cafe blog-伊豆-

不定期で更新中♪

久しぶりのイタリアンで大満足♪

2011-10-29 | 
ここのところ、毎日のように流れるタイはバンコクの洪水のニュース…。
何となくバンコクはいつでも行けるというほど身近に感じている場所だったりする。
映像では良く歩いた場所もかなり被害にあっているようだ。

国王の入院するシリラート病院へも川を渡って2度ほど行ったが、船着場の周りにはいくつもの屋台が立ち並びとても賑やかだったのが印象的…いまはどうなっているんだろう?

地球温暖化の影響があるのは間違いないと思われるが、このように都市がだんたん水没化していくような気がしてならない。
ベネチア…コルカタ…島国たち。
心配事は限りなく多い。


***


先週もまた、仕事帰り、講義帰りに楽しい一時を過ごす事ができました。
なぜか、壮行会にもかかわらず、シークレットゲストとして呼んでくれた懐かしい面々。
Aさん!神戸に行っても頑張ってくださいね~。
みんなで遊びに行きます♪
大好物のイシイの甘栗ごちそうさまでした…やっぱり美味しいわ。



そして、大好きな友人と過ごせた夜…いっぱい食べていっぱいしゃべって幸せでした。
窓から見える都会の夜景…美味しいお酒にサラダ・前菜・ピザ・パスタ・デザート・コーヒーまで!!!こんなに食べたのはいつ振りだろうか?
心許せる友人との時間は胃袋も大いに開放されるらしい。

来月には楽しい計画もでき、来週からはしばし学業に集中しようっと。

四国へ(8)

2011-10-25 | 旅(国内)
とても長く感じる2週間…。
職場や大学ではかなり風邪が流行していますが、睡眠時間が減ってくると免疫力も低下するので気をつけて生活しなければなりません。
週末は英語の学習会に参加する事ができず、残念ながらダウンしてしまいました。
ちょっと自信がない今回の冬シーズン、まずは今月…何とか頑張りたいと思っています。

そんな中、楽しいのは友人たちとの会食です。
先日も久しぶりに懐かしの六本木で楽しく過ごさせていただきました。



遠ざかっているクリエイティブな世界…いやぁ~皆さん頑張っててとにかく充実じている様子が良く分かります。
よくよく考えたら出会って15年ほど経っているんですねぇ。
誘っていただける私は本当に幸せ者です♪
ありがとうございました!



***


少しずつしか更新できない旅日記…琴平を写真をメインに紹介します。


暑い1日になった金刀比羅宮参拝、石段を少しずつ登っていく度に汗が吹き出てくる。



石段両脇にはたくさんのお土産屋が並び覗いてみたくなるが、まだまだ先は長い。
日本一といわれるこの参道も閑散として、平日のためかシャッターを下ろした店も多い。



途中で見かけた籠屋さん…これに乗って行く人も昔は多かったんだろうなぁ~この日は1人も見かけることは無かった。(当然かなり値段が高い)



そして「こんぴら狛」の存在は有名だが、お守りやおみくじなどなかなか可愛いのでお土産に買う人も多いみたい。



途中にいたお馬さん♪♪♪
子どもに大人気!



最後の長い階段を登り切ると…!



凄い迫力の「旭社」…森の石松も間違えるはずだわ。

あと少し!

おぉ~!着いた!785段!
ここまで来るのにすでに大汗…だけど、この景色に・・・・!



お参りは帰りにするとして、これからが本番!
まだまだ奥社までは遠い道のり。



日の当らない場所を歩いているのに、汗が止まらない。
さすがの若者たちも汗だくでひぃひぃ言ってる。
下りで出会った年配の方達は、この階段を見ただけで無言に…。
思わず…「ここをグッと登って、右にグッとあがって、最後にグッとあがれば着きますよ!」と声をかけたけど…やっぱり長いかも、でも「グッ!グッ!グッ!ね!よし頑張ろう!」とおっしゃってくれました。



着きました!1368段!
こじんまりした奥社にもちゃんと人がいて、御札やお守りなどが置いてあった。
まずはお参りを…。
そしてこの景色!



ちょっとだけひとやすみして…すぐに下りはじめ、御本宮でゆっくり見学。



海でお仕事をする人には欠かせないこの神様。
世界中から参拝にきているみたい。



そして…お楽しみの「神椿」は資生堂パーラーが提供するカフェ。



ちょうど500段目にあって、休憩するのには最高の場所だ。
運動したからと言い訳しながら、パフェを注文。



美しい♪
かなり和風なパフェでまったり気分…あぁ幸せ。

ここで流されている映像がまたちょうど琴平の歴史について教えてくれた。
かなりじっくりのんびり勉強させていただく。

帰りに大門前で「五人百姓」から加美代飴をお土産に購入。



中には小さな金槌が入っていて、コンコンッとべっこう飴を割っていただく楽しい仕掛け。




一生に一度はこんぴらさん♪

って、また行きたいなぁ~。


図書館…でも。

2011-10-16 | その他
昨日の雨のせいもあってか、今日は暑くなりましたね。
衣替えをしたものの、半袖も数枚残しました。
まだまだ、日中はセーターの出番も無さそうです。

