよう
道化にでもサザエさんにでもなりますよ。
こんな私ですが
これからもよろしくお願いします。
もう4ヶ月も過ぎてるけど。

〜 完 〜

Wine&cafe 夏目で合同バースデーパーティ

2018年01月19日 | お出かけ
最近、バカ笑いが多いことに気づきました。
バカ笑いの定義?
そんなものはよくわかりません。
現象としては下記の通りです。

・ただただおかしくて大口が開き大声が出る。
・体が「く」の字に折れ曲がるほどお腹が痛い。
・涙が出てくる。
・バカ笑い後は全速力で1kmほど走ったような脱力感。

この年でこんなにバカ笑いできるとは思ってませんでした。
もちろん1人で笑っているわけではないので
バカ笑いを共有してくれる友人たちに感謝です。
昨日のバカ笑いの余韻がまだ残っていて
今も思い出しバカ笑いしながら打ってます(笑)


さて、遡ること2017年のお誕生日当日。
仲良くさせていただいている「かぁやん商店」の
とぉやん、つまり、かぁやんの旦那さんから
1通のメッセージが届きました。

「 実はかぁやんの誕生日、mieさんと一緒の日なんです。
Wine&cafe夏目さんでバースデーパーティを催すから
内緒で登場してくれませんか?」

とのサプライズご提案。
家族水入らずの場に
私なんぞが乱入してもいいのかと躊躇しましたが
とぉやんはやる気満々。
謹んで乱入させていただくことにしました(笑)


当日は秋の嵐が到来し
まっすぐ立ってられないほどの
暴風が吹きすさんでいました。
向かい風に立ち向かってなんとか到着すると
すでに一家が着席しているのが
ウィンドウ越しに見えました。
そーっとお店の扉を開き


「お誕生日おめでとうございます!」

とサプライザーmie登場。
かぁやんは私を見ても
状況を飲み込めていない様子。
種明かししたら大喜びしてくれました^^

3人で予約しているのに
テーブルセットが4つあることを
訝しく思っていたかぁやん。
とぉやんの元カノでも来るのかしら・・・
なーんて、色々考えていたみたいですよ。
いえいえ、私でございます。
あなたと同じ日に生まれたmieです(笑)

こんな幕開けでお食事がスタート。



デュカとオイル

夏目さんの定番ですね。
スパイスとナッツの芳香が食欲をそそります。
しばしこれにバゲットをつけていただき、
泡を楽しみながら歓談。



鯛の昆布締めとお野菜

当日さばいたとは思えない旨味。
お野菜もそれぞれの持ち味を生かし
輪郭のはっきりした味わいになっていました。
これだけで泡1本飲めそうです。
実際、すごいスピードで飲んでました。
私ばっかり^^;



ざるえびのビスクと白子・ウニ

ビスクの甲殻類凝縮感が半端ない!
ビスクというより、ソースですね。この濃密さは。
白子とウニを絡めていただくと
口福という名のハーモニーが奏でられます。




鴨のロースト

ロゼというよりボルドー色。
レアレアに見えますが血はしっかり落ち着いています。
さすが百戦錬磨、熟練の料理人。
異なる部位を食べることができるのも
こうした外食ならではですね。



タルトタタン

酸味があるので食後感爽やか。
レストランのデセールは
お料理を食べ終えた味覚やお腹に
しっかり配慮してくださるから有難いわ。

知識と経験によって培われた理論で
丁寧にお作りくださった夏目さんのお料理、
しっかりと堪能させていただきました。
ごちそうさまでございます!

実はとぉやんから
誕生日の2人に
素敵な花束のプレゼントがあったんです!
感動でうるうるしてしまいました。
男性から花束をいただいたのなんて
何年振りでしょうか?思い出せません(笑)
そしてお二人とお食事をするのは
これが2回目ですが
膝を突き合わせての会食はこれが初めて。
調理の合間に夏目さんも加わってくださって
食や旅や人生など
色々な話ができて本当に楽しかったです。
時の経つのの早かったこと!
今思い出しても笑顔がほころびます^^

粋な演出満載のとぉやん、素敵です!
そんなとぉやんと手と手を取り合って
思い描いた人生を
しっかり歩んでいるかぁやんも素敵!
理想の夫婦だなぁ。
2人の間に生を受けたY君は
無垢で屈託なく本当にかわいらしい。
会の最後は興奮のピークを超えたのか
かぁやんの胸の中で寝ちゃってました♪
家族の貴重なひとときに加えていただいたこと
とても嬉しく思います。
これからも末長く友達としておつきあいさせてくださいね♪

心の底から感謝!



