cafe blog-伊豆-

不定期で更新中♪

思い出の場所…。

2010-02-23 | 伊豆
今朝は寒さも和らぎ、朝から桜を見に来ている人も多いです!

今週は暖かくなるようなのできっと楽しく過ごせますね♪


写真で見える山は「城山」と言って、昔お城がありました。
今はハイキングコースになっているのでぜひこの時期に登ってみてはいかがですか?

山頂にも桜があり下界を見れば、河津川沿いの桜並木が一望できます。


私には大切な思い出が沢山ある場所…。

登りに行けないのが残念です。

シンガポール&マレーシア(14)

2010-02-22 | 旅-シンガポール・マレーシア
先週末から河津町に人が溢れてきました。
普段、ほどんど車も人もいない状況なのに突然膨れ上がる密集感。
なんだか変な感じです。


本日も多くのお客様に来ていただきありがとうございました。

*只今、通常の営業時間、メニューとは異なりますのでご了承ください。



***


この博物館の中にリビングギャラリーというコーナーがあり、大きく分けて「ファッション」「フード」「フォトグラフィー」の3つに分かれている。

まずは「ファション」のギャラリーへ。


入口入ると中は薄暗く、ガラスケースに入れられた洋服や流行の雑貨などが展示してあった。
当時の映像と説明が流れ、音楽もその時流行していたものなどかなりのこだわりで構成されていた。

とにかく、薄暗い…。

私はもともとモードに興味が無く、身に着けるものでさえそんなに気にしない方なのでどうもこのギャラリーはさらっとみるだけ終わってしまった。

中でも面白くてじ~っとその前から離れられなくなってしまったのは、「サリーの着付け」を説明してくれる映像。
こんなにサリーって着方があるのね!
全然知らなかったなぁ~。

どの着方もとても魅力的で、ただ1枚の布なのにどんどん洋服に変化していくの。
ヒダの1枚1枚も無駄にしない!

とても勉強になりました♪



シンガポール&マレーシア(14)

2010-02-20 | 旅-シンガポール・マレーシア
お天気も回復傾向にあり、昨日はたくさんの観光客の方がいらっしゃったようです。
週末もきっと凄い人になるかも。
来週は暖かい予報がでているので、来週中には満開!
って感じですかね。


***


現代美術館(HP)に大満足した私は、歩いて数分のところにある国立博物館(HP)へ行ってみることに!
実はここをシンガポールのメインに考えていたのだ。

白い美しい建物…大きいなぁ~。
でもあんまり人はいないのね。

受付のお姉さんはとても親切で笑顔の素敵な人だったし、入口近くにいたスーツ姿のおじさんもとっても優しかったなぁ。


ちなみにこの国立博物館はシンガポールで一番古く大きさも最大の博物館で、14世紀から現代までのシンガポールの歴史を展示する「ヒストリーギャラリー」の他に、生活様式の変化を展示する「リビングギャラリー」がある。


まずは「リビングギャラリー」から見てみる事に。


つづく。



*しばらくは細切れのブログになるのでご了承ください。
 このブログは予約投稿しています。



 

シンガポール&マレーシア(13)

2010-02-19 | 旅-シンガポール・マレーシア
夜、雨も降っていなかったので夜桜を見に行ってみました。
美しいです!
9時間際に行った為か、人はほとんどいませんでしたがとにかく幻想的で美しい♪
昨年までやっていた、火鉢や甘茶サービスが無くなりとても淋しい感じはしますが…ぜひお泊りのお客様には一度ご覧になっていただきたいものです。

***


シンガポール駅からバス停に行くと男性の姿があった。
私が路線図などを見ていると、
「どこに行くの?」と聞いてくれる。
「ブキスSTへ行きたいです」と答えると…
路線図とバスの番号を調べて、3本ほど「ブキスST」へ行くバスがあるらしい。
おにいさんは「このバスだとちょっと高いからこの145番号のバスで行くと安くていいよ!」ととても親切に優しく教えてくれました。

…シンガポールの人も凄く優しい人が多いなぁ。
アジアの国を旅すると本当に気持ちが温かくなる事が多い。

待つ事10分弱…おにいさんと一緒にバスに乗る。
バス…綺麗だ。
バス停もとても案内板が親切だしなぁ。
日本よりも凄いぞこれは。

街全体が清潔で小奇麗な感じがする。
新しい建物も多いし、信号や横断歩道もちゃんとある。
マレーシアとはやっぱり少し違うなぁ。

無事にブキスステーションに到着!
この近くに予約したゲストハウスがあるはずなんだけど…。
(実はこの期間、急遽決まった世界会議のおかげでホテルが取り難いとの話を聞きゲストハウスにメールを送って予約しておいたのだ!鳩山さんもオバマさんもここにいるんだけど…よく考えたら安宿はまったく関係のない話かも)

地図を見ながら見つけたゲストハウスは…



■バックパッカー・コージーコーナー・ゲストハウス
 490 North Bridge Rd. (65)633-8826
www.cozycornerguest.com

今回もMIXドミではなく女性専用ドミを予約。
エアコン・朝食つきで$17(1200円くらい)



朝早かったけど、フロントのおばさんは空いてるから部屋を使っていいよ~と言ってくれてさっそく荷を解きシャワーを浴び、洗濯もしておく。
窓が無いのが残念だけど、ドミなの?だって2段ベッドしかないんだけど。
一応ドミ扱いなので、部屋の鍵はなし。
出かけるときは南京錠をしてバックパックをチェーンでベッドにくくりつけた。

まずは腹ごしらえ!
宿の下には何軒もの飲食店があって、いつも地元の人で賑わっているようだった。
いい宿だなぁ~。



その中の1軒でまだ食べていない「ラクサ」を注文してみた。
この麺は変わってるね~。
ちょっとこんにゃくっぽいのよ。
つるつるしてて何ともいえない食感。
味はココナツで甘いんだけど辛いわけ。
タイカレーっぽいといったらいいかな。
中に入ってた鳥貝っていう貝が生臭くてちょっと苦手…。
でもスープは止まらないし、もやしや厚揚げも入ってて美味しかった♪
(シンガポール$3.3=230円ほど)

お腹もいっぱいになったので、歩いて街を散策しつつ期待している「現代美術館」へ行ってみることに!



この建物美しい!
なんでも昔は学校だったそうだ。



入口に何やら立て看板があり、貼り紙が…。
何々…13日と14日…FREE…えっ!

なんと、丁度私が行った日の時間は無料解放されていた!
こんなラッキーな事はあんまりないんだけど…一応窓口のお姉さんに聞いてみると、
「今は無料だからぜひ見てってくださいね!2時には〆てしまうので気をつけて!」
「はい!ありがとうございます♪」

初めての美術館は最初戸惑うことが多い。
今回もそうで…とにかく思ったよりも広かった!
いくつもに分かれた展示室。
回廊のような建物の造り…ちょっと迷ってしまった。

それでも展示内容はどれも素晴らしくて♪楽しくて♪



1800年代のものからつい最近の作品まで点数が多いのに、空間には余裕がある。



↓これね!彼はカメラを構えてずっと下を覗きこんでた。
いったいどんな作品なんどう?って近づいて私も覗きこむ。



↓こんなんでした~!
左下にも彼の足。



私が撮影した後もずっと、納得いくまで撮り続けている彼なのでした…。


ちょっとホッとする空間…中庭は時間があればゆっくりしたいところ。
全部回るのに1時間半は短すぎる~。



一番印象に残った作品。
彼女は自分を見ながら何を考えていたのだろう?

