ヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデー2016年のテーマが決定されました!
今年も車最優先の社会を見直す契機として、多くの都市でヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデーが活用・実施されることを期待しています。
以下は、今年のテーマの概要です。(ヨーロッパモビリティウィーク公式HPより抜粋)
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ヨーロッパモビリティウィークでは、持続可能な移動に関連した、ある特定のテーマを毎年設定しています。参加する各自治体は、このテーマに基づいた活動の実施を求められています。また、各自治体によりこのテーマに沿った恒常的な施策を開始し推進することが奨励されています。
今年のテーマは
-Smart mobility. Strong economy.(賢い移動。強い経済。)-
[賢い持続可能な移動:未来への投資]
地域経済の強化は、普遍的で一般的な目標ですが、多くの人が感じているように、個人としてもコミュニティとしても、わたしたちのコントロールの及ばないところにあります。しかしながら、賢い移動手段を選ぶことで、公共経済を顕著に高められることが研究結果で示されています。
その中で指摘されていることは、持続可能な交通を推進するまちは、今まで通り燃料車に依存しているまちに比べ、はるかに経済的に有利であるということです。徒歩や自転車など体を動かして移動する人々は、仕事においてより生産性を上げるだけでなく、平均的に、病院に費やす時間も、病気になっている期間も少なくなっています。
さらに持続可能な交通によりもたらされる利益は、健康だけにとどまらず、良好な自転車走行環境や効率性の高い公共交通を備えている都市の資産価値はあがり、徒歩や自転車で通学する子どもは、より集中して授業に参加するという傾向があります。
また、持続可能な交通を優先するということは、民間企業にも利益をもたらします。レポートによれば、徒歩や自転車での移動が常識となっている地域では、取引が最大40%も増加していることが明らかになっています。コペンハーゲン(デンマーク)では、自転車で移動する消費者は、自動車で移動する消費者よりも年間で20億ユーロ、多く消費しています。※1
行政の観点からみれば、歩行空間や自転車走行空間の整備への投資、交通渋滞を減らすための公共交通の利用促進、バイクツーワークのイベント支援は、公的資金を節約し、地域経済を活性させることでしょう。
公共部門から民間部門、社会から個人まで、あらゆる角度から見ても、賢い移動の経済的利益は明らかです。よって、今年のヨーロッパモビリティウィークは、ヨーロッパ全体の投資として、賢い持続可能な移動へ関心を高めるよう、自治体や市民に呼びかけます。
※1. Kastrup, M. (2013) Are Cyclists Good Consumers? City of Copenhagen.
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ヨーロッパモビリティウィーク公式HP 2016のテーマ(英語)
ヨーロッパモビリティウィーク公式HP(英語)
今年も車最優先の社会を見直す契機として、多くの都市でヨーロッパモビリティウィーク&カーフリーデーが活用・実施されることを期待しています。
以下は、今年のテーマの概要です。(ヨーロッパモビリティウィーク公式HPより抜粋)
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ヨーロッパモビリティウィークでは、持続可能な移動に関連した、ある特定のテーマを毎年設定しています。参加する各自治体は、このテーマに基づいた活動の実施を求められています。また、各自治体によりこのテーマに沿った恒常的な施策を開始し推進することが奨励されています。
今年のテーマは
-Smart mobility. Strong economy.(賢い移動。強い経済。)-
[賢い持続可能な移動:未来への投資]
地域経済の強化は、普遍的で一般的な目標ですが、多くの人が感じているように、個人としてもコミュニティとしても、わたしたちのコントロールの及ばないところにあります。しかしながら、賢い移動手段を選ぶことで、公共経済を顕著に高められることが研究結果で示されています。
その中で指摘されていることは、持続可能な交通を推進するまちは、今まで通り燃料車に依存しているまちに比べ、はるかに経済的に有利であるということです。徒歩や自転車など体を動かして移動する人々は、仕事においてより生産性を上げるだけでなく、平均的に、病院に費やす時間も、病気になっている期間も少なくなっています。
さらに持続可能な交通によりもたらされる利益は、健康だけにとどまらず、良好な自転車走行環境や効率性の高い公共交通を備えている都市の資産価値はあがり、徒歩や自転車で通学する子どもは、より集中して授業に参加するという傾向があります。
また、持続可能な交通を優先するということは、民間企業にも利益をもたらします。レポートによれば、徒歩や自転車での移動が常識となっている地域では、取引が最大40%も増加していることが明らかになっています。コペンハーゲン(デンマーク)では、自転車で移動する消費者は、自動車で移動する消費者よりも年間で20億ユーロ、多く消費しています。※1
行政の観点からみれば、歩行空間や自転車走行空間の整備への投資、交通渋滞を減らすための公共交通の利用促進、バイクツーワークのイベント支援は、公的資金を節約し、地域経済を活性させることでしょう。
公共部門から民間部門、社会から個人まで、あらゆる角度から見ても、賢い移動の経済的利益は明らかです。よって、今年のヨーロッパモビリティウィークは、ヨーロッパ全体の投資として、賢い持続可能な移動へ関心を高めるよう、自治体や市民に呼びかけます。
※1. Kastrup, M. (2013) Are Cyclists Good Consumers? City of Copenhagen.
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ヨーロッパモビリティウィーク公式HP 2016のテーマ(英語)
ヨーロッパモビリティウィーク公式HP(英語)