よろしくお願いします。
『麒麟がくる』が本能寺の変を最後にして最終回となりました、出演女優の逮捕、オリンピックで放送休止、感染症課での撮影中止、放送休止、架空キャラの駒が最初から最後まで出しゃばる・・・といろいろあった大河でしたが、なかなか見所のあるドラマだったと思いました。
明智光秀と言うと史上最大のクーデターの首謀者として歴史の中では暗部として語られることが多かったが、その人物を長谷川博己が1年間じっくりと演じることによって、明智光秀の内部からなぜそんなクーデターを起こさざるを得なかったのかを見せてくれました。これまでの大河ではわき役として、いずれこんな大事件を起こすことを分かっていながら見ていたから、自然と悪いイメージばかりがついてしまっていました。今回は主役として取り上げられたわけでしたが、やはり主演の長谷川博己の力が大きかったのではないでしょうか。『鈴木先生』・・・このドラマ大好きやったなあ、原作のコミックも全部揃えたもんな~・・・では腹黒い教師役だったが、今回は実直そのもののキャラクター、そのためにいろいろな人の間に挟まれて嫌な仕事を任され、気に入らなければ罵倒されて最後には本能寺の変を引き起こす、その辺りの苦悩を見事に演じていたと思いました。
これまでの大河ドラマの織田信長は演じる人によって変わると思っていたが、今回のを見て物語の主人公によって変わるものだと感じました。染谷将太演じる織田信長はホントに光秀ダイスキな信長でしたね、まあ接する機会が一番多かったからですが・・・、でもこれまでの織田信長では明智光秀はどちらかと言うと使い捨てキャラっぽかったですからね。渡哲也、反町隆史、豊川悦司などたくさんの人が本能寺の変を演じてきて、それらと比べて染谷がどうだったと言うのはまあ良しとして、山場を最終回に持ってきて本能寺も緊迫感漂う演出になっていました。殺されるのは悔しいことだろうが、それがダイスキな部下だったとなると涙目で「是非もない」なのか、「人間五十年」のない最期でしたが染谷将太なりの終わり方を見せてもらいました。
写真はドラマでは描かれてなかった山崎の合戦の地となった山崎の風景です、麒麟ではなくサントリーが来てますね、ってこれ前も使ったな、もうやめとこ・・・。本能寺の変にはいろいろな説があって、その中の一つが秀吉首謀説、ネットでもいろいろと予測はされていましたが、あの奇跡的なとんぼ返りとなる中国大返しについてはなるほどこう来たか~!と言う展開でした。羽柴秀吉はあの手紙を受け取った瞬間に傍観者から首謀者となったのですね、それなら黒田官兵衛出す必要はなかったと思うんですけど。しかも最後には小早川の名前も出てきて、ネットでは小早川家が毛利との和解、中国大返しの手引きをしたのではないか、との話も出てきています。ドラマでは描かれなかった山崎の合戦でしたが、その場面を見せなくてもいろいろと想像を掻き立ててくれる辺りも、またこのドラマらしいところではなかったのではないでしょうか、とにかく世間は犯人は誰だとか、最期はどんなだったかを見たがるわけですから。
羽柴秀吉との戦いに敗れた明智光秀は残党狩りにあい最期を迎えてしまいます、その遺体が磔にされたと言うのが粟田口と言う場所、知恩院から平安神宮へと至る道が三条通と交差する辺りがその場所に当たるが刑場跡はもっと山科寄りにあるようです。上の写真にあるのは知恩院の山門前から白川を沿って行った所、三条通に出る手前の目立たない小道を入った所に明智光秀の塚がありました。民家が建ち並ぶ中でほとんどの人が見向きもしない場所にまつられた明智光秀、歴史は流れても反逆者のイメージはぬぐい切れなかったのか、こんな寂しい場所に置き去りにされた感もあるが、今回の大河でちょっとはそのイメージも変わったと思います。本当に探しにくい所にあるのですが、知恩院、平安神宮辺りに行った際にはちょっと寄道してあげてください。来週からは渋沢栄一かあ、どんな人なんだろう、吉沢亮って朝ドラの天陽君とか映画『さくら』の死んでしまう兄ちゃんとか、何か青白いイメージしかないんだけど・・・、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。 まちみち
