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シンガポール&マレーシア(27)

2010-03-15 | 旅-シンガポール・マレーシア
この度は復活ブログをお読み頂きありがとうございました♪
今回でシンガポール&マレーシアも最後になります。

また近いうちにお会いしたいと思います。
そのときはよろしくお願いします!



***




寝入ってわずか3時間ほどで起床。
飛行機の中で寝れるという思いから案外すっきり起きられた。
身支度を整え、荷物を整理し、コーヒーを入れてピックアップを待つ。
フロントにはおっちゃんが一人、椅子で居眠りしてる…。

ベットから枕カバーとシーツをはずし、カウンターに置く。



もうすぐ5時になる…ちゃんとタクシーは来るんだろうか?
真っ暗な宿のソファに座って、まどろんでいると窓の下で車のドアが閉まる音がした。

覗き込むおっちゃんが、「来たよ!」と声をかけてくれた。

「ありがとう!」と、荷物を背負って階段を駆け下りる。

ピックアップのタクシー運転手は若い人で、車も凄くゆったりしてて座り心地良く、まだ新らしいようだった。

「おはよう!航空会社は?」
「おはよう!ユナイテッド航空でターミナル3までお願いします。」
「OK!」




まだ街中は薄暗い。

途中の交差点で欧米人カップルをピックアップ。

「おはよう!」
「おはようございます!」

彼らはインディアン航空だったようで、ターミナルが分からなかったみたい。

気持ちの良い朝のドライブはあっという間に空港へ。

「ありがとう!」と言って、さっそくターミナルへ入る。

ユナイテッドのカウンターには人が並んでいたけど、
「あなたこっちへどうぞ!」と声をかけられ、
「パスポートをここへかざしてください」と機械の前へ。

認証を何でするかを選んで、パスポートをかざすとチケットが印刷されて出てきた。
物凄くペラペラなんだけど…大丈夫だろうか?

あっという間にチェックイン完了!
これは凄いかも。



出発のゲートもクリスマス仕様♪
その前に警備員がチケットをチェックしていた。

私のペラペラのチケットを見て、二人で何やら言っている。

「ちゃんとしたチケットなんだけど…」というと、
「多分そうだと思うけど、ちょっと確認してくるから待っててください」とチケットを持ってどこかへ行ってしまった。

しばし待たされ…「OK!入ってください」とチケットを返してくれる。
そのときに同僚に「これもチケットなんだって!」と言っていた。

んん~最新の情報とはなかなかみんなに行き渡らないものなんだなぁ~。

免税店でお酒などを買い、搭乗まではスムーズだったものの、朝のラッシュのため離陸飛行機が渋滞していたようで随分機内で待たされた。

もう最後だからと、モーニングにチキンヌードルを選び、ビールも頂く。
これで熟睡だぁ~!



しかし…隣のおじさんがウォッカを2杯ほど飲んだ後、会話するきっかけがあってそのままなんと日本に着くまでずっとおしゃべり三昧となってしまう。
(さすがに途中1時間ほど寝ちゃったけど…)

おじさんはインディアン。
インドから家族でアメリカに移住し、今はバージニアでホテルを経営しているそうだ。
奥さんはなんとドイツ系。
とても素敵なご夫婦で、75歳という年齢には思えないほどパワフルだった。
いろんな話をしてくれた…。

私のつたない英語から、私の年齢に驚いていた事と店をやっててホットドックもメニューにあるよ!といったら大笑いして喜んでくれた。
「いいぞ~!今の女性はそうでなくちゃ!」って。

バージニアに遊びに来い!
いつでも連絡して!と奥さんがホテルのカードにメールアドレスを書いてくれた。

最後まで本当に楽しい旅になった…。

いつでも私は人との出会いに救われ、素敵な思い出をいただく事が出来る。

だから旅がやめられない♪


***


無事に成田に到着!

すると空港に友人が迎えに来てくれていた♪
「おかえり~!!」
「ただいまぁ~!」

嬉しかったなぁ~。

一緒に誕生日と無事帰国を祝いビールで乾杯!

ありがとう♪

感謝!感謝!










