cafe blog-伊豆-

不定期で更新中♪

モロッコ…広い大地と空!(13)

2014-10-28 | 旅-モロッコ
またまたこの季節がやってきました!
秋の風物詩…干し柿です。
昨年は湿度が多くカビてしまった柿がありましたが、今年は上手に出来るといいなぁ~。
新潟からの頂き物、大切に作りたいと思います。
それにしても120個以上を剥くのは一苦労です。。。


***


フェズの朝…旅先で朝を迎える瞬間は何となく感慨深いものがある。
なぜだろう?



朝、目覚めた時に少しだけ明るく見えてくる町並みを見ると、突然自分の居場所に気づかされる…あぁ~私は今モロッコにいるんだ!と。
思い出すだけでドキドキしてくる。

旅先で朝食はいっぱい食べるほう。
朝もビュッフェで盛りだくさん!



さて、今日の移動もかなりの長距離がんばらないと!


チェックアウトしてバスに乗り込む。
まずはフェズの町が良く見える丘の上に連れて行ってくれた。
全景を見る事ができるのはありがたい。



とにかく世界遺産の迫力満点だ!

ちょっとズームしてみると…物凄い密集した建物、建物、建物。



せっかくなので、自分もフェズの町と一緒に♪



フェズを後にしてアトラス山脈へ。

暑くも無く、寒くも無かった今までのモロッコだったが、山脈に差し掛かると霧がかかり小雨も降ってきた。
標高もずいぶん上がってきた気がする。

中腹の町、イフレンでトイレ休憩。
この町可愛い♪
まるでヨーロッパみたい。



バスを降りると…寒っ!
このイフレンは標高1650mもあるため、夏の避暑地としては最高だろう。

トイレを借りるのは薄暗いバーだった。
店内は多くの観光客でごった返している。
寒いので、暖かい飲み物を飲みたかったが時間がないので諦める。



いいなぁ~のんびりカフェタイム、今回の旅行では実現できるかしら。


アトラス山脈には昔々、アトラスライオンがいたそうな。
ちなみにこの像は100年前に死んだ最後のライオンだそうだ。



今ではこのイフレンの町にある像のみだが、絶滅していたとされていたアトラスライオン(バーバリライオン)の血筋がラバトの動物園で大切に保護繁殖されているらしい。
それにしても美しい!そしてデカイ!
4mもあるその王者の迫力は実際に見てみたいものだ。



途中、雨降る中アトラス杉・レバノン杉の森を見た。



真っ黒に広がる杉の森はドイツで見たシュヴァルツヴァルト(黒い森)のようだ。


しばらく進むと青空が見えてきた。
広い荒野が続いている。



途中で白い雪をかぶった山脈が見えてきた。
ここで写真撮影のために下車。



すると、馬に乗った人が遠くからやってきた。
・・・



・・・
さらっと目の前を通り過ぎる。
毛布のようなものが鞍だったのが印象的。

たくさんのゴミも落ちている。
瓶のキャップ、割れたガラス、歯磨きチューブ、ペットボトルなどなど。
こんなんも見つけた。



いったい何の骨かな?

とにかくどこを見ても広いのだ。



ミデルトの町に入った。
そのままどんどん通り過ぎる。
町のはずれにあるホテル・カスバ・アスマにて昼食。



めちゃくちゃ豪華な感じのホテル。
名物のマス料理をいただく!
ハリラ、パン、マス、リンゴタルト。



これがまた美味しい♪
けっこう大きなマスだったがぺロッと平らげた。

ホテルの周りは閑散としている。

このお兄さんは何屋さんだったのかな?



