モノを買っては棄てるといった、消費の時代はもう止めにしたいものです。
3年前のある日、私はある思いからこの42年前の車を購入しました。
質実剛健、装備も必要最小限のこの車に、私は何故か惹かれまた。
1966年式のこの車は、全長4076mm、車重757kg、
排気量1285cc、40hp、9.5kg-mです。
購入時の走行距離は、推定21.5万キロでした。
私のミスにより、軽度のエンジンオーバーホールをしたものの、
整備完了後は、余計な出費もなく、調子よく働いてくれています。
現在レギュラーガソリンの燃料消費率は7.8~13.5km/L。
通勤における毎日の市街地走行ばかりだと、燃費は悪くなりが、
高速道走行を含めた場合は、13km/L以上の好数値となります。
この車には準純正クーラーが付いていますが、
蓄熱材が使われておらず、熱し易く冷め易い鉄素材効果により、
梅雨の除湿以外は、真夏でも窓を開ければエアコン要らずです。
因みに前持ち主も、10年以上使用しなかったとのことです。
2008式の一般的な軽四輪自動車は、全長3395mm、車重870kg、
排気量658cc、52hp、6.2kg-mと燃料消費率19.0km/Lです。
勿論、快適装備が充実して、年間通して全自動空調となっています。
企業利益を追求する価値観優先の車作りは、償却期間を短く設定し、
結果作られた車の消費耐久期限は、5~10年位になるかと思います。
当然償却後は、車の価値は下落、消費者は更なる購買意欲を促され、
生産から廃棄、再生までの短期循環が、繰り返されることとなります。
このことはエネルギー消費による温室効果ガス排出の元凶となります。
しかしこれら問題は、決して生産企業だけの責任にする訳にはいかず、
私達社会全体が考えるべき、早急に解決すべき課題であると思います。
かくゆう私も、この車を通勤等に利用して、ガソリン燃料の他、
オイル、タイヤ、消耗品の交換等による化石燃料を消費しています。
将来的には、この車を充電式電気モーター駆動にとも考えています。
The number of yesterday is 94.