シンガポール&マレーシア(26)

2010-03-14 | 旅-シンガポール・マレーシア
モロッコ行きたいなぁ~、でもカンボジアやラオスも気になるしなぁ~。
と次の旅を夢見心地で宿に着くと…部屋には大きなスーツケースと日本語のガイドブックが。

最後の夜…、同室の彼女は日本人のようだ。

買ってきた荷物をバックパックに詰めなおし、一息入れるために食堂でコーヒーを入れ日記を書いておく。

部屋に戻ると彼女は戻ってきていた。

物凄いおしゃべりな彼女…止まらない。
オーストラリアからの帰りで、これからバンコクに寄って1ヶ月ほど旅してから帰国するんだとか。

ずっとカナダ、オーストラリアなどでワーキングホリデーをやっていたそうだ。

年齢的にも今回が最後と言ってた。
日本で普通に働けるか心配とも言ってたなぁ。

英語がしゃべれるからそれを生かしたら?と聞いたら、
これが案外使わないで生活しちゃうらしく、ほとんどしゃべれないと言ってた。

人それぞれ色々な事情があるものだ。


すっかり話し込んでしまって、お腹が空いてきたので下の食堂で最後のチキンライスを食べる事に。
さらにおしゃべりし続けて、結局シャワーを浴びて就寝したのは夜中1時を過ぎていた。


明日は4時起きだ!





シンガポール&マレーシア(25)

2010-03-13 | 旅-シンガポール・マレーシア
さらに、異国の雰囲気を味わいにインド~アラブへ。

アラブストリート近くにあるサルタンモスク…これまた美しい♪



雰囲気あるなぁ~。
シンガポールで最大、最古のモスク。
見学は入口のみ。(もちろん靴は脱いで)
イヤホンガイドを借りると、少し中まで入れてくれる。



日本語ガイドを借りて聞きながら廊下を進む。



リトルインディアのモスクはタイルだったけど、ここは絨毯…いい感じだぁ。

しばらくして、またもやアザーンが流れる…5時かぁ。
いつも祈りの時間に遭遇しちゃう。

急いで外に出ると、案内してくれた女性があわてないで大丈夫ですよ!と言ってくれたけど、やはりこちらも気になるところ。
そのまま失礼させてもらった。


せっかくなので、異国をさらに感じるためにモロッコ料理を頂に行く。

Deli Moroccan
30 Bussorah St.
9359-5105
11:30-23:00

サルタンモスク正面の通りを少し行くと小さなお店がある。
モロッコ出身のオーナーはとても優しい人だった。



まずは、モロッコティー♪
グラスに生のミントが入ってて、薄甘いお茶を注ぐ。
ふわぁっと香ってくる爽やかな香りと優しい甘さ…癒されるわぁ。



タジンは迷った!
チキン、マトン、ビーフ…ほんとはベジタブルが良かったんだけど、肉系しかないということなのでおすすめのビーフを選んでみた。

チャパを1枚。

タジン鍋に入れられた煮込みは、スパイスの薫り高く煮込まれたビーフも柔らかいし食も進む。
ビール欲しいなぁ~。
イスラム教は酒を飲まないのでメニューには無かったと思う。
一人では食べきれないけど、頑張って完食!




満足!満足!

食べ終わってお茶を楽しんでる時に、おばあちゃんが出てきて私に「美味しかった?」と聞いてきた。
きっとオーナーのお母さんで、お料理作ったのも彼女なのかも。
家庭料理の味を満喫した笑みで「美味しかったです!」と言ったらとても嬉しそうだった。

私まで幸せになった瞬間…ごちそうさまでした!




雨降りで傘を差しながら大荷物を持ち、ホテルまで歩いて帰る。
最後に夜景を見に行こうと思っていたけど、これじゃぁ無理そう。
さて、最後の夜をどう過ごすか?

それは私には選ぶ事の出来ない運命だった…。



シンガポール&マレーシア(24)

2010-03-13 | 旅-シンガポール・マレーシア
まだまだ片手にビニール袋が1つ。
ちょっとがさばるけど、重さ的にはまだいける!

通りを歩いていると、どんどんインド色が強くなってくる。

美味しそうなカレー屋だ~!
チャパをどんどん焼いてる。
旅先での食事の回数って本当に残念な気分になる事が多いな。



インド人回教徒の為のイスラムモスク。
ちょうど祈りの時間で、アザーンが流れた。
少しずつ人が集まり、靴を脱いでモスクの中へ消えていく…。
外の喧騒が信じられないほど、モスクの中は静かだった。



周りは賑やかな商店が多く、ひときわ賑やかな一角に「ムスタファセンター」があった。
24時間オープンのディスカウントショップ!
ほんとにあったぁ~。



入口で買い物袋の口をプラスチックの留口で縛られる。
盗難防止で、海外では良く見かける光景。

中に入ると、人が多い~そして広~い!
貴金属、時計、電化製品、化粧品、衣類、おみやげ、お菓子、食材、調味料、食器、調理道具、文房具、カーテン、寝具、いやぁ~無いものないかも。
とにかく地下から地上何階まであるの?
参ったね。

まずは調味料を数種類、インスタント食品、缶詰、ジャム、お菓子などをカゴに入れ一度清算を済ます。
ここでもビニールの口は閉じられた。

上の階で「ゼブラ」のお弁当箱を発見!
安い!
ついつい余分に2つ購入。

歯磨き粉を数個。

そして何より驚いたのが、一流ブランドの香水やバス用品がとにかく安い!
免税店なんかよりも安いんだから驚き!
ここでもエルメスのオードトワレを購入。

いやぁ~面白いわ。

重くなった数個のビニール袋…入口のガードマンに言うと巨大な袋をもらえる。
聞いたら「無料」ということだった。



シンガポールに行かれる人は、高級ブランドショップやショッピングモールもいいけど、庶民派スーパーもなかなか楽しいのでぜひいかが?

