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不定期で更新中♪

宝石のようなお鮨♪

2009-08-30 | 
台風が近づいているようです…少し湿ったような風が強い気がします。
今朝は波も大きく、サーファーが多く海に出ていました。

8月も残すところあと2日。
今年はあっという間の夏でした…。
すごく短かったような気がします。

最後の夏を何して楽しみますか?



一度食べたらやみつきになりそう!
先日、西伊豆は宇久須にある八起鮨さんの「こあじにぎり」をいただきました。
こちらのお店で考案されたものだそうです。

ちいさい鯵をさばいて鮨ネタにするなんて、手間隙かかってますよね。
ちょっと驚くほど繊細な組み合わせですよ。

型押しでない握りの小さめの酢飯に大葉、小鯵、ねぎ、しょうがという順番に乗っています。
口に入れると広がるハーモニーが感動を呼びます。
鯵を酢でしめていないのがポイントなんだそうですが…、確かにしめたら無くなってしまいそうなほど小さい鯵ですね。





見た目もとても可愛くて、私はひと目で気に入りました!

そして脂がのった地魚の握りは、ネタがとても美味しかったです♪
カンパチとメダイ…地元ならではの新鮮なお魚は最高です。

今度はお店でいただきたいなぁ~。


■こあじ鮨総本店 八起鮨(やおきずし)
住 所:静岡県賀茂郡賀茂村宇久須669-1
電 話:0558-55-0598
営 業:11:00~23:00
定休日:火曜日



*Sさんへ

 心のこもった差し入れ…ありがとうございました。
 とても美味しく頂きましたよ。
 お鮨だけでなく、気持ちまでご馳走様の気分です♪
 

鉄とレンガ。

2009-08-29 | 伊豆
今朝は夏の日差しが戻ってきました。
湿度は少ないけど、暑いです!


さらにまだ見ぬ伊豆へ…つづきます。


建設当時の反射炉が現存するのはここ韮山反射炉だけです。
平成19年11月30日に経済産業省から近代化産業遺産に認定されました。

住  所 静岡県伊豆の国市中字鳴滝入268
電話番号 055‐949‐3450
観覧時間 9:00~16:30
休館日  年末年始(12月29日から1月3日)
入場料  大人 100円




反射炉とは
銑鉄(せんてつ・鉄鉱石から直接製造した鉄で、不純物を多く含む)を溶かして優良な鉄を生産するための炉です。
銑鉄を溶かすためには千数百度の高温が必要ですが、反射炉の場合、溶解室の天井部分が浅いドーム形となっており、そこに熱を反射させ、銑鉄に集中させることでその高温を実現する構造となっています。そこから、反射炉という名称が与えられたわけです。
 溶かした鉄は、鋳型に流し込んで大砲などに加工されました。近年の発掘調査では砲弾の鋳型などが発見されています。
 炉と煙突の部分を合わせた高さは約16m、当時の物が残る日本で唯一のものです。当時、反射炉の周囲には各種の作業小屋や倉庫などが建ちならび、多くの職人が働いていました。反射炉建造までの道のり 嘉永6年(1853)のペリー来航により、日本は外国の脅威にさらされました。江戸湾海防の実務責任者となった江川英龍(坦庵)に対して、幕府は江戸内湾への台場築造と平行して、反射炉の建造を許可します。ペリー来航以前から反射炉の研究を続けていた英龍でしたが、蘭書の記述のみを頼りに大規模な反射炉を建造することは非常に困難が伴いました。
 
 建設予定地は下田港に近い加茂郡本郷村(現下田市高馬)とされ、その年の12月には基礎工事が始められました。しかし、翌、安政元年3月末、下田に入港していたペリー艦隊の水兵が、反射炉建設地内に進入するという事件がおこりました。そこで、急遽、反射炉建設地を韮山代官所に近い田方郡中村(現伊豆の国市中)に移転することになったのです。反射炉は、ヒュゲニン(hugenin)著『ライク王立鉄大砲鋳造所における鋳造法』という蘭書に基づいた、連双式(溶解炉を二つ備える)ものを2基、直角に配置した形となっていました。つまり、四つの溶解炉を同時に稼動させることが可能になったのです。

