F老人の気ままな島暮らし日記

尾道市生口島で気ままな島暮らしの日々。

ウロウロヨロヨロ旅-九州編第35日 南種子町観光・宇宙センターでH2Aの移動を見る

2015年11月25日 11時01分28秒 | 旅行記
11月23日(月)勤労感謝の日、宇宙ヶ丘公園で起床。打ち上げ前日ですが、ほかに誰もいません。

種子島南端、門倉岬を目指します。南端の砂浜。



着きました。



いろいろな碑が立っています。



鉄砲伝来紀功碑。漂着したポルトガル人が鉄砲を伝えたのは文久12年(1543年)、織田信長が3000丁の鉄砲を準備し、武田の騎馬隊を殲滅した長篠の戦いは1575年、32年後、関ケ原の戦いは57年後のことです。





三七八戦役慰霊碑。明治37、38年に行われた日露戦争は三七八戦役と呼ばれていました。いま分かる人はほとんどいないでしょう。



ポルトガル海軍が建てた碑。





この海岸に漂着しました。ここから日本の歴史が変わることになったと思うと感慨ひとしおです。いずれ、ヨーロッパ文化は入ってきたと思いますが。



明治27年4月、上海から香港に向かっていたイギリスの貿易帆船ドラメルタン号は暴風で種子島南端の砂浜前之浜に漂着しました。

「異様な風貌の異国人に驚いたが才川周ヱ門宅ほか二軒の民家に乗組員を収容し手厚く介抱した。同年五月十八日イギリス東洋艦隊から六隻の軍艦が到着船の修復を終えて八月十六日長崎へ廻航されたがこの間の温情に感激した乗組員は別れを惜んで時計花びん額縁など数々の品物を贈り帰国後は滞在中の謝礼を送金している。下中にしかいない「インギー鶏」はこの船で飼われていた鳥の名残りである。(wiki引用)

謝礼に受け取った鶏は11羽だったそうですが、それがいまでは種子島名物。食べてみましたが美味しい鶏肉でした。







浜にはハイビスカス。



再び,宇宙センターに向かいました。途中にあった「宝満神社」。



名前は素晴らしい。



少し長い参道を通って参拝しておきました。





石垣は珊瑚石。



ツル細工の人が見ると宝の山?



干潮の時間が迫っていたので「千座の岩屋」へ。



前方の岩山が波に浸食されて





広い。



複雑。





見事なものでした。



安納は種子島北部にある地区。安納イモ、甘くておいしい。お店の人に安く買えるところを教えていただきました。



途中、恵美之江展望公園に寄り、明日の打ち上げの見学場所を確認。偶然、最善の場所で見ることができるようになりました。



再び、宇宙センターへ。種子島で一番きれいなトイレを使用することと見残した部分を見るために。



ISSのきぼう。







月探査衛星「かぐや」が写した月の表面などを見て、



お風呂へ。貴重品を入れるところがなく、車へ置きに行って入浴。ある意味怖いところでした。



打ち上げ場所から3㎞以内にあるため明日は閉鎖される広田遺跡ミュージアムへ。昭和30年代初め台風で崩れた砂浜の台地から人骨が発見されたことから発掘が行われました。弥生時代のの集団墓地遺跡です。



貝の飾りを付けた人骨が多く、158体の人骨と44000点以上の貝製品が出土しました。



背が低く、後頭部を絶壁にしているのが特徴です。



遺跡。







浜辺に面したところにひっそりと、「特務艦志自岐遭難記念碑」。旧海軍が初めて建造した給油艦でした。

「記念碑は、大正8年8月におきた遭難事故の悲惨さを伝え、沈没した志自岐乗組員の御霊を弔うため、平山の人々により大正10年9月1日に建立されました。大正8年8月4日、重油を満載してボルネオのタラカンを出港し、佐世保に向かっていた志自岐は、台湾沖から台風に巻き込まれました。8月15日、ようやくさしかかった種子島沖で暗礁に座礁し、沈没してしまいました。遭難の知らせをうけた平山の人々は、総出で昼夜を問わず懸命の捜索を続けましたが、その甲斐もなく、乗組員120人中、生存者はわずか7人、そして15人の遺体を収容しただけでした。こうした平山の人々の救助並びに遺体の収容等の労に対して、帝国軍人会から褒賞が贈られました。」(南種子町HP引用)



大正10年と読めました。



長い一日が終わったと長谷公園で停泊。チューハイを飲んで周りの人たちと話していると、組立棟から射点にH2Aを移動させるところを見ることができるという情報を得て、知り合いになったゼッキーさんがインディ君を運転して、宇宙センター内の高台へ。立派なカメラ持った人たちでいっぱいでした。



雷や雨で延びて11時ごろようやく移動が始まりました。まさかこれを見ることができるとは。

出てきました。



ゆっくり移動します。



射点に到着。液体水素などの注入が始まります。



盛り上がります。長い一日でした。





























最新の画像もっと見る

コメントを投稿