まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.964 滋賀の旅中山道編(3)・・・『けいおん』の町、豊郷

2018-07-16 19:43:22 | 旅行記
おはようございます。









滋賀の旅中山道編は前回高宮宿を出て次の宿場町へと向かうところで終わりましたが、次の愛知川宿までは結構な距離があり、その途中には間の宿として豊郷と言う町があります、今回はその豊郷を巡ってみようと思います。まずは上の写真にある通り、古い町並は中山道ではもうお馴染みの風景と言った感じ、でも豊郷と言う町名は宿場町と言うよりも別の方面で明暗両面でよく知られています。














その「暗」の部分になるのが豊郷小学校の校舎改築問題、古くなった校舎を存続するか改築するかと言うよくある行政と地元民との間の衝突と言う感じだったが、その頃は暴行事件や裁判沙汰もあって、この問題については関西ではよくニュースや新聞で報道されていた。だいたいこういう場合は行政が悪者になるんだよねえ、時の町長が提案した改築を住民が反対すると言う形だが、じゃあ~、なぜ町民の皆さんはこの人を町長に当選させたの?あなたたちが選んだ人でしょ、当然公約の中にも校舎の改築はあったんではないのか・・・ってこんな話日本中どこにでもありますねぇ~、特に沖縄の方とか・・・。まあそれはさておき、今となってはその存続された校舎が国の登録有形文化財になっているわけだから、残しておいて良かったね~と言ったところでしょうか。しかし住民たちが残したいと主張した校舎がまさかこのような形で有名になるとは思っていたのでしょうか、それが『けいおん』です、アニメの放送が2009年と言うことだからほぼ存続問題が解決した後のこと、古くて由緒ある校舎が『けいおん』に出てくるとのことですが、その校舎がこの小学校の校舎と酷似していると言うことでいつしか豊郷=『けいおん』の舞台となってしまいました。町の至る所に立つ飛び出し坊やのけいおん版、しかし長い間住民の安全を見守ってきた疲れが出てきたかのようにボロボロになったものや色褪せたものばかりです。それでも聖地巡礼と訪れるファンは多いとのこと、中山道の間の宿として古くから栄えた町も今では住民の意図があったかなかったかは別として、意外な形で全国に名を知られることとなりました。












中山道と沿うように走る近江鉄道には豊郷駅があります、もちろん町の中心駅、でも路線自体がローカル線で本数は少なく、駅もコミュニティーセンターを併設しているとは言え終日無人駅とのこと。歴史好きは中山道巡り、アニメファンは聖地巡礼、鉄道ファンももちろんのこと、豊郷駅は名前が知られている分利用者も多いみたいです、もちろん商売上手な近江鉄道、そこは『けいおん』のラッピング電車を走らせたりして集客を見込んでいたとのこと、近江は商人の町と言う土壌は鉄道にも根付いているのでしょう。さて、旧街道巡りに戻ることにしよう・・・と中山道へ、そこで見覚えのある格好の人が、確か高宮宿で町並を写真に撮りながら歩いていた人だ。高宮宿では自分(一人称)はその人を見かけた後高宮駅へと行ってたので先に宿場町を出たみたいで、自分(一人称)はその人を豊郷町に入る手前で追い抜いていた、こちらがいろいろと道草を喰っている間に追いついてしかもちょっとだけ追い抜いて行ったようだ。それにしても徒歩だけでこの距離を自分(一人称)と同じペースで進むなんて、向こうが余程凄いのか、そうか自分(一人称)が余程とろいのか、もしかしたら昔の旅人はみんなそれくらいのペースで歩いていたのかも知れない、そのペースが仇になってしまって豊郷は中山道の宿場町になれなかったのかも・・・とその人の姿を見かけただけでそんなことまで考えてしまった、自分(一人称)の思考はいつもとんでもない所へと飛んでしまいます、僕の悪い癖・・・。

さて、今回はこの辺で時間となってしまいました、実は昨日(15日)、滋賀の旅夏編を走って来ました、行先は琵琶湖、今回はとことん琵琶湖にこだわってみようと思いビワイチをやって来ました。とは言っても1日で琵琶湖一周するなんて自分(一人称)の脚力では絶対無理、そんなわけで走れるだけ走って来ました、朝の7時から夕方19時まで12時間ほぼぶっ通し、出発はJR湖西線の比叡山坂本駅、そこから北へと向かい右回りで進みました。最高気温は東近江市で37度、走っていても気温のメーターでは35度以上がずっと続いて表示されていて、腕も足も焼けて痛い痛い、その模様についてはまた写真のまとめができ次第お送りしていきたいと思っています、と言うことで次回も気楽にお越しくださいませ。          まちみち