誕生日イブは里弄さんへ

2018年01月14日 | お出かけ
何一つとして予定通りにいかない
と、さっきまで項垂れて嘆いておりましたが
待てよ?予定通りに、思い通りに
何でもかんでも事が進んだら
人生なーんにも楽しくないではないか・・・
って考え直したら
想定外のスケジュールを
クリアしていく行程が楽しくなりました。
なんてったってポジティブ〜♪
発想の切り替えができないと
フリーランスなんて勤まりません。
切り替えができない人は不向きです。
やめておきましょう。


さて、またまた誕生日のお話です。
名古屋の友人たちから
「里弄会を開いてくれ!」と
再三催促をされまくっていたにも関わらず
鉛のように重い腰はビクともせず早1年以上。
しかしそろそろ実行しないと
私の人間性を問われそうな趨勢になってきたので
鉛をドクドクとデトックスして
晴れて腰軽女になりました(笑)
せっかくなので豊橋を堪能してもらえる内容にし
誕生日前日に決行することに。




まずは政次郎へ

ああ、麗しの秀麗塩そば・・・
カムバック・トゥー・ーミー。
みんなの希望でお昼ご飯は移転前の政次郎さん。
開店と同時に訪店して
お店を仲間内でジャックするつもりでしたが
ここで名古屋組が開店時間を間違えるという
ウッカリハプニング発生w
三河組は11時の開店と同時にいただきまして
ココニコで合流することになりました。





子供たちを遊ばせる目的で訪れた
こども未来館ココニコ。
なのに大人の方がエキサイトしているw
地図パズルで燃えたり
カプラを常識はずれに積み上げたり
もうやりたい放題w
閉館時間ギリギリまで楽しみました。
いっぱい笑ったわ^^


しっかりお腹をすかせたところで
メイン会場である里弄さんへ向かいます。



特別メニューをご用意いただきました



当然ガージェリーで乾杯♪



中華風鮮魚のお刺身サラダ

この日は舞阪水揚げの鮃でした。
シェフは寿司屋でも修行されており
鮮魚の扱いはお手の物です。



陽澄湖上海蟹のスープ

秋の中華料理といえば上海蟹。
中でも陽澄湖産は世界中から引っ張りだこ。
貴重なカニをマダムがホジホジしてくれたおかげで
こんなに美味しいスープがいただけました。
カニの風味を前面に引き出した味わいです。
甲殻類だめなメンバー用の
フカヒレスープも美味しそうだったな〜。



宮城帆立貝柱、北海道白子、まこもだけの
サクサク揚げスパイシーソルト

サックサクの衣に包まれた
ホタテ、白子、まこもだけ。
それぞれ異なる食感と味わいが
衣の中に閉じ込められまして
歯を入れると熱いジュースとともに
口内へ飛び出してきます。美味〜!
そういえば今年はまだ牡蠣のサクサク揚げを食べてないわ。
食べにいかないとシーズン終わっちゃう。



伊良湖キジハタ発酵唐辛子煮

とにかく発酵唐辛子ソースが絶品!
一滴たりとも残すまいと
スプーンでお皿を拭き掃除するかの如く平らげました。
キリッとした辛味とシャープな酸味がたまりません。



ここでバースデーサプライズ

私の記憶があるうちに祝ってくれるという
私のことを知り尽くした友人たちの
温かい心遣いに感謝。
そしてデザートではなく
チキンにキャンドルを挿す心憎さ♪
この数年間で色々見抜かれている(笑)
みんな、ありがとう!



ってことで三河赤鶏モモ肉パリパリ揚げ

クリスピーな皮にお肉部分が抱かれ
ジューシーな肉汁がしっかり蓄えられております。
ワインが進みますよ〜



土佐あかうしの台湾醤油煮込み

濃い口の台湾醤油でやや甘めに仕上げてあります。
赤身のお肉がホロホロ過ぎず硬過ぎず、の
バランスの良い食感に煮込まれていました。



北海道のいくら載せ青菜チャーハン

パラッパラでエアリーなチャーハンに
今年も高騰したイクラをたっぷり。
とても軽やかな食後感でございました。


コースは以上ですが食べ足りない我々は
黒板とにらめっこして追加オーダーしまくります。



車海老の発酵唐辛子炒め

発酵唐辛子ソースが忘れられず
ついついオーダーしてしまいました。



うーん、発酵唐辛子の実力、おそるべし

以前シェフにスターターをいただきましたが
私は腐らせてしまいました^^;
腐りにくいものを腐らせる選手権があったら
優勝する自信あり!




