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不定期で更新中♪

「黄金のアデーレ 名画の帰還」

2015-12-27 | 映画
皆様、こんばんは!
今年も残すところあとわずかとなりまし。
お元気でお過ごしでしょうか?

年末年始は、休みなく営業させていただきます。
皆様のご来店をお待ちしております。





クリスマスツリーも片づけ、お正月飾りを作りました。

残りの時間楽しんでお過ごしくださいね。
そして、来年も良き年でありますように!



***


先日、久しぶりに映画を観てきた。
「黄金のアデーレ 名画の帰還」(2015)109分。




… ヘレン・ミレンが素晴らしかった。


アメリカで暮らす老女が、叔母がモデルをしていたクリムトの名画を裁判によって取り戻す話。

人の人生が翻弄され、名誉も財産も尊厳も奪われる戦争の恐ろしさと醜さを、1枚の絵を中心に実話をもとに描かれている。
第2次世界大戦中のオーストリアでナチに奪われたクリムトの美しい絵。
その美しさはモデルのアデーレそのものであった。




クリムトの代表作「接吻」と並ぶ美しい名画だ。

戦後返還されたこの絵はオーストリア政府によって美術館に展示され、
オーストリアの「モナリザ」と称され、国の財産となっていた。

個人の持ち物であるはずの絵が国の財産となっている。
これを裁判で取り戻すのは不可能と思われたが…。


戦争で奪われた絵…この芸術作品は「金」になる。
人間にとって芸術とはなにか?を深く考えさせられた。


途中から涙があふれて止まらなくなった。


この絵は現在、アメリカ・ニューヨークのノイエギャラリーに展示してある。



ぜひ映画の中で美しい絵を堪能していただきたい。






あまりに空が青すぎて…。

2013-12-27 | 映画
鳥精進酒精進も明け、年末が近づくにつれせわしなさを感じます。
そんな中でも頂ける食事をありがたく感じ、なるべく美味しく食べようとするとシンプルな調理法になっていきます。
先日戴いた目の前で掘ってくれた大きな冬じゃがいもを、厚めに切ってオリーブオイルとハーブ塩、畑から取ってきたセロリも一緒に炒めて頂きました♪
ホクホクのジャガイモの表面をカリッと香ばしく焼くと、美味しさも倍増です。
自分で作ったちょっと虫が食ってしまった白菜でお雑煮を食べるのが今から楽しみです!


■お知らせ■

年末年始は休まず営業させていただきます。
皆様のお越しをおまちしております!


少しずつしか進まない掃除ややるべきことは山積みなのに…公開されたらぜひ観に行こうと思っていた映画『永遠の0』を観てきました。
柿田川には献血ルームがありますので、ついでに成分献血もすることが出来ました。
今年の最後も気持ちよく迎えられそうです。


***




原作を読んだのはもう数年も前になる。
読み始めると現代と過去を行き来するストーリーにどっぷりはまり込み、あっという間に読み終えてしまった。
フィクションとは分かっているものの、戦中の人々の心の深さを感じずにはいられず…何度も涙を流した。
(今後観る方もいると思うので、あえてストーリーについては触れません)

この作品が映画になると分かってからは、その日が来ることを楽しみにしていた。
スクリーンに映し出された青空と白い雲のあいだを、零戦が飛ぶ姿がとても美しく描かれていることに思わず鳥肌がたってしまった。

今は希薄になってしまった、人・物・国を愛する気持ちに心ならずも羨ましく思ってしまう。
(もちろんそれは戦争があってこそというわけでは絶対にあってはならない事であるが…)




以前、呉で見た本物の零戦と人間魚雷、一つ一つの技術を見ると日本人の凄さを知ることができる。




もちろん映画なので戦闘シーンなどはCGを駆使した映像がほとんどなのだが、それにしても凄い映像なので驚くばかり。
実際に復元された零戦での撮影風景(ツイッターより)

この作品でまた、夏八木さんの姿を拝見することができた。
多くの素晴らしい俳優人のおかげで、さらに深みを増した作品になったと思う。

中でも舞踊家の田中泯さんの迫力には感激してしまった。
映画のラスト…あの岡田さんの迫真の演技…そこに何を感じるのか。

絶対に戦争は二度と繰り返してはならない…。

ぜひ、スクリーンで拝見していただきたい作品です。



『最強のふたり』…実話はさらに感動!