大学からの封筒にはいつもドキドキさせられますが…今回は夏のスクーリングの成績表が届きました。
4科目受講したのですが…徹夜して頑張ったおかげかAとBの評価で、心理学(知覚・認知)、心理学専門、生物B、西洋美術史のすべての単位を取得する事が出来ました。
ホッとしました。

そして、未だに戻らないレポートはきっとデラックス(D)かと思われますが…というのも話を聞くと1度で通ることは難しいとのこと。
昨日受けてきた科目試験も微妙な感じですが、まぁ毎回試験を受けるということを目標にしているので良しとしました。

歴史関連はとにかく範囲が広く、絞り込む事ができないので記憶力も限界です。
まぁ、地道に頑張っていこうと思ってます。


帰りに参考図書を借りようと新図書館で検索したところ…残念ながら貸し出し不可である事が判明。
しかも旧図書館にあるということで、久しぶりに静かで薄暗いちょっと怖い図書館に行ってみました。

写真の扉が入口です…「ここ?」って思わず言いたくなります。

1時間ほど参考図書を読みましたが、とても読みきれる量ではないので公立図書館にて借りることにしました。(あまり所蔵している図書館はないのでいつ見る事ができるやら…)


今日から新たなレポートに取り組んでいますが…苦手な理系と英語。
先日、フランス語の講義の後、学友たちとお茶しながらいろんなアドバイスをいただきました。
レポートは1つに絞らず複数科目同時に進めるほうが気がまぎれて良いとのことですが、そこまでの集中力の無い私はせいぜい3つが限界かな。
もう1つ…政治学…社会学…文学…論理学(これは絶対に無理)…哲学(まだ自信ないな)、思い切って専門から取り組んでみるかな。

いやぁ~参考文献だけでも十数冊…1ヶ月でやりこなす自信はまったくなのが現状です。
賢い人が羨ましい……。
今はひたすら地球システムについての文献を読んでます。

***

帰宅途中で親友から電話があり、お父様が他界されたと残念な知らせがありました。
昨年から色々な事があった友人には辛い辛い出来事だと思います。

大切な人ほど思い出に変えていくには長い時間が必要になります。
でも、乗りこえて欲しい…そう願わずにはいられません。

これから、その友人に会いに行ってきます。



***


■お知らせ■

皆さん、無形文化世界遺産の「崑劇」はご存知ですか?
私は中国伝統劇と聞くと「京劇」は知っていますが、「崑劇」はお恥ずかしながら知りませんでした。

学友の俳優さんが来月公演をします。
興味のある方、ぜひぜひご覧になって見ませんか?


11月3日の祝日、昼の部 12:30
        夜の部 17:00
場所 日吉協生会館内藤原洋記念ホール
一般 3000円、シニア2500円

11月5日 午後の部 13:00
場所 世田谷成城ホール 
一般 2500円、中学生1000円


詳しくはこちらのHPをご覧くださいませ。




大山…山ビル!

2011-10-12 | 登山
皆様三連休は楽しく過ごされた事と思います。

今日から通常の生活が始まりましたね。
休み明けは何かと大変かと思いますが、風邪も流行っているようなので、体に気をつけてお過ごしくださいませ。


そうそう、河津では桜が結構咲いているのに驚きました。
きっと気がついていらっしゃる方も多いかと思いますが…例年の比ではないほど花の数が多いです。
台風の影響か?温暖化か?
自然の変化に敏感になる今年は何か少し今までとは違うような気がしています。

■お知らせ■

今週末は15・16日と谷津のお祭りの為、お店をお休みさせていただきます。
ご了承くださいませ。


***


今朝は5時過ぎに家を出発し、丹沢にある霊峰「大山」(1252m)に登ってきました。
コースは蓑毛~ヤビツ峠~大山~十六丁目~蓑毛越え~蓑毛の周遊コースです。

高低差は940mと少しあるので、訓練にはなったと思います。

朝から少し温かく、晴天とはならずに曇り晴れで湿度が高い気がしました。

ザックにおにぎりとミカンを入れて、出発!

ヤビツ峠までは誰にも会わずに寂しかったなぁ。
(平日という事もあるのですが、人気の山だけにちょっと不安に…)
もちろん、熊除けの鈴も付けて行きましたよ。
でも、途中で出会ったのは…手のひらに乗るほどの小さな可愛らしい鳥。
茶色くて、まん丸で、くちばしは黒くて鋭く尖ってました。
可愛かったなぁ~。

1時間ほどで到着。
ここでご夫婦の登山者と出会い、塔ノ岳のミツバツツジは絶対に見て欲しいとアドバイスを受けました。
その後も、ちょこちょこと人とすれ違い挨拶をするようになってホッとしました。
(皆さんヤビツ峠や下社からのコースを選ぶ人がほとんどのようでした)