ちょっと自分を見ているようでドキッとしちゃった。



楽しかったなぁ~この美術館はお勧めです!
もう充分満足しちゃったよ…シンガポール♪


でも、ここからがここシンガポールに来なければならない理由があったのだ…。

つづく。


シンガポール&マレーシア(12)

2010-02-18 | 旅-シンガポール・マレーシア
毎日寒くて天気の悪い日が続いています…。

桜はゆっくり5分咲きというところです。


***


なんとか5時過ぎに宿にもどって荷物を受け取ろうと声をかけると、
「預り証は?」
「もらってませんが…」
「名前は?」
と聞かれていると、朝いたおばさんに
「あぁ~この子の荷物はここにあるよ!ちょっとおいで」と呼ばれ、
「これだよね?」
「そうです!」

と、無事に渡してくれた。

やっぱり荷物を預けるときには「預り証」を確認すべきだなぁ。

「お世話になりました!」と宿を後にする。

チャイナタウンの駅までは魅惑の食べ物がたくさんある。



マレー料理はトルコのロカンタ(大衆食堂)にとても似てる。
ご飯のほかは好きなものをチョイスして後で料金を支払う仕組み。

あぁ、サテでビール飲みたいなぁ~!(でも…我慢!我慢!)



ほんとに、炭火焼って魅惑的な香りだよねぇ~。

すでに夕方なので、夜市の準備にみんな余念が無い。
すっかり準備が終わった屋台はのんびりおしゃべりしたり食事をしたりしていた。
それにしてもぎっちり詰まった屋台はどうやって場所を決めてるんだろ?
人も2人やっと通れるくらいの通路しかないのに。



チャイナタウン駅が近づいてきた。
そろそろ小腹が空いてきたし、セントラル駅にはファーストフードしかなかったしなぁ。
駅前の食堂に入ってみることにした…しかし、私の手元にあるお金はRM4(120円)しか残っていない。
それもセントラル駅までRM1は使うし。

バックパックを下ろし席に着くとおにさんがやってきた。
「何にします?」
「えっと…(おもむろにポケットからRM3を取り出してテーブルへ)私は今夜シンガポールへ行かなければなりません。もう、マレーシアのお金はこれしか残ってないの。でも、ロティとコピできればカレーが食べたいんだけど…無理だよね…」と言ったら、
「大丈夫!OK!まかせて!」と去っていった。

まず運んでくれたのはロティナン(インド系の軽食)で薄いナンとカレーというよりはダヒー(スープ)に近いかな?
それから大好きな甘~いコピ♪

「ありがと~!おにいさん」

さっそく食べ始めようとしたところ、なんと小皿でマトンカレーも付けてくれた!!!



「いいの?」
「大丈夫!大丈夫!早く食べなっ!」

私はありがたく、そして美味しく頂いた♪
とにかく感激しちゃって、ちょっと泣いてしまった…。

マレーシア最後の食事、それも誕生日にこんなに素敵なことが起きるなんて!


「ごちそうさまでした!」とRM3をテーブルに置こうとすると、
「はい!これ」と伝票を見せながら「これなら足りるだろ?」と、お釣りまで持たせてくれた。なんとRM2.7(たった80円ほど)だった。

バックパックを背負い、恥ずかしそうにしているおにいさんに、もう一度お礼を言いながら駅へ向かった。

手の中に残ったお金で切符を買い、ホームへ。
すっかり西日に傾いて、夕暮れ時のホームを染めていた。



セントラル方面へ向かう電車は丁度ラッシュの時刻らしく、東京の山手線状態。
2本見逃しても空いてる電車は一向に現れそうに無い。
仕方が無いので、無理やり車内へ乗り込んだ。

無事にセントラル駅に着くと、今日1日あった素敵な出来事を日記に書きながら寝台列車の到着を待つ事に。
マレーシア…ほんとにいい国だったなぁ。
今度はもっと長くいろんな町を旅してみたい…。



マレー鉄道のホームへは、時間にならないと降りることは出来ず、案内の放送があると人の移動が始まる。
職員の人が見張るホームへの入口。



時間がまだあったので、トイレに行き、顔を洗い、歯を磨き、すっかり寝る支度を整えた。
私の乗る列車が到着したと案内されると、仕切られていた入口が開き、チケットを見せながらホームへエスカレーターで降りる。
駅員さんにコーチを教えてもらい、自分の席をすぐに見つけることが出来た。



美しい~!
枕カバーもシーツもぴかぴかだぁ~!
それもカーテンがついてるのでほとんど個室状態!
よく寝られそう♪



さっそく荷物を上げて、寝る体制へ。
1日動き回ったためか、すぐに寝入っていた…。


目が覚めたのは3時半頃。
そろそろ国境が近づいてくる頃だ。
トイレに行き、身支度を整えて寝そべりながら待っていると、5時頃になってイミグレーションカードが配られた。
記入しながら待っていると女性の管理官がやってきて「パスポートプリーズ!」と言った。
マレーシア側の出国審査は車内で行われるのだ。
「ありがと!」と日本語でパスポートを返してくれた!
ここでは列車を停車して行われるが時間はかなりかかったなぁ。
列車が動き出し、今度はシンガポールの入国審査へ。

荷物をすべて持ち、一度列車を降りる。
パスポートコントロールに全員で移動。
審査を受ける。
相変わらず簡単な「M?」という名前の確認だけ。
「イエス!」
で、おしまい。
荷物も赤外線と金属探知機で簡単に。

出口は封鎖されて全員が終わるのを待つ。
200人くらいいたのかなぁ?



ゲートが空いて、自分の座席へ戻る。
あと1時間くらい寝られるだろうか?

8時半…ほぼ定刻どおりに到着!
素晴らしい!



大きな荷物を持つバックパッカーの姿も見え、欧米人のバックパックの大きさにはいつも驚かされる。



とうとうシンガポールに戻ってきた。



まずは宿までどうやって行こうか?
そしてガイドブックを見ながらのんびりモーニングコピを頂き、旅の残り半分の過ごし方をなんとなく計画立て始めた。



シンガポールの市バスに乗るため、バス停のある場所を駅員さんに聞き、構外へと出ると意外と立派な駅舎に驚いた!

さぁ!3泊4日のシンガポール…一体どんな旅になるんだろう?