2013-09-04 | 映画
なかなか暑さも柔らかず、湿度の高い不安定なこの天気…台風も近づいているようです。
急な天候の変化にはくれぐれもお気をつけくださいね。

先日いただいた鮎を塩焼きにしたあと、おなべで鮎ご飯を炊いてみました。
ほろ苦い大人の炊き込みご飯!
美味しかった~♪ごちそうさまでした。


***





2011年フランス映画『最強のふたり』

パラグライダー事故の後遺症で首から下が麻痺した大富豪とスラム出身の介護人の、固い絆で結ばれる心温まる素敵な映画。

実在する彼らは現在も深い友情で繋がっている。

とにかく素敵な話だった。
観た後で元気が出てくる。

映画ではかなりコミカルな部分も多かったので救われた。
それにしても2人とも人間的に魅力のある人達…私も大いに影響された。

まだ観てない方はぜひ一度ご覧になってくださいね。


『天皇』について形而上学的存在論を考える

2013-08-07 | 映画
昨日の定休日は午前中仕込みをし、午後は映画を観てきました。
久しぶりの柿田川で新たに献血ルームが出きていたので、伊豆に戻ってきて初めて献血することができました。
東京ではあちこちに献血ルームがあり、時間がある時にはちょこちょこ寄っていたのですが伊豆ではなかなか機会に恵まれません。

到着したのが夕方5時過ぎになっていましたが、受付はぎりぎり間に合いました。
相変らず血圧は高いものの、血液は健康そのものということで400ml採血していただくことができました♪

夏とはいえ、外気との気温差が激しく建物内に入るときは長袖は必要ですね…失敗しました。
無事に終わり、採血ルームを出ると「今日はアイスなんですけど、どちらがいいですか?」と聞かれました。
寒かったのですが、お昼は食事をしていなかったので有難くいただきました。

「サライ」の特集がポップアートだったので読んでいると、国立新美術館で行われているアメリカン・ポップアート展に行きたくなってしまった。。。
10月21日までか…行けるかな?

今年の夏の最後は終日「哲学」の講義の予定なので、難しい教科書を苦労しながら読み込んでいるところです。
映画までの間、モスバーガーで本を読みながら過ごしました。




***


どうしても観てみたかった「終戦のエンペラー」はアメリカの映画。
もちろん日本の俳優さんもたくさん出演されてます。



映画の感想を書くのはとても気を使います。
なのでタイトルにもしましたが、『天皇』の存在を現代の人がどのように認識するべきなのか? また、認識しているのか? を考えさせられたというのが感想です。

私の両親も戦後生まれ…戦争の影響はあるものの、『天皇』においては象徴という存在になっていました。

映画は衝撃的な原爆投下の映像から始まります。
日本が敗戦し、アメリカ本土からマッカーサー率いるGHQが日本に上陸。
日本を占領統治するにあたり、戦犯を拘束しはじめる。
そこで、「神」という存在である天皇に戦争責任はあるのか?ないのか?
調査を命ぜられたフェラーズ准将を通し、米国側の日本に対する認識と理解しようとする人の労力や勇気を知ることができる。
また、戦争を知らない世代の人間には「神」から「象徴」へとなった『天皇』の存在を改めて考えるきっかけにもなる。