 しかし安政2年(1855)正月、江川英龍(坦庵)は反射炉の竣工を見ることなく病死してしまいます。後を継いだ江川英敏は、蘭学の導入に積極的で、反射炉の建造も行っていた佐賀藩に応援を求め、技師の派遣を要請しました。その結果、安政4年(1857)11月、反射炉は着工から3年半の歳月をかけて、ようやく完成したのでした。

 完成した反射炉では、元治元年(1864)に使用が中止されるまでに、数多くの鉄製砲が鋳造されました。これらの大砲は品川台場に28門配備されました。

(伊豆の国市HPより参照)


ちなみにお台場に残っている大砲の台座も伊豆石を運んで作られた物です。
伊豆と江戸は深いつながりがあるんですねぇ。

そして反射炉に使用された高熱にも耐えられる耐火レンガは、河津の梨本で製造されたものです。
1854年(安政元年)から耐火煉瓦の焼成を始めた登り窯が天城山中梨本村小川に現存しています。
この登り窯は明治維新後工部省に引き継がれ1889年(明治22年)まで稼働していました。

以前訪ねた時のブログ→こちらから


実はこの後、月光天文台に行き、久しぶりにプラネタリウムを見てきました。

夏休みだというのに、子供の姿も少なくて、のんびり見ることができました。
素敵な思い出です。
天文学ってすごくロマンチックな学問ですよねぇ。
暗闇で広がる星空…伊豆の空も山の上だとこんな感じに見えるのだろうか?

もっとずっと眺めていたかった…。


神社を訪ねて♪

2009-08-28 | 伊豆
朝晩冷え込みますね。
昨夜は夜釣りをしたのですが、途中で体が冷えてしまって…ビックリするほどでした。
(残念ながら小さなねんぶつ鯛を2匹釣り上げただけでした)



まだ見ぬ伊豆へ…つづきです。


中伊豆の湯ヶ島町にある「軽野神社」へ行きました。



すごく歴史のある神社だったのですが…。

『日本書紀』の中に、
応神天皇五年(274)十月、伊豆国に命じて船を造らせた。
長さ十丈の船ができ、試しに海に浮かべてみると、
軽くて、走るように進んで行く。
よって、その船を「枯野」と名付けた。
とあるそうです。

隣には狩野川が流れていて、釣り橋もあったりする風景が郷愁をそそります。
境内には3つ重ねてある石があったのですが、それがどういう意味があるのか?
ちょっと知りたいところです。



境内の説明板より

当社は延喜七年(九〇七)の延喜式神名帳に軽野明神。伊豆国神階帳(一三三〇頃)正四位狩野明神とあり、応神天皇五年(二七五)伊豆国に造船を科した際の造船所跡とも、船材を樹る山口祭斎行の場所とも云われる。この神社は又笠離明神・笠卸明神等とも称され古代この前を通る人々は神威を恐れて笠を卸し敬意を表したためと云ふ。延喜式神名帳所載伊豆国田方郡二十四座の一社で、明治六年二十ケ村の郷社に列せられた。


次に行ったのが、修善寺にある「横瀬八幡神社」源頼朝、北条正子ゆかりの神社です。

旧修善寺の氏神として、狩野川端の月見ケ丘に奉られていたものを、後に修善寺に幽閉された源頼家の霊をまつっておく御霊屋として現在の地に移され、八幡神社と呼ぶようになったそうです。

境内に入って本殿手前に狛犬が2匹。
とても愛嬌のある顔をしています。
なんでも「はじめ」という種類らしいのですが、あまり詳しくは調べていないのでごめんなさい。

本殿右側の祠には形のよい「玉門石」女性性器の御神体が祭られています。
御参りすると婦人科系の病気にならないそうです。
女性の方はぜひ御参りに行く事をお勧めします♪
(ちょっと写真には撮り辛かったのでぜひ見に行ってくださいね)



まだまだ知らないことはたくさんありますね。
伊豆は奥深いです…。




浄蓮の滝!

