cafe blog-伊豆-

不定期で更新中♪

うなぎと弟!

2007-12-31 | 
今年も残り時間わずかとなってきました。
本年中、皆々様には大変お世話になりありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。



久しぶりに年末年始が賑やかです。
弟家族がやってきているのですが、店は営業中ということで、ゆっくりおしゃべりする時間もありません。

伊豆に来るたびにたいてい「うなぎ」が食べたいと言う弟。
甥っ子は「うなぎが嫌い!」と言っていたにもかかわらず、ここ「万両」さんのうなぎ半人前をぺろっと平らげてしまいました。

美味しいんですよ~!
外は香ばしくカリカリで、中はふわっと柔らかい。
これぞ関東風!うなぎの蒲焼ですね。

年末年始に何を食べるのか?
冬の「うなぎ」もいいですよ!


*ちなみにお正月の営業日は未確認です…ごめんなさい。
 たぶんお休みかとは思いますが。


■万両
〒413-0515
静岡県賀茂郡河津町谷津383-1
電話番号/0558-32-1907

超巨大ミミズ!

2007-12-30 | 映画
お正月の天気は晴れ!
伊豆には帰省された方や観光客で少しずつ賑わっているような?いないような?


雨上がりの後にはよくある光景ではありますが…昨日見たのはあまりにも巨大でびっくりしました。
20センチほどのものは何度もみたことがありますが、おおよそ直径1.5センチ、長さ40センチほどの巨大ミミズ!
比較するものが写ってないためあまり分からないかもしれませんが…なんだか異生物のような感じがしました。

これを見て思い出しだのが1970年代のアメリカ映画に「スクワーム」というのがありました。
ご存知の方も多いのでは?

高圧電流が流れた地中から、でるわでるわ!ミミズやゴカイがウヨウヨと。
それも突然変異で凶暴になってるんだからそりゃ大騒ぎ。
特殊メイクも凄いものがあったけれど、発想する原作者も凄いなぁ。

ついつい手の隙間から覗きたくなるホラーです。



鶏肉料理と鳥精進と…

2007-12-21 | 
午前中の陽の暖かさがありがたいですねぇ。
ここのところちょっと冷え込んだので、風邪など注意しないといけませんね。


以前のブログでご紹介したこともありますが、鳥精進・酒精進のこの1週間もあと数日となりました。

本日のお客様の中にも、「鳥と卵じゃないメニューで!」という人が何人かいらっしゃいました。


鶏肉って本当に美味しいですよね、週末のクリスマスには食べる方も多いのではないでしょうか?
特にこのメニュー!っていう鶏肉料理は「ガイヤーン」です。
簡単に言うとタイの焼き鳥ですね。

タイの東北部(イサーン)地方の代表的な料理で、「ガイ」は鶏「ヤーン」は焼くという意味。
一晩タレに漬け込んだ鶏肉を炭火でじっくり焼いたもの。
この炭火っていうのがポイントで、さらにタレは自家製レシピがあり、それぞれ微妙に違うんですよね。

私は路上の屋台で売っているガイヤーンを買ってホテルで食べたりするのですが、たいてい「カオニャオは?」って聞かれる。
カオニャオはもち米を蒸したもの。
これがまた美味しいんです。
レストランなどで頼むと小さな籠に入ってきます。
そして併せて食べたいのが青パパイヤのサラダ!
辛いけど美味しいんですよね~。


今度スモークチキンをやる時に「ガイヤーン」もやってみようっと!



*本日、バーニーズのシェラが病院で手術を受けました。
 私的にはかなりナーバスになっていたのですが、いたって本人は食欲旺盛で元気なんです。
 しかし、これからも続く病状に心配になります。
 「無知は罪だ!」とつくづく思う今日この頃。
 ネットで調べるとバーニーズは遺伝的悪性腫瘍というのが大変多いそうで…。
 特に引き受けたときにこの子はちょっと異常なくらい体が小さいからあとから病気がでるかも…と言われていたんですよね。
 もうすぐ7歳、まだまだ元気でいてほしいものです。







焼き芋でなく焼き栗も…

2007-12-18 | 
「いし焼~き芋…お芋!」
この時期になるとやって来ますね!
最近は「早くしないと行っちゃうよ!」なんて声も入ってたりします。

昔はとても安くてちょうどいい夜食だったりしたものですが、最近は結構高くてなかなか高級なおやつになりつつあります。
それでも「石」で焼いた芋の美味しさにはかえられませんよね。

