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人権について vol.3

2007-12-10 | その他
昨日は遠くから足を運んでくださり、とても気に入ってくださって…お客様に感謝感謝!です。
ありがとうございました。
今週金曜日まで、夕方30分ほど休憩時間を入れさせていただいてます。
ご迷惑をお掛けいたしますが、よろしくお願いいたします。



本日「世界人権デー」です。
今回紹介してきた女性活動家の中でもこの方を知らない人はいないですよね。

ミャンマー(ビルマ)の非暴力民主化運動指導者であるアウン・サン・スー・チー。1991年ノーベル平和賞受賞。

「ビルマ建国の父」として今現在も敬愛を集めるアウンサン将軍の娘さんです。
将軍はイギリスからの独立を主導し、それを目前に1947年7月に暗殺されてしまいます。

インドのデリーで大学に行き、その後イギリスのオックスフォードで学位を取得、ロンドン大学を経てニューヨークで職に就く。
1972年にチベット研究家と結婚し2人の息子をもうける。
さらにはイギリス、京都と職場を移しながら1988年4月に母の看病をするため、祖国ビルマにもどる。

民主化運動が激しくなるビルマで軍事独裁政権から国軍クーデターにより新たな軍事政権が誕生した。
民主化運動は徹底的に弾圧され、数千人の犠牲者が出た。
彼女は選挙に参加するため、国民民主連盟の結党に参加する。
全国遊説を行うが、1989年7月に自宅軟禁されてしまう。

そして軍事政権は1990年5月27日に総選挙を行い、アウンサンスーチーの率いる国民民主連盟が大勝したにもかかわらず軍政側は権力の移譲を拒否。激しい国際的な非難を招き、彼女はノーベル平和賞を受賞する。

その後はよくニュースでも耳にするかと思いますが、自宅軟禁はいまだに続いているのが現状です。
(途中何度か開放されてはいますが)

悲しいのはロンドンにいたご主人が癌のため、何度も渡航許可を求めるも許可はおりず、スーチーさんが国を出れば、再入国出来なくなるために一度も会えることなく亡くなってしまった。

こんなことが許されるんでしょうか?
私には理解できないですよ。

以前のブログでも紹介したとおりミャンマーという国はとても不安定な国政となっています。
軍事政権が続くミャンマーは未だに選挙などは行っていないのではないでしょうか?
きっと惨敗するでしょうからね。

今年起きたデモは僧侶たちにまで発展した大きいものとなりました。
いつまでこの政権がもつのだろうか?
そしてこの国の人たちはいつまで苦しめばよいのだろうか……。

彼らはいつまでもスー・チーさんを求めるだろう。