我が家の青空(My Blue Heaven)

スージィーとロバート、キャッシュとバンクの
2人と2匹の我が家のディリー・ライフ。

「屋根の上で」

2019年05月23日 | 日記

 

春日村の、とある一軒の家。

 

屋根の上から東に向かって
眺める景色。

上から眺める、通りに面した
手前がサクランボの木の
スターダストの入り口。




この世界が嫌になって
人に会いたくない時

僕は屋根へと続く階段を上る

屋根の上、
そこは世界で一番平和で、

悩みは空に溶け

下に広がる世界が
僕を悩ませることもない

これは、キャロル・キングが作曲した
「Up on the Roof」の
歌いだしの詩だが、

世界で一番平和な場所であるべき、
我が家の屋根の上で、

頭を悩ませる人たちもいる。

 

二面の屋根と、
ツタの這った壁面を除く
すべての外壁の塗装を行ったのは、
三年前の春のことだった。


壁は少しクリームを配合した
ホワイトに、

屋根はグレーから
やや濃いグリーンに
塗り替え、

イメージを一新した屋根が
翌年から次第に、変化が起こり始めた・・

屋根のあちこち、グリーンが剥げて
グレーの地がむき出しになり、

塗装をしたばかりの屋根が、

「これから先、どうなるのか?」
次第に心配になってきた・・

屋根の異変に気付き、早速、施工会社に
診てもらうように告げ、

塗装の実務担当者に、状況を
確認してもらったにも関わらず、

その後、全く、音沙汰なしで、
何ら対応してもらえず仕舞い。


そして、一年が過ぎ、
更に状況は悪くなってきた・・


普段は至って穏やかな仏のロバも、
遂に、この不誠実な対応に怒り、

社長と実務担当者を呼び出し、
実態調査と、今後の然るべき
対応策の説明を求めた時に、

昨年、実務者が屋根の劣化の報告を
社長に報告したにも関わらず、

社長は施主である我が家へ、
部下から受けた状況報告を
怠っていたことが、その場で判明した。


今日の午前、
実務担当者と塗料メーカーの方が、
屋根に上がり、

劣化状況の調査にやってきた。



塗料選択を含めた施工上のミスを認めた上で、
2面の屋根の塗装を無償で、
やり直すことが決定し、

今回の調査を基に、
高圧洗浄から始まる工程表と、

適正使用塗料を提示し、
梅雨までに施工を終えることになった。


誰だって、ミスはする。

「ピンチは、チャンス!」


営業職時代、小生自身、
誠実に仕事を進めていながらも、
何かが因で、思わしくない結果を招き、

取引先から不信やクレームを
頂くこともあったが、

その時、当方に非があろうが無かろうが、
結果が徒労に終わろうが、

誠心誠意、対応に取り込むことで、
難なく修羅場を潜り抜けるばかりか、

逆に、クレームが縁で、
以前にも増した強い信頼を
頂くに至った経験は、幾度もある。

「災い転じて、福となす」

とは、このことを言う。

屋根の上の写真のついでに、
5月23日の屋根の下の写真を三つ。

風が吹くたびに、若葉の香り漂う
喜多里亭と、緑濃いスターダスト

日々、成長が楽しみな
2種のブドウ。

グリーンを配し、ボリューム感を増した
このテーブル周りで夜な夜な、
一杯やる親父がいるらしい。

後がき

今回の屋根に関わる当方の対応について、
あるお方から適切は対処法を
頂きましたこと、

屋根の上からではございますが、
心より、感謝申し上げます。

 



この世界が嫌になって
人に会いたくない時、
僕は屋根へと続く階段を上る。

屋根の上、
そこは世界で一番平和で、

悩みは空に溶け、
下に広がる世界が
僕を悩ませることもない
 


「Up on the Roof」
ザ・ドリフターズ

 

コメント
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