ムスタファセンター → HP

*トップの画像はタバコ屋に陳列してあったもので、今はすべての商品の下半分に恐ろしい写真が載っている。
 これでタバコをやめる人もきっといるだろうなぁ。


シンガポール&マレーシア(23)

2010-03-12 | 旅-シンガポール・マレーシア
すっかり桜も終わり、いつもの河津に戻った感じ。
3月に入って、これからソメイヨシノ、大島桜、山桜などが咲き始めます。
学校は卒業式、入学式と続き春本番ですね!

***

とうとう旅も最終日…朝7時に起床、身支度を整え朝食を取っていると日本語のガイドブックを広げ地図を一生懸命みている女性がいた。
つい、声をかけてみる。
「おはようございます!今日はどちらへ行かれますか?」
すると、元気の無さそうな声で…
「実は、昨日トランジットするときに、飛行機に乗り遅れてしまって…」と。
ようは、時計の針を直すの忘れていたようで結局片道航空券を買いなおしたんだとか。
ちょっとショックだよなぁ。
今日は昼までシンガポールに滞在するそうなので、空港までの安い行き方とチャイナタウンへの行き方を説明してみた。

1ヵ月半もアジアを旅して、一番良かったのはタイとラオスとカンボジアだそうだ。
ラオスとカンボジア行ってみたいなぁ~。
でもかなり暑そう。

彼女はちょっと元気になって出かけていった♪


***


明日の早朝、空港までのピックアップをフロントで頼む。
2人で16ドル。…1人でももちろん16ドル。
男性がやはりピックアップを頼むらしくって、聞いてみたら1日違いだった…残念!
無事に予約も済み、フロントのおばちゃんとアジア系の男性と少しおしゃべりして、大笑いしつつそろそろ私も最後の1日を楽しみに出かける事に。

楽しみにしていたお買い物!

まず向かったのはチャイナタウンにあるシンガポールの合羽橋(調理道具専門店)へ行ってみる。
途中で出会った素敵な後ろ姿♪
決まってるなぁ~。




コーヒーのカップをビニールでぶら下げるの、日本でも流行らないかしら。

日本ではあまり見かける事のない「額縁専門店」の壁。
まるで現代アートの作品みたい。



すでにお店の中にはお客さんが数人いて、真剣な表情で道具を選んでいた。
私はぶらっと見回した後、お目当ての「ゼブラ」の商品の前で数分悩んだ。
とりあえず、頼まれていた大きめの弁当箱と小さい弁当箱。
店員さんに「これとこれが欲しいんですけど」というと、
「はい!ちょっと待っててね。新品持ってくるから…ちょっと待っててくださいよ」と、
物凄く丁寧に対応してくれる。
その間に、スプーンなどの細かい物を選んでみた。
「はい!お待たせしました~。これとこれね?」
「ありがとうございます!」
「御支払いはこちらになりますからね」と商品を運んでくれる。
う~ん親切だなぁ。

ちょっとレジが並んでいたのを、
「おい!支払いのほうを先にしてやってくれ」とレジ係に言って、
先に済ませてくれた。
(どうも商品について聞いてたお客様が2組ほどいたみたいで…)

最後には袋に詰めた物を手渡しながら、
「ありがとうございました!」と丁寧な対応に、心から潤っていく感じがした。



タイのブランド「ゼブラ」はステンレスの質も良くてピカピカ♪
大好きな道具の一つなのだ。

MRTのチャイナタウン駅からリトルインディア駅まで移動し、楽しみにしていたインド人街へ。
駅からすぐ近くにあるホーカーズと市場へ行ってみる。
市場はすでに閉店している店も多かったが、魚、肉、卵、野菜、乾物などなんでもありだ。



ここでは欠かせないバナナリーフの店。



彩りも綺麗な野菜の店。
中でも「はとうり」や「アロエ」など、とにかく何でもある。
特にハーブ(ミントやコリアンダー)は新鮮さが命。
お客さんも店を選んで買ってるようだった。



お腹も空いてきたのへ併設されてるホーカーズで昼食を!
時間が微妙だったので「ナシレマ(シンガポールの朝食)」を探してみるが、さすがに売り切れだった。
トップの画像の店でまだ食べた事のない「ブラウンミー」を注文してみる。
主人が「汁あり?汁なし?」と聞いてくれたので、「汁なし」を注文。
ちなみに写ってる男性がここの主人で、私のブラウンミーを作り終わると自分も昼食を食べ始めた!