2009-08-27 | 伊豆
朝、あまりの寒さに暗いうちに起きてしまった…。
手足が冷たい。

羽毛布団をクリーニングに出してしまったために、薄手の掛け物しかなくて…。
もっと厚着して寝れば良かった。

5時過ぎてから、体を温めるためにウォーキングに出かける。
さすがに6キロ歩くと、汗が出てきた。
太陽が出ると一気に気温があがる…偉大な力だなぁ~。



昨日は伊豆のまだ見ぬ地へ出かけてみました。

朝一番で行ったのは「浄蓮の滝」です。
石川さゆりさんの「天城越え」であまりにも有名なこの滝は、昔「浄蓮寺」というお寺があったことから名づけられたそうです。

伊豆に住んでいながら見に行った事が無かったんです。
観光客が多い事で人気のあるスポットだとは知っていたのですが…、いつも通り過ぎているだけでした。

まだお土産屋さんも開店していない無料の駐車場に車を止め、階段を10分ほど下りて行きます。
ゆっくり歩けばそんなにキツくないので、年配の方やお子様にもお勧めですよ。

迫力ある滝は、伊豆で最大級の滝。
高さ25m、滝壷の深さは15mです。




真夏でも16度ほどにしかならない気温は、暑い時にマイナスイオンとともに癒されます。
昨日は少し肌寒かったのですが、家族連れや若者などで賑わっていました♪

静岡県指定の天然記念物ジョウレンシダ(ハイコモチシダ)の群生地があり滝や原生林と共に自然を満喫できますよ!


こんなホテルで過ごしたい♪

2009-08-24 | 伊豆
今朝は結構な雨が降りました。
久しぶりな気がします。
す~っと空気が冷えて、布団から出たくないくらい気持ち良かったな。



先日の松崎で、ふと寄ってみたホテル「大沢温泉ホテル 依田之庄」…有形登録文化財としてとても歴史ある建物なんです。
場所によっては300年以上も経っているというのですから…もうすごい迫力。

泊り客でもないのに、
「少しだけ見学させてもらえませんか?」と友人が訪ねてくれたところ、
快く受けてくださいました。
スリッパも出していただき、帰りには靴べらまで置かれていました…さすが!気持ちいいくらいに、サービスが行き届いています。

ただ宿泊のお客様がいらっしゃる関係で、見学箇所は限られてはいましたけど…。

それでも十分満足できるものでした。


↓築200年の味噌蔵を利用したバー。




↓資料館にあった昔のオルガン。




↓中庭には小川が流れて、蛍も見られるそうです。



↓資料館の中にあったポスター。
 こちらの当主「依田勉三」の功績を映画にしたものだそうです。
 これはDVDで観なければ…。

あらすじの一部…
120年前、未開の原野を開拓しようと立ち上がったひとりの青年がいた。依田勉三。彼は、未開の原野十勝野(現在の北海道帯広市周辺)に新しい故郷を求め、静岡の松崎町で仲間たちと共に「晩成社」を旗揚げした。晩成社は、27名。幹部には渡辺 勝、鈴木銃太郎を据えて、一団はいざ十勝野に志高く入植した。





歴史のある建物好きな私としては「富士屋ホテル」と同様に、一度は泊まってみたくなりました。
ただお一人様の宿泊はどうも出来ないようです…残念!