シンガポール&マレーシア(11)

2010-02-17 | 旅-シンガポール・マレーシア
寒い日が続きますねぇ。
伊豆地方は雪はあまり降らないのですが、昨日は修善寺方面は雪が降っていたようです(お客様情報)。
また天城を抜ける道は凍結しているので、車で来られる方はご注意くださいね。

***


さて、今日はマレーシアからシンガポールへ寝台列車で移動する日。
午後は念願だったちょっと変わったスポットへ出かけてみることに。
行き方が良く分からないので、バス乗り場へ行ってみる。

途中で見かけた居眠りするおっちゃんは警備員の制服を着ていた…。



たくさんのバスが横切る停留所…どんな仕組みなのかなぁ~。
よく見てみると、バスの会社名が違ったりするし、バス停も何箇所もあって番号もたくさん…わからん。

とりあえず、バスを待ってそうな人に声をかけてみた。
「すみません!バトゥケイブを知ってますか?」
「あぁ、バトゥケイブね、知ってるよ」
「何番のバスで行けますか?」
「う~ん分からないなぁ~、とりあえずあそこにバス会社の人がいるから聞いてみたら?」
「おぉ~ありがとうございます」

と、人ダマリを見つけて近寄ってみる。
「あの~すみません、私はバトゥケイブに行きたいのですが…」
「どこ?あぁ~バトゥケイブね!ちょっと待ってな」
とおもむろにポケットからタバコを取り出し、中の紙を破って取り出した。
そして何やら文字と番号を書き出す…。
「B101-TITMMANSSA  U6-B.CAVE」

「これね!まずはここからB101に乗ってTITMMANSSAへ行く。そしてU6に乗り換えればバトゥケイブまで行けるから」

「どうもありがとう!」とその紙を頂き、いったいどれくらいの時間がかかるんだろ?
う~ん不安だ…。

すでに12時になろうとしていたので、移動に1時間以上かかることは予想できたからまずは腹ごしらえ!
今度はマレー料理をいただくことに。



たくさんの御惣菜の中から好きなものをチョイス!
ご飯も私が選んだはナシビリヤニと言った気がしたんだけど…まぁピラフかな。
それにチキンの煮込みとインゲンときゅうり。
とにかく蒸し暑かったのでアイスコピを注文!
全部で200円くらい。

目の前が有名な土産市場の観光スポットなので場所が場所だけに欧米人の観光客も多く、かといって現地の人もたくさん食べてた。
マレー料理は万人受けする味だと思う。
分かりやすいというか…辛いのが苦手という人意外は大抵いけるんじゃないかなぁ。

お腹一杯になったので、さっそく行動を!
まずはバスを待つ…それだけ。
なんと!奇跡か?5分ほどでB101というバスがやってきた。

一応バスの運ちゃんに「バトゥケイブに行く?」と聞くと「大丈夫だよ、乗んな!」と言ってくれた。(RM1=30円ほど)
かといってかなり不安なので、隣に座っていたインド系のおっちゃんに、紙切れを渡して「バトゥケイブに行きたいんです」と言ってみた。


↑右にいるおっちゃんはたまにポケットから香辛料のようなものを取り出して、鼻から吸ってた…何を吸ってたのか気になるなぁ~。

すると、親切に「終点で降りて、このU6というバスに乗り換えるんだよ」と教えてくれた。
私は安心しきってのんびりローカルバスの旅を楽しんだ。

途中でおっちゃんは「ここで降りるけど、君は終点だからね!」と最後まで親切に…ありがとう!

渋滞もあって、かなり時間はかかったけど(ここまで電車来ればよかったかも)終点に到着。
運ちゃんに乗り換えのバス停の場所を聞いて降りた。



この停留所凄い!
次から次にバスがやってきて、長~い停留所に何台もとまるの。

私の乗ろうとしているバスはなかなかやってこない。
最初は立ってまっていたものの、あまりにも来ないのでベンチに腰掛けて待つ事に…。
なんだかんだで1時間…待ったなぁ~。
やっと来た。

バスに乗って「バトゥケイブまで」と言うとRM2(=60円ほど)を支払い「着いたら教えてください」とお願いしてから席に着いた。
ここからがまた長かったなぁ~。
川を渡り、住宅地を通り、イスラムモスクの前を通り…。
「着いたよ、ここだよバトゥケイブ!」

「ありがとう!」といいバスを降りる。

すると目の前に現れたヒンドゥーの寺「バトゥケイブだ!」



門をくぐり近づいてくると巨大な神様に驚いた!
「でかっ!」



そんでもって知ってはいたものの凄い段数の階段!
その先の鍾乳洞の中が寺院になってるの。

来るまでに時間がかかったので、さっそく階段を登り始めた。



親切に段数を書いてくれてるの…途中からかなり凹むけど…。
暑いよ~キツイよ~。

年配の人は階段に座ってすっかり諦めモード。
途中に猿がいっぱいいた。
(可愛いけどやっぱ怖い野生動物…インドでの恐怖が甦る)



やった~!272段登りきった!
もう汗だく…息切れも酷い。

すご~い!
ここすご~い!
ってずっと感激しっぱなし。



あちこちに神様がいるんだけど、とにかく巨大な鍾乳洞に感激したなぁ。
歩いて抜けるとさらに吹き抜けで空が見える。



この迫力を写真でお伝えできずに残念だなぁ。
中にはなぜか鶏と猿がたくさんいた。

しばらく鍾乳洞の中でのんびり過ごし、さて!帰らなければ…5時までには宿へ戻って寝台列車に乗るために。

上からの眺めは意外と普通の町並みが。
言うまでも無く、下りの階段も膝にくるねぇ。



気になる背中…彼の背中にはなぜか「マーガリン」という文字が!!!
ちなみに日本の方ではありませんでした。
カタカナってデザイン的に海外で人気があるのよね。
でも「マーガリン」って…。




お土産屋さんに寄って絵葉書や飲み物を買い、外にある巨大なトイレにチップを払い貸してもらう。(ここで2箇所も蚊に刺された!)
いざ、門を出ようとしたときにタクシーの運ちゃんに声をかけられた。
「どこまで行くの?」
「チャイナタウンまで」
「じゃぁ20で行ってあげるけよ!」
「ごめんなさい、私バスに乗りたいの」
「え~バス時間かかるよ!それにタクシー安いと思うけど」
「うん、安いと思うけど私はバスに乗りたいの。バス停の場所教えてくれる?」
「OK!じゃぁおじさんが教えてあげよう!こっちおいで」
とバス停の方向が分かるように門の外まで一緒に出てくれた。

マレーシア良い国だ…ほんとにそう思うよ。
インドでの経験はやはり特殊なものだったんだなぁ。

「ありがとう!おっちゃん!」と手を振りながらバス停を目指す。

バス停無いよ…とスナックなどを売るスタンドがあったので掃除中のお兄さんに
「バス停どこですか?」と聞くと、
「どこまで?」
「チャイナタウン」
「じゃぁここで待ってれば来るよ」と教えてくれる。

私はお店の軒先の縁石に腰掛、ジュースを飲みながら気長に待つ事にした。

行きで1時間待ったからなぁ。

10分過ぎ…さらに10分過ぎ…西日がキツくなってきたなぁなんて思っていたとき、やってきた「11D」というバスが!

