我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「終:忘れ物」

2013年08月24日 | 日記

ー 小僧のコメントを読み、雨音を聴きながら ー 


私の住む春日村から、故郷リトルまで、
最短のアクセスを利用して、車で約2時間。

例えば、「今から帰ろう」と思えば
容易く帰れる距離に在ります。

帰るのは年に二度、三度。
不幸事を除く以外は
いつも楽しみに帰郷します。


既にリトルで生まれ過ごした歳月より、
とっくに春日村で暮らす歳月の方が
随分と永くなりました。

それでもスージィーと共有する
我が故郷リトルは、
二人にとって掛け替えのないもの。


しかし、同郷人のすべての方たちが

「私も、そう」

かと言えば、
どうやらその価値観は異なるようです。

生活を拠点にする現在の住いと
故郷リトルまでの距離以上に
故郷に“心の距離”を有する方たちが
いらっしゃるのも事実です。

勿論、リトルまでの距離に比例し、
掛かる時間・費用は嵩みますから大変です。
仕方ありません。

その点、
約2時間で容易く帰れる私たちは
「果報者」
と言うしかありません。

「帰りたくても、帰れない」人たちの一方で
「帰れるけれど、帰らない」人たちが
いらっしゃるのも事実です。

「帰らない」と「帰れない」には
人それぞれに、理由があります。


で、寸分の“理由”など、持ち合わせない私たちは
「いつでも帰る故郷」を持つ幸せ者

何より、
「誇れる故郷」を持つ幸せ者なのです。


私はこの故郷リトルでなければ
受けられない「恩恵」を
沢山の戴いて育ちました。

私のリトルへの想いは
「感謝」の一言で表現できません。

川の流れは止まらぬ、が如く
悠久の歴史、優れた先人
いつの季節も変わらぬ
恵まれた自然と、その景観。

美しい日本の
美しい故郷リトルで
私は生まれ育ちました。

誇りです!

しかし、「ジャジー牛乳」の購入以外
何一つ恩返しが出来ません ・ ・ ・ ・


最近、戴いた「恩恵」、
それは、2年前の「還暦同窓会」

以来、リトルが本当に近くなりました。
“心の距離”も、更に短くなりました。
皆様には心から「感謝」です。


私は特にここ数年、
我が喜多里のルーツに
関心を持つようになり、

先日の帰郷の際も
「小国郷史(上巻)」を
テレサから借りてまいりました。

持ち合わせの
「続 小国郷史(下巻)」と共に、
せめて、生きている間に
少しでも、リトルと喜多里のルーツを
知り得ることができればと。

「帰りたくても、帰れない」人も、
「帰れるけれど、帰らない」人も、
是非一度、リトルに足を運んでもらいたい。

きっと、誰かが
あなたを待っています。

人も山も川も、リトルはあなたを
忘れてはおりません。

きっと、「忘れ物」を
見つけることができる筈です。



1958年 、
国鉄宮原線を走るディーゼル機関車
(あるところから無断借用)

一滴も入っておりませんので、
本日の日記
少々、永く、くどくなりました 。

無断借用と 併せて
「ご免!」 
 

「望郷」は、
異郷の地にありて、故郷を思うこと。

思うことなかれ、すぐに帰るべし

です。 

コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする