「続：幸せのレシピ」

「冷や汁」と言うものがある。

宮崎を代表する郷土料理でもある。

名前の通り「冷やした汁」は、
食欲の落ちる夏の疲れに
最良の健康食のイメージがある。

いりこ、ごま、味噌、夏野菜。

夏といえば「冷や汁」
だが、できれば１年中でも戴きたいほど
私の大好物の
素朴な故郷の味である。

ところが、
同じリトルに育ったスージィーは
この「冷や汁」を知らなかった。

私はリトルなら何処の家でも
作っているものと信じていた。

驚きだった。

それで調べてみた。

「ウィキペディア」に

古くは鎌倉時代の「鎌倉管領家記録」に
「冷や汁」の記述が見られる。

とあった。

すると「冷や汁」は、
遠い昔、綿貫二郎左衛門妙義氏が
鎌倉から阿蘇谷の北郷（北里）まで
、持参したもの一つに「冷や汁」があり、
永くこの地に根付いた　・　・　・

これは全くの個人的私観で
何の根拠はないが、
十分に考えられる説。

仮にそうでなくても、
そう信じた方がロマンがある。

「冷や汁」は、
いにしえの都、鎌倉の味。


今では、スージィーなりのレシピで
試行錯誤を繰り返しているうちに、
私が昔戴いた「冷や汁」の味に
近づいてきた。

「冷や汁」を熱いご飯の上にかけ戴く。

画像は借り物です。



お盆に帰ってくる孫に作ってやりましょうか。

スージィーなりのレシピで
いにしえの都、鎌倉の味を。

「幸せのレシピ」

ＮＨＫ福岡制作の番組で
「金曜スタジオ（通称、金スタ）」
があります。

この番組で大好きな
郷土料理研究家 藤清光さん、
彼女の基本レシピは

「食べたかしこ」。

食材の適量は
「自分が食べたいだけの分量」
と言うことですが、

この「食べたかしこ」のアバウトで
大雑把な表現が実に的を射て、
私、大変気に入っています。

実は私の晩酌の量、
これも基本的に「呑みたかしこ」。
戴く量は、腹次第、気分次第。

「今夜は焼酎２合180ｃｃ、
カロリーは262Kcal」。
「さぁ、どうぞ！」

これぢぁ、誰だっても呑む気がしなくなります。

誰かさんが言いました。

「酒は自分を素直にさせる」。

言い換えると、

「素直になるために酒がある」と。

けだし名言です。

飲み始めて、本人が「素直になった」と
自覚症状を確認した頃が
「呑みたかしこ」なのでしょう。

ただし、
傍から素直になった頃を見計らい

「もう素直になりましたか？」

と言おうものなら

「まぁだ素直になっていましぇーん、
あともう少しで素直になるところでーす！」
「ウィッ」

と、その様はまるで、
とっくに“素直の域”を過ぎています。
完全な酔っ払いです。

そこで一言

「呑みたかしこ、良かですよっ」

この一言で酔っ払いは
たちまちに素直になります。


「酒は自分を素直にさせる」

周りににはそう見えなくても、
本人が素直になりさえすれば
それで「幸せ」なのです。

申し訳ありませんが、
暑いさなか、一生懸命働いている男達を
今夜も素直にさせてやってください。

後、3年の辛抱です。
どうぞ、お願いします。

くれぐれも「呑みたかしこ」です。

今夜も私、千鳥指ですが、
大変に素直です。

実はここまで書くのは 大変でした、
でも、今夜も「呑みたかしこ」 戴きました！

感謝です。あと三年です。

で、久しぶりに、ローラ・ニーロ。

Laura Nyro- And When I Die

「休日日和」

空は曇り空。

朝から鳴き続ける蝉の声に代わり、
今日はいつの頃からか雨音。

連日猛暑の春日村、
久しぶりの、本当に久しぶりの
待ちに待った愛しきの雨音。

思いがけず雨の休日、

玄関横に小さな花壇を造って、



昨日は其処に「ワイヤー・プランツ」を
４株植えた。



後は成長を待つだけ。


これで一通り、庭師も「夏休み」
雨音を聞きながら何んにもせずに
一日、室内で過ごす。

庭のどこかで雨から逃れ、
じっと潜んで羽を休める蝉と同じ。


雨災害に遭われた方たちや、
雨で予定変更を余儀なくされた方たちには
誠に申し訳ないが、

小生の予定に無い休日の
今日の雨天は、庭作業の晴天に等しく、
絶好の「休日日和」、「恵みの雨」

ひたすら心地よく過ごさせて戴いた。

午後4時半、降り続けた雨も上がり、
昨日とは考えられない冷気に満ちた風が
そよいでいます。

今からウォーキングに出かけます。

空は今も曇り空。
 

雨にぬれても