これに乗ればそのまま宿のあるチャイナタウンに帰れるのだ!



帰りのバスはRM2(60円ほど)ですっかり満喫させてもらった小冒険となった。

誕生日の晩餐は超感動的な出来事に遭遇するこに…つづく。


シンガポール&マレーシア(10)

2010-02-16 | 旅-シンガポール・マレーシア
日曜日は良い天気に恵まれて、多くの観光客で賑わった河津です。
桜も程よく3~6分咲きというところでしょうか?

今週末は一番の見頃を迎えそうな気がしています!


***



誕生日を海外で過ごすのは2度目になるけど、朝さっそくお祝いメール頂き凄く嬉しかったなぁ~。
皆様ありがとうございました!

ご無沙汰していた友人などはマレーシアからの返信メールに少し驚いてたけど、
「相変わらずだね!良かったよメールして…これから良い酵母が出来たから焼いたパンを届けようと思ったのよ」とのさらに返信メールが♪
彼女の焼いた天然酵母のパン美味しいのよ…食べたかったなぁ!

早朝の町を探索するのが好きなので、7時に宿をでてぷらぷらチャイナタウンを歩いてみた。

とりあえず駅方面へ歩いてみる。
ちょうど駅前の交差点はバス乗り場も密集しててかなりの交通量。



すでに多くの朝食屋台が営業していたので、お腹も空いたし朝ごはんにしよう!
選んだのは朝なんだけど「ワンタンミー(ワンタン麺)」とコピ。



細い中華麺とチャーシューものってるワンタン麺はあっさり醤油ベースで美味しい♪
ゆっくり珈琲もいただけたし、満足満足!
これで160円ほど。
(ちょっと食べ始めてから写真を撮ったのでチャーシューが見えなくなっちゃった!)


路地裏を歩いていると、この市場はなんだろ?
蚤の市かガラクタ市か?
なぜみんなメットをかぶったままなのか?
傘代わりか?



雨上がりで道は濡れてたけど、ビニールシートなどを敷きどんどん商品を並べていく人が増えていた。
しかし、何を売ってるんだろうか?
靴を売ってる露店(それも新品でないもの)は花瓶などが一緒に売られていたり、これは何だろ?



細かい物がたくさん売ってるんだけど、みんなバラバラ。
う~ん不思議な売り方だなぁ。
何気に見てる人も結構いるのよ。

それから仕込み中の屋台もたくさんあったな。
昼用と夜用かな?
強烈な鶏の処理中に遭遇!
ビニールに鶏がいっぱい入ってる~。
バケツも程よく使い込まれて……おっちゃんは上半身裸だし。



大きなお鍋は見るだけで欲しくなっちゃう!
一体中身はなんでしょう?



これ美味しそうだったなぁ~。
豚バラ(皮付き)の煮込み。
麺にのるのか?ご飯にのせるのか?



まぁとにかく面白い。
この御花屋さんは、おばさんが小さな花でレイ作りをしていた。
ロータスも立派で花の淡い色が絶妙!



細かいところまで見てると切がないので昼前に宿に戻ってチェックアウトの準備をする。
この宿の入口…ほんと分かり難い。
細い路地には屋台がたくさんあるので埋もれてしまう。



パッキングしてチェックアウトする時に、宿の人に荷物を預かってもらうようにお願いした。
快く預かってくれて、荷物置き場にも案内してくれて「ここに置くからね!」ととにかく親切な対応。

それには理由があるようだったな。
小耳に挟んだ従業員同士の会話では、
「チェックアウトだって!部屋見てきてくれないか?」
「日本人でしょ?綺麗に使うから大丈夫だよ」
今までいろんな所を旅してきてこういう部分が日本人ってすごいなぁと感心しちゃう。

「じゃぁ5時に荷物を取りに来るからよろしくお願いします!」

と、午後のちょっとした冒険に出かけることにした。


ダイヤモンド富士!

2010-02-14 | 登山
このブログは予約投稿しております…ご了承くださいませ。



昨年12月のとある日。
登山仲間と一緒に高尾山付近を7時間ほど縦走してきた。

その時のタイミングで「ダイヤモンド富士」を見ることが出来る!ということを知り楽しみにスタートしたのだが…。

一応、最終到達点の高尾山に思ったよりも早く着いてしまい日の入りまで待つ事が出来なかった…あの寒さの中2時間以上待つのは辛かったなぁ。

しかし、お仲間の2人が頑張って残ってくれたおかげで素晴らしい景色を画像で観ることができました!


高尾山のブログ

ちなみに高尾山から見る事にご興味のある方↑をご覧くださいね。


最近、あちこちでダイヤモンド富士を見に行く人が増えているらしい…それも東京のど真ん中でだ。
あの六本木ヒルズの名物になりつつあるんだとか…。


普通の坂道の途中だとか…なんだかみんな凄い!


何にしても自然の力というのは偉大だなぁ~。






シンガポール&マレーシア(9)

2010-02-13 | 旅-シンガポール・マレーシア
今週は冷たい雨が降りました。
思ったよりも気温は上がらず、歩いている人たちも傘を差すだけでだけで大変そうです。
週末は少し回復するようですが…。


只今桜は3分ほどといったところでしょうか?
私はちょうどこのくらいの桜が大好きです。


***



KLLCの駅から直結してペトロナスツインタワーへ行く事ができる。
なんと6階まではショッピングモールとなっていて、中にはあの伊勢丹も入っているのだ。



日本の場合は生鮮食品は大抵地下にあるが、なぜか海外の場合は上の階にある。
面白かったのは寿司。
何貫かのパックになっている物もあったけれど、1貫から好きなのを買うことが出来るのだ。
ネタもそのまま「AMAEBI」「HOTATE」「IKURA」など。
1貫30円~。



それからつい買いたくなっちゃうパン♪



たまたま北海道フェアもやってて、フロアに充満していた磯焼きの香りが何ともいえなかったなぁ。



とにかく、高級ブランド店が多いこのショッピングモール。
エルメス、ブルガリなど私にはあまり縁のない世界。

一度外に出てみる。
目の前は公園になってて、噴水や池などもあり憩いの広場となっていた。
空が怪しい…。



そんな事を思っていたら、突然のスコール!
あっという間に周りは水浸しに。

みんな慣れているようで、屋根のある場所でのんびり待っている。
ほどなくして雨は上がり、あっという間に地面も乾燥。
また人が出てきた。

数分後にまたスコール…その繰り返しだった。

夜景が見たいんだけどなぁ~。
今日は無理かも。
しばらくお茶しながら待ってみたけど雨は止みそうになかった。

仕方がないのでチャイナタウンの宿へ戻る事に。
夕方の為、何気に混んでる車内…やっぱり通勤ラッシュがあるんだろうな。
駅に着くと雨は小雨になっていた。

昼間汗だくになったのでシャワーでサッパリする。
さぁ、夜の町へ!

夕食選びはちょっぴり慎重になった。
だって、残すところマレーシアでのご飯は4回…う~ん何食べようかな?