「日本人」を改めて多面的にみるまた、内面から考察するということが必要なのかもしれません。

ニュージーランドでの撮影ということですが、皇居内でのロケもされている貴重な映画かと思います。
ぜひ映画館で観て欲しい作品です。



また、夏八木勲さんの遺作となっており素晴らしい演技力に感動しました。




有名な1枚の写真…この時にどのような会話があったのか。
思わず涙が溢れてきました。






ジャンベのリズムにのって♪

2011-08-10 | 映画
この時期…やはり忘れてはならない事があります。
沖縄・広島・長崎…終戦66年目になります。
今年は3.11の震災後、被爆国である日本が放射能にまた悩まされる日々が続いています。
原子力の良し悪しを含めて、考えなければならないことがたくさんありますね。
東北では電力が足りず、被災者の方々も冷房を入れずに過ごしているとのニュースをみると、心が痛みます。

電力の必要な現代の日本で、これから先…どのような世界にしていくべきなのか?
ちょっと考えてみませんか?


***


疲れた自分を癒したくて「扉をたたく人」(2007米国)という作品を以前観てみました。

コネチカットで働く大学教授は妻に先立たれてから、何をすることもただしているだけというつまらない日々を過ごしていた。
学会に出席することになり、久しぶりに帰ったNYのアパートには見知らぬ住人が…。
そこで出会う青年との触れ合いで、少しずつ自分に変化が現れる。
9.11テロ以来、移民への窓口を硬く閉じ始めたアメリカ。
そこに住む有色人種たちの理不尽な扱いは現実問題だ。




作品の中で大きな役割を果たしている「ジャンベ」というアフリカの民族楽器の音色は心に深く響くものだ。
インドで出会ったジャンベ弾き…真冬のヴァラナシでガンガーのガートで何度も聞くことになった。
そして、タブラ(2つの太鼓を使う楽器)との出会い。
民族楽器は素晴らしい♪

アメリカのベニスビーチあたりでも、必ずいつも聞こえてくるジャンベのリズム。
下田の町中でも出会ったジャンベを叩く男性。

疲れているときに、太鼓の音を聞くとなぜか安らぐ私。
今夜はタブラを聞きながら眠ろうかな☆



生き方を考える…。

2011-07-24 | 映画
今日の伊豆は曇り空…まだまだ過ごしやすく感じます。
先週に比べるとやはり海にも人が少ないようです。


こんな日はのんびりお家でDVD鑑賞などいかがでしょうか?


今日はフランス映画「画家と庭師とカンパーニュ」(2006)を紹介します。

原作:『私の庭師との対話』アンリ・クエコ。
監督・脚色:ジャン・ベッケル。
出演:ダニエル・オートゥイユ、ジャン=ピエール・ダルッサンなど。


フランス映画はちょっと苦手…という方でも大丈夫です。
ゆったりした時間が流れる、人間味のある映画です。


パリで売れっ子の画家が、都会を離れ田舎に帰ることに。
荒れ果てた庭を手入れしようと頼んだ庭師が幼馴染だった。
まったく違う人生を歩んできた2人…中年になってから久しぶりに会った彼との交流で少しずつ変わっていく画家。
本当に描きたい絵を描いていたら仕事にはならない…そんな葛藤する彼が描きたいものとは。
そして、家族を愛し、定年後に夢だった庭師になってこれからの人生を楽しもうとしていた彼に迫ってくる死。


いい映画だった。
生きるという運命にあれば、ただ生きるのではなく、どう生きるか?それがとても大切な事。
さらに友情の素晴らしさ!ラストは感動の涙…。

ちょっと生き方を考えてみる良いきっかけになると思います。

フランスの田舎風景が心を癒してくれますよ。

それにしても庭師という仕事は人生そのものって感じでカッコいいですね。
生活スタイルや道具・作業着に至るまで、職人の世界はほんとにカッコいい。

定年後に畑をやりたいという人も多いかと思いますが、種を蒔いて、育てて、収穫して、頂く…やはり生きるということに直接繋がる気がします。


映画を観て思ったのですが、のんびりした時間が流れる時…そんな時間を過ごしてみる夏休みも良いものではないでしょうか?