麻婆豆腐

シャープさが自慢の里弄謹製麻婆。
麻婆豆腐はお店の特徴が出るから面白い。




カニとレタスのチャーハン


上海蟹のあんかけチャーハン

チャーハン2種追加♪
こういうオーダーは大勢だからできること。
もう思い残すことはない(笑)



杏仁豆腐



持ち込ませていただいたワイン(有料)

豊橋くんだりまで来てくれた
友人たちに心から感謝申し上げます。
そして私なんぞの誕生日まで祝ってくれて
嬉しくって涙出てくる(;_;)
みんな、本当にありがとう!大好き!


ワガママし放題な私達を
温かい目で見守ってくださった
シェフとマダムにも感謝申し上げます!
センスと確かな技術を駆使した上
心まで込めていただいたお料理、
とても美味しゅうございました。
ごちそうさまでございましたm(_ _)m


素晴らしい誕生日イブが過ごせました。
嗚呼、私は幸せモノ♪
幸せの貰いっぱなしはダメですね。
ちゃんとフィードバックいたします^^




誕生日はフラスカティに決まっとる。

2018年01月10日 | お出かけ
淑女会・神無月の章から始まった
マイ・バースデー・ウィーク?マンス?
自他にお祝いしてもった日々が続く中
ここでは自らを自ら祝った日のことを記します。
舞台となるのは
もちろんフラスカティさんです。
この日もシェフとマダムが
暖かい笑顔で迎えてくれました^^


西浦漁港直送のアンティパスト・ミスト・マーレ

シェフが西浦の朝市まで足を伸ばし
トロ箱単位で仕入れてきた
小さな海の生き物たち。
処理が大変なので大きなお料理やさんは嫌がります。
シェフがコツコツ下ごしらえしてくれた
珠玉の海の幸が一皿に会す贅沢なメニュー。
イワシやえび、イカ、ムール貝などが
いい塩梅でいいオイルを纏い
口福感を届けてくれました。



トリッパの煮込み

絶妙は食感とギリギリまで抜いた臓物のかほり。
ギリギリってところがミソです。
抜き過ぎたらただただ味気ない
ムニョムニョしたものですもんね。



天然鮎とサマートリュフのタリアテッレ

晩夏の名残の2品を贅沢に使ったタリアテッレ。
トリュフの香りと鮎の肝の苦味が合間って
口の中が大変なことになりました。
目をつぶって咀嚼すると
ひぐらしの鳴き声と合奏する川のせせらぎと
蒸れた土の香りが感じられるわ。
妄想力だけは豊かです(笑)。



カショエペペ

ペコリーノチーズと黒胡椒、クリームのスパゲティです。
全てにおいてシンプルだからこそ
バランスと使う材料が問われます。
もちろんベスト・バランスでした。



短角牛の炭火焼

肉のジュースとも呼ぶべき肉汁が
口内で洪水のように溢れ出ます。
そしてそのアミノ酸度の高いこと!
旨味ってこういうことだ、って
思い知らせてくれる味わいなんですよ。



栗のカタラーナ

秋のカタラーナは栗ですね♪
国産の栗を贅沢に使っています。
セミフレッドの食感がたまらない。
栗のコクも素晴らしい。
これならボール一杯食べられるわ。



栗のジェラート

こちらも栗で。
この味わいは蒸留酒を呼びます。



ってことでグラッパ♪


スプマンテをグラスで1杯
白ワインをグラスで1杯
赤ワインをボトル1本
最後にグラッパで締めましたところ
シェフから

「うちのお店のお客様で
3本の指に入る大食漢で大酒飲み」

とお褒めの言葉をいただきました。
実際にはもう少しやわらかい言葉遣いです(笑)


心と体にパワーを与えてくれる
フラスカティさんのお料理。
来年もきっとお世話になることでしょう。
その前に姉の誕生日会でお邪魔するかな?
いつもご馳走様でございます!

