おはようございます。
しまなみ海道最後の架橋、来島海峡大橋に入りました、まずは第一大橋、第一を名乗っているが来島海峡大橋の3つの橋の中では一番短い。さっき通ってきたループ橋と2つの灯台が見える、空を見上げると日は差しているものの右半分の空は黒い雲に覆われている、風がきついのはいつものこと、この強風が快適に行きたいはずの気持ちに水を差してくる・・・と思ったら本物の水が差してきた、と言うか降ってきた。雨は強風に煽られて散らばっているのでさほど気にならない、左側には青空も見えていてまさに『半分、青い。』、しかし右側は真っ黒な雲が覆っていてグレーの風景、瀬戸の島々もかすんで見えている。この先4キロ余り、海の上の逃げ道も雨宿りもできない所を進んで行くには条件は最悪に近い、それでも戻るわけにはいかない、何かが起こったら困るわけだがそれでも前に進んで行かなければならない・・・。
第一大橋を渡り終えると第二大橋、距離的にはまだ4分の1を渡り終えただけ、もう何度も通ったことがある橋とは言っても風景はその時だけのもの、時々相棒を止めてはその風景を四角い枠に収めていく、しかし風のきつさに煽られてたまに倒されそうにもなってしまう。ついさっきまで顔を見せてくれていたお日様も分厚い雲に隠されてしまってもう臨めそうもない感じ、大晦日の夕暮れ時、皆さん年末の大掃除を終えて家で紅白が始まるのを待っている頃だろうか、橋の上は人も自転車も、車のほとんど見かけない、シーズンの頃のうざったいほどの賑わい様が懐かしいくらいに寂しい風景がこの先も続きそうだ。ちょうど橋の真ん中辺り、橋の上から見える海、島、灯台、これまでは遠目に見てカメラに収めていた風景も望遠機能を使えばまるで手に届く所にあるかのように撮ることができる、でもやっぱりこの天気ではなあ~、陽光にキラキラ光る海、深緑の島、孤高に白い姿を晒す灯台を期待していたのだが、どれもグレーの靄を通しての風景となってしまった。自分(一人称)は以前この橋を渡った時に、自分(一人称)のいる場所は晴れているのに海の一部に水のカーテンができているのを見たことがある、ああ、あの場所は雨が降っているんだろうな~、幻想的な風景だな~、などと思っていたらそのカーテンが黒い雲といっしょに近づいてきて、上空を覆った瞬間顔や腕にポツポツと銀玉鉄砲の弾が当たるような痛みに襲われたことがある。雹だった、コートにパチパチと当たる音がして痛い痛い、目の前の視界が霧に覆われて見えなくなりこの時は命の危険さえ感じたほどだった、だって逃げ道がないもんね、でも自分(一人称)の好きなしまなみ海道で死ねたらそれはそれで本望か、地元の人にとっては迷惑なことだろうけど・・・
途中の料金所を過ぎると第三大橋、来島海峡大橋の3つの橋の中でが距離が一番長い、でもここを過ぎるともう四国に入ってしまう、その景色がだんだん近づいてきている。雨の風もさっきと比べるとマシになった、と言うか慣れた、ここまで天気に左右された旅だったがその集大成がこの橋で一気に来たと言う感じ、空には明るみは残っているが陽の光は完全に遮られてしまった、冬の夕暮れは早いが今のペースで行くと何とか明るいうちに四国に入ることができそうだ。その今治の風景が見えてきた、厳ついほどに高いクレーンがそびえ立つ造船工場、左側の山の上には風光風量を示す電光掲示の灯台・・・橋を渡り終えるとしまなみ海道は終わりとなるが今治の市街地まではまだ距離がある、旅はまだ終わりではない、3年前は真っ暗で巡ることができなかった今治の造船工場の風景を今回は久しぶりに巡ってみよう、しまなみの旅冬編はいよいよ次回最終章、今治の風景を前後編の2回にかけてお送りしていこうと思います。さあ、今回も時間となったようです、次回も気楽にお越しくださいませ。 まちみち