まだ食べてない物で~そうだ!「バクテー」にしよう♪
これがなかなか屋台を見つけられず、ぶらぶら通りを冷やかし歩きやっと見つけた「肉骨茶(バクテー)」の文字。
早速屋台の小さなプラスチックの椅子に座って「バクテーください!」と念願の注文を果たす。
結構待ったなぁ~。
出てきた鍋に驚いた!!!
この迫力~!写真で分かるかなぁ~凄い煮だってるの!



漢方で取っただし汁で煮込まれた豚肉と野菜。

暑いのに熱いものを食べる!
味は思ったよりも薄味でダシが美味しい。
食べると止まらない…。
汗かきながら食べきった♪

さらにぶらぶら散策…やばいなぁ目に留まったよ!
サテ~♪



炭火でちゃんと焼いてるんだよねぇ。
美味しそうだ!
なんとお値段が1本RM0.8(25円)、今さっき食べたのでマトンと牛を1本ずつ買ってみた。
今なら何本でも食べたくなる1品だなぁ。
(旅行中は食べる限界があるので悲しい事も多々あるのよね)

それから屋台で青りんごを購入(2個で60円)。



それから定番になった、レモンビールをセブンイレブンで購入してから宿へ戻った。



宿の屋上にはテラスになってて、テーブルと椅子がある。
↓こんな夜景を見ながら1杯飲みつつ、のんびり本などを読んで過ごした。




フラパーティで♪

2010-02-12 | CAFE
先日、フラダンスのパーティーで使っていただきました。

12人という大人数で店内は狭いような気がしましたが…人の熱気で逆にとても楽しそうなパーティーになったようです。

お料理もハワイを少し意識したものの、アジア系のものも含み気に入っていただけたようでありがたい限りです。


ちなみに…

・チリペッパー風味フライトポテト
・大根・水菜・ジャコの和風サラダ
・ベトナム風生春巻き
・鶏の唐揚げイタリアン風
・コーンポタージュスープ
・自家製スモークチキンサラダ&パン
・スパムとアボカドのコーンブレッドサンド(ブルーチーズ添え)
・インドネシアピラフ(ナシゴレン)
・自家製デザート(黒胡麻チーズケーキorアップルシナモン)

ドリンクは、フルーツジュース、グァバジュース、烏龍茶、ビール、赤ワインなど。


後からお伺いしたのですが、とても有名な方がいらしたようで…。

フラダンスで使用する生花のレイを作られるフラワーアーティストの方がウクレレと歌を披露してくれていた方だったとは…。
実際に本物のレイを間近で見るのは初めてで、ちょっと驚くほどの美しさと花の数!!!
これは作るの大変だろうなぁ。

先生の著書には河津桜、カーネーション、バガテル公園のバラなどで作ったレイが紹介されていて、美しいその写真に圧倒!

ブログもあるそうなので、一度覗いてみてくださいね。

UMAHANA←大谷幸生さんのブログ




今ならもれなく♪

2010-02-12 | CAFE
この週末はかなりの見頃を迎えそうな河津桜。
なんとか1ヶ月はもってもらいたいのですが…微妙です。


先日「小川帆布」をお買い上げいただいたお客様より、トートバッグのマチが広くて丁度お弁当箱をいれて通勤バッグにするのに助かっていますとのお声をかけていただきました。

たしかに15センチあるマチには取り外しできる底板もついているので、私も重宝しているのですが…お客様の声はありがたいものです。

色はカーキが人気あるようで、只今在庫が切れております。
(大急ぎで製作中です)





他にもショルダーバック2種類、ミニトートなどがあり、カフェエプロンは私も実際に使っているのですが、洗うほどに味が出てきて丈夫で助かっています。

只今、お買い上げいただいたお客様へアンケート葉書を進呈中。
お送りいただけた方に商品千円割引券をもれなくプレゼント中です!
ぜひこの機会をお見逃さずに♪


他にも店内では、古布で作った雑貨や手作り小物などを販売中!
ぜひ一度お立ち寄りください。
お待ちしております!



シンガポール&マレーシア(8)

2010-02-11 | 旅-シンガポール・マレーシア
数日間の暖かさで桜の開花も進んでいます。
こんな暖かい日にはぜひ夜桜もおすすめです!


***

お腹も膨らみ、早速チャイナタウン駅へ向かう。
宿からだと10分くらいだろうか?

手前には信号の無いバスの多い停留所があり、通りを渡るだけで一苦労。
駅は2階が改札口。
自動券売機で切符をKLセントラルまで購入。(RM1=30円)



↑お札も使えるんだけど、吸い込んでくれない場合は他の機械を試してね。
 私の場合3機目で吸い込んでくれました。

自動改札を抜けてエスカレーターでホームへ。
美しいゴミ1つないホーム。
電車もきっと美しいんだろうなぁ。



この時間なのか、電車は空いていた…といっても座れるほどではないけど。

KLセントラルまであっという間に到着!
この巨大な駅は他の線の乗り入れもあるので、ちょっと迷ってしまうほど。

今日の一番の目的はマレー鉄道の寝台列車をシンガポールまで押さえる事。
なんてったって、明日の夜のことだから…ちょっとどきどき。
もし取れなかったらどうしよう?

チケット売り場が分からなかったので、お掃除をしている人に聞いてみる。
「多分2階の端っこじゃなかったかなぁ」
「テレマカシ!(ありがとう)」

窓口の人に聞くと番号札をくれて「ちょっとお待ちくださいね」と言われた。
よく見ると、窓口の上に番号らしき電光掲示板が!

自分の番号が出て、呼ばれた窓口へ行く。



自分の乗りたい列車を書いた紙を手渡しながら、
「シンガポールまで13日のセカンドクラスのアッパーを1枚お願いします」

「はい、お調べしますね。シンガポールまでですね…13日の2等寝台…えっと上段ですね?」
「えぇ、ありますか?」
「はい、大丈夫ですよ!RM40になります」

良かった~!これで明日の夜、シンガポールに発てる♪

機械から「ジャジャジャジィ~ジャジャ……ビリッ!」この音を聞くと安心するなぁ。

「では確認させていただきます。明日13日のシンガポール行き2等寝台、上段1名様で宜しいですね?」
「はい!ありがとうございます!」

と、無事にチケットを購入することができ、ホッと一安心。
お値段はわずかRM40(1200円)ということは?
今夜の宿代と一緒だぁ~安いなぁ。

気が張っていたので、ジュースを買ってベンチで一休み♪
時間を気にしないで旅に出てみたいなぁ~。
チケット取れなかったから明日でいっか!ってな具合にね。

さて、せっかくセントラル駅に来たからには博物館に行ってみなくちゃ♪

駅のインフォメーションセンターに居たお姉さんに
「博物館に行きたいのですが、歩いていけますか?」と聞いたところ、
「ここを右に出ると、すぐに目印の看板があります。そこから先はイエローラインに沿ってあるけば博物館へ行けますよ」
「どれくらいかかりますか?」
「20分くらいかしら?」
「どうもありがとう!」と早速歩き出す。


↑巨大な駅舎は超近代的!