ドリンクは斜め前にあったジュース屋でさとうきびジュースを♪
これが気に入っちゃって…日本に無いのが残念!
沖縄にはあるかなぁ~。



絞った汁を氷に落とす…レモンも入れてもらった。

これが昼食!
しめて240円なり…ブラウンミーにはスープがついてきた。
これをかけるの?ってきいたら、違うよ~別に食べるの!と教えてくれる。
スープは蝦のダシが良く効いたもので、後引く味。
ブラウンミーも色は凄いけど、意外と塩味は強くない。
名前の通り「蝦麺」はとても美味しかった!




お腹も一杯になり、これから興味津々の24時間スーパー「ムスタファセンター」へ!
いったいどんなスーパーなのか!!


シンガポール&マレーシア(22)

2010-03-11 | 旅-シンガポール・マレーシア
祭り期間中に終わらせる予定が…。


***


公園から少し歩くと、ラッフルズホテルがある。
あの村上龍の著書「ラッフルズホテル」で名前を聞いた事はあったけど、残念ながら読んだことは無い。
ホテルの歴史は古く1887年開業だそうだ。
ちょうどこの時期はクリスマスのイルミネーションがコロニアル調の建物に良く映える。



ホテルの入口近くで、自転車に乗った男性が倒れていた。
ちょうど救急車が到着して、事なきを得たようだった…。
やっぱりヘルメットは大切だなぁ。

価値ある建物なだけに、中が自由に見学することが出きるようになっていた。
高級ブランドのショッピングモールもあって、日本人の姿もちらほら。
途中で見かけたレストランではちょうどアフタヌンティーの時間だったようで…思わず窓の中をのぞき込んでしまった。



3段のトレーには、下からサンドウィッチ、マドレーヌ、シュークリームととてもオーソドックスで目を惹かれる。
こんなリッチで優雅な時間を過ごしてみたいものだ。

ショッピングアーケードの中にあるラッフルズホテルショップでお土産少々と特産のカヤジャムを購入。
いったいどんな味なんだろう?



そのほかにもショッピングモールが近くにあって夜景までの時間、ぶらぶら見つつ、フードコートに行ってみることに。

これが凄い人気があるようで、地元の人一色!
観光客なんていない感じだったなぁ。



それにしても種類が多い。
さて、何を食べようか?

日本食の天ぷらや鉄板焼きが意外と人気!
やっぱりローカルなものを選ぶ。
ミーゴレンとロティプラタ。
屋台で食べる物よりも、普通~って感じで…。


夜のシンガポールは涼しくて良い♪
夜風も気持ちよくて、外で過ごす人も多い。
治安も悪くないのが観光客には嬉しいところ。

川べりは恰好のおしゃべり場としてカップルや若い子たちが結構いたなぁ。



マーライオン…相変わらず本物は人気が無いみたい。
ライトアップもしてもらえてないし…寂しいなぁ。



でっかいのは凄い迫力でカメラを向ける人も多い!
後ろのビルの夜景もあわせて凄いゴージャス感。

マーライオンなんて…って行った人がよく言っていたが、私は一見の価値はあると思うな。だって可愛いし、大きいのは凄い迫力だし!
夜景も綺麗♪



夜景をかなり満喫して、宿までお散歩がてら歩いて帰る。
途中で今度は「豆パン」を買ってみるが、食べてみたらアンドーナツで美味しかったぁ~!

今日の宿は一人使いみたいで、なんとドミなのにシングル!
シャワーを浴びたあと、爪を切り(一週間もいると爪も伸びるのよね)、気がつくと25時…最後の1日を楽しむために…ゆっくり眠る事ができた。



シンガポール&マレーシア(21)

2010-03-10 | 旅-シンガポール・マレーシア
とうとう桜祭りも終わりました~。
最後まで天候に恵まれず…今年は困った人も多いようです。

明日から通常営業に戻ります。

*11日(木)は午前中に商店街の片付け作業があるので、
 営業は12時からとさせていただきます。
 ご了承ください。

***


博物館を出て、来た時と同じバスに乗り(これがまた観光客気分満点!)、安宿のあるブキスを通り越してチャイナタウンまで。

バスを降りるとそこには漢字の看板…赤や黒や黄色…中華菓子の店…まさにチャイナタウン。
中華門もあるし、お寺もある。
なんとなくホッとするのは何故だろう?

お土産屋も多く、シンガポールの中では一番安いと言われてるらしいので欧米人の観光客も多い!



