護衛艦「はるゆき」は本年３月、２９年に渡る海の守りの任を解かれ、除籍されました。「はるゆき」の誕生から部門のリーダーとして情熱を傾けた旧友U君から依頼され、記念のビールグラスを作りました。
まず、打ち合わせたデザインを焼き付けたフィルムを作りました。透明な部分が彫る部分、青いところは透明なまま残る部分です。
接着剤を塗ったグラスに貼り付けます。位置合わせに注意します。
このままではフィルムを貼っていないところに傷が付きますのでガムテープでマスキングします。
サンドブラストします。あまり圧力を高くすると細かいところが表現できないので細い線、特に細かい文字に気を使いながら彫ります。
本当のプロ、生計を立てている人はこの種類の仕事、例えばゴルフコンペの記念品、優勝盾などの制作を主にしているようです。
彫ったあと、マスキングとフィルムを剥がして汚れを取ると。
できました。全て手作りですので同じように作るのがむつかしいところです。
喜んでくれるかな？
薄緑と空色のきれいなぐい飲みで何を作ろうかと考えていましたが、とりあえず、シンプルなデザインのものにしてみました。
技法的には初歩的なものですが、シンプルなものが好まれることに最近気がつきました。作る側は凝ったものばかり考えますが。
連日、ガラス彫刻・畑の草取り・庭の手入れ・キャンピングカーのワックスがけを時間割のごとくやっています。来月、東京で開催される会合のお土産を作りました。
5月10・11日の「ふくやま手しごと市」まで出店の予定はないのですが、ストックが必要なので少しずつ制作しています。
今日は、枝に止まって川の魚を狙っているかわせみを彫りました。
お皿に。
大き目のタンブラーに。
ジョッキに。
透明な素材に取り組んでいます。今日は「ポピー」を彫りました。
お皿に裏から。
花びらのしわと薄くてはかないような感じが出ればいいのですが、どうしてもガッツリ、彫ってしまいます。
ビールグラスに表から。
ジョッキに。これで飲むビールの味はどうでしょうか。