午後はさらに景色を楽しみながら砂漠の入口の町エルフードへ向う。


モロッコ…広い大地と空!(12)

2014-10-23 | 旅-モロッコ
先週に引続き今週の定休日も雨降りになりました。。。
片付けなければならない衣類や布団も未だにしまえずにいます。

そんな中、文化祭に出展する水彩画を描いてみました。
すっかり枯れ掛けている野葡萄、葉も落ちて淋しい感じです。
まぁ秋ってことで…。


***




フェズ・エル・ジェディド地区の中央にある王宮は残念ながら見学することはできない。
しかし、多くの観光客がこの正門を見に立ち寄る。
金色に輝く扉に美しいタイルの壁!

ガイドさんが唯一中をのぞける小さい穴を教えてくれる。
……見えるのは植え込みのみ。

王宮の横には旧ユダヤ人居住区があり、2階にテラスのある特徴的な建物が並んでいる。


モロッコには猫がとても多い気がする。



でっぷりと太った猫ではなく、小さくてシュッとしている。
ちょっと品があって、賢そうだ。


さらにバスで移動し、歩いて細い路地を歩くとそこはモロッコ人の一般的な住居がある。
今回はお宅訪問でミントティーいただく。

はたして一般的な家だろうか?
…やはり観光客を相手にしているのもあり、中流というよりはそれ以上の内装かも。



笑顔が素敵な明るいご夫婦の旦那さまがミントティーを入れてくださるという。
奥様は色白で肌はもちもちしっとり美しい!
これは今はやりのアルガンオイルの効果らしい。



ポットにフレッシュミントをたっぷり入れて、甘く砂糖をたっぷり入れるのが通常。
大きな白い塊はなんと砂糖!



やかんの熱湯を高い位置から一気に注ぎ込む。
この時、空気が入り込み美味しくなるんだとか。



インドで教えてもらったチャイも同じだったな。
トルコのチャイはお湯で割るので注ぎ方は普通だった。

どちらにしても日本人からすると激甘な感じ。
でも、それが美味しくてハマるのだ。

ティーカップではなくグラスに入れるのがまたモロッコらしい♪

ごちそうさまでした!
と、家を後にするとほぼ斜め前の真鍮細工の工房を見学。
工房というよりはお土産屋さん。
技術の素晴らしさを見学させてもらい、そのまま退出。
購入している人もちらほら。(名前を彫ってくれるらしい)


ピーナッツの屋台!おいしそう~!



盛りだくさんな1日だった…まだ2日目だというのにかなりの距離を移動している気がする。
そして明日はアトラス山脈越えてサハラ砂漠まで一気に移動!!!


すっかり日も暮れて夕食をホテルのビュッフェでいただく。
野菜・魚・肉・パン、そしてハリラ(スープ)は外せない。



モロッコのビールも頂く♪
毎夜アルコールが飲めるのは幸せだな。
観光客の特権!



長い1日がやっと終了~。



ジョルジョ・デ・キリコを観に浜松へ!

2014-10-20 | 美術館・博物館
今日は朝から気持ちよく晴れました。
海岸付近を散歩しながら四つ葉のクローバーを見つけ、なんだか得した気分♪
小型版に変えたいつもの手帳に挟み、良い事がありますように!と願ってみました。
ここ数週間は失明してしまったシーズーのきんめさんとのんびり歩く散歩がとても楽しいです。
いつまでも続くといいなぁ~。


***

昨日会期末を向えた「ジョルジョ・デ・キリコ展」を観に、先日浜松市美術館へ行ってきました。
(学生証を提示して学割にしていただきました)

今月25日からは汐留ミュージアムにて「ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰-」展として開催されます。


デ・キリコは多くの美術館で数点ずつ見てきましたが、今回のように100点もが一堂に集る機会はそうありません。
なんとも贅沢な展覧会です。

亡くなる数年前のインタビューフィルムも見る事ができました。
う~ん、やはり謎多き画家です。
上手いこと質問をはぐらかし、本質に近づくことさえ出来ないインタビュアー…手ごわい相手です。

彼の形而上絵画は多くのシュルレアリスムの世界に影響を与えましたが、その後古典主義へと回帰しその期待を裏切り失望させます。
しかし、新形而上絵画として復活させたパワフルな作品たちはデ・キリコの印象を深く位置づけるものとなりました。

とにかく面白い!



