ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

性的マイノリティに対する特別暫定的差別修正措置

2019年03月27日 | 疎外化された女性たち


「性的マイノリティ判例解説」などという本、ジュンク堂で見つけて買ってしまったのはいつだろう・・・・

そういえば最後まで読み通してなかったと思い出して、停電で自宅にいれない時にスターバックスで読んでみることにした。
停電は長くて3時間くらい続くのだ。水がないのもとってもとっても困る。



この本で紹介されている多数の判例で、アメリカの事例で「同性愛者の保護を禁止する州憲法の連邦憲法適合性」が紹介されていた。

この裁判はかなりアドバンスだな・・・と思う。
性的マイノリティということで、特別措置(雇用など)配慮をしてもいいという州法に意見性が問われたのだ。

世界的にも女性向けクォータは増えてきているし、うちの大学でも少数民族出身の東北部出身の学生は全額奨学金をもらっている場合が多い。(女性は一応枠があるけれど、特に女性を増やすための措置ではない・・・・そもそも大学の半数は女子学生なのだ)

日本語の勉強になる本、「宗教的嫌悪」なんて、なかなか耳にすることのない言葉。
最近僧侶の学生とインタビューに行って、1時間ほど待たなければならなくなったので、彼の意見を聞いてみた。
彼は僧侶といっても貧しいために僧侶になっただけで、来月の外交官試験に通ったらさっさと僧侶をやめると決めている。
(私の周囲には、そういう僧侶が本当に多い・・・・)

↓間食のロッチャー、1.5ドルでまあまあ満足感あり


「ゲイは僧侶になれない。これは障害者が、たとえ皮膚病があるだけでも、僧侶になれないのと同じ」なのだそう。

この僧侶としたインタビューでは(男性弁護士対象)「性的マイノリティに対する許容レベルはとても高い。特にトランスマンはいたるところにいて、イオンとかでも普通に買い物してる」とのこと。


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