まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1183 甲子園は変わらなければならないのか・前編

2019-08-25 15:52:29 | 日記
おはようございます。


夏の甲子園が終わりました、今年も大阪勢、履正社が優勝しました↓↓↓



まあ開催前は優勝候補の一角に名前が挙がっていたから順当と言ったところでしょうか。まだPL全盛の頃の大阪大会で有力校が次々敗退していって最後の決勝に残ったのが履正社と関大一、自分(一人称)は関大一を応援していたのですが優勝したのは履正社、甲子園初出場となりました、この校名が読めなくて「FUKUSEISYA」と言っていたこともあったが、いつの間にか強豪校となってついには頂点に立つまでに至りました。今では大阪では大阪桐蔭との二大勢力となったが向こうは出れば優勝の繰り返し、一方の履正社は選抜準優勝が2回・・・それでも十分凄いんですけどね・・・で夏はなかなか結果が出せなかった、いわば日陰の存在だったが、この優勝で一矢を報いることができたと言ったところでしょう。この優勝で初めて知ったのが「お笑いスター誕生」10週勝ち抜きのおぼん・こぼんが履正社出身だったとのこと、東京の芸人さんのイメージがあったが大阪出身だったとは意外なことでした。

一方、準優勝に終わった星稜ですが、さすがに今回こそはとも思ったのですが、終わってみれば何か「やっぱり!」って感じでしたね。もう優勝できないキャラなんでしょうか、仙台育英とか聖光学院とか、まあ一歩間違えば智辯学園もこのキャラになっていたのかも知れないけど・・・。仙台育英の場合は実力的なものがあと一歩かなと言う感じなのですが、星稜はもう持ち味的なものなんでしょうね、延長18回の箕島戦、松井敬遠の明徳戦、タイブレークの済美戦、サイン盗みの習志野戦・・・この間の智辯和歌山との試合ではその呪縛が解けたかと思ったのですが、やっぱり「やっぱり!!」だった。この間のテレビ朝日の高校野球総選挙では13位にランクイン、20位内には他に東北、仙台育英と優勝未経験校が3校ランクインしていたが、過去の試合の印象度やメジャーへ行ったOBがいることなどでランクインした感じ、日大三や興南、作新学院を差し置いてのランクインはちょっと作為的なものも感じてしまった、まあ天理も7位にランクインしていたくらいですからね。星稜がまだ優勝していないことを意外と言う人もたくさんいるみたいでした、これまでの決勝進出は1995年の1度だけ、この時の準決勝の相手は智辯学園、準々決勝でPL学園を倒して調子に乗ってたから星稜も、と思ったが負けちゃったんだよなあ。後に近鉄(Bu)に入った山本投手がいた頃で星稜もいよいよ優勝かと思ったが帝京に敗れてしまいました、でも星稜と言えば・・・と言う感じでこれまでこの準優勝は負の歴史の中にはあまり取り上げられないんだよなあ。今回は奥川投手を擁しての決勝進出、智弁和歌山相手に23三振を奪ったピッチングが履正社相手に冴えるかと思ったのですが、負けちゃいました、もうこうなりゃいつになったら優勝できるのと言った感じです。


毎回甲子園が終わると自分(一人称)のベストゲームを選ばせてもらっているのですが、今回はやっぱりこれ↓↓↓




まあこれしかなかったと言うのが正直なところ、あと印象に残ったと言えば↓↓↓






写真で挙げてみたのですがどれも緊迫した流れからの効果的な本塁打が出た試合です。写真1枚目の試合はラジオで聞いていてあまり対戦的には興味なかったのですが、9回では決着がつかず延長に入り12回裏、ここを抑えればタイブレークと思った寸前に飛び出したサヨナラ本塁打でした。3枚目は鶴岡東が春の準優勝校を破った試合、2回表の速攻、8回、9回の丸山選手の2打席連続本塁打はお見事でした。鶴岡東は昔は鶴商学園と言っていた所、確か天理がここに負けたことがあったんですよねえ、山形県勢は昨年奈良県勢が春夏で申し訳ないことをしてしまったのですが、鶴岡東の快進撃は山形県に明るい希望を見出してくれたと思います。一方で高校野球総選挙では東北勢で一番先に優勝するかもと言われていた仙台育英は20点取って勝ったかと思えば17点取られて負けるとか波乱万丈な試合ぶり、昨年も大量得点で敗れているしどうも安定感のなさが目立つ感じ、これでは優勝もまだまだと言う気が、案外東北勢で一番最初に旗を持って帰るのは山形県勢だったりして。


