春の嵐

朝からドンヨリした雲に覆われ、薄暗く気温の上がらない一日となりました。

そして夕方近く、さだちの如き雨が降り始め、帰宅時一時上がったものの、
日没過ぎ辺りから、南寄りの低き風の音が野を分けるように吹き始めました。



今夜から明日に掛けて、春の嵐と呼ばれる台風並みの暴風が吹き荒れるよう。

福寿草開花

今日は遠くに望む景色が、随分とぼやけて見えていました。

春霞たなびきにけり久方の月の桂も花や咲くらむ(紀貫之)

天上に咲くという桂の花に思いを馳せども、現実はと言うと、
杉花粉に大陸より黄砂やPM2.5．．．、危うき世相になりました。

仕事を終えて帰宅すると、庭の福寿草が七つほど花を咲かせ、
黄色き春先の花々に、今日一日の疲れを和らげて貰えました。

朝太郎(３代目)

朝５時頃になると、結構辺りを憚らず朝を告げてくれる裏庭の地鶏達。

トマや蛇の相次ぐ襲来に１０羽程いたその数を徐々に減らして、
只今のところ雄２羽・雌１羽が残っている有様です。



土佐地鶏や長尾鶏に詳しい農水省勤務のご近所さんから分けて頂き
もう十数年生き続けている地鶏達．．．雌はもう卵を産まなくなり、
雄はと言うと、老いてきて地鶏と言うより長尾鶏如くなってきました。



きっと交配した折、一緒にいた長尾鶏のＤＮＡが受け継がれたのでしょう。

今朝も５時過ぎ、ムサシと散歩中に闇の彼方から朝告げ声が聞こえました。
初代から数えて凡そ３代目かと、裏庭の朝太郎は老いても尚意気軒昂です。

十市の琴平さま

お日柄に恵まれた昨日午後は、ベスパ・ラリーの修理後の調子を諮るため
空港辺りから十市の琴平さまのお山まで、約１０㎞ほど走らせてきました。




前日に作業したガソリンタンク下のコック取り替えが上手くいったようで、
残量２Ｌ辺りでの燃料切れ後、予備への切り替えも動作の確認出来ました。

その後、浜街道沿いを西へ走り、琴平神社が鎮座いたしますお山へ登坂し、
鳥居横の駐車スペースにて降り、拝殿があるところまで参道を進みました。





拝殿にてお参りした後、宮司の奥さまと暫しの間お話しさせて頂いてから、
御札を頂き、お礼を述べて、また元の来た道を降りて、帰路に就きました。




余談ですが、琴平神社の狛犬阿形のお顔を拝見して惹かれてしまいました。

梅の香

休日の朝、番犬ムサシとの散歩はいつもの倍以上の距離を移動します。

勤務日はバタバタと出掛けるので、精々２０分位で終えますが、
その辺の事情はムサシも理解していて、その分休日はタフな散歩となります。



出発前、門前で少しウオーミングアップの後、一人と一匹はやおら駆けだし、
向こうの田圃の曲がり角まで、私の足腰には堪える過激な強牽引ダッシュ。

それから平日のコースを辿りますが、然しムサシは家路には向かわず、
お気に入りの土と草の匂いのする畦道を選んで私を導き、遠回りします。



氏神さまのある住吉神社の参道横に伸びる桜と梅の覆う一本道を過ぎた頃、
やっと戻りの意志の疎通が出来、田起こしが済んだ畦道を家路に就きます。





住吉神社境内横に延びる道に梅が綻び、微かな香りを辺りに漂わせていました。

午後はベスパ

仕事をするのが勿体ないほどの春の陽気に誘われて、
今日は午後から有休を取り、自宅車庫でベスパ弄り。



今回は昨年譲り受けてきた当初より機能しなかった
ガソリンタンク下にあるコックのリザーブについて、
予め求めてあったフェールコックに取り替えました。

作業はシート、コックレバーラバー、キャブ側ホース、
そしてガソリンタンクの順に取り外していきました。

午後の日射しは本当に暖かく、上着２枚を脱ぎ去り、
外したガソリンタンク内の燃料を全て別へ移し替え、
特殊工具にてタンク下のフェールコック螺子を緩め、
新たなコックに取り替えるまでは順調に捗りました。



フェールコック取り付け、残り作業は元に戻すこと。
然し全く逆の手順であっても狭きボディスペースに
ガソリンタンクを収めつつ、配線や燃料ホースなど、
すんなり収まってくれず、汗だくで悪戦苦闘でした。

それでも何とか夕刻までには、無事に作業を終えて、
通りがかった近所の方とも語らう余裕も出来ました。

その後、エンジン始動して不具合無きことを確かめ、
惚け防止＆趣味の愉しみを終えることが出来ました。

夕刻のふれ合い

夕方、帰宅すると先ず最初は番犬ムサシがじゃれついてくれます。
今日の仕事疲れもつい癒され、暫し裏庭で時を共有してみました。



仕事に出掛ける日は、朝の散歩はショートコース．．．、
そして休日になれば、５０分ほどのロングコース。

そこら辺はムサシも心得ているようで、平日は直ぐに帰路に就きます。
そして休日ともなると俄然やる気が出て、私をぐいぐい先導して、
気付けばズーッと遠回りして、一人と一匹、息を上げて帰宅します。

明日も朝５時を廻ると、ムサシからの散歩の催促コールが待っています。

共に生き、共に歩く、そういう日常が今一番の健康の糧となっています。

春先の食材

裏庭の彼方此方に蕗の薹が顔を覗かせ始めました。

週末にはそれを摘んで春を戴ければと思っています。

辛夷

今日は寒さが緩み、春らしい一日となりました。

帰宅して通路に立つ辛夷に花芽を見つけました。

雨水

雪氷溶けて、雨水となれば．．．今日から雨水。

その名の通り、午後から雨となりました。

しかし、春先この時期に降るのはまだ冷たき雨。

スクーターで帰宅途中、それを確と感じ入りました。



陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也（暦便覧）