竹屋町 三多

2017年12月30日 | お出かけ
締め切りに追われて追われて
気づいてみれば明日は大晦日…
今年もドキドキハラハラ駆け足の一年でした。
仕事が減ってきた…このままではダメだ、
増やそう!と行動を起こすと
一気にお仕事のご依頼をいただく。
その繰り返しでございます。
フリーランスの宿命なんでしょうね。
これも自分の意思で選んだ道。
来年も私なりに最高のパフォーマンスでお応えできるよう
骨身を削って尽力したいと存じます。

骨身を削ったら補充しないといけませんね。
どうせなら美味しく幸せな味わいで。
かなり過ぎし日の出来事になりますが
京都にて今年一番の贅沢をさせていただきました。



竹屋町 三多

この日から遡ること1年前。
名古屋の名店「吉い」さんで会食中に
敏腕弁護士のS氏から
三多さんへのお誘いを受けました。
二つ返事で「行きます!」とお返事したものの
あれよあれよと記憶は薄れ
カレンダーに「京都で会食」とあるのを
サラっと目を通すだけの日々を過ごしておりました。
その予定日が近づいてきたある日
S氏より詳細情報を頂いたのです。
「そうか!そうだった!」とハッとする私。
もちろん他の予定は入れてませんし
プラチナシートを断る理由は一切ありません。
次いつお邪魔できるかもわからない
三多さん行きが現実のものとなり
期待に胸を膨らませたのでした。


町家が軒を連ねる竹屋町。
雨で屋根瓦が艶っぽく輝きを帯び
一層趣を感じるのも京の街ならでは。
暖簾をくぐると細長いアプローチ
抜けて中を覗き込むと
無駄なものが一切ない空間が広がっていました。
そう、お花や絵など、無いんです。
「清廉」という言葉が似合います。
お席はカウンター6席のみ。
この日はS氏の呼びかけで集まった
我々だけの貸切でございます。
まずはビールで乾杯致しまして
珠玉のお料理をいただきましょう。


すっぽんの煮こごりとキャビア「ベルーガ」

すっぽんの濃厚なスープはなんと無塩。
汽水や淡水で生きるすっぽんは
下手すると生臭くて食べられないので
生姜やら香味野菜で臭み消しをしたりします。
ところがこの煮こごりは臭みなど一切なし。
凝縮された旨味の宝庫です。
最高級のベルーガで塩分を補うという心憎さ。
この一品でノックアウトされました。




信州の松茸と小豆島のバチコと銀杏

歯を入れると豊かな松茸の香りが
鼻孔を突き抜けて行きます。
塩分はバチコ任せな感じですね。
青柚子の効かせ方にもセンスを感じました。





明石の穴子と上賀茂の千両茄子

スモーキーな香りを纏った焼きなすと
豊満なボディの穴子が口の中で渾然一体となり
なんとも言えない余韻を残します。
穴子の脂が美味しいこと!
最後に清涼感を残して行く
木の芽の使い方もツボでした。



明石の鯛と淡路島は由良の雲丹

今年の夏は青森と北海道に行く機会に恵まれながらも
タッチの差で雲丹にフラれました。
ここでリベンジ・・・
どころかお釣りが来るほど美味しかったです。
下に寿司飯が敷いてあって
その酸味が旨味を引き立てているんですよ。
熟成した鯛も美味極まりない。
目を閉じて自分の世界に入り込んでいたら
みなさんとっくに食べ終わってました(笑)







高知のケンケン鰹のタタキ

藁焼きと炭火焼、スモーク
三者のいいとこ取りをした焼き方です。
スモーク臭が強すぎず
火入れしすぎないけど香ばしい。
血生臭さが無いから特厚切り。
本当に美味しいのですよ、これが。



薬味

これだけで一品料理と言えそうです。
大根おろし、茗荷、生姜、
玉ねぎ、酢橘をたっぷり。
辛子だけで頂いたり
薬味をこんもり盛ったり
変化を楽しめました。






丹波の松茸と韓国の鱧

まず香りでノックアウト。
見てお分かりになるように
鱧から溢れ出る脂がお出汁に溶け込みます。
松茸からもアミノ酸が放出され、
蓋をしてからも調理が続いていたような仕上がり。
沁み滋味美味しゅうございました。