のんびり1日このホテルで過ごしてみたいものです♪


帰一寺にて

2009-08-23 | 伊豆
昨夜、空を見上げたら「天の川」が綺麗に見えました。
星空って、じぃ~っと眺めてるとどんどん星が見えてくるんですよね♪
すごく不思議。


久しぶりに行った松崎で、どうしても食べたかった「小邨」の田舎蕎麦。
やっぱり美味しかったなぁ~。
蕎麦の味を噛み締めるほどに感じられて…やっぱり好きなお蕎麦だ♪
これまた感動した「蕎麦ぜんざい」も頂きました。




そこから程近い「帰一寺」へ行ってみました。
今まで気になっていたのに一度も足を運んだ事が無かったんです。



参道入口に大きな樹。
ちょっと足を踏み入れにくい雰囲気があります。
苔むした石畳と石段を上がると、広い境内に本堂があります。

お賽銭を投げ入れお参りしていると、
「どうぞ!上がってください」と住職さんが出てきてくれました。



本堂の中を見せていただき、廊下の先にある池とお庭。
来年また来たくなるようなお話を聞いてしまって…来れるといいんだけどなぁ。

なんと、精進料理もいただけるんだそうです。
(一週間前に予約すること)

まだお若い住職さんはたくさんお話をしてくれました。
一生懸命頑張っている姿がとても印象的。

廊下に干してあった布団…。
「これってお昼寝用ですか?」と聞いたら、
なんと!
座禅用の御布団でした。
随分と使い込まれて…修行されてるんだなぁ~ということがひと目で分かります。

↓こんな形にして、座禅を組むんだそうです。




境内の一角に「犬猫供養等」があり、ここでもしっかり御参りさせていただきました!

やっぱりお寺は落ち着きますね♪
また遊びに行かせていただきます!



初梅干!

2009-08-22 | 
昨日も地震があったんです。
小さいですがここのところ多い気がします。

昨日と今日は曇り空…そして不快指数が高そう…蒸し暑いです。
夏休みの残りわずかな週末いかがお過ごしでしょうか?


自分が梅干を作るようになるなんて…考えてもみなかった。

でも手で作る物は愛着も湧くし、有難味を心から感じる事が出来るいい経験となりました。


梅を頂いて、洗って、塩で漬けて…しばらく置くと。



↑こんな感じになりま~す。




スーパーなどで赤紫蘇が出回るころ、紫蘇を洗い、葉を取り、塩で揉みます。



↑こんな感じ。

それを梅の入った壷に入れて、紫蘇の色と風味を梅に着色します。


それからが今年は大変でした!

天気の良い日…最低3日間。
天日に干します。

干して、壷に戻して、干して、戻して、干して、夜露に濡らす。

凄い手間隙かけてあげるんですね~。


出来上がりはとても美しい梅干となりました!

ちょっと塩が強いので、一つ食べるのもやっとな感じ。

来年はもう少し上手に味付けできればいいなぁ~と思っています。


*丁寧に指導していただいた友人に感謝です♪
 (また一つ大切な思い出が出来ました)



昨日、閉店間際に友人が訪ねてくれました。
今夏2回目…。
お土産に頂いた「メゾンカイザー」のパン♪
美しい!

まさにパリのクロワッサン♪
大きさといい、バターの香りといい…懐かしいなぁ。
他にもいちぢくのパン、トルコのエクメック…これまた懐かしいけどトルコのパンはもっとでかかったかも。
どれも小麦の味が美味しくて!
あ~幸せ!ご馳走様でした~。



憧れてた夏の思い出♪

2009-08-21 | 伊豆
じっとしてると暑く感じないけど、やはり動くと汗が流れてくる…。


夏の思い出…今年はたくさん出来ました。
いつも夏は仕事に追われてしまうのですが…少しゆったり過ごせたのはなんでかな?
やはり長梅雨と冷夏の影響もあるのかもしれないですね。


先日の定休日はとても楽しく過ごす事ができました。
久しぶりに西伊豆方面へ。

今年、梅を頂いた御宅へぜひお礼をしにいきたいと友人にお願いしていたことが念願かなってやっと実現できました!