《燃えつきた太陽のあるイタリア広場、神秘的な広場》1971年
パリ市立近代美術館 ©Musée d'Art Moderne de la Ville de Paris / Roger-Viollet

ギリシャで生まれローマでの生活により神話や古典の影響を多く受け、作品に奥深さを与えているような気がします。
見えているものの裏側にある「何か?」を表現している作品たち…皆さんは何を感じることができるでしょうか?


日本で初公開される作品がほとんどです。
機会があればぜひご覧になって見てくださいね。


***

浜松市美術館のすぐ隣には浜松城があります。
ゆるきゃらは最近よく見る「家康くん」ですね。



可愛らしいお城ですが天守閣まで上ることができます。
若かりし頃家康公がいた城とあって、平成27年(2015年)の徳川家康公薨去四百年で盛り上がりを見せつつあります。

当時の石垣もそのまま残してある部分がありましたよ。




浜松といえば、先日のノーベル賞物理学賞受章された天野浩氏が出身者ということでおめでたいことです。
私は…といえば、やはり浜松餃子にうなぎでしょうか?

餃子も美味しくいただきましたし、うなぎまぶしという名古屋の名物ひつまぶしと同じ食べ方をするお料理をいただいてきました!



贅沢でしたが、とても美味しかったです♪

ついでに浜名湖も見てきました。



潮干狩りで有名なんですね!


同じ静岡県ですが浜松は新幹線で行けば案外近かったです。

お土産に買った「トリイのソース」が美味しかったなぁ。
また機会があれば遊びに行ってみたいものです。



川津来宮神社例大祭

2014-10-19 | 伊豆
皆様、お元気ですか?
またまたご無沙汰しております。

今月に入り巨大な台風が2つも日本列島に大きな被害をもたらしました。
ここ伊豆半島は毎年この時期は冷や冷やすることが多いのですが、
今年は思っていたよりも影響は少なくホッとしているところです。

御岳山の噴火や自然災害においては人間はなんと小さいものかと感じずには居られません。
それでも自然なくしては生きられない…。

残念ながらここ数年、山登りに縁遠くなってしまっているのですが、また少しずつ近場の山から登ってみようと思っています。
そしてなるべく自分の足で多くの道を歩いて行きたいものです。

これからの季節、歩くのにはもってこいですもの♪


***


さて、河津町では秋の祭りが先週から今週末にかけて地区ごとに行なわれています。
昨日初めて来宮神社のお祭りへ行ってみました。
目的は「どぶろく開き」です。

国の天然記念物に指定されている樹齢千年の大楠の前に舞台が組まれ、「鳥精進酒精進」の民話に登場する杉鉾別命や古代百姓の衣装をまとった若衆によって「どぶろく開き」の儀式が行なわれます。

川津来宮神社はどぶろく造りが許されている数少ない神社のひとつなんです。

まだ明るい境内でしたが、命の盃にどぶろくが注がれ、ぐいっと飲み干すと「ウマイ!!!」と叫び、思わず「もう一杯!」と注文。
見ている観客から笑いがこぼれました。



そのあとは、希望者に振舞われるのですがもちろん私も頂いてみました。



白濁したほんのり甘い酒はとても飲みやすく、ついつい飲みすぎてしまいそうです。
古くから伝わる「どぶろく」を味わえて幸せな気分になりました。


その後、となりの地区にある姫宮神社へ足を伸ばします。
ここは来宮神社の所管ですが、お参りをしたあとお神酒を頂くことができました。



小さな参道ですが薄暗くなった空に提灯の明りが郷愁をそそります。
多くの子供たちの声で賑やかでした。



地元のお祭りは継いでいく人々の力でなりたっているのだと実感できます。

今日も町では神輿をかつぐ声や楽しい縁日の様子を見ることができますよ!