ヤビツ峠からは階段が増え、汗が吹き出てきます。
途中でみた景色…左奥にうっすらと富士山が見えています。



下社からの登山道と合流してからはさらに人が増えてきました。

一丁目から数えると二十八丁目が頂上のようです。
2時間ほどで到着!
なかなか良いペースだったと思います。

NTTの工事か何かでヘリコプターが頭上を何度も飛んでいきます。
それに、地響きのような音が何度と無く聞こえたのですが自衛隊の演習があったようです。

頂上にはトイレも完備され、体力によってコース調整できるので、老若男女楽しめる山のようでした。
霞がかかって眺望はあまり良くありませんでしたが、単独の若者(彼はまだ4回目の登山だと言ってました)とおしゃべりしながらお昼を食べ、続々と登ってくる子ども達に驚きました。

きっと運動会の代休なのかもしれません。
にぎやかな声や「こんにちは~!」という大きな声を聞いて心から嬉しくなりました。
みんな元気で良い感じ♪
(付き添いの人はかなりヘトヘトでしたが…)

下山も順調に1時間半ほどで降りてくる事ができました。

しかし、いざ車に乗ろうとしたら…靴の上を猛スピードで這い上がろうとする山ビルが!!!
さすがに丹沢には山ビルがたくさんいます。
注意を呼びかける看板も多かったですし。
皆さんも気をつけてくださいね。
(11月まではいるそうです)


***


夜は四国旅のアドバスをくれた友人と新宿でインドカレーを食べました。
楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。



さて、明日からはまた忙しい日々が始まる…頑張らなきゃ。





四国へ(7)

2011-10-10 | 旅(国内)
昨夜は雨が降っていましたが、3連休の最終日も秋晴れの1日になりました。
体育の日で運動したい気分になりますね!


***


四国旅のつづき。


高松で迎えた2日目…今日も暑くなりそうな予感。
朝一で中央公園をお散歩しつつ、向かったのは「高松市美術館」で今回はダリとシュルレアリスムの常設展を見たくて行ってみることに。

残念ながらダリの作品は2点のみで、ほかのアーティスト(アンドレ・ブルトン、マックス・エルンスト、マン・レイ、ミロ)の作品がたくさんあった。
数日後であれば、ロートレアモンの詩集「マルドロールの詩」(ダリの版画作品が挿絵)の展示があったそう…残念!
日本にも何冊か所蔵している美術館があるが、ほとんど常設展示はないのでなかなかチャンスはない。(広島美術館にもあったとは思うが、常設していないようだった)

それでもシュルレアリスムの作品は見ているだけで想像力をかきたてられる。

あわせて展示してあった、「磯井如真の技と美」はまた見事であった。
日本の伝統美と技術は世界に誇るべきものであると見惚れてしまった。

美術館内の展示室の一部で市民の作品展覧会が行なわれていた。
こちらがまた面白かった!
前衛的な作品がほとんどで、ちょっと嬉しくなった。



そんなに広くないので、サクッと観てから琴電瓦町駅へ向かった。
午後は、琴平まで行って金刀比羅宮(ことひらぐう)の奥社(1368段)まで参拝チャレンジ!



可愛い黄色い琴電に乗って1時間ほどで琴平に到着。
駅横にある高さ27mもある日本一の燈籠は6年の歳月を費やして1860年に完成したそうだ。
内部の壁は江戸の人々の落書きで埋まっているとあったので、覗いてみたかったのだが残念ながら工事中だった。



川を渡って(この橋も工事をしていて、昔懐かしい景色になるらしい)閑散とした商店街を歩いていくと、今夜の宿の前を通ったので、チェックインとバックパックを預けることができた。

歴史ある参道にはたくさんのお土産屋がならび、中でもこの古い建物に興味津々。
写真を撮っていると、中からおばあちゃんが出てきて…
「おねえさん、お昼はもう食べた?参拝するのに1時間半はかかるよ、お腹空いちゃうよ」と言われ、ついつい古びた店内へ…。



こちらの虎屋そば…もともと創業三百数十年という老舗旅館で、かつては皇室御用達の宿らしく店内に写真が飾ってあったな。
ちなみに寅さんでもロケ場所としても使われたんだとか。
今では蕎麦屋となって数十年…私の隣にいたおばさま3人は地元の方だそうで、お1人は「私はうどんよりも蕎麦が好きで、いつもここに食べに来るのよ」とおっしゃっていた。
もちろん、うどんも食べられる。

入口番台のようなところで祖谷(いや)そば(450円)を注文してみる。
祖谷そばは徳島県祖谷地方でとれる蕎麦粉をつなぎをほとんど使わずに作る素朴な蕎麦だ。
それが、ここ香川で食べられるなんて…昔、お客の注文で日本一美味い蕎麦を食べたいという要望に応えて蕎麦屋になったことだけのことはある。



シンプルなざるでいただいたが、蕎麦の香りが強く、ダシも濃い目…とても美味しかった!

それにしてもこの旅館を廃業してしまったのがとても残念だ。
腹ごなしも済んだことだしそろそろ…。

いざ1段目から!
(先は長い…)


地元のうどん♪

2011-10-09 | 
昨日は突然助っ人を頼まれて、友人のやっている旅館を手伝ってきました。
さすがに3連休ともあって、お客様たくさんお泊りでした。
今夜も行ってきます!