幼い頃に憧れた、都会を離れ田舎で過ごす夏休み…今ならいくらでも出きるはずなんですけどねぇ。

テレビ、ゲーム、携帯、パソコンなどの電子機器や便利な道具に囲まれている日常生活。
不便でもアナログ生活も良い思い出になりますよね。
キャンプ、海水浴、川遊び、釣り、ハイキング、バーべキュー…夏は始まったばかり!
さぁてあなたは何をして過ごしますか?



そして、また秋に学ぶ事になるフランス語…心地よい響きだわ。


今なお続く移民問題…。

2011-06-02 | 映画
雨が降ると必ず出てくる、玄関前の植え込みに住んでるカタツムリ。
今日も会うことが出来ました♪

明日は天気も良く暑くなりそうです。
週末もまぁまぁのお天気が期待できそう!

久しぶりの晴れ間を楽しみましょう。


***


大学のスクーリングの合間に行なわれる講演の中で、フランス語というカテゴリーで映画の上映が行なわれました。
とても素晴らしい映画だったので、紹介したいと思います。


■Indigènes(仏語)/Days of Glory(英語)
フランス/モロッコ/アルジェリア/ベルギー合作作品。

1943年、第二次世界大戦の渦中。
ドイツ軍からフランスを解放すべく、北アフリカのフランス領植民地から13万人の現地人部隊が徴用された。
映像の中では民族間での複雑な人間関係を見ることができる。
特にモロッコから徴兵されたベルベル人は独自の文化が色濃く出ている。
フランスの抱える移民問題…この映画によって法律改正が起こるほどの大きな問題が前進することになった。
それはとても喜ばしい事であり、事実を隠さず公表し改善していくフランスという国もまたこれからの世代には大きな意識改革を起こす事になったのではないだろうか?
映画を観ながら思い出したのが14年も前のこと…クリスチャンであるフランス人からフランス語を習っていた事がある。
彼は背の高いアルザス人であったが、フランス語と同様にドイツ語や英語も話していた。
その時彼が言ったことを今なら良く理解できる。
「アルザスはとても複雑な歴史があるのです。ドイツになったりフランスになったり…」と。


植民地からの義勇軍の恩給問題…移民問題だけではない、国内でも戦争の被害にあう民間人は、残念ながら今の時代も変わらず減る事はなさそうだ。



出演している俳優さんが素晴らしい熱演だった。「アメリ」のジャメル・ドゥブーズ、「TAXI」のサミー・ナセリ、「あるいは裏切りという名の犬」のロシュディ・ゼム他。


伊豆から北海道~!!!

2011-05-25 | 映画
今日は爽やかで気持ちの良い1日になりました。
明日から天気は下り坂…週末がちょっと心配です。


先日、ずっと気になっていた映画をDVDで見る事ができました。


「新しい風 - 若き日の依田勉三 -」


この映画は北海道開拓に夢をかけた、伊豆出身の依田勉三の生涯を描いたものです。

松崎の大沢温泉にある重要文化財にもなっている旅館が実家になります。
とても歴史を感じられる素晴らしい建造物ですので、一度見学に行ってみてはいかがでしょう?
中には資料館もありますよ。


主役の北村一輝をはじめ、そうそうたるメンバーで構成されています。
富田靖子、風間トオル、岩崎ひろみ、曽根英樹、峰岸徹、きたろう、安藤希、古谷一行、阿藤快などなど。


映画はというと…う~んちょっとイマイチだったかなぁ。
実際は凄い苦労しただろうに…残念ながらそんな雰囲気があまり伝わらず、ちょっと軽く描かれてたかも。(特にアイヌの人々との関係についてなど)
全体的に映像は薄暗い場面が多く、北海道の大地が舞台なのにこじんまりしている感じもしました。

ただ、依田勉三のように生きるのは大変なことだったろうなぁ~。
そして多くの功績を世に繋げていったのは間違いないと思います。
…残念ながら生前は大変なご苦労だけだったと思いますが。