なぜか桜祭りにも出店しているのを見かける「笑い栗」は京都のものらしいのですが、甘栗よりも好きかもしれません。
甘栗もだ~い好きなんですけど、栗本来の美味しさは焼き栗ですかね。

写真はトルコの焼き栗。
トルコでは年中無休なのか?
夏でも栗?となりにはトウモロコシ屋もいました。
時期のせいなのか?この栗は焼きが甘かったのもありちょいとイマイチでした。

いままでで一番美味しかった焼き栗はフランスとイタリアです。
ホコホコしてて甘くて大きくて!
そしてなんともいえない包み方。(新聞をくるくる円錐にして入れてくれます)
ヨーロッパでは芋売りはいないけれど、「焼き栗売り」はたくさんいます。
最近では移民の人が多いですね。

よく見かけたのはスーパーのカートにドラム缶を切った物を乗せて上手いこと焼いています。
違法営業のためか?逃げやすくカートにしたのは賢いけど、そのカートはどっかから盗んできたものなのだろうか?

何度か買っていると1個おまけしてくれたりして!
嬉しかったなぁ~。

でもお高かったような記憶が…。
寒くて小腹が空くと、クレープか栗か?迷うところですが、回数的には安いクレープのが断然多かったかな?!

う~ん食べたい!


仕方がない!お正月には甘栗でも食べようっと!


ラム肉が好きなんです♪

2007-12-16 | 
今朝は共同浴場の年一度の大掃除がありました。
5分ほど出足が遅れてしまいました…すみません。
約1時間半ほどで終了しましたが、なかなか1年の汚れも落としづらいものです。
水垢ってどうやって落とすのが一番いいんでしょうか?
今回は秘密兵器「高圧洗浄機」が登場しました!
これが大活躍で、壁や天井、タイルの汚れなどどんどん落としてくれます。
やはり道具も大切なんですねぇ。
扇風機の掃除は任せてください!と掃除を始めたものの実は昨年は羽を逆につけていたので、風がまったくこなかった(気がついて後で戻しましたが)…今年は大丈夫!ちゃ~んと確認してから装着しましたから!


昨夜は久しぶりにラムステーキをいただきました。
オーストラリア産で美味しかったです!

ラム…好きなんですよねぇ。
独特の臭みがあるので苦手な人が多いかと思いますが、この味が意外と好きな私。
ただマトンは臭みが強すぎるとちょっと食べれないときがあります。


“ラム”と“マトン”の違いご存知ですか?

ラムは生後約1年未満で永久門歯がないもの。
マトンは生後約2年以上で永久門歯が2本以上のこと。

ちなみに1年以上2年未満のものは“ホゲット”と呼ばれているそうですよ。
あんまり聞いたことはないですよね。


ほかの肉に比べるととてもヘルシーだということで数年前からジンギスカンがとても流行りました。
私にとっては懐かしい!そんな思い出があるのですが…。
(なぜか実家にはジンギスカン鍋があったんですよねぇ~)

基礎代謝を上げ、細胞内の脂肪を燃やす働きを助けるたんぱく質に含まれるアミノ酸の一種「カルニチン」がほかの肉に比べると含有量が多いんだそうです。
代謝を促進し体を温める効果が高い。
ということは、ダイエットや冷え性解消にも有効な食材なんですよね。
老化防止にもいいとか……。



実は食肉の中でも世界で一番消費量が多いのが羊肉なんですよね。
イスラムの国では豚肉、ヒンズーの国では牛肉を食べることがないため、羊肉はよく使われます。

ちなみに美味しい時期は、春先がおすすめです!


詩って難しい…!

2007-12-15 | 
昨夜、ふたご座流星群見ましたか?
私はちょうど0時頃から15分ほど、家の外で空を眺めていました。
方角を調べておかなかったので、ほぼ真上を見ていたかと思います。

見上げた途端に1つの流れ星☆
5分ほどの間に数個の流れ星☆
一番大きかったのは真上から山の向こう側に落ちたように見えた長~~い流れ星☆☆☆

最高でした!