今日は外国からのお客様がいらしたのですが、なかなか英語が出てこなくて参りました。
たぶんおしゃべりしている言葉からはドイツ系の言語だと思うのですが、当然英語もペラペラです。
つたない単語をつなぎ合わせてメニューの説明をさせていただき、お食事も綺麗に食べてくださり、食後はコーヒーとケーキも注文してくださいました。
お守り袋の説明にもなんとか理解をしていただき、お土産に2つお買い上げ♪
たくさん日本を楽しんでいただきたいものです。
ありがとうございました!


***

四国旅はまだ先が長いのですが、たくさん食べて来たうどんを紹介する前に、私の生まれ育った武蔵野でもうどんが郷土料理であることを紹介したいと思います。


武蔵野台地は昔から水があまり豊富でないため、小麦栽培が盛んでした。
そして自然とうどんが良く食べられるようになりました。

「武蔵野うどん」は地粉を使って練り上げる、コシのある太めの麺で色は褐色です。
特徴はやはり付け汁が温かくどんぶりなどで出てくるところでしょうか。
明治中期から盛んに食べられるようになった、豚肉を入れた肉汁うどんがここ最近では「武蔵野うどん」と呼ばれているようです。


伊豆に来る途中の国道135号線(宇佐美辺り)にもなぜか支店がある「小平うどん」は、まさに肉汁うどんのみというお店。
選べるのはうどんの量と肉増のみ。




熱々の汁は豚肉と葱が入ったもので、甘みはそれほどなく醤油の塩辛さが際立ちます。

私が食べた400グラム(650円)ではかなりお腹いっぱいになりますが、働く男達はさらにその上の600グラムや800グラムを食べてました…凄い。

おろし生姜と七味を途中で加えながら美味しくいただきました。


そういえば、自転車などで買い物に行く時、「うどん」という小さな暖簾や看板が普通おお宅に出ていたりするなぁ。
時間を見つけて、地元のうどん屋めぐりをしてみようっと。




やっぱり熊は怖いでしょ…。

2011-10-08 | 
秋の3連休はいかがお過ごしですか?
海岸を散歩してみると、大量のゴミに驚きます。
多くは海藻や流木なのですが、中には動物の屍骸もあって昨日は3体ほどありました。
そして、タイヤやペットボトル、漁具などいわゆる生活ゴミもたくさんありますね…。

ここ1年ばかり、本を読む数が随分と減ってしまいました。
というのも、ほとんどが参考文献で私には難しいものばかりなので、楽しく読書するという意味で言うとほんとに少ない気がします。

先日読んで感動した作品…「凍」沢木耕太郎著。
登山家…というよりはクライマーもしくは登攀者というべきかな?山野井泰史さんと妻の妙子さんが、ギャチュンカンの北壁にアタックした時の様子をノンフィクションライターの沢木さんが、登山未経験者にも分かりやすく書いてくれた渾身の作品。

ギャチュンカン…それはチョモランマとチョ・オユーにはさまれた8000mを少しだけ欠ける厳しい頂。
初登頂は日本人だそうですが、私はこの山の名前を知りませんでした。



文章を追っていくのが怖くなるような後半部分…凄い世界もあるものだと…人間って強いもんだと感動し…多くのことを考えさせられました。

山野井ご夫婦は奥多摩に住む、いたって山好きの普通の人。
いかに精神的に強靭であるのかは、日常をみているとあまり分かりません。
しかし、凍傷で無くした手足の指の数は世界中を探してもこのご夫婦には適わないでしょう。

ご興味ある方、ぜひYouTubeなどにあるを動画をご覧になってみてくださいね。
そして現実に動いている彼らを見ると共に、沢木さんの書いた文字で追う登攀の様子はまた違った意味で迫力があります。


そういえば昨日ニュースで札幌市内に熊が出没しているとの話題がありました。
…これは怖いですね。
私も山に登るときに「熊出没注意」の看板を見るとすぐに鈴をザックにぶら下げます。
単独で熊笹のあるような登山道は「ガサガサッ」という音を聞くだけでドキドキしちゃます。
(こう見えてかなりの怖がりである事が、山登りをし始めて分かりました)

数年前にご自宅近くのハイキングコースで熊に襲われた登山家がいました…そう山野井さんです。
なんと熊に遭遇した山野井泰史さんは右腕と顔を噛まれても無事生還しました。

いやぁ~熊は怖いですね…といっても出会ったことは無いですが。

鹿・猿・猪・雉・蛇・鼬には遭遇したことがありますが、良く考えてみれば山に人間が入っていくのですから、動物の方がきっと怖かったでしょうねぇ~。


ここ伊豆には山野井さんが名づけたクライミングコースが城ヶ崎にあるそうです。
その名も城ヶ崎スコーピオン…聞くだけで難しいのが想像できます。

私にはクライミングは到底出来ませんが、その険しいコースだけでも見に行ってみようと思いました。

そして、私は山野井(長尾)妙子さんを心から尊敬しています。






四国へ(6)

