ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

コンポントムの昔のゴミ処理場に住む家族

2024年09月14日 | ジェンダーとインフラ整備


コンポントムの州都ストゥン・センにあった、昔のゴミ処理場に住む家族と会った。
仕事で視察に行ったら、出会って、家まで連れて行かれた(いえというより掘建小屋)

↓ 14匹の牛の世話をして収入を得る

50代と思える夫婦と、養子にした43歳の息子、実氏13歳とほったて小屋に住んでる。

一年前にこのゴミ処理場が閉鎖になって以来、ここに移ってきた。
母親が頭の病気で医療費がかかり、土地も家も借金までして失って治療して、住むところがなくなった。
13歳の息子はずっとほったて小屋の中でじっとしてて、43歳は牛の世話とかしてる。


キッチンもなく、トイレもシャワーもない。
近くにある水源を使って水浴びしたり水を飲んでる、かなり危険だ。

↓閉鎖されたゴミ処理場の周りは田んぼ

この田んぼにゴミを不法投棄する人がいるらしく、それを予防することでちょっとだけお金をもらえるそう。14匹の牛の世話もしてちょっと収入がある。


これからこの閉鎖されたゴミ処理場を綺麗にする作業に入るので、予算見積もりの話とか、どうやって工事するかとかエンジニアと会計が相談。

日本でもこういう問題はあったんだろう。
コンポントムの国道から1キロも入ったところにこんな悲惨な生活をしている子どもがいるとは(ちなみに市役所のすぐ裏の凸凹道を言ったところにある)。

まいったな、この13歳の子をどうしよう・・・・・
学校にやるなんてできないし、でも将来普通に収入を得て生きていけるようにするためには、最低限の生きる技術を身につけなければ。

また来週来るので、それまでに何らかの策を考えないと。








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