『麒麟がくる』が本能寺の変を最後にして最終回となりました、出演女優の逮捕、オリンピックで放送休止、感染症課での撮影中止、放送休止、架空キャラの駒が最初から最後まで出しゃばる・・・といろいろあった大河でしたが、なかなか見所のあるドラマだったと思いました。
明智光秀と言うと史上最大のクーデターの首謀者として歴史の中では暗部として語られることが多かったが、その人物を長谷川博己が1年間じっくりと演じることによって、明智光秀の内部からなぜそんなクーデターを起こさざるを得なかったのかを見せてくれました。これまでの大河ではわき役として、いずれこんな大事件を起こすことを分かっていながら見ていたから、自然と悪いイメージばかりがついてしまっていました。今回は主役として取り上げられたわけでしたが、やはり主演の長谷川博己の力が大きかったのではないでしょうか。『鈴木先生』・・・このドラマ大好きやったなあ、原作のコミックも全部揃えたもんな~・・・では腹黒い教師役だったが、今回は実直そのもののキャラクター、そのためにいろいろな人の間に挟まれて嫌な仕事を任され、気に入らなければ罵倒されて最後には本能寺の変を引き起こす、その辺りの苦悩を見事に演じていたと思いました。
これまでの大河ドラマの織田信長は演じる人によって変わると思っていたが、今回のを見て物語の主人公によって変わるものだと感じました。染谷将太演じる織田信長はホントに光秀ダイスキな信長でしたね、まあ接する機会が一番多かったからですが・・・、でもこれまでの織田信長では明智光秀はどちらかと言うと使い捨てキャラっぽかったですからね。渡哲也、反町隆史、豊川悦司などたくさんの人が本能寺の変を演じてきて、それらと比べて染谷がどうだったと言うのはまあ良しとして、山場を最終回に持ってきて本能寺も緊迫感漂う演出になっていました。殺されるのは悔しいことだろうが、それがダイスキな部下だったとなると涙目で「是非もない」なのか、「人間五十年」のない最期でしたが染谷将太なりの終わり方を見せてもらいました。
写真はドラマでは描かれてなかった山崎の合戦の地となった山崎の風景です、麒麟ではなくサントリーが来てますね、ってこれ前も使ったな、もうやめとこ・・・。本能寺の変にはいろいろな説があって、その中の一つが秀吉首謀説、ネットでもいろいろと予測はされていましたが、あの奇跡的なとんぼ返りとなる中国大返しについてはなるほどこう来たか~!と言う展開でした。羽柴秀吉はあの手紙を受け取った瞬間に傍観者から首謀者となったのですね、それなら黒田官兵衛出す必要はなかったと思うんですけど。しかも最後には小早川の名前も出てきて、ネットでは小早川家が毛利との和解、中国大返しの手引きをしたのではないか、との話も出てきています。ドラマでは描かれなかった山崎の合戦でしたが、その場面を見せなくてもいろいろと想像を掻き立ててくれる辺りも、またこのドラマらしいところではなかったのではないでしょうか、とにかく世間は犯人は誰だとか、最期はどんなだったかを見たがるわけですから。
羽柴秀吉との戦いに敗れた明智光秀は残党狩りにあい最期を迎えてしまいます、その遺体が磔にされたと言うのが粟田口と言う場所、知恩院から平安神宮へと至る道が三条通と交差する辺りがその場所に当たるが刑場跡はもっと山科寄りにあるようです。上の写真にあるのは知恩院の山門前から白川を沿って行った所、三条通に出る手前の目立たない小道を入った所に明智光秀の塚がありました。民家が建ち並ぶ中でほとんどの人が見向きもしない場所にまつられた明智光秀、歴史は流れても反逆者のイメージはぬぐい切れなかったのか、こんな寂しい場所に置き去りにされた感もあるが、今回の大河でちょっとはそのイメージも変わったと思います。本当に探しにくい所にあるのですが、知恩院、平安神宮辺りに行った際にはちょっと寄道してあげてください。来週からは渋沢栄一かあ、どんな人なんだろう、吉沢亮って朝ドラの天陽君とか映画『さくら』の死んでしまう兄ちゃんとか、何か青白いイメージしかないんだけど・・・、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。 まちみち