2011-10-06 | 旅(国内)
四国の旅…意外と書くのに時間がかかってます。
今日は直島の最終回。

南寺での体験ですが、人によっては目が慣れず、ずっと暗闇のままの人もいるようです。
(個人差があるので、不安な方は案内係りの人に聞いてみてくださいね)


***

南寺を後にして、坂道後ぐるっとあがっていく。
…直島八幡神社でお参りをして、そのすぐそばにある護王神社は家プロジェクトの作品だ。



江戸時代から祀られる神社の改築の際に、新たな社殿を杉本博司が設計したもの。
プロジェクト第4弾の作品。
本殿と石室とはガラスの階段で結ばれ、地下と地上とを一体化しているらしいが…残念ながら非公開。
地上に出ているガラスの階段を見ていると、清き尊いものというよりは「冷たくて美味しそう!」と見えてしまった。この暑さで美より食い気が勝っている自分がいた。

町の中をみるとあちこちにアートらしきものを発見する事が出来る。
たとえば…



壁にチューブのようなもので描かれた作品。
ほかにも大きなものがこの江戸時代から残る石積み水路脇にあった。



家プロジェクトの第1弾である角屋は築200年の家屋を、焼板、漆喰、本瓦を使用し山本忠司が復元したもの。
薄暗い屋内では靴を脱ぎ、作品の周りを歩いて見る事ができる。
宮島達男の3つの作品はどれも特徴的。



デジタル数字で表される時の流れ…人によって感じ方が色々だと思われる。
浅く水が張られた底にはカラフルなLEDでそれぞれの点滅感覚の違うデジタルカウンターが設置されている。
「シー・オブ・タイム」(「Sea of Time '98」)- この作品の制作には町の人々も参加しているそうだ。

古い建物を利用した作品が多く、この後も…
明治時代に製塩業で栄えた石橋家住宅を利用した「石橋」という作品では若いガイドの人が一生懸命説明してくれた。
家の作りをそのまま利用した滝~水の流れる様子など、こちらの作品も靴を脱いで歩いて鑑賞する。

碁を打つ場所として島民が集まっていたことから付けられた「碁会所」は須田悦弘により、建物全体を作品空間として制作・復元された。
お庭も含めて日本の美を感じる事ができる空間だった。



そして、極めつけは「はいしゃ」だ。
かつて実際に歯科医院兼住居であった建物を、大竹伸朗が作品化したもの。
こちらの作品もスリッパに履き替えての鑑賞になる。
でっかい自由の女神が印象的。
屋内を見終わってお礼を言いつつ帰ろうとしたら、ガイドさんが建物の外をぐるっと回れるので写真を撮ると面白いよ!と教えてくれた。(首からぶら下げたでっかいカメラが目に入ったのかな?)

直島ではたくさん写真を撮って、面白い部分を沢山発見する事が出来たが…きりがないのであえてここには載せないでおこう。
だってこれから見に行く人がいたら楽しめないもの。

普通のお宅にかかるのれんが良かった♪
日本家屋ならでは…やりたけれど、今のおうちにはちょっと不向き。
いいなぁ~憧れちゃう。



暑い中歩き回って、なんとか高松行きフェリーにも間に合いそう…ということが分かり、思い切って少し外れにある島一番といわれるうどん屋に行ってみる事にした。

バスでまずは宮浦港まで戻り、そこから歩いて20分以上かなぁ。
坂道を登るとCO-OPがある。
その横にあるのが「山本うどん店」だ。

実はバスに乗る前に地元のママさんに声をかけ、食事について色々と伺ってみた。
食べるならこの本村地区のがお店たくさんあるので良いとのこと。
たしかにカフェや食堂がいくつかある。
「お勧めは?」と聞くと…「・・・う~んん」とちょっと言いにくそう。
うどんを食べに行きたい旨を話してみると、「あぁ!山本うどんなら間違いなく美味しいよ」と太鼓判。
こりゃ行くしかないとすぐに電話をしてみた。
(というのも、うどん玉がないと閉店しちゃうので)
電話に出た女性に「まだうどん食べられますか?」と聞くと、しばらくして「大丈夫だよ!1人?何時ごろ?」と聞いてくれた。

美味しいものが食べられるとなると結構頑張れる。
暖簾をくぐるとカウンターに1人、椅子に2人お客さんがいた。
何にしようか迷って…ざるかぶっかけか…でも「肉うどんお願いします」と言ってた。
暑いのになぁ~。
目の前のカウンターにはおにぎりやいなりが並んでて、「このいなりもください」と追加注文。
まずは、いなりを食べながらお茶で一息。
ご飯の硬さや酢の加減などとても美味しい。

そして出てきた肉うどん!