近所の人からお借りした本です。

「求めない」 加島祥造  小学館

ちょっと小ぶりなこの本はぱっと見た目でも気になる存在でした。
地元の本屋さんでもお勧めのもので、開いてみると文字の大きさと余白スペースが何ともいえないバランスで造られています。

きっと読もうと読み始めれば5分ほどなんでしょうけど、意外と1ページ見るのに時間がかかるところもあったりします。

すべてが「求めない~」で始まる詩。

なんだかこれを読むと楽になるような気がします。
そして自分に余裕ができるというか…豊かになるというか。


求めない──
すると
それでも案外
生きてゆけると知る


ふむふむ…とうなずきながら読んでいくうちに心が晴れてくる。

求めることと求めないこととは実は同じような事なのかもしれないと思ったりもする。
(巧く表現できないけれど)

欲を捨ててみたときに、自分の歩いてきた道が見える気がする。
あぁ~それが自分なんだなって。
でも求めているのも自分なんだよね。

悲しいかな大人になると諦めるっていうことに慣れてる自分がいたりする。
幼い時は諦めるということに異常なほどこだわったりしているものだ。

どちらもなんだか悲しい気がする。

どうせだったら最初から求めないのもいいんじゃないかな?
シンプルに研ぎ澄まされていく、なんだか「禅」を感じる本だった。





江戸城の石って…

2007-12-14 | 伊豆
今夜はふたご座流星群がばっちり見られるはずです!
ぜひチャレンジしてみてください♪

朝、車が夜露で濡れている。
そんな時はカーブミラーもたいてい曇っててほとんど見えない。
細い道だし、慣れてる地元の運転手たちはスピードも速い。
怖い思いをすることもしばしば…。
今時期は夕方陽が陰るのも早く、薄暗い道路はとにかく見づらい。
あわただしい年末ですが、安全運転しましょう!


昨日ご紹介したお散歩コースですが、石切場跡が見られる場所が数箇所あります。
…が、実は伊豆のあちこちに石切場が点在しているんです。

太田道灌が実際に来ていたのかは分かりませんが、なんと!江戸城の石はほとんど伊豆から切り出されたものなんです。

↓この「細間の段」もハイキングコース内にありますが、切り出された石が風化の影響で何ともいえない表情を見せてくれています。



なにげに山道などを歩いていると、切り出したまま持っていかなかった石をたまに見かけることがあります。
いったい何百年経っているのかなぁ~なんて思うと昔の風景を想像したりできます。

そして河津にもその面影を残した場所があります。
とっても珍しいと思うんですけど、素敵な雰囲気のあるBARになっているんです。

切り出したままの穴を使って営業しているその名も洞窟BAR「あなぐら」!

かなりおすすめです!


最高のお散歩コース!その11

2007-12-13 | 
今日は雨でした。
ラッキーなことに昨日は途中から晴れ間も見え、なかなかのお散歩日和となりました。

今回ご紹介するのは、これから見ごろになる水仙で有名な爪木崎へと伸びる2.8キロのハイキングコースです。
コースは3種類あって①海岸コース②岩場コース③山道コースになります。
が、今回は行きに②岩場コース、帰りを③山道コースと選択してみました。

須崎港から案内標識にそって、急な坂を上ります。
すぐに庚申堂が見えます。
石段を登るとエンマ様のお堂とその上に石室があり33観音が祀られています。
なかなか雰囲気のある場所なのでぜひ一度のぞいてみるといいかと思います。

そこから舗装された道を上ると、畑の横を通り抜けしばらく歩くと下りになります。
雨上がりのため、ちょっと滑って怖かったけれど晴れていればなんてことない歩きやすい道だと思います。
景色は一変し、海が広がります。
ここには細間の段という展望台があり、かなり景色はいいです!
ちょっと休憩しつつ、少し戻って海岸線を歩きますが、ここは舗装されて歩きやすい遊歩道になっています。



途中で見つけた「鳥の落し物?」なぜこんなところにルアーがあるんだろう?

少し森の中を抜けますが「石切場跡」なども見られてまるで探検している気分になりますよ。
海に出てしばらく行くと、爪木崎方面ではなく山道コースに入ります。
うっそうとした森の中を沢を横に歩きます。
少し汗をかきますが、上りきるとあとは民家の間を抜けて下るのみ。

ゆっくり歩いて2時間ってところでしょうか?

今回参加したバーニーズのシェラはとても楽しそうにしていました。
(程よい運動になるようです)

時間が思ったよりも早かったので、恵比須島に行きぐるっと1周してみました。
こちらは小さなお子さんがいる方にお勧めコースですね!