かなり広い敷地にお家や蔵、畑、茶畑、池などがありとにかく広い♪


入口の網戸に並んだ蝉の抜け殻…夏の象徴ですね。
そしておよばれしていただいた、冷たい黄色いスイカはもちろん畑で採れたもの。
さっぱりしてて、美味しいスイカでした♪




そして、敷地の中にあった江戸時代の道にはちょっと衝撃を受けました。
江戸時代の人がここを歩いていたかと思うと、なんだかタイムスリップしてその辺から着物姿の人が出てきそう♪



畑で冬野菜の種まきをしていたおばあちゃんに、梅のお礼を言う事が出来て本当に良かった!

「この野菜が大きくなる頃、また遊びにおいで!」と声をかけていただき…なんだかちょっと嬉し涙が滲んじゃったなぁ。

素敵な人に素敵なお家…紹介していただきた友人にこころから感謝しています。

稲取・八百比丘尼の伝説

2009-08-20 | 伊豆
お盆過ぎた夏休みも平日になると人が少なく感じます…。
また週末には賑やかになると思いますが…。

空気も乾燥して、風も爽やか…朝晩は少し冷えるのでなんだか晩夏まっしぐらって感じです。


先日の送り日16日、見高で「麦わら舟」を見た後、稲取の灯篭流しを見に行きました。
だんだん日暮れていく空が漁港を覆って、喪服姿の人がたくさん出始めました。
稲取の送り日は皆さん喪服をきちんと着られるんですね~。
ちょっと驚きました。

船に灯篭をたくさん乗せて、みなとを旋回し、時間になると少し沖の方で灯篭を流し始めました。
儀式が終わり始めると、ぞろぞろと黒い集団は各家へ帰宅していきました。
まるで別の町に来たような感覚…不思議だったなぁ。


港の一角に道祖神が祭ってあるのですが、その真ん中に存在するのが「八百比丘尼(やおびくに)」その人でした。

全国的に言い伝えられている「八百比丘尼」(やおびくに)伝説…
海岸に打ち上げられた人魚の肉を村人で食べようと分け与えられたのだが、不気味なため、こっそり口裏合わせて捨ててしまった。
しかし、一人だけ家に持ち帰り、娘(比丘尼)が盗み食いをしてしまう。
その後、永遠の命を授かった娘は血縁者をすべて亡くしても若さを保ったまま…周囲の人間から疎まれて、とうとう尼になり、各地を旅しながら人のために尽くしてきた。
八百歳になった比丘尼は、福井県小浜市の空印寺の洞窟で入定したそうです。

像は朽ち果ててますが、手には椿の花と草履を持っているらしい。


なんだか聞いて、とても悲しくなってしまった。
長生きするのは嬉しい事かもしれないけれど、愛する人が先に逝ってしまう悲しさは計り知れません。
洞窟の中で比丘尼は何を考えていたのでしょうか?
そして、今はどこにいるのか……?




稲取に行かれたときには、ぜひ「八百比丘尼」に会いに行ってあげてください。


*Sさんへ
 素敵な伝説を教えていただき、ありがとうございました!
 写真もお借りしました♪
 

夏の終わり♪

2009-08-18 | 伊豆
今朝は2日目の梅を干す作業を早々に終わらせ…う~むちょっと曇り空。
今日は晴れると思っていたのに…。


昨夜は今井浜の花火大会。
今年はお店も営業することなく(もともと5時閉店なので)、旅館のお手伝いに行きました。
さすがにお客様も花火を見に行くのでしょう!お食事もどんどん進みます。

毎日いろいろなことがありますが、さすがに昨日はちょっとショックな事がありました。
若い女性2人のお客様…浴衣を着て御食事どころへいらっしゃったのですが…。
席について食前酒をお出ししたところ、
「私は平気なんだけどさぁ~、彼女は生物食べれないんだから、なんか焼いたの出してよ!」っておっしゃいました。
残念ながら、御食事は前菜から止椀、デザートまですでに仕込み済み。
「大変申し訳ありません。」と理由を言いながらなんとか納得していただきました。