少し甘めのダシにうどんは腰があってしっかりした歯ごたえ。
牛肉もたっぷり柔らかく煮込まれてた。
少し甘めで疲れも取れるありがたさ。

お腹いっぱい♪あぁ~生き返る。

■山本うどん店
 087-892-4072
 10:00~16:30
 日曜定休日

となりの生協でりんごなどを買い込み、宮浦港までの道は足取りも軽くなってた。



そうそう、黄色いかぼちゃはオブジェだけど、赤いかぼちゃはかなり大きくて中に入れる。
色もついてて可愛い(赤いパンツはでっかい白人のおっちゃんの脚)。

友人への絵葉書を書きながら、フェリーを待つ。
旅先からの便りはちょっとしたお土産代わり。
1日たっぷり楽しんで、今夜は熟睡できそうだ。
(ほとんどここ数日寝てないし)

フェリーに乗り込むと陽も傾き、だんだん空も海もオレンジ色に染まっていった。



高松までは1時間…のんびり船旅もいいものだ。


四国へ(5)

2011-10-05 | 旅(国内)
なんだか久しぶりの雨…これくらいの雨量だと助かりますね。
それにしても肌寒い、薄いトレンチコートでは物足りないかも。

先日仕事関係で泉岳寺まで行ってきたのですが、初めて境内に入ってみました。
外国人観光客の姿もあり、さすがに歴史のあるお寺は違いますね。



境内には「首洗い井戸」がいまでもあり、吉良上野介の首をこの井戸水で洗い、主君の墓前に供えたそうです。
もちろん赤穂浪士のお墓にもお参りしてきました。

それにしてもこの辺りを含めて三田、麻布、赤坂は坂道が多いです。
今回はこんな坂道を歩いてみましたよ。





秋はどこを歩いていても、気持ちの良いものです。


***
(四国へ(4)つづき)

古い町並みを眺めながら、家プロジェクト1軒目「南寺」に行ってみた。
前方から歩いてくるおば様方から聞こえてくるのは、
「なんなのあれ!お寺というから屏風とか襖絵とかを楽しみにしてたのにがっかりだわ」
という声。

この家プロジェクトの本来の目的を理解しないままに、鑑賞されたようだった。
たしかに名前は「南寺」だが、ただ単にお寺のあった場所に建てたというだけのこと。

現代美術を鑑賞する場合、枠に囚われてたら楽しめないだろうに…もったない。

この作品は建築家・安藤忠雄とジェームズ・タレルのコラボレーションで制作された。
私はなんの予備知識もないままにシンプルな建造物横の列に並んだ。



案内係りの人から渡された説明書を読みながら、15分の入れ替え制の順番を待つ。
5分前になると口頭での説明を受ける。

一回に入場できるのは16人。
左右の入口から半分ずつ入るのだが、それぞれ左右の手のひらを壁に付けたまま進みベンチに座る…それまでずっと真っ黒な闇の中を進むのだ。

何も見えない中、なんとかベンチに座る。
不思議と中にいる案内係の人は「はいもう少し詰めて座ってください」などと、まるですべてか見えているかのようだ。

「目が慣れてくるまで5分ほどそのまま座っていてください…しばらくすると目の前に白いスクリーンのようなものが見えてきます」

無言のまま、静かな空間に不安の空気が漂う。

4分ほど経った頃か?不思議と白くぼんやりしたものが見えてきた。

「そろそろ見えてきましたか?」
「それでは、何があるのか実際に見に行ってみましょう。そのまま立って前へ歩いてみてください」

といわれても、かなり怖い。

自然と手が前に出る。
10メートルほど歩くと、底なしに見える空間が広がっていた。

とにかく、不思議体験!

「皆さんが入ってきたときから、この空間は存在してました。明かるさも変わらないんですよ」

「え~!」というそれぞれの驚きの声。

「慣れてきたと思うので、振り返ってみてください」

すると周りにいる人々や自分達の座っていたベンチまでしっかり目視することが出来るではないか。


「人間の視覚というのはとても優れています。わずかな光を捕らえられるようになるんです」
このタレルというアーティストの光を介したアートを実際に体験しながら鑑賞できる優れた作品だということだった。

ぜひ、実際に行って体験していただきたい。

わずかな光源で浮かんだ白い空間には特殊塗料が塗られ、奥行きも底も限りなくあるように見える。
明・暗・無・寺・空間・光…精神性の強い作品。
う~む…アートは奥深いものだ。

四国へ(4)

2011-10-04 | 旅(国内)
秋バラの季節がやってきました♪
今日のような爽やかな日は庭園でのんびりランチして過ごせたら最高だろうなぁ。

ぜひ、バガテル公園で秋を感じてくださいね。

HPをチェックしたら、なんと専務取締役を一般公募していました。
年俸は700万円…興味ある方ポチッとしてみてくださいませ→HP


***


美術館を出ると、強い日差しに肌がジリジリする。
屋外展示を見るにはやはり歩くしかないんだけど…裸足で芝生の上や砂浜を歩くのもとても楽しかった。
何点かの作品を見ていくうちに、草間彌生の黄色いかぼちゃが見えてきた。
やはり多くの人が作品に触れて、記念写真をたくさん撮っている。
愛されてるんだなぁ~。