駅を出て右に行くとすぐに看板を発見!



おぉ~これに沿っていけばいいんだな。
と道路に引かれた黄色いラインに沿って歩き出す。
途中で道路を横断したりするけど、イエローラインはとても分かりやすかった。

見えてきた建物が博物館のようだった。



入口付近には誰も居なくて本当にやってるのかしら?って思うほど。
それもそのはず、あまりの暑さに外にいる人なんてほとんどいない。
間違いなく30度はあったと思う。

薄暗い中がのぞけないまま、ドアを押して入ると子供たちの賑やかな声が!
やっぱり博物館はこうでなきゃね。

入場料はわずかRM2(60円)。

まず入ると、特別展示なのか子供たちの遊びをたくさん紹介してあるコーナーが。
私も幼い時によく遊んだ遊び方も紹介してあった。



↑これは瓶のフタを利用したボードゲーム、他にも竹馬やゴムとび、だるまさんが転んだなど日本とほとんど同じ遊びがあるのに驚いた。折り紙を教えてくれる人もいたなぁ。

さて、ここからマレーシアの歴史が始まる。
薄暗い室内には、大昔の生活の様子や道具などがたくさんあって、中には棺や土葬方法なんていう展示もあった。


↑でもこれはたぶん本物の人骨だと思う。(中にはミイラもあったような…)

人々の生活や仕事の展示では模型や人形もたくさん登場し、子供たちもきっと飽きずに見ることができるようになってるようだった。

たとえはこんな感じ↓


ゴムの木からゴムを採る人。
他にも椰子の実を採る人など色々あったなぁ。

怖かったのはやはり戦争についての部分。
突然現れた壁の窓をのぞいたら…目の前に彼の姿が!



日本の占領下に置かれたこともあるマレーシアだけに、ドキッとする展示だった。

まぁとにかく涼しくて快適でなかなか楽しめる博物館で、なんと2時間も過ごしてしまった。

暑い中、来た道を駅まで戻って今度はKLCCまで行ってみることに。
例のツインタワーがある地区なのだ。



*トップの写真は路地裏にあったカラフルなバケツたち。

シンガポール&マレーシア(7)

2010-02-10 | 旅-シンガポール・マレーシア
昨日は生暖かな強風で変なお天気でした。
まだ桜が咲いてなくて良かった~!
暖かかったので随分1日で開いたような気がします。


***


今朝はクアラルンプールへの移動日のため、5時に起きてシャワーを浴びる。
部屋にシャワーやトイレの無い事がこれほど気にならなくなるとは…。
でも、よく考えると民宿や昔ながらの旅館には部屋に水周りは無いのが普通だ。

荷物をパックして背負い、宿のレセプションへ行くと真っ暗な中でTVを見る男性が一人。
ヘッドホンを付けてるので、呼んでも聞こえない。
彼の肩を叩き、チェックアウトをお願いする。
「お代はいただきましたか?」
「まだです、これシングル2泊分ね」
「そこのテーブルに置いといて!」
「はいはい!ここ置くよ~、ありがとね!」
「ありがとう!気をつけてよい旅を!」



まだ薄暗い通りを歩く人もいず、バスターミナルまでのローカルバス乗り場を探す。
宿の掲示板に張ってあった場所へ行ってみるも、バス停らしき物はない。

近くに明かりが見えたので行ってみると、どうも食堂のようだった。
おにいさんに「バスターミナル行きのバス停はどこですか?」と聞くと、
「今何時?もう6時過ぎてるからあの辺りで待ってれば来るよ!」と先ほど私が立ってた場所を指差した。
やっぱりあってたのね…。

そこに立ち、食堂のほうを見るとおにいさんが親指を立てて合図をしてくれた。

そんなこんなしているうちに日の出を見ることに。
またでっかい朝日なんだなぁ~。



宿を出て1時間近く経った頃、ボロボロのバスがやってきた。
ほんとに止まるのかなぁ~こんな場所で。

ガタガタいいながらバスは停車してくれた。
「バスターミナルまで1人」
たったRM1で乗れちゃう。(30円ほど)



少し荒っぽい運転手さんだったけど、朝からローカルバスに乗れるのはかなり楽しい♪
この車種面白かったなぁ~。
揺れが酷くて写真は撮れなかったんだけど、プレートに「SAMURAI くろむし」って書いてある。
さらによ~く見ると「黒武士」という文字が!
どうして「くろむし」になっちゃうんだろ?

30分ほどで巨大なバスターミナルへ。
早速チケット探し!
建物に入るとすぐに「クアラルンプ~ル!クアラルンプ~ル!」という掛け声が!
もしかすると!!!
「いくらですか?」
「8時発だからRM10でいいよ!」
おぉ~ラッキーだ♪
300円でクアラルンプールまでのチケットをゲット!
発車まで30分無い。

すると昨夜一緒に食事をした一人旅の彼が声をかけてきた。
「今のバスで来たんですか?」
「ええ、あなたも?」(こんな偶然もあるんだね)
「これからどこへ行きますか?」
「クアラルンプールよ!発車間際だから安く買えちゃった♪」
「僕もクアラルンプールにしようかなぁ~」
「えぇ~クワンタンに行きたいって言ってたよね?都会は嫌だって…」
「でも昨日みんなで話してる時にクワンタンは今時期じゃないから詰らないよって言われちゃって迷ってるんですよ。良かったら一緒にイポー行きませんか?ね!一緒に行きましょうよ~きっと楽しいですよ!」
「突然そんな事言われても…クアラルンプールにも1泊しかしないし、どうしてもマレー鉄道の夜行寝台に乗りたいからごめんね」
「じゃぁイポーから乗ればいいじゃないですか~」
(結構強気だったなぁ)
「ごめん、クアラルンプールでどうしても行きたいところがあるから私はイポーには行けないよ」
「……そうですかぁ。じゃぁ僕もクアラルンプールにしようかな…」
と、まだ迷っている様子。
昨日の両替屋でもそうだったけど、決めるのにちょっと時間がかかるのかな?
「とにかく、ごめんね~」

ってやっと解放されて、急いで朝食を買いにマックへ走る。
日本と変わらずマックモーニング♪
エッグマックマフィンとコーヒーで120円ほど。



急いでほお張る。(だってバスの中は飲食禁止なの)
トイレも行かなくちゃ!

それでも8時4分前になんとか乗車完了!



これでゆっくり2時間寝ながらクアラルンプールまで♪
(冷房も程よく効いて長袖着ながら快適安眠)
車内はそれなりに乗客がいたけど、2席専有することができて助かった。

高速道路をひた走り、熟睡していた私。
物音で目を覚ますと車窓から「ペトロナスツインタワー」が見えるではないか!
まさにクアラルンプールのシンボル!
大都会だなぁ~。



このバスは一体どのバスターミナルに到着するんだろう?
あっという間に都会の中を走っていた。

巨大なバスが列を作っている最後尾に停車。
ここで降ろされることに……うわぁ~いったいここはどこなんだ?
荷物をコロコロしながらみんな同じ方向へ歩いていく。
まったく分からないのでとりあえず着いて行く事に。

すると巨大なバスターミナルに入っていた。



ひゃ~このバスターミナル広い!!!
一体ここはどこなんだ?