鰆の腹側炙り

脂がノリノリの鰆の腹側。
こちらは塩のみでいただきました。
強烈な旨味とまろやかな脂が口内をジャックします。



鰆の背側

こちらはよく運動した背筋の方。
あっさりとして腹側とはまた
異なる魅力を感じさせてくれます。
薬味や香味醤油でいただきました。
鰆の美味しさを改めて認識。



無花果と柿と梨の白和え

ヨーグルトかと思いきや、お豆腐の裏ごし。
確か数十回裏ごししたとおっしゃっていました。
それ以上やっても状態が変わらないので、
その回数に留めたのだとか。
探究心と手間暇惜しまない姿勢に脱帽です。



鮑と小芋と菊のお出汁

旧暦なら今時分が重陽の節句。
菊と小芋に季節感を感じます。
丁寧に火入れした鮑は歯ごたえも良く、
旨味もきちんと残っており、美味。



信州産の松茸ご飯

土鍋を開けた途端、
官能的な香りがカウンター席の我々を包み込みました。
もちろん香りだけじゃないですよ。
味も絶品、歯ごたえも抜群です。



お焦げ部分をお代わり!

なんなら三杯目を所望したかったわ。。。



ブドウのブドウゼリーがけ

濃縮したブドウゼリーで
ブドウを和えてあります。
お口の中、さっぱり。


こちらのお料理を「和食」と大きく括るのは、
何だか違和感を感じます。
大将のお料理を分析すればするほど、
そもそも和食ってなんだ?
という根本的な疑問にぶち当たりました。
出汁と醤油と日本酒などを使う料理を和食とするなら
初っ端の煮こごりはセオリーには当てはまりません。
うーん、奥が深い。
とにかく海の幸の活かし方に、
心底驚きと感動を覚えました。
美味しさを追求するために手間暇を厭わない、
大将の姿勢にも感銘。
「2020年まで予約が埋まっています」
と女将さんが遠慮がちにおっしゃっていましたが、
その事実にも深く頷けます。
美味しいものをいただくと、
心が広く豊かになりますね。
本当に本当にご馳走様でございましたm(_ _)m


お誘いいただいたSさん、
貴重なお席をお譲りいただき
心から感謝しております!
ありがとうございました^^
ご一緒いただいた皆様にも感謝!


今年の投稿はおそらくこれがラスト。
来年も貪欲に美食を追い求めて行きたいと思います。
私の人生のテーマである
「食べて飲んで旅をして」を全うするためにも。


今年も駄文をお読みくださりまして
誠にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
みなさま、良いお年を〜♪

母の三回忌は食べ供養

2017年11月15日 | お出かけ
9月3日は母の命日。
命日、という言葉を使うこと自体
まだまだしっくりこないです。
しかし時は無情にも刻み続け
とうとう2年が経ってしまいました。
姉からの電話で母の急逝を知り
スマホを握りしめながら
「嘘でしょ?嘘でしょ?」と言いながら
子供のように地団駄踏んだあの瞬間。
不思議な話ですが
そんな自分を俯瞰で見ている自分がいました。
極度のストレスを受けると
妙に冷静になる私がいるみたいです。
そこから荼毘に伏すまでは
狐につままれたような時間でした。

ちょうど命日が三回忌。
伯父や叔母家族、姉家族が一堂に会し
お寺さんでお経をあげていただきました。
そのあとは私セレクトの席でお食事会。
とんでもない食いしん坊の母でしたし
母の兄たちや妹も同じく食いしん坊。
適当なお店では許されません。
以前取材でお世話になった
「三幸寿司」にお願いしました。



お造り



渡り蟹





焼き大蛤と畳鰯


茶碗蒸し


桜エビ・鱚・稚鮎の天ぷら


握り寿し


わらび餅

三河湾の幸を中心に
極力天然物を提供したいという三幸寿司さん。
この日は他にも法事が入っていたようですが
出していただくタイミングも抜群で
皆美味しいと喜んでくれたようで何よりです^^
ごちそうさまでした。
うちの母も根っからの天然でして(笑)
そんな母の思い出話に花を咲かせ大笑い。
底抜けに明るいT家に生まれてよかったと
運命に感謝した次第です。



一番上の姉家族はこの日豊橋に宿泊。
真ん中の姉も蒲郡だから帰れるのに
同じく豊橋で宿泊。
その理由は、時間を気にせず飲みたいから(笑)


ってことで



かんぱーい♪

夜の部はFUCAさんでアラカルト。
ワインのセレクトをお任せすると
ソムリエさんが嬉々として対応してくれます。
私がたくさん飲むことはご存知なので
まるで水を得た魚のよう(笑)