海沿いの道にはおしゃれなレストランもあって、入口付近にはいくつも自転車がとまっていた。
なんともスローな時間が流れている。

気がつけば、つつじ荘のバス停まで歩いていた。

ほどなくバスがやってきて乗り込むと、冷房の効いた車内に睡魔が襲ってきた。
どうしても見てみたかった家プロジェクトを見て回るため、農協前で下車。

本村ラウンジ&アーカイブにてチケットを購入…涼しい室内の革張りソファーに座り、おしゃれなラフランスのラムネを頂いた。



…ビー玉の音がなんとも郷愁をそそる。

ひとやすみしたら、ここ本村地区に点在している古い家屋を買い上げて、空間そのものをアーティストが作品にしている家々を見て回ろう。

それぞれの距離はそうないはずなのに、この暑さでとても遠く感じてしまう。
それでもこの地区の一般の家々を見るのが、その辛さを軽減してくれていた。



古い家の間の細い道たち…そこには島民の日常がある。
観光、芸術、日常が混在するこの地区は独特な雰囲気がある。
それぞれのお宅でもどこかアーティスティックに感じるのは私だけではないだろう。




なかでも一番、楽しみにしている「南寺」へ向かった。






四国へ(3)

2011-10-03 | 旅(国内)
直島はとても魅力のある島である。
というのも、わずか3000人ほどの人口にもかかわらず世界中から注目を集めるのは単なるアートの島というだけでなく、三菱マテリアル製錬所を中心とした産業廃棄に関する問題やリサイクルの問題を、多くの人に広く公開し町全体で循環系社会を構築し風評被害防止策を含めて参考にするべき点が多いことや、農業に向かない土地柄から、歴史的には漁業や水軍(海賊)などを収入源とし、現在では観光業で成功している数少ない地方自治であるからではないだろうか。

今回は、わずか1日の滞在のため観光(おもにアートについて)で楽しむことが精一杯だったが、ぜひ次回は点在する島を含めて幅広く楽しんでみたいと思った。

***

足裏から響くエンジン音とともに、フェリーは穏やかな瀬戸内海に浮かぶ島の合間を進み、あっという間に直島(宮浦港)に到着した。



まずは、カフェやお土産屋さんを併設する「海の駅なおしま」へ。
観光協会もあるので、ここで島の地図やバスの時刻表などを頂き、荷物をコインロッカーに預ける。

目の前には芝生が広がり、草間彌生の作品が多くの人に囲まれてそこに存在していた。



…このドットは一度見たら忘れられない。
幼き頃、統合失調症で苦労しその身を守る表現として現れたものだといわれているが、どこで見ても彼女の作品だとひと目で分かる特徴になっている。
これがたまたまだと思うが、慶應通信の9月号の表紙にも使われていた。

島のバスはワンコイン100円。
時刻表をみつつうまく使えばとても便利だ。
若い人たちはレンタサイクルで島を自由に行き来しているようだったが、それにしてもこの暑さではちょっと辛そう。

荷物も軽くなり、バスに乗ってまずはツツジ荘まで行き、無料送迎バスでベネッセアートサイトへ向かう。
ここ一体には安藤忠雄設計による、美術館やホテル・カフェなどがある。
今回私が行く事にしたのはベネッセハウスミュージアム。
ホテルに併設されたこの美術館は宿泊者以外も見学することができる。
(残念ながらホテル内は立ち入り不可)
バスを降りて上り坂を歩いていく…振り向くとそこには瀬戸内海が広がっていた。
ミュージアムのフロントでチケットを購入(1000円)、作品一覧とともに、屋外展示の地図も頂いた。

館内はとても静かで人も少なくゆっくりと鑑賞することができる。
撮影不可ということで…ぜひ行って楽しんでいただきたい。
前衛的な作品がほとんどで、中にいた学芸員?(おじいちゃん)にたくさん話を聞く事ができた。



中でも感激したの「タイム・エクスポーズド」杉本博司の作品。
(館外なので写真を撮ってしまった)
世界の水平線をモノクロ写真で撮影したもの。
良く見ると…テラスの先に見える実際の水平線とも同じ位置に展示されている。

杉本博司のこだわり…それは2日後に強烈な作品とともに知る事になる。

途中、若い女性と出会った。
まだ大学生の彼女はこれからの就職活動を控え、精一杯旅を楽しんでいるようにみえた。
小さな島にもたくさん行ってみるんだと立派なカメラを携えて…とても羨ましい限り。

巨大な大理石が2つ…安田侃の「天秘」だ。
コンクリートの壁に囲まれた空間に白い気持ちの良さそうな石。

重いガラス戸を開けて、日の当っていない方の石を選び寝転んでみた。
そこには青空が広がっていた。



なんてひんやりして気持ち良いのだろう…。
いろんな事が頭の中を過ぎっていく。
しばらく空を眺めていると、頭の中には何もなくなっていた。

一つ一つの作品をみていると、そこには多くの意味が含まれている。
コンテンポラリーアートの面白さだ。

「これは何を表現しているのかなぁ~」と考えているだけでも楽しい。
そして、分からない時は学芸員の人に声を掛けてみる。
とても親切に教えていただける。
自分の感じていることと大きく違うこともあれば、同じ感覚で制作されてるときもある。