***


依田勉三の率いる「晩成社」の面々。
(ちなみに勉三は最前列の左から2番目の人です)



北海道銘菓でも有名な六花亭の「マルセイバターサンド」…お土産の定番でもありますよね。

マルセイ…○成…そう!「晩成社」を記念して作られたお菓子だそうです。


伊豆出身の北海道に新しい風を吹かせた偉人…そんな人を知ってみる良いきっかけになる映画でした。



韓国ドラマって♪

2009-07-17 | 映画
朝4時15分…なぜか蝉がいっせいに鳴きだす。
それも30分ほどで治まるんだけど…なんでだろう?

今日は1日荒れ模様のお天気…川の濁った水が随分と増えてきました。
雷の音も激しく、キンメさん(シーズー)は一人で大騒ぎしています。

ツバメの親もびしょぬれで一生懸命餌を運んでいます。
ちょうどテラスで一休みかな?
10羽ほど今入ってきました。
見てると切なくなります…。


3連休はお天気になるといいなぁ~。


先日、お客様より気晴らしにと貸していただいたDVDがあります。
韓国のテレビドラマ「私の名前はキム・サムスン」というコメディ恋愛ドラマです。

まだ2話までしか見ていないのですが、主演の女優さんがなかなか面白いです。

静岡のチャンネル「だいいちテレビ」は毎週月曜日の夜中に韓国ドラマを放送しています。
残念なのは全部日本語に吹き代えてしまっている事。
出来れば、韓国語で見たいですよね。

今回お借りしたDVDはもちろん韓国語で見ています。
それにしても、必ず出てくる屋台での食事が美味しそうで…。
お酒の量も凄いんだけど、ドラマだからなんだろうなぁ。

ワンクールが長い韓国のドラマ…これから少しずつ楽しませてもらいます♪


*どうして韓国の俳優さんは肌があんなに美しいんだろう?

宗教と科学…?

2009-06-17 | 映画
今日は定休日…予約投稿してみました!



もう随分前…レイトショーを見に行った。

「天使と悪魔」2009年米国


前作「ダ・ヴィンチ・コード」を見ているだけに気になる作品だった。

今回の舞台はヴァチカン。
ちなみに前作はキリストの子孫についてのストーリーで、カトリック教会から大きな反発を受けた事も記憶に新しいが、今作品はヴァチカンの新聞で「危害のない娯楽映画」と紹介された。

感想は…まさに「危害のない娯楽映画」であり、「壮大なエンターテインメント」


短時間では表現しきれない内容なだけに、ストーリー展開にも少し無理があるとこが目に付いた。

ただ、ヴァチカンそのものの再現や、教皇を選ぶためのコンクラーベの様子、歴代教皇が眠るサンピエトロ大聖堂の地下。
まるで世界遺産を旅案内してくれているようだった。


科学や物理に弱い私には、今回出てきた「反物質」というものが最後まで理解できなかった…頭悪すぎ。


あぁ~またいつかヴァチカンへ行ってみたいものだ。


*Sさんへ
 憧れの善光寺から貴重な絵葉書、そして素敵な言葉をありがとうございました!
 いつか必ず行って、石灯籠を見てきますね♪

*Yさま
 まだ行った事のないノルウェーのオスロから絵葉書ありがとうございました!
 今度はお店でお会いできるのを楽しみにしております!




天使と悪魔 (上) (角川文庫)
ダン・ブラウン
角川書店

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心温かくなるロードムービー

2009-06-15 | 映画
すっかり梅の実も大きく育ち、梅干、梅酒、梅ジュースなどを作る季節になりました。
先日お客さんとの会話の中で、

「須崎には昔から言い伝えがあってね…梅が黴ると不吉な前兆なんだよ」と教えていただきました。
なんでもこの時期、例年通りに梅を干していても灰色の黴で覆われることがあるんだそうです。
その後、身内の方が亡くなったり事故にあったり…。
「本当に当たるから怖くてねぇ~」と経験されてるだけに実感がこもってました。
不思議な事もあるものです。



さて、今日はとってもハッピーになれる映画を紹介します!

