ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー最新情報

カーフリーデージャパンによるカーフリーデーに関わる最新の動きの紹介

ワーキングスペース開設(ハノイ市)のお知らせ

2019年06月21日 10時55分06秒 | そのほかの普及活動
一般社団法人カーフリーデージャパンでは、この度、ベトナム・ハノイ市において、ワーキングスペースを開設しました。

現地パートナー(各方面の専門家)と一緒に、主に、ベトナムの地方自治体に対し、都市計画行政の助言・診断サービスを提供する予定です。

ベトナムワーキングスペース
住所:Floor 4, No.8 Trang Thi Str, Hanoi VIETNAM


CarFreeDayJAPAN set up working space at Hanoi City(Vietnam) in June 2019.

It is located in downtown near Hoan Kiem Lake.

With this merit of good location and team of Vietnamese experts, we hope we can expand our business.

Mainly we offer advisory service to local government in urban planning.

Thank you for your all help and we need further support of you.


Address
Floor 4, No.8 Trang Thi Str, Hanoi VIETNAM







ベトナムでの持続可能な交通まちづくり支援活動報告 バス編

2018年07月16日 10時56分51秒 | そのほかの普及活動
一般社団法人カーフリーデージャパンでは、ヨーロッパモビリティウィーク&モビリティウィークの日本での普及活動(日本担当事務局)のほか、持続可能な交通まちづくりの推進にむけて、他団体と協働して、様々な活動を行っております。

昨年より、トヨタ環境活動助成にて、以下の事業を実施しています。

「ベトナム初のコミュニティバス運行を目指したバスの試運行と啓発活動」(2017/1~2018/9) トヨタ環境活動助成プログラム2016年度
~公共交通(バス)導入に向けた取り組み~コミュニティバスの試運行(1週間)と他都市へのプロモーション活動

趣旨:
公共交通が未発達なベトナムでは、バイクが主要な移動手段となっています。大都市においては、地下鉄の計画もありますが、地方都市においてはまだまだ公共交通はなおざりとなっています。こうしたことから、環境・人にやさしい持続可能なまちづくりにむけて、地方都市での公共バスの導入を目指すため、まずは、民間主導でのコミュニティバスの運行に向けた試運行(実験)を行います。
対象地は、ベトナム中部ホイアン市です。当団体は、すでに、ホイアン市にて、2015年、地元観光事業者の協力の下、2日間の試運行を行っており、その継続性が求められていました。(地球環境基金一般助成2014・2015年度)
そのため、今回は、1週間に拡大し、データの収集、分析、可能性を探り、ホイアン市の行政・市民への周知のみならず、他地方都市へプロモーションを行います。

活動の体制:主体:一般社団法人カーフリーデージャパン
カウンターパート:現地の環境系NGO(Action for the City)
協力:ホイアン市
      
活動計画:
2017年12月14~20日 バス試運行(終了)
2018年1月~6月 実験結果まとめ・分析・プロモーション準備
2018年3月~9月 他都市プロモーション
地方行政:ブンタオ市(3月終了)、サパ・ラオカイ市(7月)
     フエ市、ダラット市
大学:ハノイ国立建設大学、ホーチミン国立交通大学
       
試運行の様子:
実験前日2日間は、関係者の事前講習・準備を十分に行い、12月の14~20日の1週間バスを運行しました。天候は曇り日が多く、16日は強風、18日は豪雨となってしまったものの、全便(546便)の運行に、大きな問題もなく、無事実験を終了することができました。1週間で約680人が約1500回利用し、現在は、詳細の分析、他都市へのプロモーションにむけた資料づくり・関係者との協議等を行っております。  


【バス実験実施概要】
実施期間:12/14(木)~20(水) 実施時間:AM9:00-20:00
実施場所:ホイアン市
(中心市街地~An Bang Beachの延長10km程度)
実施台数:バス8台(13人乗り)
実施コース:2コース(左回り・右まわり)
実施便数:39便/日 総数546便
(原則20分間隔:ピーク時15分間隔:夜間1時間隔)
チケット配布総数:約20,000枚
 約16,000枚(協力宿泊施設(ホテル・ホームステイ)での事前配布)
 約 4,000枚(観光スポットチケットカウンター等[旧市街]10 カ所程度での配布)
バス利用者総数:約680人 バス利用回総数:約1,500回(約2回利用/人)
     


バス試運行ルートマップ
試運行用バスの様子

利用(乗車)の様子

利用チケット・アンケート記載の様子

実験準備の様子(ボランティアの学生たち)





ベトナムでの持続可能な交通まちづくり支援活動のお知らせ

2018年07月12日 10時00分08秒 | そのほかの普及活動
一般社団法人カーフリーデージャパンでは、ヨーロッパモビリティウィーク&モビリティウィークの日本での普及活動(日本担当事務局)のほか、持続可能な交通まちづくりの推進にむけて、他団体と協働して、様々な活動を行っております。

中でも、2012年からは、途上国(ベトナム)での交通まちづくり支援を行っています。

現在は、昨年から実施している以下の活動に取り組んでおります。

1)公共交通(バス)導入に向けた取り組み~コミュニティバスの試運行(1週間)
「ベトナム初のコミュニティバス運行を目指したバスの試運行と啓発活動」トヨタ環境活動助成プログラム2016年度

2)個人交通の推進にむけた取組み~住民・観光客への電動アシスト自転車の利用体験・貸出(3年間予定)
 「ベトナム・ホイアン市におけるエコシティ実現に向けた電動アシスト自転車等の普及活動」地球環境基金助成事業2017年・2018年度


どちらも、ベトナムの中部にある世界遺産のまちホイアン市を対象地とした取組みです。現地の環境系NGO「Action for the City 」をカウンターパートとして協働しております。

バス試運行については、昨年末に実施し、現在はその結果の分析・まとめを行いながら、ベトナムの他の都市へのプロモーションを計画しております。電動自転車の利用体験・貸出については、現在18台を住民・宿泊施設に貸出し、広く利用してもらい、利用状況をみているところでおります。

今後、随時、当ブログにて、活動報告を行っていきたいと思います。


ホイアン(Hoi An)ってどんなところ?


ベトナム中部にある世界遺産をもつ古い港町です。かつては東南アジアの中継貿易の拠点として栄えました。
現在は、世界遺産の街並みや市場から、ビーチ、農村まで広く楽しめる観光地として大変人気があります。
移動手段は、ベトナム他の都市同様、バイクですが、昔ながらの自転車もまだ多く使われています。公共交通は、ダナン空港からホイアンを結ぶ中距離バスはありますが、市内循環バスなどはなく、市民の足の確保が求めらます。
一方で、市としては、世界遺産となっている旧市街を車両通行禁止としたりなど先進的なとりくみが行われ、エコタウンを標榜し、環境政策を推進しています。