我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「果報は寝て待て」

2016年03月25日 | 日記

いつもの様に夕食を終えて
二階上がり、YouTubeで
音楽を楽しんでいた。

少し酔っていたし、余程
音楽が心地良かったのだろう、

いつの間にか
椅子に凭(もた)れ掛ったまま、
眠り込んでしまった。


不覚の眠りに就いて
どのくらい経ったのか、
誰から起こされた訳でなく
目が覚めた。

YouTubeはまだ、
愛おしい旋律を流し続けていた。


時計を見ると、 
僅かな時間だが約30分ほど
夢の世界にいたことになる。

起き抜けのぼんやりとした頭に、
聞き覚えのある曲が聴こえてきた。

トム・ウェイツの
「Come on up to The House」
だ。

しかし、ディスクトップの中の
この曲を歌うアーティストは
初めて見る顔。

この曲で
すっかり、私は目覚めたが、
すぐに、その理由が判った。

この娘(こ)が夢の世界いた
私を揺り起こしたのだ。


この曲が終わってからも
この娘の曲を探しては聴き続けた。

夜更かしを止めて
布団に潜り込んだのは、
それから暫くしてのことだった。


初めて知ったこの娘の名前は、
アメリカでは結構人気者の

ギター、バンジョー、
フラット・マンドリンを巧みに弾きこなす、
才能溢れるブルーグラス娘、

「サラ・ジャローズ」。


うたた寝のお蔭で、
お気に入りのアーティストが
もう一人増えることになる

昨夜はまさに、私にとっては
「果報は寝て待て」
の夜だった。


トム・ウェイツの繰り返しのメロディは
いたってシンプルだが、

シンプルさに反して、
素晴らしい重みのある詩と、

彼女の歌声を聴いて、

今夜も眠りに就くことにした。

 

♪ 

月が砕け
空はひび割れている
うちに来なよ

目に映るのは
自分にないものばかり
ならうちに来なよ

泣いてたって何にもならない
うちに来なよ
十字架になんかすがってないで
その木は使えるけどね
うちに来なよ

うちに来なよ
この世に居場所のない
俺もただの通りすがりさ
うちに来ればいいんだよ

灯りのないトンネルの中で
仕事の当てもないなら
うちに来なよ
ソプラノの独唱を
くず屋のコーラスを従えて歌ってる気分なら
それならうちに来なよ

人生が汚らわしく野蛮で短か過ぎると感じたら
うちに来なよ
海が荒れ港が見つからない
そんな時はうちに来なよ

この世じゃ
自分にはなす術もないなら
うちに来ればいい
自分の衝動に振り回されてたら
うちに来ればいい
これ以上はないという位の
悲嘆に暮れているときは
うちに来なよ
降参するしかないのに
踏ん切りがつかないような時には
うちに来ればいいんだよ

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