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京都 祇園祭 宵山・・・北観音山

2012年07月16日 18時14分06秒 | Weblog

京都 祇園祭 宵山・・・北観音山 

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宵山巡りの最後を飾るのは北観音山です。


巡行においては後祭の巡行列の先頭を行く曳山で、絢爛たる装飾は、どの山鉾にも引けを取らないものがありますね。

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今回は残念ながらお囃子を聴く事が出来ませんでした。


もしかしたら、日和神楽に出掛けていたのかも知れませんね。


ずっと以前に三条通でこの日和神楽の一行を見かけた時は、なんでこんなところに囃子方が居るのかと驚いた記憶があります。


今なら日和神楽の途中なんだなと判りますが、その時分はあまり宵山の風習に詳しくなかったのですよね。


でも、鉾町と離れた場所で囃子方と出会う通行人の大半は、その当時の私と同じ感想を持つのではないかな。

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北観音山の町会所は、木造の二階建てです。さらには塗り込めの藏があったりと、


いかにも鉾町らしい風情に溢れていますね。


ここは昼間に来ても、絵になる写真が撮れる場所でもあるのです。

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その風情の一つが北観音山の近くにある、藤井紋さんの屏風祭です。


宵山ではそこかしこで屏風祭が開かれていますが、中でもここが一番見応えがありました。


外から少し覗かせてもらっただけですが、豪華な屏風がずらりと並んだ様はなかなかの壮観ですよ。


それに奥の方では町内会らしき人達が座敷に集まっている様子が垣間見え、


昔ながらの祇園祭の夜の過ごし方がそのまま残っている様な気がして興味深かったです。

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今年の夜店グッズの中で良く見かけたのが、この光る猫耳ですね。


小さな子供から結構な大人まで、かなりの人が身に付けていました。似合う人には結構似合いますね。

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宵山は午後10時を回ってからが面白いと聞きます。


駒形提灯を一斉に落としたり、御旅所に祇園囃子を奉納する日和神楽があったり、


さらには南観音山の暴れ観音があったりと興味は尽きないのですが、


いかんせん電車の時間を気にする大阪組としてはそこまで残る事が出来ません。


でも、いつかはじっくりと見てみたいものだと思っています。そのあたりは、来年以降のお楽しみですね。

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帰り道、鷹山という町会所があるのに気が付きました。


調べてみると休山の一つで、宵山に限って残されたご神体や懸装品を展示する、居祭りを行っていたのですね。


鷹山の起源は古く、応仁の乱以前からあったそうです。


しかも、囃子方を持った大規模な曳山だったそうですね。


しかし、文政9年に激しい夕立に遭って懸装品を汚損してしまった事から休山となり、さらには元治元年の蛤御門の変による大火によって、一部を残して焼失してしまったのでした。


祇園祭の休み山は鷹山、大船鉾、布袋山の3つがあって、それぞれ居祭りをされている様です。


このうち、大船鉾はお囃子が復活したらしく、宵山で演奏されているそうです。


私が町会所を見た時には、囃子方は居られなかった様なのですが、来年は聞いてみたいものだと思っています。


そして、何時の日かこの3つの山鉾が復活する時が来れば嬉しい事ですね。


明日からは、山鉾巡行の様子をお届けします。


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