キンメが一切れ残っていた器を脇に避けたのでお下げしたところ、「あれは後で食べる予定だったんだよ!ムカつくなぁ~!ほんとムカつくよ」と大きな声でおっしゃいました。

すぐに「大変もうしわけありません」と板さんに作り直してもらってテーブルにお出ししたら、「え!いいの?ラッキー」との言葉……う~んお客様も色々です。

彼女たちが席を立った後のテーブルは…かなり悲惨な状況になっていました。
こういうところでも人間性が出るような気がします。

後から聞いたら、ビキニの水着姿で車から降り立ち砂だらけでチェックインしようとされていたようで…とにかく彼女の発する言葉にいちいち傷ついていた私なのでした…。

旅館業も大変なお仕事ですね…いままでずっと良いお客様ばかりだったのにとても残念です。

こんな愚痴をかいても仕方が無い事ですが「人の振り見て我が振り直せ」…自分を見る鏡とさせていただきます…。


今井浜の花火は相変わらず短い時間ですが、地元人や観光客でわらわら人が外に出ているのが夏の終わりを感じさせてくれます。
私も国道のセブンイレブン駐車場にて見物したのですが、隣の家の人が家族でいたり、知り合いも多いのでなんだか楽しい雰囲気でした。

花火って見終わると少し寂しく感じるんですよね…なんでかな?



麦わら舟♪

2009-08-17 | 伊豆
今朝は少し肌寒かった…。
晴天の予報が当たることを祈って、本日から梅干を干し始めてみました。
上手に美味しく出来るといいなぁ~。


さて、昨日は念願だった「麦わら舟」を見高漁港まで見に行ってきました。

写真で見ていただいたほうがいいと思うので、たくさん載せてみたいと思います♪

最初の写真は小坊主さんの足。
美しいアキレス腱と夏の袈裟に下駄。




↑出来上がった「麦わら舟」の前に祭壇を作り、お坊さんにお経をあげてもらいながら、新盆を迎えたご家族たちが焼香儀式をしていました。

西陽が暑かった…。



↑船にはいろんな人が乗ってます。
 彼は船頭さん。
 他にも芸者さんなど乗ってるんですよ!



↑雑談に混ぜてもらい、見高の話を色々としてくれました。
 かわいいおじいちゃんでした♪



↑2艘の船を軽トラで運びます。
 流す場所は川を挟んで2箇所です。



↑消防団の青年たちが船を担いで、海に入り沖まで泳いで運びます!
 私は彼らが普通に海で泳ぐ事にちょっと感動しました。
 やはり地元青年はたくましいですね~。



↑船に引かれた「麦わら舟」は沖まで出て、何周か周り、そのまま戻ってきます。
 本当でしたら流してしまうのですが、数年前に三浦半島にたどり着き、回収しに行くという事態になってから、そのまま引き上げることにしたようです。



↑彼はとても元気いっぱい!
 一生懸命「さようなら~!さようなぁ~!」と手を振りながら繰り返していました。

「さよなら三角!また来て四角~~!」

いったい何十回言ってただろう?


とてもいい風習です。
250年の歴史は馬鹿になりませんね。

まだ見たことのない方!
ぜひ見に行かれてはいかがでしょうか?
必見ですよ♪


一夜限りの…奇跡

2009-08-15 | 生物
今日は64回目の終戦記念日…長い黙祷を捧げた。

お盆最後の週末…いかがお過ごしですか?