*途中ほかの犬と行き会いましたが、リードを離す場合はあまり遠くに行かないようにしつけておく方がいいかもしれないですね。
(かなり飼い主の方と距離があり、犬が吠えて牙をむいてましたので少し怖かったです)



死亡説?ビックリした!

2007-12-11 | 映画
なんだか変な天気になりそうです。
晴れてると思ったら、雨が降ってきたり…。
明日は雨だと困るんだなぁ~。


サモ・ハン・キンポーが急死!」
そんなニュースが流れて驚いた。


今日12月11日は彼の誕生日。

幼い時には兄弟弟子のジャッキー・チェンやユン・ピョウとともに京劇を学び、芸能の道へ。
たぶんこの頃はスマートでかっこ良かったのでは?と想像しているのですが、私が記憶にあるサモは「運動神経抜群の巨漢!」これに尽きます。

映画俳優として人気が出ますが、体格の良さからスタントマンの起用ができずにすべて自分でアクションをこなしていたようです。
(今現在もそうなのかな?)

武術指導家としても有名ですね。
出演していない映画などでも、武術指導の名前はサモだったりします。
そして何より監督として製作した映画「五福星」「大福星」といった「福星シリーズ」は楽しかったなぁ~。

ジャッキーはもちろん大好きですが、やはりこのサモがいなければ香港映画もここまで人気が出なかったのは?と思いますね。

しばらくぶりに「燃えよデブゴン!」でも見てみようかな。
観たことない方!お勧めですよ。
(レンタルってされているのかな?もう30年も前の作品なんですよね)


ちなみに「急死!」のニュースはとんでもないデマ報道でした。

「華西都市報」の直撃取材によれば、サモ・ハン氏はこの時、山東省で映画ロケの真っ最中だったという。

電話でのインタビュー内容…
「今朝から1000回以上の電話に出たよ」
大親友のジャッキー・チェンが「死んだの?まだ生きてるの?」と仕事先の東京から電話をかけてきたことを打ち明けた。
「とにかく世界中の友人たちが、確認のために電話をかけてきたんだ。『サモ・ハンは死んだのか?』ってね。」と、怒りさめやらぬ口ぶりだった。

ってことはジャッキーは今日本にいるの?知らなかった!


お誕生日おめでとう!サモ・ハン・キンポー!





人権について vol.3

2007-12-10 | その他
昨日は遠くから足を運んでくださり、とても気に入ってくださって…お客様に感謝感謝!です。
ありがとうございました。
今週金曜日まで、夕方30分ほど休憩時間を入れさせていただいてます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。



本日「世界人権デー」です。
今回紹介してきた女性活動家の中でもこの方を知らない人はいないですよね。

ミャンマー(ビルマ)の非暴力民主化運動指導者であるアウン・サン・スー・チー。1991年ノーベル平和賞受賞。

「ビルマ建国の父」として今現在も敬愛を集めるアウンサン将軍の娘さんです。
将軍はイギリスからの独立を主導し、それを目前に1947年7月に暗殺されてしまいます。

インドのデリーで大学に行き、その後イギリスのオックスフォードで学位を取得、ロンドン大学を経てニューヨークで職に就く。
1972年にチベット研究家と結婚し2人の息子をもうける。
さらにはイギリス、京都と職場を移しながら1988年4月に母の看病をするため、祖国ビルマにもどる。

民主化運動が激しくなるビルマで軍事独裁政権から国軍クーデターにより新たな軍事政権が誕生した。
民主化運動は徹底的に弾圧され、数千人の犠牲者が出た。
彼女は選挙に参加するため、国民民主連盟の結党に参加する。
全国遊説を行うが、1989年7月に自宅軟禁されてしまう。

そして軍事政権は1990年5月27日に総選挙を行い、アウンサンスーチーの率いる国民民主連盟が大勝したにもかかわらず軍政側は権力の移譲を拒否。激しい国際的な非難を招き、彼女はノーベル平和賞を受賞する。

その後はよくニュースでも耳にするかと思いますが、自宅軟禁はいまだに続いているのが現状です。
(途中何度か開放されてはいますが)

悲しいのはロンドンにいたご主人が癌のため、何度も渡航許可を求めるも許可はおりず、スーチーさんが国を出れば、再入国出来なくなるために一度も会えることなく亡くなってしまった。

こんなことが許されるんでしょうか?
私には理解できないですよ。

以前のブログでも紹介したとおりミャンマーという国はとても不安定な国政となっています。
軍事政権が続くミャンマーは未だに選挙などは行っていないのではないでしょうか?
きっと惨敗するでしょうからね。

今年起きたデモは僧侶たちにまで発展した大きいものとなりました。
いつまでこの政権がもつのだろうか?
そしてこの国の人たちはいつまで苦しめばよいのだろうか……。

彼らはいつまでもスー・チーさんを求めるだろう。



人間って寂しい…

2007-12-08 | 映画
穏やかな週末を迎えています。
いかがお過ごしですか?


