ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー最新情報

カーフリーデージャパンによるカーフリーデーに関わる最新の動きの紹介

「2012松本カーフリーデー(9/22)」終了しました!

2012年10月02日 15時23分51秒 | ●2012年開催にむけての情報
9/16から9/22、世界的に行なわれている「モビリティウィーク&カーフリーデー」
今年も全国10都市で開催されました。

今年、カーフリーデージャパンは、「松本カーフリーデー2012」に参加しました。
松本は、2004年からの参加で、今年で9年目を迎えます。

松本カーフリーデーは、一昨年前から、松本城前の大名町通りを追加し、数本の商店街を交通止めにする広範囲なカーフリーエリアを創出しています。

今年も、9/22に、同様のカーフリーデーが実施されましたが、今年は新たに社会実験が同時開催されました。

この社会実験は、松本市の「次世代交通政策」の一環で、まちなかにおける人優先の道路空間とはどのようなものか、広く市民のみなさんに体験してもらうために実施されました。

内容としては、メインストリートである大名町通りが、バス・自転車・緊急車両以外、通行止めとなり、その中で、歩行者空間の拡大、バス・自転車通行レーン、自転車レーン、路上駐輪場、オープンカフェなどが実施されました。また、観光客の多い中町通り(商店街)では、狭さくや一時停止など、自動車がスピードを出しにくい仕掛けが行なわれ、自動車のスピード測定やアンケート調査が実施されました。

大名町通りでは、午前中は、市民の皆さんが普段とは違うこの状況に慣れていない印象でしたが、午後には、車道に人々が溢れ出し、ゆったりと歩いたり、滞在している姿を目にするようになりました。また、中町通りでは、自動車のスピードが抑制されたみちとはどういうものか、その効果や市民の意識を見るよい機会となりました。

松本市では、先に紹介した次世代交通政策において、自動車の利用を減らし、歩行者優先とすることで、健康や環境によい賑わいのあるまちづくりを目指しています。今回のカーフリーデーが、今後の市の施策に反映されることを期待しています。

なお、このようなカーフリーデーは、本来のカーフリーデーに近く、ヨーロッパでは、市民と行政のプラットフォームとして活用されています。

人や環境にやさしい交通まちづくりを実施していく上で、市民と行政の協働は必須です。つまり、市民側にとっては、広く知ってもらうこと、関心をもってもらうこと、そして、参画してもらうこと、行政側にとっては、市民の反応を直接見聞きし、さらには、議論をすることで、政策にフィードバックすることが大変重要となってきます。

カーフリーデージャパンでは、今後、人や環境にやさしい交通政策への展開とつながっていく、このようなカーフリーデーが各地で展開されていくことを期待しています。



大名町通り(カーフリーエリア)の様子
左側:歩行者に解放された空間、右側:バス・自転車通行レーン


高砂通り(カーフリーエリア)の様子
各商店が道路一体まで広がり、訪れた人々と商店街の人たちで賑わうアットホームな空間が広がりました。

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