恋はメレンゲ（MONO）
大滝詠一
NIAGARA BLACK VOX - Version
私は、2001年、
1月5日に生まれました。
生まれて間もなく、
私はスージィーとロバートの暮らす
この家に引き取られ、
「喜多里キャッシュ」と
名付けてもらいました。
私の幸せは、この家にやって来た
その日から始まりました。
今日は私の誕生日だそうです。
スージィーは
私の為に、バースディケーキ買ってくれ
13回目の誕生日を祝ってくれました。
写真は、ケーキを戴いたすぐ後で
優しいスージィーに抱かれている私を
ロバートが撮ってくれた
バースディの記念写真です。
でも、残念なことに
その記念写真を
私は見ることが出来ません。
哀しいけれど、もう随分前から、
私には視力がありません。
でも、ご心配なく
今は、写真もスージィーも
見ることは出来ないけれど
、
今夜も、スージィーの夢を見ます。
今も、私の身体には
愛するスージィーの温もりと優しい匂いが
しっかりと残っています。
いつでも夢の中で
スージィーに出会えて、一緒に遊べます。
目は見えないけれど
会いたくなったらいつでも、
私はスージィーに会うことが出来ます。
今度生まれてくる時は必ず、
スージィーが犬か、
私が人間に生まれてきます。
今度は、私がスージィーを
抱いてあげる番です。
今度は私が
スージィーのバースディのケーキを
買ってあげて
そのケーキを
スージィーと一緒に
いただきます。
そして傍には、
いつもの愛する
バンクとロバート。
今夜も、スージィーの
夢を見ます。
大瀧詠一
Minako Yoshida - 夢で逢えたら
海幸、山幸、その加工品と
そして、お酒。
日ごろ我が家では、
滅多にお目にかかれない
高級な食材を取り寄せ揃えては、
あるものは、生のままで
あるものは、時間を掛けて調理し、
暮れから帰ってくる家族が囲む食卓に
次々と溢れんばかりに並べ、
そして、いよいよ
「お正月」と言う、お祭りが始まる。
朝から夜遅くまで、
杯酌みまわし、笑い転げ
並べた料理と酒を
食べつくし飲み干して、
その内に、いつのまにか家の中には
買って来た食材も、
帰ってきた家族も、
すっかり、なくなり、いなくなり、
いつの間にか
お祭りは終って仕舞った。
確かに美味しい、
確かに,楽しい。
が、
この、毎年の“お祭りの在りかた”に
私は少々、小首を傾げる。
「お正月って、これで良いんかね？」
と尋ねると、
「これで良いんです」
答は、即座に返ってきた。
働きすぎて、体調を崩すぐらい
お正月に一番忙しい思いをする
スージィーさえ良ければ、
それで良い。
ところで、
その祭りの、数ある高級食材に混じり
私が一番「旨い！」
と唸った食材は、
リトルで買ってきた里芋を
ほんの薄塩で湯がき、
寒にさらして焼いたもの。
今回は燻製でいただいたが、
香ばしく、何もつけずそのままで
「カリッ」として
「実に旨い！」
これに尽きる。
“お祭り”は終わって
今日も外は良い天気。
スージィーに、
「お疲れ様でした」。
ウララカ - 大瀧詠一
あけまして
おめでとうございます。
故事に
「一日の計は朝にあり、
一年の計は元旦にあり」
と言うのがあります。
実は私、「今年こそ必ず」と、
心に決めたことがあります。
それは、己の一度っきりの生涯で
自分なりに納得できるまで、
終身、こだわり続けて生きる、
「スタートの年にしよう」と言うことです。
「ミュージシャンを目指します」。
とは言え、
けして、「プロのミュージシャン」と
言うことでなく、あくまでも、
自分なりに納得できるレベルの
ミュージシャンです。
ダラダラと目的もない、
暇つぶしのギターでなく、
最後まで歌え、弾けること。
それは勿論、オーディエンスを前にして。
これが、今年の手作り年賀状です。
元旦に我が家で行う、
仮想のガーデン・コンサート
の案内状です。
「一年の計は元旦にあり」
なのです。
今朝、
太宰府天満宮の初詣でも
「世界平和 」、「家内安全」、
それに、「夢が叶いますように」と、
周りも気にせず、
声を出して願掛けしました。
大瀧先生の訃報に接し、
しんみりのお正月に
なってしましたが、
先生から戴いた
刺激に報いる為にも、
今年を「ミュージシャン元年」
とすることにしました。
今年で「六十三」
そして、語呂も良く、
「むーじさん」。
ミュージシャンを目指す」に
相応しい齢です。
「有言実行」
そうそう 、忘れていました
今年も「酔っ払いの戯言」
宜しくお願い致します 。
今年の最初の曲は、
はっぴい・えんど解散後の
「大瀧詠一・ファースト」から
「乱れ髪」