賛否両論の映画「バベル」を見ました。
アカデミー賞では日本人女性としては久しぶりのノミネートで盛り上がっていた菊池凛子さんをはじめ、そうそうたるメンバーが出演しているこの作品、ご覧になった方はいかがでしたでしょうか?

話に聞いていたより、私は結構良い作品だと思います。


舞台がモロッコ・メキシコ・アメリカ・日本とそれぞれのストーリーがあり、すべての国がどこかでつながっているという内容にはかなり無理があった部分があるとは思いますが、良く出来ているのではないでしょうか?

残念ながら日本バージョンにはかなり「えっ!」というシチュエーションがあったりしましたが、そこはメキシコ人監督ということもあるのでしょうか?
現代の日本をこんな風に捉えるには随分と勉強されたのかな~なんて思ったりしました。(かなり悲惨な日本になっているけどね…)


バベルというのは旧約聖書に出てくる町の名前で、人々は神に近づくために「バベルの塔」を建てようとしますが、神の怒りに触れて人々がコミュニケーションを取れないように言語を別々にしてしまうんですよね。
そして世界中に散っていった…。

モロッコという国にはまだ行ったことがありません。
しかし世界中から人気のある観光地であることは有名ですが、なぜまたこのイスラムの国が舞台になったのでしょうか?
設定も分かんないでもないですか、親子関係などは「?」とちょっと疑問があったりします。
そして子供を預けたまま、こんな遠くの国に夫婦で旅に出るなんて、日本では考えられないですものね。
あぁ~欧米人ってこうなんだなって!ちょっと思ってしまいました。
ありがちなツアー客の面々(言語もさまざまでしたね)…なんか想像できます。

印象に残るのはやはりメキシコでしょうか?
メキシコとアメリカの問題が良く分かりますね。
舞台になっているティファナでは歩いて国境を越えたことがありますが、パスポートコントロールではやはりアメリカ側に入るときにはかなり厳しい状況があります。(日本人はまったくもってスルーパスでしたが…)
賑やかな町も格差激しく退廃した空気が流れ、ちょっと離れると砂漠ばかり。
食べ物は美味しいし、みんな陽気だし、好きでしたよティファナ。
でもちょっと怖いなって思う通りも多かったです。


色々な立場の人間たちが、それぞれ思いを伝えられない状況…そんな事が身近であればあるほど存在するのかな?と思いました。

「生まれたときから3度の食事を与えて育ててきたんです!」
と子供たちを心配するアメリアに、

「おまえには関係のない話さ!」
と返されてしまう。

哀しすぎますよね…でもきっと子供たちには彼女の愛は伝わっているはずです!

そして2度と会えることがないその現実がまた厳しいです。




保健所と大掃除と!

2007-12-04 | CAFE
今日は保健所の立ち入り検査がありました。
本当でしたら午後のはずが、開店前に担当者が来てちょっとバタバタしてしまいました。

ちょうどこの時期は大掃除と重なり、こちらとしても良いきっかけになるので助かります。
2週間ほど前からちょこちょこと掃除をしつつ今日に至るわけですが、普段やらない場所や意外と気がつかない場所もあるものですね。

窓拭きなどは日常のことですが、網戸となるとこれは年2回ほどしか掃除しません。
(みなさんはどうですか?)

一番苦労するのがやはり厨房ですかね。
換気扇はさすがに毎日は掃除しません。
気がつくと油汚れが相当付いていたりします。
換気扇カバー内には溝があり、ここにも油が溜まっていたりするんですよ。
なので今回は溝すべてに新聞紙を敷き詰めておきました。
これで次回のお掃除はちょっとは楽になるかも?!