早朝の風はまるで秋のよう…爽やかで少し冷たかった。
本日もたくさんのお客さまに来ていただき、ありがとうございます。



昨夜、お手伝いを終えて旅館入口に持ってきたという「月下美人」を見に行った。
一緒に働いている方が、わざわざお家から運んで来てくれたんだそうです。

見事な株に花がたくさんついていました。

「今夜咲くよ!」という言葉の通り、仕事終わりの9時…
開き始めた花々は、独特な香りを漂わせながら艶かしいその姿を現した。

何ともいえないおしべとめしべ。
柔らかい白い花弁。


夜9時頃から咲き始め朝方には萎んでしまう。
たった一夜限りの命…。

私はその一夜を共にする事が出来たのだ。


運んでくれた方のお宅へそのまま見学に行くと、さらに3株「月下美人」が並んでいた。
どの株も見事な花を付け、今まさに開こうとしている。


すると1輪「ポキッ」と折り、持っていきな~って手渡された。

「いいんですか?」
「いいさぁ~、どうせ今夜だけなんだからさぁ~」

私は家に持ち帰り、しばらくその花と過ごした。

奇跡のような夜だった…。




夕暮れ時の風景…

2009-08-14 | 伊豆
今朝も朝から海に行く人の姿を見かけました。
何もしなくても汗が吹き出てくる…本当の夏って感じ♪


今、お店が終わってから忙しい時期だけ友人に頼まれてお手伝いに行っています。

河津海苑さん…とても素敵な旅館です。

地元の海鮮やあわび、さざえ、伊勢海老などお客様の喜ぶ顔を毎夜見ている私はとても幸せな気分になれます。

数年前の台風の影響で、お部屋は素敵な和風モダンにリニューアルし、一部に残る貴重な明治時代の囲炉裏のある部屋も必見です。
ラウンジには昔の伊豆の貴重な写真集などもあり、ぜひのんびりと過ごしていただきたいものです。


歩いて通っているのですが、昨日の夕方5時15分頃は道に人がたくさん出ていて…「そうだ…今日は迎え火なんだ」と気がついた。
私はここ数年、祖母を迎えた事が無い。

小さなコップや器に水をいれ、何かしらの植物を挿してお供えし、石の上で迎え火を焚く…そんな姿を多く見ることが出来ました。

日本の古き良き風習です。


13日夕刻に迎え火
16日は送り火
また、川へ送る風習もあり灯籠流しが行われますが、残念ながら河津での灯篭流しは昨年から中止になってしまいました。



河津海苑さんで見つけた「飯島愛」さんのサイン。
彼女も今年が新盆なんですよね…。
心よりご冥福をお祈りします。






あれから一ヶ月。

2009-08-13 | 
昨夜の空には雲が広がり、月も星も見えなかった。
流星群もね…。


悲しい朝日をみてから一ヶ月。
なんだかあっという間だった…。

日々の忙しさに救われて…ずいぶんと前のことのようにも思えてくる。


毎日いつも一緒にいたのが、朝晩のお散歩も必要が無くなり、自分一人で散歩に出る事も今月になるとめっきり減ってしまった。
(暑いのと忙しさで)

コスモスが咲く頃になればまた、お散歩に出たくなると思う。
またたくさん歩こう!
一緒に…。
(犬歯をいつも持ち歩いているんです)


今朝は5時から部屋のお掃除をしたんだけど、障子の穴を見つめて辛くなってしまった。
彼女が空けた穴…。
あまりの愛しさに、障子を張り替える気にさえならなかった。

でも、みっともないからいつかは張り替えなきゃ…そう思っています。



時間って凄いな…少しずつ癒されて薄れていくんだ。




いつになったら…

2009-08-12 | 
昨日の地震と台風の被害がだんだん出てきて…やはり凄かったようです。
特にお盆のこの時期、東名高速の落盤はちょっと大変なことになりましたね。

随分とキャンセルも出ている様子…ぜひ伊豆へ遊びに来ていただきたいものです。


今朝は晴れてたのに…。
すっかり曇り空になってしまった。
それも少し涼しいの…。

まったく変な天気です。


ずっと出来ない事があります。
それは「梅干」を作ること。

3日3晩晴れが続かなくてはなりません。
言葉どおり梅を干す作業が滞っております。


せっかく網も用意できて…準備万端なのにな。


先日、高根山に行ったときに見かけた「梅干」作業。
ちょっと羨ましかったなぁ~。

随分と綺麗に仕上がりそうな梅でした。
早く私もやりたいな♪