しまなみ海道最後の架橋、来島海峡大橋に入りました、まずは第一大橋、第一を名乗っているが来島海峡大橋の3つの橋の中では一番短い。さっき通ってきたループ橋と2つの灯台が見える、空を見上げると日は差しているものの右半分の空は黒い雲に覆われている、風がきついのはいつものこと、この強風が快適に行きたいはずの気持ちに水を差してくる・・・と思ったら本物の水が差してきた、と言うか降ってきた。雨は強風に煽られて散らばっているのでさほど気にならない、左側には青空も見えていてまさに『半分、青い。』、しかし右側は真っ黒な雲が覆っていてグレーの風景、瀬戸の島々もかすんで見えている。この先4キロ余り、海の上の逃げ道も雨宿りもできない所を進んで行くには条件は最悪に近い、それでも戻るわけにはいかない、何かが起こったら困るわけだがそれでも前に進んで行かなければならない・・・。
第一大橋を渡り終えると第二大橋、距離的にはまだ4分の1を渡り終えただけ、もう何度も通ったことがある橋とは言っても風景はその時だけのもの、時々相棒を止めてはその風景を四角い枠に収めていく、しかし風のきつさに煽られてたまに倒されそうにもなってしまう。ついさっきまで顔を見せてくれていたお日様も分厚い雲に隠されてしまってもう臨めそうもない感じ、大晦日の夕暮れ時、皆さん年末の大掃除を終えて家で紅白が始まるのを待っている頃だろうか、橋の上は人も自転車も、車のほとんど見かけない、シーズンの頃のうざったいほどの賑わい様が懐かしいくらいに寂しい風景がこの先も続きそうだ。ちょうど橋の真ん中辺り、橋の上から見える海、島、灯台、これまでは遠目に見てカメラに収めていた風景も望遠機能を使えばまるで手に届く所にあるかのように撮ることができる、でもやっぱりこの天気ではなあ~、陽光にキラキラ光る海、深緑の島、孤高に白い姿を晒す灯台を期待していたのだが、どれもグレーの靄を通しての風景となってしまった。自分(一人称)は以前この橋を渡った時に、自分(一人称)のいる場所は晴れているのに海の一部に水のカーテンができているのを見たことがある、ああ、あの場所は雨が降っているんだろうな~、幻想的な風景だな~、などと思っていたらそのカーテンが黒い雲といっしょに近づいてきて、上空を覆った瞬間顔や腕にポツポツと銀玉鉄砲の弾が当たるような痛みに襲われたことがある。雹だった、コートにパチパチと当たる音がして痛い痛い、目の前の視界が霧に覆われて見えなくなりこの時は命の危険さえ感じたほどだった、だって逃げ道がないもんね、でも自分(一人称)の好きなしまなみ海道で死ねたらそれはそれで本望か、地元の人にとっては迷惑なことだろうけど・・・
途中の料金所を過ぎると第三大橋、来島海峡大橋の3つの橋の中でが距離が一番長い、でもここを過ぎるともう四国に入ってしまう、その景色がだんだん近づいてきている。雨の風もさっきと比べるとマシになった、と言うか慣れた、ここまで天気に左右された旅だったがその集大成がこの橋で一気に来たと言う感じ、空には明るみは残っているが陽の光は完全に遮られてしまった、冬の夕暮れは早いが今のペースで行くと何とか明るいうちに四国に入ることができそうだ。その今治の風景が見えてきた、厳ついほどに高いクレーンがそびえ立つ造船工場、左側の山の上には風光風量を示す電光掲示の灯台・・・橋を渡り終えるとしまなみ海道は終わりとなるが今治の市街地まではまだ距離がある、旅はまだ終わりではない、3年前は真っ暗で巡ることができなかった今治の造船工場の風景を今回は久しぶりに巡ってみよう、しまなみの旅冬編はいよいよ次回最終章、今治の風景を前後編の2回にかけてお送りしていこうと思います。さあ、今回も時間となったようです、次回も気楽にお越しくださいませ。 まちみち