ゴールデン・ウィーク初日も昨日に続き雨の一日となりました。
雨の止み間を縫って散歩に出たものの、その後も雨は降り続き
結局晴れ間が覗いたのは、午後も大分廻ってからのことでした。
今日は昭和の日。昭和天皇の誕生日4月29日を御祈念して制定、
趣旨として、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を
顧み、国の将来に思いをいたす」とした平成19年施行の祝日法。
私達昭和に生まれた世代にとって、その思いはいろいろあれど、
不満不平を言う暇もなく、先人諸先輩の体現的教えを心の糧に
兎に角、前向きに脇目も振らず懸命に生き抜いた一時代でした。
そして平成、令和へと時代は移り、私達を取り巻く環境や理念
が大きく様変わりして、今は次世代への交代時期に差し掛かり、
継承してほしいこと、伝えなくてはならないこと多々あれど...
人として一家を成し生き抜いていく中で、守るべきことは守り、
攻めるべきところは立ち位置を見極めた上で機を逃さず攻める。
日本という国があって、そこに私達の生きる糧と暮らしがある。
一家を守るということは、即ち国の安泰があってこそ成ること。
境や垣根を作ることは、理想と反することかもしれないけれど、
それは生きていく為に外敵から身を守る一つの細胞膜にも似る。
敗戦から立ち直らんが為、マイナスからスタートも意に介せず、
泥臭くても懸命に生き抜いてきた昭和という時代に敬意を表し、
昭和の日という今日があり、ある意味感慨深く物思う日でした。