田舎風パテ



ヤリイカのフリット



タコのマリネ


秋刀魚のコンフィ



2本目行きますよ

これ美味しかったなぁ。



ハタのグリル



牛ほほ肉のワイン煮込み



段戸牛のタリアータ



リゾット



オレッキエッテのジェノベーゼ

すみません、説明もなく^^;
引き続き母の話で盛り上がり
写真を撮るのが精一杯でした。
幼い頃から逃亡癖があった私の話や
(パンツ一丁で家から飛び出す癖があったそうです^^;
それが今の放浪癖につながっているのかしら…)
私が意識不明状態になったら
眉毛がつながらないように剃ってね(笑)
なんて馬鹿な話をしながら夜は更けました。


思えば母の旅立ちを見届けるまでの数日間
号泣の合間にも笑いがあった私たち三姉妹。
一人では押し潰されそうな悲しみも
三人いたので乗り越えられました。
朗らかな姉たちの妹として産んでくれた母に
改めて感謝しております。
目指せ!銀さんの娘さんたち♪



翌朝は早朝から北海道出張

かなり酔っ払いましたが
なんとか起きることができました^^;
2年前もこの時期北海道出張だったな…
最後に母の声を聞いたのが北の大地の空の下。
「センスのいいお花屋さんを教えて」
という内容の電話でした。
母の家に残っていたその時のメモ。
私のお財布の中に入れてあります。

さて、
50歳で初めて会社員になった母に負けないよう
私もお仕事頑張らねば!

イタリアン・レストラン DA OLMO

2017年11月09日 | お出かけ
昨日、お顔のファンデーションがなくなったので
化粧品メーカーのカウンターへ立ち寄りました。
ついでにお肌診断をしてくれるというのでお願いすると
肌のキメが整い、ハリもあるとの診断結果。
ちゃんとお手入れされているんですね、と問われ
ちゃんとしたお手入れってなんだろう…と自問自答。
実は最近、熱燗の余りを顔にパシャパシャ叩きつけ
皮膚科でもらった保湿クリームに
日本蜜蜂の蜂蜜を混ぜて塗っているだけなんです。
それでこの診断結果。
高級な化粧品は必要ないと悟ってしまいました(笑)
若い頃は化粧品に大枚をはたきまくりまして
ブツブツが出たと言っては
ジプシーのようにあらゆるメーカーを彷徨い
30代前半には酷い肌状態だったんです。
そんな折、たまたま取材で訪れた皮膚科の先生が
「それ化粧品かぶれじゃないかな」と
私の顔をまじまじと見つめて言うではありませんか。
見るに見かねたのか
保存料に頼らない使い切りのドクターズコスメを薦めてくれました。
それまで使っていた化粧品から切り替えたところ
嘘のようにお肌の状態が回復。
長年、肌が弱い弱いと思っておりましたが
弱いというよりは不必要なものに反応する
正常なお肌だったんですね。
それからと言うものどんどん引き算美容になり
今では先ほど述べたようなものしか塗ってません。
お金がかからなくていいわ♪

思えば風邪もひかないし
アレルギーもないし(アニサキス以外)
目も歯も胃腸も丈夫。肝臓は知りません。
その点ではお金のかからない人生です。
しかし…お金が一向にたまらないのはなぜ?
それどころか湯水のように流れ出ていく。
答えは簡単。
飲み食いに費やす予算が半端ないから!



ということで本題に移ります(笑)


まだ暑いさなかの上・京・物・語。
飲みたくないお酒は飲みたくないと言う
当たり前すぎる理由でお店選びをし
虎ノ門のダ・オルモさんへ伺いました。

まずはビールで喉を潤しまして
メニューにじっくり目を通します。
サービスの女性が非常に感じよく
「色々召し上がりたいなら
ポーションの調整をいたしますよ」
とありがたいお言葉をかけてくれました。
しかし、調整しなくてもレギュラーで大丈夫です(笑)



アンティパストミスト
上から時計回りにポルチーニのアランチーニ
エビとしらすのオムレツ
熟成したメイチダイ
藁燻製の鴨
生ハムを入れたそば粉の何とかかんとか(イタリアの郷土料理です)

どれもいい塩梅でワインを呼ぶ味わい。
鴨は火入れも香りも絶品でした。



白ワインをグラスで



熟成但馬牛のボロネーゼスパゲティ

どこか懐かしい味わいです。
イタリア人にとってマンマの味わいなのかな?