近くに居たムスリムの女性に声をかけてみた。
「ここは何というバスターミナルですか?」
「××ターミナルよ!」

おぉ~地図で見ると、目的地だったチャイナタウンまでそう遠くない。

「ありがと~!ってちなみにチャイナタウンはどっち?」
「ここを出たら左に行って、途中で別れるからそれを左に行けばチャイナタウンよ。まっすぐ行っちゃだめ」
「本当にありがと~!」
なんてみんな優しいんだろう。

さぁチャイナタウンで宿探しだ!

とりあえず、安くて人気のありそうなゲストハウスに行ってみることに。
残念!ドミトリーのMIXしか空いてなかった…。
わずかRM12(360円ほど)だったんだけどなぁ。
さすがに1泊しかしないし、MIXドミはキツイなぁ。

もう一軒、欧米の人が良く使う安宿に行ってみる事に。
このホテルは入口が分かりにくい!
小さな路地の中にあるし、扉1枚だけなんだもん。



中華系の古いホテル…なかなか味があっていい感じ♪
残念ながらシングルは空いてなくてツインならあると言われた。
値段はRM40(1200円ほど)。
まず、部屋を見せてもらう。
ツイン?これ2段ベッドだよね。
でもファンは2つ。
ホットシャワー付トイレが共同で3つある。
トイレットペーパーもある!!!

決まり♪

さっそく荷を解き、今日はやらなければならないことが1つあるのだ。
まずはホテル近くの食堂で「チキンライス」を食べた。
今回は蒸し鶏ではなく焼いたチキンをチョイス。
鶏ダシの効いたご飯は少し堅めで私の好み。
スープも付いて150円ほど。
ほんとに何食べても美味しくて安いなぁ~。



さぁ、お腹も一杯になったしKLセントラルステーションへ行かないと!



つづく。

シンガポール&マレーシア(6)

2010-02-09 | 旅-シンガポール・マレーシア
毎日何回の公演なのか?
川向こうで猿まわしをやっています。
マイクを通す声が良く響き、祭りを賑やかにしてくれています。

ここ数年、外国からのお客様が多いのですが「猿まわし」は動物虐待との話題が一時期ニュースになっていました。
伝統芸能なんですよね…考え方のちがいですが難しい問題です。



***



マラッカ2日目の午後。


↑遠足なのかな?樹の巨大さが分かるだろうか?さすが熱帯雨林だけある。


今日でマラッカとはさようなら…なので、午後からどのように過ごそうかと考えながら歩いていると、宿の手前で大きなバックパックを背負った男性とすれ違った。
凄く疲れてそうなその姿がちょっと気になって振り向くと、彼も振り向いてこちらに戻ってきた。
「日本の方ですか?」
「はい、そうです。」
「マラッカは何日目ですか?」
「2日目で明日はクアラルンプールに行く予定です」
「今、宿に行ってきたらフルだと言われてしまって…どこか安いとこないですかね?」
「何日滞在するんですか?私のいるトラベルロッジ安くていいですよ」
「あぁ!今行ってきて断られたんですよ。ちなみにマラッカは今日だけなんです」
「1日ですか!それは慌しいですね」

てな感じで、これからベッドを確保するのでその後ご飯でもどうですか?という事になり私の宿で待ちあわせる事にした。

リビングで記録ノートなどを見ていると彼がやってきた。
では、行きますか!と宿を出てすぐに、「実はお金がないんですよ、両替屋知りませんか?」といわれたので、ショッピングモールの中や旧市街に足を伸ばして町の両替屋にもいってみたけど、どうも納得できないレートらしくいつまで経っても「他に無いですかねぇ~」というばかり。
この暑い中、たかが数十円でほとほと疲れ果ててきたので、
「悪いのですが、これ以上両替屋を知らないので、他の方に聞いてもらうかツーリストインフォメーションへ行ってみたらどうですか?」と言い、別行動にさせてもらった。
いろんな人がいるもんだ。
数時間を両替のために費やすということが私には理解出来ないけれど(だってわずか1日の滞在時間もったいなくって!)人にはそれぞれこだわりの旅の仕方があるんだね。

私はそのままカフェへ入りホッと一息…。

今日は夕陽が見られるだろうか?
まだ夕陽までには時間がある。

なぜ、マラッカの夕陽にこだわるのか?
あの沢木耕太郎さんの深夜特急にマラッカの夕陽が出てくるのだ。
「マラッカ海峡に沈む夕陽はとてつもなく大きく赤い…」
このためにだけ訪れる若者も多いのでは?

明日からのクアラルンプールの計画を練りながらのんびり夕陽を待つのもいいものだ。

書いた絵葉書を出すため、郵便局へ行き切手を買って局内のポストへ投函した。
ポストが円柱で昔の日本の物に似ているが、とても可愛らしい♪




セントポール教会の丘に上がり、雨も降らなさそうな空を見上げニヤけながらザビエルさんの台座に腰掛けた。
まだマラッカ海峡のずいぶんと上のほうに太陽は居る。


↑夕陽にあたるセントポール教会

隣に若い男性が腰掛け、ノートに何やら書いていた。
チラッと見えた文字が日本語だったので、声をかけてみる。
「マラッカはどれくらい居るんですか?」
「もう一週間ですが、まだ一度も夕陽が見られないんですよ…今日が最後のチャンスなんです。沢木耕太郎ご存知ですか?」
「えぇもちろん!では、今日見られたら私はラッキーだということね」

と会話を楽しみながらだんだんとオレンジ色に染まっていく空に期待が膨らむ。

彼は大学時代の恩師を訪ねにこのマラッカへ来ているらしく、今夜もその先生と待ち合わせているんだとか。
そんなこんなしているうちに、午後出会った男性もやってきた。
「あぁ~やっぱり居ましたね」って、日本人ってやっぱりどこにでもいるんだなぁ。

みんな写真撮影に奮闘!
難しい…夕陽って。



雲が出てきたのは残念だったけれど、感激~!
本当に大きくて美しかった~。
乾季になればもっと赤くて美しいんだろうなぁ。


そのうち先生もやってきて…えぇ~!女性の方だったんですね。
少し驚きもしたが、かなり個性的な方だった。
一緒にリバークルーズをしようということになり、一緒にマラッカリバークルーズ乗り場までおしゃべりしながら歩き出した。

先生がジュースを買ってくれて、船に乗り込む。
ちなみにチケットは一人RM10(300円ほど)。
中国からなのか観光客で満席状態。
とにかく彼らは賑やかだった。
大声で叫び、歌を歌い、手をたたき…とても楽しそう。
(でもほとんどが酔っ払いかなぁ)

マラッカ川の両サイドはクルーズのためなのか、派手な電飾で彩られて自然な感じはまったくない。本当に観光用って感じ。



意外と長くて、かなり楽しめたなぁ~。
もしマラッカに行こうと計画中の方!お勧めですよ。

船を降りて「インド料理を食べに行こう!」ということになり、チャイナタウンのはずれまで歩いていく。
今日は雨が降らないのでラッキーだ!