「リトル・ミス・サンシャイン」2006年米国


顔からはみ出る大きなめがねにぽこっと出たお腹がとっても可愛らしいオードリー。
繰上げ出場となった「リトル・ミス・サンシャイン」のコンテストに出場するため、アリゾナからカリフォルニアまでおんぼろワーゲンで家族で旅に出るお話。


とにかくオードリーが可愛いい!
自分が出場することになったと分かった時の奇声はおみごとでした!

問題だらけの家族は、道中色々なことが起きていく中で、それぞれが自身の問題と向き合いながら乗り越え、家族に目を向けられるようになる様子がとても勇気づけられます。

最後、笑いながら大泣きしちゃいました。

泣きながら笑えるなんて一石二鳥じゃないですか?
元気の欲しい方!
おすすめです!






リトル・ミス・サンシャイン [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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久々のフランス映画★

2009-05-21 | 映画
昨日も終日暑い一日になりました。
車での移動もエアコンが必要になりましたが…嫌いな私は風に打たれながら運転しています。
(気持ち良いのですが結構疲れます)



なんだかフランス映画が見たくて「スイミングプール」という作品を観てみました。

一応ミステリーというカテゴリらしいけれど、単なるミステリーではないので期待してると良い意味で裏切られます。



スランプ気味のイギリス人女流作家は編集長の持つ南仏の田舎にある別荘を訪れる。
イギリスとは違う気候の良さにリフレッシュされて、作品を書き始めるが…。

ある日、編集長の娘がやってくる。
天真爛漫な彼女の言動に最初はイラついていたが、ある時から異常なほど湧きあがる創作意欲でさらに生活に充実さが溢れ出す。

そして突然起こる殺人事件。

想像と妄想と現実が絡み合って、その中で開花していく女性の性。

たくさんの伏線に隠された内容におもわず考え込んでしまいそう。

カフェに行って「何か軽いものを!」と頼む彼女。
ウエイターの男性は「レモンソーダ?アペリティフ?」と言うが、
「アン・テ!シュルブプレ」…結局紅茶かい!
なんとなくイギリスとフランスの文化の違いもチラッとみえたりする。

細かいところが洒落てていいな。
会話も。
プールの水が青すぎないところとか。
こっそりフォアグラを食べる姿とか。

女性が輝いている瞬間…それを思い出させてくれる作品です。
ぜひ大人の女性に見ていただきたいなぁ。




■お知らせ■
5月24日(日)~5月27日(水)までお店をお休みさせていただきます。





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現実の恐ろしさ。

2009-05-12 | 映画
どうもガスってる気がします。
今夜は雨だというのに…2台も車を水洗いしてみました。


ポール・ハギス監督2作目「告発のとき」を観ました。
なんでこのタイトルなんだろう?
ちょっと分かりませんでしたが…。


この監督さんは以前ブログでも書いた「クラッシュ」という映画でアカデミー賞を受賞されてます。
その作品が好きだったので今回も観る事にしたのですが…。

イラク戦争から帰還した若い兵隊たちの姿と、イラク戦争で起きている事。
現実に起きた実話を元に作られたそうです。

戦争映画なんですけど、淡々と現実的な問題を描いているそんな映画なだけに、アメリカではきっとタブーな問題にも触れてる気がします。

何のための戦争なのか?
実際は政治的な理由が大きいんだと思いますが、戦地へ行く若い兵隊は人格を破壊され帰還しても社会生活するのにも大変な思いをしている。

帰還後行方不明になった息子を探しにトミーリージョーンズは翻弄する。
死体となって発見されるも、本当の理由は組織によって隠されていた。

ハリウッド映画のパターンだと、ここでかなりの陰謀説が浮上し、バックには大物政治家がいたとか、そんなどんでん返しのようなストーリーが多い。
しかし、この映画は淡々としたストーリーが続く。

自分の息子の本当の姿を知っていくうちに、潔癖なまでの日常生活を崩している事さえ気がつかない父親…戦地での経験で息子が変わり、どうしてそんなことになってしまったのか?