赤はボトルでね♪

ここからは赤を呼ぶメニューが続きます。


カネーデルリ プレサーティ

硬くなったパンを再利用した料理です。
パルミジャーノで塩分と旨味をプラスし
押し焼きした感じ。
日本で言うならば焼きおにぎりかな?
イタリアのパンはフォカッチャ以外
そのままだと非常に味気ないですが
マンマの知恵が注入さればご馳走に早変わり。
パンに塩をほとんど加えないのも
こうした汎用性を狙ってのことなのかも。
勝手に納得。



短角牛レバーのフリット

これはワイン泥棒ですよ♪
ヘモグロビンを感じるも臭みは無し。
凝縮されたレバーの旨味とモワッと感が
サクサクの衣に閉じ込められまして
歯で開封すると口いっぱいに広がります。



マンガリッツァ豚のロースト

ハンガリーの国宝に指定されている
マンガリッツァ豚。
モフモフ?と言うか
ボサボサな毛並みで知られていますね。
美しい赤身部分を
タンパク質変性温度ギリギリラインで焼成。
…したに違いない。
旨味の権化がお皿に横たわっているような状態です。
噛み締めるとほとばしるアミノ酸。
そして歯切れの良さが素晴らしい。
いいものいただきました。合掌。


赤を一本飲み干して
そろそろ締めに入りたいところで
見上げればそこにはレヴィ。



この棚の横に私を座らせるのは危険ですよ(笑)

レヴィをじーっと見つめていると
ソムリエさんの目がキラリと光りました。




レヴィの本

「どうぞご覧ください」とニコニコ顔。
ソムリエさんも大のレヴィファンらしいです^^
本だけ眺めて帰るわけにはいかないので



ハーブ入り

何のハーブだったか忘れましたが
清涼感があって食後には最適な余韻です。
ソムリエさんのレヴィ愛に耳を傾けながら
いい気分で夜は更けたのでした。


東京は何かにつけて競争が激しいから
生き残りをかけて皆必死。
飲食業界は最たるものでしょう。
だからこうした佳店が生まれるんですね。
お料理とワインのセレクトはもちろんのこと
付かず離れずの接客がとにかく心地よい。
いいお店でした。ご馳走様です!
またきっとお邪魔します。



イタリアン・レストラン ダ・オルモ





神島・伊良湖物語(岩牡蠣食べちゃう)

2017年10月12日 | お出かけ
季刊誌「そう」の関係で
神島の海女さんを取材いたしました。
詳しいことは本で書いておりますので
そちらを参照していただきたいのですが
結論から言うと
海女さんが「獲ったどーっ!」と
誇らしげにアワビを掲げる
決定的な瞬間には立ち会えませんでした…
台風5号のバカヤローーー!
取り乱して失礼いたしました。
遥か南の海上で停滞していた台風5号の影響で
日本三大潮流に数えられる伊良湖水道が
タライを激しく振るったようにうねりまして
8月に入っての海女漁は殆ど中止になっておりました。
しかし、潜れるリミットはお盆前まで。
海女の記事を書くのに海女漁が見れないなんて
どうすりゃいいのさ、とやさぐれていた時
島の関係者から朗報が。
特例措置として8月11日に解禁すると言うのです。
本来ならば8月10日までですが
お盆に帰省する子や孫に
アワビの一つでも持たせてやろうとのお計らい。
それは行くしかないと
カメラマンと朝6時の連絡船で神島へ。



海女漁決行ならこの旗が上がるはず

待てど暮らせど島内放送が流れず
近くを歩いていたご婦人に尋ねると
朝6時半の発表で中止が決定したとか。
確かに連絡船は結構揺れた。
気のせいだ、大丈夫、
これくらいならきっと潜る、と自分に言い聞かせ
島に降り立つも中止とは。。。。



連絡船は伊良湖へ帰港

私たちを嘲笑うかのように
頭上でトンビがくるりと輪を描きました(事実)。
次の連絡船は11時出発。
ここから4時間どうしようと途方に暮れる。
島の関係者に連絡を取るも
みなさんお盆の準備で忙しく
話を聞かせてくれそうな人がなかなか見つからないと。
カメラマンさんと港でぼーっと遠い目をしていたら
海女OGだと言う方が声をかけてくれたんです。
昔話やら海女漁のことなどお話ししてくださり
なんとか記事が書けそうな気がしてきました。



海女小屋

本来ならここで
サザエの一つでもご馳走に…
なーんて甘い考えは
木っ端微塵に打ち破られました。



連絡船が神島に到着

船長さんが非常に気の毒がってくれ
知り合いにヤラセを頼もうか?
など気を遣っていただきましたけど
「そう」の趣旨には相反します。
感謝の意を述べた上で丁重にお断りし
見聞きした事実をそのまま書くことにしました。
編集長も賛同してくださって心底ホッ。
そんなハラハラドキドキのスッタモンダが
文章から伝わってくると思います。
12月初旬発行なのでお楽しみに!