実は目的があって……シンガポールで一番人気のあるチキンライスの店を目指す。
ホーカーズ(フードコート)の中にあるんだけど……あ!あれかぁ?
物凄い行列!!!



ひやぁ~これは凄い!
とにかく一番後ろに並んでみる。
すると少し後ろのほうから日本語が聞こえてきた。
日本人も並んでるんだ!

ちょっと声をかけてみる。
「すみません、日本の方ですか?」
「そうです」
「何日ぐらい滞在いされてます?」
「まだ数日ですが、仕事で来てるんですよ」
と、若者2人は大手企業の石油プラントに関するお仕事で新人研修に1ヶ月きているということだった。
「ここのチキンライス有名なんですね?」
「そうらしいですね~。結構食べたけどここはどうだろ?」

と、念願のチキンライスを注文して空いたテーブルを探して…これが意外と見つからない。
テーブルにビールとコーラが置いてあって、まだ口をつけていない…。
人はいないし、空いてるからここに座ろうか?と彼らと座ると、
「すみません!」と女性が声をかけてきた。
「こちらこそ、すみません!空いてると思って…日本の方ですか?」
「そうです。私たち2席あればいいので良かったら一緒にいいですか?」
「はい!よろしくお願いします」

となんだかんだで5人での賑やかなランチになった♪



私はサトウキビジュースのレモン添え…これが美味しい♪
席を取ってた彼女は新婚さんでモルディブからのトランジットということだった。
ビールは旦那様のもの。
黒糖タピオカは若者の一人。

面白いものだ。
異国で出会った日本人たち…楽しい一時だった。
もちろんチキンライスは激旨!

「これからマーライオンパークまで歩いてみようと思うんだけど…。」
「ぜんぜん歩いて行けますよ!僕たちも後でまた行こうと思ってて」
「そう!じゃぁ向こうでまた会うかもね」
「私たちも行ってみようか?」って新婚さん。

では、後ほど!
と、みんなと分かれてぶらぶらしながら川沿いを歩きマーライオンを目指す。
それにしても今日は暑い!

川沿いには多くのモニュメントがあり、見応えあるものばかり。



ラッフルズ上陸の地のラッフルズ像の前を横切り…



お!これがマーライオン…小さいなぁ。
お水もちょろちょろしか出てないよ?



って!え~~!後ろのデカッ!
これは大きい!
水も口からドォ~~~と出てるし。

「やぁ!来ましたね?」
「どっちが本物?」
「あの小さいのが本物で、大きいのは偽物!」
「そうなの?知らなかったなぁ」
「記念撮影しましょうよ!」

と彼らといったい何枚撮影したことか?
若いパワーは凄い!



じゃぁまたどこかで会えたら!
と彼らと別れるときに、先ほどの新婚さんも登場!
やっぱり会ったねぇ~♪

私はさらにぶらぶらしながら、戦争記念公園に行く。
大きな白い塔?

高さ68メートルもあるこの白い塔は「日本占領時期死難人民記念碑」で、日本がシンガポールを占領して虐殺した華人の霊をおさめる目的と、二度とこのようなことをおこさないようにとの願いが込められているもの。
4本の塔が立っているがそれぞれ中国人、マレー人、インド人、ユーラシア人を表してるそうだ。



4本の柱それぞれには、英語、マレー語、タミル語、中国語で意味が書かれている。



この白い塔しかない公園。

塔の中に立ち、空を見上げると…塔の先は手をつなぐように繋がっていた。


シンガポール&マレーシア(21)

2010-03-08 | 旅-シンガポール・マレーシア
今日はわずかな晴れ間も見えましたが、今はまた曇り空。
明日明後日と桜祭り最後も雨になりそうです。


***


昨夜、同室の彼女は私がベッドに入ってまもなく帰ってきた。
明かりをつけたので、寝ぼけた顔で手を上げ挨拶をしたが可愛らしい白人の女の子だった。
朝は6時頃出て行ったけど、多分トランジットだったのかもしれない。
7時に起きて、シャワーを浴び、朝食を食べに行く。

シンガポールの安宿の朝食風景♪



食パンにジャムとマーガリン、珈琲&紅茶の朝食だけど、自前のサラダやヨーグルトと食べればかなり立派な物になる。
長期滞在の人はとても優雅にモーニングしてたなぁ。

お湯もいつでもいただけるし、電子レンジもある。
安上がりに済ませたいバックパッカーが多いのも納得!



ミックスドミの入口…凄いよね。(一応ロッカーはあった)
泊まった女性に聞いたら、匂いが耐えられないと言ってた。
長期旅行者はツワモノぞろいだからなぁ。

ブキスステーション前のバス停から2番のバスに乗り、今日の目的地「チャンギチャペル&博物館」を目指す。バスは2階建て!旅行気分で2階の一番前の席に座ってみた♪
いい眺め~!


