まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.501 安堵町

2016-06-07 01:31:17 | まち
おはようございます。










大和郡山市南部、国道25号線筒井交差点を南へと進み名阪国道を越えてT字交差点を右へ曲がると写真1枚目、2枚目にある筒井順慶歴史公園、その一角にある五輪塔覆堂は重要文化財に指定されている。道は車が擦れ違うのもギリギリなくらいの狭さなので、相棒君を公園に架かる石橋に止めて写真を撮る。ここから西へ進むと近鉄橿原線の踏切を通り過ぎて近鉄平端駅前へとたどり着く、橿原線と天理線が分岐する駅で急行待避もする大きな駅だが、周辺は民家がせせこましく建ち並ぶ所で、急行が停車するのも乗換駅だから・・・と言うだけでは決してない。駅からは少し距離があるが、西側には通称大和中央道と呼ばれる県道が通っていて、その沿道にあるのが昭和工業団地、たくさんの会社、工場があり、そこに勤める人が平端駅を利用するので、朝夕は結構乗降客は多い。ただ多いのはその時間帯だけで、1日の乗降客数は近鉄橿原線内の駅の中では下から数えて5番目の少なさである。









平端の次の駅がファミリー公園前駅、元は駅前にあったプールのシーズンだけ停車の臨時駅だったが、今は全普通電車が停車する駅となっている。ただ周辺は住宅地はほとんどなく田園風景が広がるばかりの所、駅前はファミリー公園が直結しているだけの駅なので、乗降客数は橿原線内最低である、まあ仕方ないか。ファミリー公園は初めて、やっぱりイメージはプールかな、自分(一人称)は泳げないので来たことはなかったが、天理市民が行くなら長柄かここか、と言った感じだった。ややっ!写真3枚目、近鉄電車がスモールライトを浴びてしまったのか、4枚目には新幹線も。公園内を走るミニ鉄道が営業運転前の時間で、係員の人が電車に乗りながら草むしりをしていた、親子連れがその様子を見ていたが、子供が乗りたそうな顔をしてその光景を眺めていた。でも本当に乗りたいのは最後の写真にある2階建ての近鉄特急だったりして、自分(一人称)は近鉄特急はほとんど乗りません、特急料金は結構高いし輪行しにくそうな車内なので・・・。








ファミリー公園を後に西へと木々が立ち並ぶ道を進んで行く、左手側には浄化センターがあって、結構厳つい施設が大和川と佐保川が分かれる所にデ~ンと建っている。それが見えるのが写真3枚目、4枚目、この写真は先述した大和中央道に架かる橋の上から撮ったものです。大阪湾から約30数キロ、悪評名高い汚さで有名な大和川、「大和」と言う冠名がそんなところで使われるのは何とも情けない話だがそれはあくまで大阪府内での話、奈良県内の大和川は澄んだ水が流れるきれいな川です。奈良テレビのCMでも

「みんなといっしょに~♪」

と歌いながら大和川を美しくしていこうと啓発しています。






大和中央道を過ぎて更に西へ進んで行くと安堵町へと入る、奈良県内で、大和平野内でも地味なイメージのある町。この町のことはここで取り上げたことがあったかな・・・太子道の話ってここでやったことあったっけ・・・もう500回もやってるから前にこれは取り上げたかなと言うのも忘れてしまっている。とりあえず安堵町、まずは写真1枚目、西名阪の大和まほろばスマートIC・・・あ~あ、キラキラネームつけられちゃって、普通に安堵ICでダメだったのかな、って言ってもこのICがあるのは大和郡山市なので安堵町は蚊帳の外なのか。ちなみにJR大和路線も安堵町を通っているが町に駅はなし・・・なんて不憫な安堵町、実はこの不憫な町にも鉄道が通っていた時代はあった。



天理軽便鉄道法隆寺線と言うのが上の図にあるように平端駅と法隆寺駅を結んでいた、大正の頃の話でほんの数年の運転で廃止されてしまったと言うこれもまた不憫なお話。今回の走りではこの廃線跡を巡ってみようと思ったが、さすがにその痕跡を見つけることは出来なかった、そりゃそうだ、もう廃止されて96年も経っているのだから。安堵町には大和安堵駅と言うのがあったとのことで、その場所は定かではないが多分写真2枚目か3枚目、安堵町の一番街の中心となる所にあったのだろう。ただ町の中心が写真3枚目のような何とものどかな風景の場所と言うことで、やはり存在感の薄さは否めないと言った感じの安堵町・・・と言ってしまうと地元の人に怒られてしまいそう。この町については今一度、ここはこんなにいい所だよ~と言う内容でお伝えさせてもらおうと考えております、さてネタ探しだ・・・と言うことで今回もお付き合いのほど、どうもありがとうございました。       まちみち


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