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【菅内閣の運命は参議院に握られている。】

2010年10月19日 19時42分32秒 | Weblog
【菅内閣の運命は参議院に握られている。】 (オリーブの声)より

菅内閣の運命は参議院に握られている。

現在、民主党与党は参議院会派に於いて過半数が無い。
先の参議院選挙で大敗を喫したため、実は、国民新党及び社民党を足しても過半数に足らない。
議決は、「出席議員の過半数」である。

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憲法第56条 両議院は、各々その総議員の3分の1以上の出席がなければ、議事を開き、議決することができない。
2 両議院の議事は、この憲法に特別の定のある場合を除いては、出席議員の過半数でこれを決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。
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仮に欠席者がいなければ、今後、参議院では法律は一本も通らない。
特に重要法案は、通らない。
国会同意人事も全く通らない。
衆議院に提出される法案の9割が内閣提出(閣法)であるから、実質的に菅政権は行き詰っている。
ただ、議決の帰趨が顕在化する会期末になっていないから、小康状態に見えるだけである。

自民党やみんなの党は既に次期衆議院選挙の人選を始めており、来年の通常国会が荒れることは確実。
参議院がねじれでも自民党が政権運営できたのは、衆議院の再可決権である三分の二があったからである。
しかし現菅民主党政権にはそれがない。
かつ、民主党内も二分されており、エラソウに仙谷官房長官がしていられるのも今のうちだけ。
早晩追い込まれて行く。

なのに国会で高飛車な答弁を繰り返し、このオッサン自分の足元が見えているのかと日々懐疑的に見ている。
もっとも、仙谷官房長官は菅首相を1年で葬り去り、後任に前原現外相を据え、近代の趙高の座を目指すようだ。

だが趙高の最期はどうなったか、きっちり歴史を勉強された方が宜しかろうと思う。
次は原口内閣かもしれないではないか。
政界に実力者がいなくなったと云うが、国民新党の亀井前金融相が残っている。

小沢・鳩山・輿石グループが暫定統治で担ぐかもしれない。d(^-^)
やはり国会法をきちんと読んで、また国会が会派で運営されている事実に鑑み、小紙は趙高宦官政治は長くは続かないだろうと予測している。

次期衆議院選挙は、河村たかしを担いで大新党構想もあるかもしれない。
政界の一寸先は闇であり、栄華を極めたと思ったときが頂点で、後は転がり落ちるだけである。

一方、米国や英国に較べると日本は長期間中央集権体制で来たので、市民のネットワークが希薄である。

米国では共和党が草の根政党である茶会党(保守派の草の根運動ティー・パーティー)に擦り寄っている。
民主主義を浸透させるには、デモや集会だけではなく、理念や思想を軸とした草の根を発展させないと、強大な国家権力や大本営に市民が揺り動かされてしまう。

この概念を実践しようとした理念が「新しい公共」なのだが、既存政党の枠組みではない、市民運動という立場から、社会的な影響力を行使できるように発展させる必要がある。

でないとずっと今後も日本の政治は数合わせに走り、理念が置き去りにされてしまう。

検察が腐敗し、裁判所が国家の走狗となれば、まさにブタが木に登る国となり、そのうち経済も二流に落ちて行くだろう。

根本的な核心は、市民の手の中にあると考えている。

日本国憲法前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。

そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。

これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。
われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

小紙は、昨今の不当な検察当局による国会議員(正当に選挙された国会における代表者)の弾圧、そして検察審査会という矮小化された市民が膨大な市民の手によって選ばれた国民の代表者を訴追することを追認する裁判所など、極めて遺憾であると感じている。

すなわち国民を分断し、その団結を阻止し、搾取のみを企図する集団が依然として我が国に於ける民主主義を不当に阻害していると結論できよう。

国民が民主主義を理解し、それを啓蒙し、維持して行かねば、あらぬ方向に民主主義が捻じ曲げられてしまうということである。

政治を人任せにせず主体的に関わり、その草の根の政治を実現させなければならない。

それこそが真のクリーンな政治につながるだろう。
 
オリーブ拝

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