そしてこれまた苦労するのがステンレス製品。
厨房内はほとんどがステンレスでできています。
シンク・壁・棚・冷蔵庫・冷凍庫などなど。
傷の付きやすい素材なだけに気を使います。
特に水周りなどは水滴が付いたままにしておくと白っぽく跡が残り、これがとても落としにくいんです。
クリームクレンザーをつけた布きんで擦るとたいていの汚れは落ちるのですが、もうすぐ5年になる機材たちは錆も出始めました。

長く使い続けたいですものね…もっと小まめに掃除するようにしなくちゃ!



*飲食店を営業するために許可が必要なのですが、来年で満期になります。
 更新しなければいけないのですが、保健所の担当者の方が「もう5年になるんだねぇ~」といってくださったのにはちょっとしみじみしてしまいました。

*またノロウイルスの季節がやってきました。
 (ちなみにノロウイルスは塩素系の洗剤にしか効きませんのでご注意ください!)

人権について vol.2

2007-12-03 | その他
昨日夕方お散歩をしていると、すぐ脇の木の枝に子ザルがいました。
それも2匹も…。
「キッキ~!」という声とともに、お尻をこちらに向けて木を揺すって威嚇します。
これが結構な迫力で……。
ちょっとかわいい!って思ってしまうんですけど、野生のサルは侮れないですからねぇ~。
毎日、注意しないと散歩も出来ない季節がやってきました。


今日紹介するのは「レイラ・ザーナ」クルド人の女性です。

先日紹介した本にも名前が出てくるのですが、ヨーロッパでは良く知られているものの、日本ではほとんどその名前を聞いたことがないのが現状です。

トルコの首都アンカラにある中央刑務所に10年にもわたり投獄され、ようやく2004年に釈放されました。

1991年、トルコ議会総選挙にクルディスタン(クルド人居住地域)から立候補し30歳という若さで当選。
クルド人初の女性議員が誕生した。
その議員就任式の際、彼女はトルコ語で宣誓をした後、クルド語でこう言ったのです。
「私は民主主義の枠組みの中でクルド人とトルコ人が平和裏に生きるべく闘う」「クルド人とトルコ人の兄弟愛に万歳!」

議会において初めてクルド語で「クルド民族の存在」が主張された瞬間でした。
その後、彼女は議員特権を剥奪され、10年間ものあいだ投獄されることになるのです。
その理由とは?
トルコでは共和国建国以来、クルド民族の存在を否定してきた。
それゆえ、彼女の行為は共和国を破壊する分離主義テロリズムそのものだった。
そして「テロ組織のメンバー」という容疑で起訴され、禁固15年の有罪判決を受け、投獄された。

対外的な対面を保つために、投獄された人権活動家たちは釈放・開放されることが多い。
トルコの場合もEU加盟を目論むところが大きかったか?


1日、トルコ軍はイラク北部で非合法武装組織クルド人労働者党(PKK)に対してヘリコプターによる空爆や砲撃、特殊部隊による越境攻撃を行い、PKK側に大きな被害を与えたというニュースが流れた。
クルディスタンに住む人々は、いつになっても終わらないこの泥沼のような状況をどのように感じているのだろうか?
彼女をはじめクルド人の人々が願う「トルコ人もクルド人も平和に幸せに暮らせる世界を!」はいつ現実になるのだろう?


人権について vol.1

2007-12-02 | その他
今朝は図書館から、
「新しい本が来ましたので取り置きしておきますね」
と、とても親切な電話がありました。
普段図書館を利用する時には、読みたい本などを探して借りることがほとんどですが、どんな本を借りる人間か?を覚えてもらうととても助かることがあります。
今回も、ちょっと声をかけておいたんです。
新刊で「*****」についての本が出たら教えてくださいね!と。
こんな時、専門職の「出来る人」に出会うととても嬉しくなっちゃいます♪
今後もよろしくお願いいたします。


さて、今回は2年前にもブログで書いてみましたが、12月10日人権デーについてです。

12月4日~10日までを人権週間としています。

ということで、本日より人権デーまでの間、何人かの人権活動家について紹介していきたいと思います。


ウイグルの母と呼ばれる女性が先日、日本に来日していました。
ラビヤ・カーディル
画面でみる彼女はまるで日本人?と言っても分からないほどとても身近に感じる外見をしています。
そして思ったことは「強いな」ということ。
彼女は中国で巨万の富を得た凄い人です。
(最初は小さな洗濯屋だったそうです)
ウイグルを良くするために活動をしはじめ、演説をしたことによりパスポートまで没収され、投獄されていまいます。
さらに米国に亡命した夫に新聞の切抜きを送ろうとしたことが、拍車をかけ、テロリストとまで言われるようになるのです。
2005年彼女は家族を残したまま、米国に亡命するのです。