しかし、降りる場所が全然分からない。
チャンギということから、チャンギ空港の近くというのは分かる。
かなり遠いかも。
しばらくすると、隣に中国系の老夫婦が座った。
昨日のショックからシンガポールの人は日本人をきっと嫌いだろうな。
そんな思いがよぎって、若者ならまだしも戦争をしっている年代の人に声をかけるのが少し怖かった。

どんどんバスは順調に走り、風景も自然が多くなってきた。
よし、聞いてみよう!

「すみません…私はチャンギチャペルに行きたいのですが、降りる場所を教えていただけますか?」
「あぁ~!チャンギプリズンだね。知ってるよ!まだまだ先だからこのまま乗ってれば大丈夫」
「ありがとうございます!」
「どこからきたの?」
「日本です」
「おぉ~日本!良く来たね~。…でプリズンへ行くわけだ」
「そうなんです、勉強したくて」
「そりゃいい!そうそう、この先に学校があるんだよ、日本人学校がね」
「それは日本人だけの学校ですか?」
「そうだよ。でかいんだよ!プールもあって凄く立派なもんだ」
「そうですか」
「ほら、右側見て!これが今の刑務所ね。これは男性用…それから、ほら見えてきたこれが女性用」
「大きいですねぇ~」
「これでも足りないくらいさ、囚人は多いからね~もういっぱいだよ」



「ほらここで降りるんだよ!あの目の前に見えるのが博物館だからね」
「色々とありがとうございました!」

すごく素敵なご夫婦で、私に説明しながら旦那さんが奥様に「な?そうだったよな?」って旅行者の私にはとても親切に、いやそれ以上に接してくれた。



博物館には駐車場もあって、車で来ている人が2組ほどいた。
まずすぐに目に入ってくるのがチャペルだ。



とてもシンプルで素朴な屋外教会。
戦時中、イギリスやオーストラリアの収容者が建設したということだが、これは復元されたもの。
本物はオーストラリアにあるらしい…。
中にはたくさんの折鶴があり、日本の子供たちからの贈り物のようだ。

建物の中に入ると、英語での解説イヤホンはいかがですか?と言われた。
だけど…英語が出来ないので申し訳ありませんとつたない英語で断った。

日本がどのようにアジア諸国を侵攻していったか…そんな説明から始まる、多くの展示物や記録がある。
見学者はほとんどが欧米人で、日本人の姿は無かった。



ここには載せられないような残酷な写真も多くあり、見ているだけで辛くなる。

この「チャンギ・チャペル&ミュージアム」は戦時中、1942年からの3年半に日本の支配下に置かれたシンガポールで、欧米人などの連合軍の捕虜が収監されていた刑務所跡に出来た博物館だ。


↑当時使われていたお金。


↑展示物の中には残された者たちが、友人や家族を思って書いたメッセージがたくさんあった。読んでて、これは結構辛いものがあった。


↑当時使われていた日常道具など…。ショックだったのは収容者がふんどしのような下着を付けさせられ写真に納まっていたこと。


戦後、日本で生まれ育った私には自分の国が一番良い国だと信じていた…過去に犯した罪を知らずに生きていく…そんな教育で良いものなのだろうか?
マレーシア、シンガポールを旅して考えずにはいられない…。

帰国後に親戚のおじさんと旅行の話をした時、「銀輪部隊」の話をしてくれた。
「そうかぁ~自転車が展示されているのか…、こりゃ死ぬ前に一度見に行かなければいけないなぁ」
「おじさんはシンガポールに行くのが嫌ではないの?」
「嫌とか嫌ではなくて、行かなきゃいけないと思うよ」

戦争って多くの人を傷つける。
相手だけじゃない…自らも含めてすべての人間を傷つける。

知る事によって同じ過ちを犯さないように出来るのに…。
教育のあり方を考えさせられる旅になった。





シンガポール&マレーシア(19)

2010-03-07 | 旅-シンガポール・マレーシア
今年の桜祭りは雨が多かった…。
寒かったり暑かったりで、桜も大変だったんじゃぁないかな?
とうとう最後の日曜日…残念なお天気になりそうです。


*3月10日(水)はお店をお休みさせていただきます。


***


宿のあるブキスST近くに、ブキスストリートという若者が集まるところがある。



交差点で信号を待つ間、目の前に見えたブキスストリートには多くの人が溢れ出てきていた。
信号が変わると同時に大移動…まるで東京にいる気分。
通りにもひしめくように人が溢れ、昔の竹下通りのアーケード版って感じ。
若者の流行のファッションを売る洋服やアクセサリー屋が多く、中の一部にストリートフード屋もあった。
その中でファンキーなディスプレイに惹かれて「すいかジュース」を飲んでみる。



