ブログはじめました!(since2012,feb)

・・・🌤 梅雨明け、夏山突入です ☀・・・

雌阿寒岳(1499m)

2013年09月02日 | 日本百名山

8月28日(水)雌阿寒岳(1499m)に登ります。

阿寒国立公園、阿寒湖の西側にそびえる活火山で、カルデラの上にできた複雑な成層火山と説明される。

南側には阿寒富士(1476m)があり、西麓にはオンネトーやポントーなどの堰きとめ湖がある。

アイヌ語ではマチネシリ「女山」と呼ばれ、対峙してそびえる雄阿寒岳のピンネシリ「男山」とは

 「夫婦山」として、対にして呼ばれる。

 

:登山口(768m)

5:30 宿舎の横から登ります、よく手入れされた展示林でした。

 阿寒湖には名物が二つある。

それはマリモと啄木の歌碑で、先を急ぐ観光客は湖のそばに立つ雄阿寒・雌阿寒岳には 

滅多に登らないが、この二つは決して見逃さない。 

 ~中略~阿寒には雄阿寒と雌阿寒があって、高さは後者の方が上だが、 

眺めて立派なのは前者である。

 雌阿寒は全体がなだらかで、湖畔から離れているが、雄阿寒は力強い端正な円錐形で、

 ただちに湖面に影を落としている。

 両阿寒岳のうち、この雄健なドームの方に「雄」を与えたのは、古い住民の正当な感覚であった。

 阿寒湖に活を入れているのは、この雄阿寒岳である。 (日本百名山:阿寒岳より抜粋) 

:ゴザンタチバナ

林床はゴゼンタチバナが”びっしり”さすが北海道スケールが違います。

   

:イチヤクソウ

:キノコ

緩やかな樹林帯、登山道は木の根が露出している。

この辺りは、冬になると表土が氷おり、根は横に伸びるのだという。

キノコが多い、山はもう秋だ。

振り返ると北海道の山並みが(奥は遠く大雪山系)

:四合目(999m)

7:00 四合目ハイマツ帯、沢状の地形部で休憩、小雨が落ちてきた。

オンネトーが眼下に

道央の山々、雲海にが差してきた。

:六合目(1200m)

7:30 六合目ハイマツ帯がもうすぐ終わります。

:だれの仕事?

ハイマツの実(マツボックリ)これだけきれいに食べるのはホシガラスではなく、

小動物の仕事。リス(エゾシマリス)? 

:ガンコウラン

早くも紅葉している。

ガンコウラン(食用)この密度、誰も食べないのか?甘~~~い。

:地震計?

岩場にこんなものがセットされていました。

地震計?”火山性の微動”を観測しているのしょうか?

出たあ・・・。 「メアカンフスマ」北海道固有種です。

:メアカンフスマは北海道東部の高山礫地に生える多年草。

 自生地は雌阿寒岳と知床半島に限られている。パステル調のライトグリーンの葉が特徴的。

 両性花の雄しべは5個が短く5個が長い。雌株と両性株がある。

 近縁種に鳥海山に生えるチョウカイフスマがある。

      

 

:岩稜帯

ザレ場・岩稜帯へ

:九合目

九合目で稜線(火口壁)に風が強く、寒い。

ヒメイワタデこれも固有種です。

「姫岩蓼」で、高山性のタデで、その姿形が小さく可憐であることからの命名です。

北海道では、大雪山系・夕張岳以南では羊蹄山にしか生育していません。

砂礫地を好み、茎は良く枝分かれして地面を這うように伸びます。

葉は細長く、先は尖り気味、花は両性花で、花弁はなく、ガクが5つに裂けています。

そう果は三稜形で、広卵形、褐色で、光沢があります。

:赤沼

 

火口を覗くと「赤沼」が見える。

 

:動的平衡 

微妙なバランスで安定している。 

:あとちょっと 

山頂まであとわずか、(右が火口、左は阿寒湖) 

:山頂(1499m) 

8:27 雌阿寒岳山頂、風が強く寒かった。 

:青沼 

「青沼」ガスが晴れ、クリアーになってきた。 

 

阿寒湖を従えた、「雄阿寒岳」です。 

:活火山です 

火山性ガスが行く手に流れていきます。 

:阿寒富士(1476m)

 正面位に阿寒富士、下りは阿寒富士との鞍部へ。 

:下る

 流れるガスに向かって歩きます。 

ガイドの指示は、「ガスを直接吸わないように、タオル等で口を覆って下さい」 

目視では白いから水蒸気が大部分だろうが、 

目がチカチカしたので亜硫酸ガスが混ざっているのは間違いない。 

立山のガイドは「ガス検知器」を携行していた、ここも必要だろうと思った。

 :阿寒富士

 

 

9:07 鞍部のお花畑で小休止、「メアカンキンバイ」固有種が咲いていた。 

北海道の高山の草原、荒地、岩礫地に生育する植物で、羊蹄山は南限地です。 

 根茎から花茎と葉を出します。全体に黄褐色の毛があります。 

 葉は3出複葉で、粉白色を帯びた緑色です。小葉はくさび形で長さ1㎝前後、 

 先に3つの大きな切れ込みがあります。 

 花は径1㎝ほどでガク片と副ガク片があります。
 
 「雌阿寒金梅」で、雌阿寒岳で発見されたために付けられた名前です。 

      

メアカンキンバイ    :イワブクロ         :コマクサ  

      

メアカンフスマ                     :イワギキョウ 

:オンネトー 

お花畑からハイマツ帯を下る、オンネトーの湖面がきれいだ。 

ハイマツ帯から樹林帯に入ると五合目(1000m) 

 

ゴゼンタチバナ、イチヤクソウ、マイズルソウ、トリカブトは咲いていた。  

樹林帯で雷も鳴りだした。 

さらにアクシデント発生!! 

前の方で、痛い!!痛い!!と声がする。 

蜂に刺されたようだ、被害者は3人、一様に黒い着衣、大きな被害ではなかったようだ。 

スズメバチではない。 

誰かが、”土蜂”の巣でもストックで突いたのではないかと、推測される。  

:下山口 

11:00 オンネトー下山口に。 

バスで宿舎に戻り、荷物をピックアップし、昼食がセットされた阿寒湖畔のレストハウスへ向かう。 

外は断続的に大雨が降っていた。 

:摩周湖 

霧のない「摩周湖」、摩周岳(カムイヌプリ:857m)雲のかかっているあたり。 

:硫黄山 

硫黄山(アトサプリ:512m) 

摩周湖 =硫黄山 =屈斜路湖 =美幌峠 と観光し、空港近くの女満別温泉で 

北海道の汗と硫黄(=昨日入った温泉)を流し、20:32 女満別空港から羽田に飛んだ。 

*** 

            行程:標高差789m、約7.3km、5.5時間   

       5:30 雌阿寒岳登山口 ⇒7:00 四合目 ⇒7:30 七合目  

        ⇒8:27 雌阿寒岳山頂 ⇒9:07 お花畑 ⇒11:00 オンネトー下山口 

        日本百名山【92】完登です。  

 twins  

:家に柵が 

twins 動きが”顕著”になってきました。 

「安全第一」柵を設置しました。  

mei-expはベソをかいています、hina-bouはマイペースで・・・。