タンドリーチキンが美味しいと地元で評判の店なんだとか。
テーブルにはなんとすでに3人の人が座ってて、座りきれないので店の人にテーブルを付けてもらいなんと7人での食事会になった。



先生の旦那様はNY生まれで、日本語のほか、タイ語、フランス語などなど7ヶ国語は操る凄い人で、腕の刺青について説明してくれた。
隣に座る若い中国系のイケメンは若干27歳でゲストハウスを2軒持つやり手の実業家。
その隣は彼の母親なんだけど、私と一緒で英語があまりしゃべれないみたい。
台湾出身の彼女とはカレーやナンを分け合って食べたけど、とても優しい人だったなぁ。

最後はこんな感じのテーブルになってしまった。



こんな異国の小さな町での出会いに感謝!
楽しい食事もほどほどに、明日は学生君も先生も日本へ旅立ち、私はクアラルンプールへ、もう一人の彼はクアンタンへ…。

夜のマラッカは危険を感じる事がなかった。
とても治安の良い町のようだ。
宿まで歩いて帰る途中で見かけた夜景もまた人工的な色彩だったな。



でも綺麗でしょ?


長い1日が終わり、明日早朝に出発する準備をして眠りについた。



シンガポール&マレーシア(5)

2010-02-08 | 旅-シンガポール・マレーシア
桜祭りはかなかな順調な滑り出し…といっても桜はまだ1分咲きなのでお客様は不満顔。
まぁまだ始まったばかりですし1ヶ月は咲くのですから仕方が無いですかねぇ。

日曜日は風も無かったので、店内よりもテラスに人気がありました。
…でもきっと寒いでしょうね。
この期間中は店内禁煙の為、ご了承くださいませ。


***


マラッカ2日目。
今朝は3時半ごろに蚊に起こされた…。
耳元を「ぶぅ~ん」って飛んでるよぉ。

明かりをつけて刺された腕をみると、すでにでっかく3箇所腫れ始めている。
かゆ~い!
仕方が無いので、ファンを回しながら長袖に包まってもう一度寝た。
(ちなみに宿の窓には網戸は無く、外気そのまま入れ放題!)

7時に起床しシャワーを浴びる。
お湯?というよりは水?に近いぬるま湯だった。
それでもさっぱりするだけで助かる。

8時には朝食を食べに宿を出る。
目指すは「チキンライス」だ。
少し距離はあったけど、丁度いい散歩になった。
途中で楽しそうにダンス?体操?武術?をする集団を公園で見かけしばし見学してしまった。
腰をフリフリなんだかとても楽しそう♪

人気のある店も朝食タイムを過ぎたのか、私ともう一人しかお客さんがいなかった。
とりあえず、チキンライスとコピを注文。
出てきたものは、始めて見る形のライスボール。
このご飯美味しい~♪
チキンも柔らかくて最高!
下に引いてあるきゅうりがまたタレと絡まって美味しいのよね。



あっという間に平らげて、ゆっくりコーヒータイム!
日記や絵葉書の残りを書きながらしばらくテーブルを独占してしまった。
こんな過ごし方が出来る旅って本当に幸せ!

ちなみに昼時に前を通ったらこんなに混んでた!!!
良かった~、少し時間をズラすだけで至福のひと時♪



さて、世界遺産にも入るチャイナタウンを歩いてみよう。
大きな中華門があちこちにあるチャイナタウン。
地味な通りもあれば、ジョンカー通りは今風のカフェや雑貨屋が立ち並ぶ。
一番に目指したのが、ババニョニャヘリテージ…中国(夫)とマレー(妻)が合わさって出来た独特の文化を象徴する当時の邸宅がそのまま博物館になっているもので、昨夜の新婚さんにもお勧めされていたのだ。
ちなみに混血のことをプラナカンといい、プラナカンの男性をババ、女性をニョニャというのだ。
しか~し!よりによって「熱烈歓迎!胡錦濤及御夫人」の垂れ幕が…。
博物館の扉には「本日都合により閉館いたします」との張り紙が。
私のニュアンスで受け取ると「今日わぁ~嬉しい事に胡錦濤さんが来ちゃうので、突然だけど閉めちゃいま~す♪ごめんねぇ~」ってな感じだったな。

残念!でも、現地の人は嬉しい事だったんでしょうね。
出迎える子供たちも全員赤い服でそろえて、一生懸命旗振りながら挨拶の練習をしてたからなぁ。


路地に出現する屋台で買い物するおっちゃん。
「何にしようかな?」って結構迷ってたな。



これ見たかった~!
マレーシア最古のモスク。
モスク好きの私も始めて見る形。
大抵曲線が多いのが特徴だと思ってたんだけど、これはまた見事なほど角ばってるね。



もちろんお寺もたくさんある。
御線香の煙で全体的に白っぽく写ってるのはご愛嬌。
熱心に祈りを捧げる人はみんな裸足なの…。

そして懐かしい黄色いヒンドゥー寺院や教会もある。何でもありの多民族国家らしいマレーシアの町。
好きだなぁ~。





途中で見た風景。
豪華な花輪の数々。
そして山車があってこれはカラフルだった。
いったいこの儀式はなんだったのか?
結婚式?葬式?祝いの祭典?
誰か知ってたら教えて欲しいなぁ。
(近くの人に聞いてみれば良かったな…でもみんな忙しそうだったしな)




そして、チャイナタウンを出る前に昼食を取ることに。
歩きつかれて行き着いたのは地元のおっちゃんの集う「飲茶屋」でした。
「一人なんですけど~」と勇気を振り絞って入ると、
「ここ座んなぁ~」っておばちゃんが案内してくれた。



高い天井にはファンが回り、これが意外と風が来て涼しい。
とにかく暑いし、歩いて汗かいたし…で、
「茶でいいよねぇ~」だって…まずは茶をもらう。
湯飲みはお湯の中に浸かってた。
そこから取り出して急須の茶を入れると、ジャスミン茶だった!

急須には何度もお湯を入れてくれる♪

頼んだのは食べたかった「お粥」(50円くらい)「小肉饅」(なぜか2個来た60円)「飲茶」(蒸餃子2個?)なんだかんだで180円くらいかな~。
どれも美味しくって参った!って感じ。
それに安~い!



ここでもマッタリしちゃったなぁ。
おっちゃんたちもしゃべっては食べ、しゃべっては食べを繰り返し、テイクアウトででっかい肉まんを買う人も結構いた。
この中身が甘く煮てある角煮のようで、美味しいのよ。

かなり満腹!!!

さて、暑いけど消化しないとねぇ~♪
宿に戻りつつ、今日1日が長く感じるのはこれからの出会いにあった!


つづく。


*トップの写真はチャイナタウンでも見かけたおじいさん。