甘みの少ないジュース…ちょっと微妙だなぁ。

ワッフルや揚げパン、カラフルな怪しいお菓子たち。
エッグタルトもあって東洋~西洋までなんでもありなのが面白い。
揚げパンを1つ買ってみた。(説明をきいてシナモンを選ぶ)



ちゃんとした食事が出来なさそうだったので、大通りに戻り普通の食堂に入って「お粥と蒸し鶏」を注文。
これがまた胃に優しくて美味しい♪
鶏も柔らかくて優しい味。



宿に帰ってから、途中で買ったりんごジュースと揚げパンをデザートで頂く。



思いのほか、アップルサイダーもシナモンパンもとても美味しくて、今日も幸せな1日が終わろうとしていた。

明日はどこへ行こうか?
シンガポール残り2日。

予定では1日動物園でもいいなぁ~って思っていた。
シンガポールの動物園は世界的にも有名で特にナイトサファリは観光の目玉!
だけど、博物館でみた歴史にどうしても行ってみたい場所が出来てしまった。

そして、現地ではさらに衝撃的な事実を目の当たりにすることに…。


もう23時だというのに同室の女性はまだ帰ってこない。
(荷物はあるんだけど…)


*ちなみにトップの写真は宿の下にある食堂。
 明方3時半に目が覚めて階段を降りてみると、賑やかな声が…。
 思わずカメラを取りにいって撮影しようとしたら、おっちゃんが手を上げて挨拶してくれた!
 早起きなのか?夜遊びなのか?

 眠らない街シンガポール!


シンガポール&マレーシア(18)

2010-03-06 | 旅-シンガポール・マレーシア
最後の週末となりました。
あまり天気は良くないのかな?


***


博物館を出ようとした時に、リビングギャラリーの1つ「映画」を見逃している事に気がつきさっそく見に行った。
大きなスクリーンに流れる古い映画…疲れた心と体をベンチに座ってしばらく癒した…。
やっぱり映画っていいもんだなぁ。
小さい子供が両親とともに入ってきたけど、内容が難しかったのかあまり興味を持たないままに出てっちゃった。


外に出るとまだ明るい!
ちょうど大通りの交差点で交通規制をしているのを発見!
警官の数も多かったので、何があるのかと思ったら…。

そういえば、鳩山さんとオバマさんが丁度来てるんだった。
そうこうしているうちに、目の前をパトカーを先頭に黒塗りの車が数台通り抜けた…一瞬の出来事だった。


宿近くまでぶらぶら散歩していると、教会を発見!
ちょうどミサの最中で、ドアの外でしばし見学。




さぁ!お腹が空いてきた。
何を食べようか?
足取り軽く賑やかな屋台街を目指した。


シンガポール&マレーシア(17)

2010-03-04 | 旅-シンガポール・マレーシア
すっかり桜も葉桜に…今日も夕方から雨になりました。
週末はどうなるのかな?



***



シンガポールの国立博物館内にあるヒストリーミュージアム。
入口で視聴覚ガイド機器を渡された。
イヤホンと操作する端末…随分と便利になったものだ。
ただ英語の解説だったので、理解はほとんど出来ていないかも…。

緩く下っていくループ状の道をイヤホンを聞きながら歩く。
突然高い天井の部屋にぽつんと入れられ…薄暗い中でちょっと不安になる。

番号のついた床に近づくと、端末が操作を求めてくる。
番号を選択して流れてくるイヤホンの説明を聴く。

シンガポールの歴史を辿る旅に出ている気分だった。

全体的に薄暗い室内で、静かで落ち着いた雰囲気だ。
とにかくカテゴリーも多く、説明を全部聞いていると1日では見て回れないのでは?


一段と薄暗い室内に入った。
目に入ったのは壁にかかる多くの自転車。
なぜ?こんなところに自転車が…。



私は知らなかったのだ。
日本がマレーシアからシンガポールへ南下しながら侵攻するときに最前線にいた「自転車部隊」のことを。
愛称を「銀輪部隊」といい、戦車などが通れない椰子の木などのジャングルを1日に100キロ以上も南下進軍していたという。



当時の日の丸には多くの署名があり、日本人でいながら日本の歴史を如何に知らなかったか…また海外で知る事に少し恥ずかしさも感じた。

戦時中に使用されていた物も多く展示されていた。
真剣にイヤホンを聞きながら見ている多くの人々。
生まれる前の出来事とはいえ、とても居心地悪く心細くなる。



さらに、知らなかった歴史があった…。
写真の彼女は「からゆきさん」と呼ばれていた日本女性。



20万~30万ともいわれる貧困のために海外へ娼婦として渡航していた「からゆきさん」の存在を始めて知る事になったのだ。
「からゆき」といういうのは「唐行き」と書き、昔の日本では海外の事を総称して唐(中国)という言い方をしていたようだ。
そして長崎の島原や熊本の天草出身の女性が多かったようだ。