何よりも、自分の思考を表現できる人って本当に素晴らしい。




良く見れば、屋外にも多く作品があることが分かる。
全部をみることは難しいが、少し歩いて散策しながら鑑賞してみることにした。


四国へ(2)

2011-10-02 | 旅(国内)
夜行バスの乗客は7割が女性。
2~3時間おきに休憩を取るのだが、正直ヨーロッパまでの機内よりも断然楽に感じる。
もちろん真っ暗で何もできない車内では寝ることしか出来ない。
(まぁ時差がないので当然か…)

朝7時半…岡山駅に到着。
ここで半分くらいは下車しただろうか。
荷物を受け取って、急いで駅へ向かう。

直島へは岡山県側から、もしくは香川県側からフェリーに乗っていくのだが、時間的に近いのは岡山の宇野港からわずか20分ほどで渡ることができる。

まずは、岡山駅から宇野までの切符を買ってローカル線で列車の旅。
時間も迫る中、駅員の人に声をかけ行き方を尋ねると
「こちらで570円を購入してください、間に合いますよ」と丁寧教えていただいた。
すぐに出発した「宇野行き」の列車には、地元の人、それも学生さんがほとんどだった。
ちょうど通学時間帯に当ったようだ。
小さな駅をいくつも越え、良く見れば無人駅も多い。
向かいのホームを見れば、岡山方面へ通勤する人で溢れている。
のんびりコーヒーを飲みながら車窓を楽しんだ。



40分ほどで終点「宇野」に到着。
なんとものんびりムードが漂い、平日の為か観光客の姿もみえない。

駅を出ると派出所があって、そこに「白いポスト」を発見。



「青少年に有害な雑誌とビデオDVDのみを入れてください」とある。

どんな状況でこのポストに入れるのだろう?
そして、どれだけ人が利用するのか?

もう目の前には瀬戸内海が広がっていた。
フェリー乗り場も分かりやすい…それにしても人が少ない。



宇野港から直島(宮浦港)までは280円。
片道切符を購入して、出港までの時間のんびりパンをかじりながら過ごす。
すでに朝から暑い…。

直島で働く人などが出勤するためなのか、車も多く乗船していた。
人の雰囲気も空気感も穏やかな気がする。
そして、瀬戸内海はとにかく穏やかだった。
伊豆で見慣れている海とは大きく違う。



暑い中、展望デッキにて船旅気分を味わってみた。
…といっても、デッキに出てるのは私だけで、他の人たちは冷房の効いた客室で過ごしている。

青い空と海、太陽の光はまぶしく、旅の初日は最高のスタートをきった♪




四国へ(1)

2011-10-01 | 旅(国内)
毎年買い続けていたスケジュール帳!
今年も買おうとアマゾンで色選びをしていて、友人の好きな黄色にしようかなぁと思っていたところ、郵便ポストにスケジュールが届いた。
不思議な偶然に驚いた。
(さすがに今年はもう届かないと思っていたのに…)
気持ちを伝えられないのがとても辛い。
このブログを読んでいてくれたら…と思う。


***


旅に出たい…やっとそう思えるようになってきた。

今年は円高が止まらず、ドルもユーロも激安この上ない。
でも旅とは不思議なもので、呼んでくれていると自然とその情報やチケットなどが手に入るようになる。
普段から「行ってみたい」と思う場所はたくさんあるけれど、今回は海外ではなく(もったいない気もするが…)国内、それも初めて四国へ行ってみる事になった。


四国といえば…ここ数年の盛り上がりでいうと高知県(坂本龍馬関連)が人気があるようだが、私はずっと気になっていた「直島」に行ってみたかったので香川県をまずは選び、欲張りなので徳島や愛媛にも行ってみようか?などと悠長な計画を考えていた。

そこで、愛媛出身の友人にアドバイスを頂くべく新宿で食事をしながら現地の様子を聞いてみると…私の考えている事はかなり無謀である事が判明。
泣く泣く候補を削り、それでも丸々1週間という旅程になった。


↑新宿ルミネエストのチャイニーズレストランで食べたチキンプレート(美味しかった♪)ビールと一緒にいただきたかったが…翌日、試験があっために断念!


***


現地での時間を取る事を考えると、夜行列車か夜行バスがいい。
人気のある寝台列車はもちろん予約など取れるわけでもなく、検索していた夜行バスの残り1席のチケットで出発日も決まった。

夏の忙しさを乗りこえて、少し涼しくなるのを期待していた9月…残念ながら猛暑は続いているようだった。
それでも疲労困憊の登山後、久しぶりにバックパックに荷物を詰めて新宿のバスターミナルに立つと、自然と旅への期待感も高まりウキウキしてきた。

これから香川に行くというのに、私はどうしてもうどんが食べたくなって「丸亀製麺」でぶっかけを夕食にいただいた。

さぬきうどんはコシがあって本当に美味しい♪
満足感にひたりながら、バスに乗っていざ香川へ!

しかし、数日後には大幅な変更を余儀なくされることになるとは…。