東トルキスタンと言う国をご存知でしょうか?
現在は中華人民共和国の「新疆ウイグル自治区」と呼ばれる地域です。

東西の文明の交わる地点で、独自の文化と歴史を持った地域として繁栄してきました。複雑な歴史背景を持ち現在は中国共産党による占領下に置かれています。
そして激しい弾圧によって、数多くの東トルキスタンの人々の命が奪われてきました…。

この地域で行われた多くの核実験と核廃棄物の投棄により放射能中毒で犠牲になった人々は数知れず。
強制的に「計画生育」という名目で数百万の赤ちゃんの中絶を行い、「政治犯」として数万人単位の人々の処刑が執行されています。
9.11以降はテロ対策の名目で政治犯の投獄、処刑がさらに厳しく行われています。

これでは民族崩壊になりかねません。
さらに大量の漢族の移住と中国共産党による民族浄化政策のもとに、独自に培われてきた文化や言語、風習は消し去られようとしています。

ラビヤ・カーディルさんはこの現状を世界に知ってもらうために各地で公演しつづけているのです。
今現在は息子さんなども捕まってしまい、かなりひどい仕打ちを受けているそうです。
インタビューで印象深かったのは、
「息子さんに会うことは出来るのですか?」
という質問に言葉を詰まらせ涙をこらえて…数秒後にこう言われました。
「私にはウイグルの人々が子供たちみたいなものですから…彼らのために出来るだけのことをしているのです」
もしかしたら一生会うことが出来ないかもしれない…そんな思いを堪えているのが伝わってきました。

最近は、北京オリンピックが近いということもあり、こじつけの理由によって捕まるウイグルの人が多いそうです。そしてその状況はどんどん悪くなっているようで…信じられません。
チベットも然りですがこの状況はいつになったら良くなるのでしょうか?
そしてどれだけの人がこの状況を知っているのでしょうか?





人権について詳しく知りたい方、興味のある方はこちらのHPをぜひ見てください。
ラビヤ・カーディルについても詳しく書いてあります。↓
アムネスティー・インターナショナル


世界最大の国なき民-クルド民族

2007-12-01 | 
ちょっぴり暖かな週末、いかがお過ごしですか?
なんと今日から12月に入りました!
もうすぐ今年も終わりですねぇ~。
(大掃除を少しづつ始めています)


知人からお借りしていた本ですが、とても素晴しい作品なのでご紹介したいと思います。

クルディスタンを訪ねて
  -トルコに暮らす国なき民
文・写真 松浦範子 新泉社


夏トルコに行ったけれどこの問題に関連して感じたことは、イスタンブールなどの都市でテロが行われるという事くらいだった。
昨年起きた空港の大火災も関連があるといわれている…が、これはすべてトルコ(日本も)がテロ組織としてみなしているPKKが原因になっているようです。

*PKKというのはクルド人独立を掲げるクルド労働者党の略称。


現在、3000万人のクルド人がトルコ、イラン、イラク、シリアなどの国境線で分断されており、彼らの住む土地をクルディスタンというそうです。
トルコなどではクルディスタンという言葉をはじめ、クルド語やクルド音楽などを禁止しており、同化政策や差別に直面しているのが現状。

虐げられ差別され、否定され続ける民族とは?


松浦範子さんはそんなクルディスタンの地を訪ね、写真を撮り続けている。
そして、トルコに生きるクルドの人々の文化、生活の素顔をルポタージュしたのがこの作品です。

旅ではかなり危険な場所にも足を踏み入れ、そうとう大変な思いもされているようですが、彼女が撮った写真には苦しさばかりでなく、明るく生きているクルド人の人々がいる。
その写真とともに、出会ったそれぞれの人との交流が素晴しいです。

彼らは言う「私たちを知ってくれてありがとう!」


知ることがまず第一歩なんですよね。


望むことは「みんなが幸せに暮らせるようになることだ」と。
普通に歌い、おしゃべりし、祭りで踊り…。

なぜ民族紛争は終わらないのだろう。
なぜ平和に仲良く暮らすことはできないのだろう。

疑問ばかりが頭をよぎる。




そんな厳しい中でもがんばる女性たちが多くいる。
次回は彼女たちを紹介します。