展示してあった手紙からは人を愛するということの素晴らしさと悲しさを感じた。



この銭を受け取ってくれ。お前
が客を取らんで済むごと、俺が
三年間貯めた有るだけの銭だ。
一生の身請けがでけんかわりに、
ひと月、数日だけでも客を取らんで、
好きな事をしたらよか。十年でも、
二十年でも銭を貯めて、お前を連
れに来てやりたかが、俺は農園の
見回りで、幾らの給料ももらっと
らんけん。身請けの銭がなかで、
許してくれ。もう待たれん。嫁を貰
うことになった。


こんなに辛い思いをしていた人たちがいたのか…。
戦争というものの恐ろしさを改めて思うことになった。


***


シンガポールの歴史は一部で日本の歴史でもある。
もう一度時間をかけて見に来ないといけないなぁ。


他にも多くのシンガポールのヒストリーを見る事が出来た。
とにかく見所満載のこの博物館。
ゆっくり1日かけて見れば良かったなぁ。


この日本の歴史をシンガポールで知った事で、私の旅に大きな変化が起きることに…。


シンガポール&マレーシア(16)

2010-03-03 | 旅-シンガポール・マレーシア
昨夜からの雨も風の強さで音が凄かったです…。
今朝は早くに上がったものの、肌寒く曇り空…なんとなく淋しい感じがします。

***


さて、リビングギャラリー最後は「フォトグラフィー」の博物館。


古い写真を面白い嗜好を凝らして展示してあった。

リビング風の展示室にある大きな棚には引き出しがたくさんあって、それを引き出すと写真が出てくるという仕組みだったり、画面上の写真をタッチすると写真についての説明が英語で流れたり…なんだか人のおうちに遊びに来たような感じがした。


多かったのは家族の集合写真。
日本と一緒で昔は家族で記念写真を撮ったんだなぁ~。
最近はあまり見かけなくなった写真屋さん…毎年家族で記念写真!そんな思い出作りもいいかも。

丸天井の窓が美しい回廊には現代アートの写真がたくさん飾ってあった。
これも1枚1枚見たけど、かなり楽しい♪
あっという間に時間が過ぎちゃった…。


さて、ここからが今回の目的のひとつでもあった歴史博物館へ行く事に。
廊下をまっすぐ行くと左手にカフェが併設してある。
出来れば、ここで一度お茶しておけば良かった…だって大変な博物館だった。
今まで見てきた中では最大級かもしれない展示内容の多さに驚きを隠せない。





英語での解説イヤホンを渡され、扱い方も分からないまま入口を進んだ…。


シンガポール&マレーシア(15)

2010-03-01 | 旅-シンガポール・マレーシア
今日から3月です。
早いですね~。

河津桜祭りもとうとうあと10日ほどで終了です。
今週は曇りや雨の日が多いようで、ちょっと残念です。
桜も葉桜が増え、菜の花がますます黄色くなり、春の訪れを感じます。

河津川にピンクの帯が…美しい眺めもありますよ。

まだまだ皆様のお越しをお待ちしております♪


***


リビングギャラリーの二つ目「FOOD」はシンガポールの文化ともいえる「ホーカーズ」について詳しく紹介してくれている。

こんなに楽しい博物館って他にあるかしら?
食いしん坊の私には見所満載過ぎて、一体何分くらいここにいたんだろう?

ホーカーズは屋台の集合体の事で、テーブルや椅子は誰でも使えるようになっていて、それを取り囲むように多くの屋台がひしめいている。
何度と無く御世話になったこのシンガポールならではの食の文化。

食べ物の種類も多くて飽きずに楽しむ事ができます。

中華系、インド系、マレー系など。
全部私の食べてきた物ばかりが紹介してありました。

チキンライスの作り方。
ロティプラタの作り方。
バクテーに使う漢方薬の種類。
どうやって販売しているか?

映像や道具そのものを展示してあって、分かりやす~い!



スパイスやハーブなどを紹介しているコーナーでは、鼻を穴に近づけて匂いを嗅げたりする。
展示もカラフルで美しい♪



食べるのが好きな人!
絶対にお勧めですよ。

ちなみにこのリビングギャラリーは夕方から無料解放なので、誰でも入る事が出来ます。
(歴史博物館はもちろん有料です)


できれば、実際のホーカーズに行って何種類か食べた後に行くといいかも!



*ブログは予約投稿しています。