ジェンダーから見るカンボジア

南国のカンボジアからの日記、ジェンダー視点でカンボジア社会を分析します

若者ホームレス

2019年02月13日 | カンボジアの子どもの権利


貧困関係の本をいろいろ読んでいるのだが、「若者ホームレス」はたくさんのホームレスの若者にインタビューした本。

多くは一度は正規職員として雇用されていたことがあるのに、派遣とかに切り替わって、生活が不安定になり、家を出ざるを得ないような状況に追い込まれる。

↓日本では毎日サンドイッチを堪能、パンが抜群に美味しい



親を頼れないとか、親がいないとか、孤立している人がホームレスになる確率が高い・・・・まあ当然か。
河合隼雄先生の「子どもと学校」によると、本当に自立している人は他人に上手に依存しているそう。完全な自立なんて、今の世の中でもはなかなかあり得ないということだろうか。要は孤立してしまって依存関係が築けないと、そこから貧困のサイクルとかに陥るってことかな。

この「若者ホームレス」では写真が使われていて、本当にホームレスの人を撮影したのかは不明だけれど、パッと見た感じではとてもホームレスとは思えない。コンビニですぐ側にいる人がホームレスかもしれない、と思うとやりきれない気が。
外国人労働者をどんどん受け入れる前に、日本で疎外されている人たちに働く場を提供したほうがいいに。

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