…人間って変わるんだ。

なんとなくこの監督の本質がそこにあるような気がする。


携帯に残された動画や写真。
今の若い兵隊たちの戦地での姿が想像できた。


何のための戦争なのか?
そんな理由はいらない。
戦争はぜったいに始めてはいけない事なのだから…。


*世界中で紛争状態にある国はまだ多い。
 多くの市民・子供たちが早く安全で暮らせる世界を祈っています。




夢のような時間♪

2009-04-10 | 映画
今日も良い天気です!
先ほどのお客様はなんと北海道の知床からいらっしゃったそうです。
羽田から乗り継いで河津まで…なんて奇特な方なんでしょう!
旅をとても楽しんでいる感じが滲み出てて羨ましかったなぁ~。


昨晩は久しぶりに映画を観ました。

ドラゴンキングダム」 2008年米国

ずっと観たかったんです。

50代のジャッキーと40代のリーが夢の競演です。
とうとう一緒に映画に出演したか!
という驚きで一杯でした。

私にとってのリーはジェットリーではなくリーリンチェイなんです。
まだ少年ぽさの残る「少林寺」や「阿羅漢」は大好きで何度と無くVHSで録画したものを繰り返し見たなぁ~。
もちろんジャッキーはほとんどの作品を見ていると思う。

映画はなんだか微妙なストーリー…カンフーオタクの少年が時空を超えて、大活躍するって話。
悪者退治するために、ジャッキーとリーから少年がカンフーを習うっていうところが、製作サイドのカンフー好きが表れてる気がする。

もちろんハッピーエンド♪

如意棒と孫悟空・・・CGにワイヤーアクション…そんなところも気にならないほどジャッキーとリーの戦う姿は惚れ惚れしちゃった。

さらに酔拳・蟷螂拳・虎拳・鶴拳など昔を彷彿させる拳法の数々!
あぁ~楽しかったな。

一緒に出てくる小さい少年たちも、昔のリーを見ているようだった。

久しぶりに思い出が湧いて出てくる作品でした。


フライトナイト!

2009-03-31 | 映画
今日は朝から充実した1日が始まりました。
久しぶりにブログの更新が閉店間際となっております。

S氏へ
先ほどはありがとうございました!
これで明日の定休日もかなり充実した1日となりそうです。
またいつかご一緒できるのを心から楽しみにしております。
明後日にはこちらで報告できるかと思います♪


蝙蝠(コウモリ)を見て思い出した映画!
1985年の米B級映画「フライトナイト」です。

コウモリって翼をマントのようにしてぶら下がって眠るんですね…。
体重は軽いけれど、足も細いので耐えられないからぶら下がるらしいです。
見れば見るほど可愛いんですけど、イメージはちょっと不気味ですかね。
今朝見た中では体長5センチほどの小さいコウモリ。
これは本当に可愛かったなぁ~。

話を戻しますが…映画フライトナイトはかなりのB級映画で、当時量産されたものの中では結構有名かとは思います。
B級映画大好きな私としてはかなり一押しなんですけど…。
内容はたいしたことはないんですよ。
ただありがちなストーリーだからこそ、わくわくドキドキしながら見ていた記憶があります。

だって隣に引越してきた人間が吸血鬼だったらどうしますか?

まぁそんなことはありえないんですけど、未だに子孫がいるという噂もありますからねぇ。
日本にもいたのかな?

それにしても吸血鬼に狙われる女性はかなりの美女!が定番です。
吸血鬼も最近では美しい人(男も女も含め)が多いんですよね。

4月4日公開予定の「トワイライト~初恋~」は吸血鬼のお話だそうですが、残念ながら人間の血は必要のない方のようですね…。
バンパイア物も色々流行があるようです。