cheeze_art's blog

The life as the diehard

アクセルペダルの故障

2010-11-07 18:32:19 |  Käfer&Bonneville&Vespa&S660&Monkey
我が愛車Käferのミッションとエンジン双方のオイル漏れにより、
自宅車庫や彼方此方の駐車場に心苦しいシミを残してきました。
その気不味さとオイル補充頻度を減らす為、修理工場へ依頼し、
ミッション側、エンジン側各々のオイルシールを取り替えました。

それらの修理が完了して、私の手元に戻ってきたのも束の間、
今日はアクセルペダル付け根の接合部分がポロリ取れました。
然し日曜と言うこともあり、掛かり付けの修理工場など休業です。
何とか今日中に直しておかないと、早速仕事にも差し支えます。

色々思案した挙げ句、遠縁の鉄工所2代目に連絡を取りました。
彼曰く午後3時以降なら、何とか見てみることが出来るとの返事。
取り敢えず運転席床面清掃を行い、アクセルペダルを取り外し、
鉄工所まで12㎞をペダルなしで走行可能か、確かめてみました。

1966年式右ハンドルKäferの場合、クラッチとブレーキペダルの
シャフト中央を貫通して、アクセル用鉄芯がくの字に出ています。
今日は他に方法も思い付かず、くの字先端を靴底で掻く動作で、
慎重且つ微妙なアクセルワークをしつつ、鉄工所へ出掛けました。

鉄工所に着くと、まず最初に燃料タンクを取り外さず溶接可能か、
点付けする部材の肉厚や錆の具合、外れた理由を考察しました。
そして運転席シートを取り除き、車体床側の鉄板の錆を削り落とし、
アクセルペダルヒンジの再成型を行い、スポット付け削孔をした。

そしていよいよ車体床面とアクセルペダルヒンジを一度仮付けし、
アクセルペダル仮設置後、異常や不具合がないか確認を行った。
そして状態良しを判断した後、固定2箇所の本付け溶接を行った。
その後、溶接箇所の冷却を待って、ペダルの部材を組み付けた。



修理が終わり、帰路で感じた愛車Käferのアクセルワークでは、
踏込み時の剛性感が格段に高まり、吹上がりもスムーズでした。



ゆっくり休んでいた日曜日に、私からの電話で突然呼び出され、
色々思案をしてくれ、より良い仕事をしてくれた2代目に感謝です。


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