その東北勢と言えば大船渡のろうき君・・・この名前、やっぱし玉山鉄二つながりだったみたいです・・・、やっぱり甲子園で見たかったなあ。世間では大きく騒がれている選手ですが、残念ながら自分(一人称)の中では甲子園に出場したどの投手よりも格下の評価しかできません、やっぱり甲子園に出て来てからこそなんです。大船渡の監督さんの考えや采配を今更言っても仕方ないのですが、やっぱり予選の決勝ではオレが行く、行かせてくれ、と言ってほしかったですね・・・ってこう言うお山の大将みたいな考えが古いって言われるのかな。
星稜の奥川投手は仙台育英戦でマウンドの伝令に行って「今日は投げたくない」と言ったとか、多分仲間を信頼しての冗談だと思いますが、そこはオレが行く、みたいな叱咤激励の方が良かったのでは。準決勝を投げて1日休養があって決勝、この日程が微妙に両校の選手のモチベーションに影響を与えたのではなかったのかと思います。星稜としたら2試合続けての大勝、できればその勢いのまま行きたかったのでは、でも奥川投手のことを考えると・・・ってところではなかったんでは。対して履正社には攻略を考える時間を与えてしまった、決勝の奥川投手が本調子じゃなかったのもその辺り、日程変更による気持ちの持って行き方が影響したんではなかったんではと思います。


今回の高校野球でもいろいろな問題が取り上げられました、暑さ対策、球数問題、誤審、マナー問題など。球数に関しては各チームの考えがあると思います、一人の投手に任せるか、それとも分業制で行くか。今年は完投数が少なかったとか、上を目指す・・・ってどの学校もそうですが・・・勝てるチームならそれが当然でしょう、いくらお山の大将でも潰れてしまってはどうしようもない。でも昨年の金足農の吉田投手は決勝の途中までずっと一人、智辯学園がセンバツで優勝した時の村上投手も全試合完投だった、他にも決勝まで一人で投げぬいた投手も少なくない。これはもうチームを上へ導くべく監督の考えにまかせるべきでしょう、無理に周りが球数に制限を設けるなどしない方がいいのかも知れない・・・となると大船渡の監督さんや星稜の歌う監督さんの考え方は正しかったのか間違えだったのか?ただ言えるのはこの2つのパターンはどちらも失敗していることです、片や甲子園へは行けず、片や優勝当然の流れでも勝てず・・・ですからね。
暑さ対策はこないだのモーニングショーでそれこそ熱く議論されていました



↑↑↑この人が出ていたのですが極論を述べていたせいかかなりコメンテーターにきつくやり込められていました、でも言っていることは全然間違いじゃなかったんだよな~、結局古き良き時代を前面に押し出した考えが受け入れられなかったと言ったところですか。暑さ問題についてはここ最近かなり言われているようですが、夏の暑さは昔から変わらないことなのになぜこれほどの問題になって来たのでしょう、今の子に体力がなくなって来たとか、いや~それはないでしょう、温暖化、熱帯化?となるともうこれは甲子園だけの問題じゃないでしょうし。開会式の水分補給タイム、試合合間の水分補給タイムはいい事だと思います、でも番組で取り上げられていた暑さ問題は甲子園での開催を覆してしまいそうな話ばかり、コメンテーターが繰り出してくる言動にノノムラが跳ね返すと倍になって返されてしまう、テレビを見ていて何とも気の毒な感じがしました。甲子園に屋根を付ければ・・・冗談じゃない、それじゃもう甲子園ではなくなってしまう、開催時期をズラす・・・学生の進路のこともあるし授業のこともあるからで8月の開催なのでしょう。
8月が暑いのは当たり前のこと、余程の天変地異がない限り涼しくはならないのだから、やっぱりノノムラの言っていた通り「死ぬ気で」やらなければならないだろうな。でもね、これは自分(一人称)のわがままな独り善がりな考えになるけど、夏の甲子園は8月の一番暑い時期にやるのが一番だと思っている、この時期だからこそドラマが生まれるものだと思っている、自分(一人称)はそのドラマを耳で受け取りながら・・・まあいつも言うようにこれは違反なんだけど・・・炎天下の中を走るのが夏の楽しみです。自然現象に手を加えることはできないがこの時期に開催する対策はいくらでも考えることはできる、前にも書きましたが野球ファンに古い考えも新しい考えもありません、101年続けて来た伝統を覆す考えだけはやめていただきたいところなのですが・・・長々と書いてきたけどまだまだ話し足りないな、マナー問題も取り上げておきたいし、と言うことですみません、次回もう1枠だけ、甲子園のこと話させてください、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。            まちみち



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