神島にはふらりと立ち寄れる食堂がありません。
前日までに要予約で食べさせてくれるお店が1軒のみ。
ちょうど帰りの連絡船が一緒だった男性2人組は
そのことを知らずに渡航してしまったので
前日の昼から口にしたのはおにぎりのみ。
気の毒に思った島の人が恵んでくださったんですって^^;
当たり前ですけどコンビニもないので
神島に行かれる際はご注意を。
そんなこんなで空腹なまま伊良湖へ戻り
向かった先は「みなみ」さん。
目的は…そう。岩牡蠣です。


SUICAを置いてみました



6年モノぐらいかな?

この牡蠣を獲る漁師さんを取材したことがありますが
漁ができる日はやはり大潮で視界が良く
波が少ない日に限定されるそうです。
岩礁帯で潜るのは命懸けですもんね。




重くて千切れそう

口いっぱいに海のミルクが広がり
磯の香りが鼻から抜けて至福のひととき。
一年に一度は食べたい牡蠣です。
嗚呼、美味しかった。



お刺身定食

器をまっすぐに整える気力もなし(笑)



鯛・鰆・カンパチ

伊良湖直送なので鮮度は抜群です。
ご馳走様でした。


人間の思う通りに自然は動きません。
海の恩恵を受けて生活する島の人々は
そのことをよーく理解していらっしゃるようで
潜れないからと悔しがる素ぶりは一切ありませんでした。
海が荒れたら潜らない、ただそれだけのこと。
命を守るための掟なのです。
大変勉強になりました。感謝。


神島・伊良湖物語(岩牡蠣食べちゃう) 〜完〜

神田雲林と雲林坊で、辛いもの欲求を満たす。

2017年10月11日 | お出かけ
さすがの私も秋支度…と思ったら
ここ数日の夏日はなんなのでしょう?
タンクトップとタオルケットを
まだまだ仕舞えそうにありません^^;
暑かったり疲れたりすると
無性に辛いものを摂取したくなりませんか?
私はなります。
この日もヘトヘト・ヨレヨレに疲れた夜でした。
そこで、四川料理の名店
神田雲林で辛いもの欲求を満たすことに決めたのです。



前菜盛り合わせ

当日予約のアラカルト希望だったので
料理提供に時間がかかると聞き
事前に前菜盛り合わせをオーダー。
ひとつ一つ大変丁寧な仕事が施してあります。
金華豚の焼豚と口水鶏が非常に美味しかったわ。




トマトの卵炒め

辛くないですけど何となく。
卵の火入れが絶妙でした。



自家製干し豚と青菜の炒め

大変シンプルですが
滋味溢れる味わいでした。



牛肉と板春雨の四川激辛煮込み・山椒と唐辛子の熱オイルかけ

板春雨と激辛と聞いてはスルーできません。
それほど辛くなかったですが
春雨欲求と辛いもの欲求は満たされました。



四川産山椒の効いた激辛麻婆豆腐

もちろん白ご飯をつけまして。
頭のてっぺんを突き抜ける山椒の清涼感。
そして舌を這う唐辛子の辛味。
これを求めておりました。
淀んだ瞳もシャキッと輝きを取り戻します。
ああ、気持ちぃ〜!
鼻の頭に汗をかきかき頂きまして
長距離運転の疲労感も吹き飛びました。


そして翌日・・・



雲林坊で汁あり担々麺

辛さ痺れ共に「増し」でオーダー。
前回は有料の「激増し」にし
涙腺と鼻腔が決壊して洪水になりました。
ここは学習して控えめに。
体のあちこちから汗が吹き出し
食べ終えた時の爽快感がたまりません。


麻辣は疲労の特効薬です。
あくまでも個人の感想なのでご承知おきを。


神田雲林・雲林坊