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カンボジア…光と陰(24)

2013-06-29 | 旅-ベトナム・カンボジア
この週末は梅雨の晴れ間でお出かけ日和になりましたね!
思ったほど気温も高くないのでとても過ごしやすいです。

ここのところ気圧のせいなのか体調があまり良くないので来週末からの予定を無事にこなせるか、かなり心配です。
そして追い討ちをかけるように先日、思い切ってパソコンを買い換えてみました。
画面が大きくなり作業はしやすくなるのでしょうが、まだまだWindows8に慣れる事ができません(><)
あぁ、いろんな事を頑張らなければ…。。。

畑にも新たな野菜の収穫時期がきているので、戴いたお野菜含めてこんなに種類がたくさんになりました♪
そして、新たにセロリの苗も植えてみました。



***


本日ラストのバンテアイ・クディに到着!
ここは上智大学アンコール遺跡国際調査団が研究対象としている遺跡。

外周は700m×500mで幾重にも重なった周壁が複雑な感じを与える。
東塔門入ると、広いテラスが現れた。



石畳が歪みいったいどれだけの人がここを通ったのだろうか?

テラスの向こうに仏像が見えた。
そこだけ煌びやかな色彩を放ち、異空間のようだ。



どんな石像が立っていたのか、今となっては分からない。



さらに欄干が続く。



ナーガの欄干だ!



踊り子のテラスでは蓮の上で踊る踊り子のレリーフが柱のあちらこちらに存在する。





それにしてもいつ崩れてもおかしくないような場所が多い。
今まで見た遺跡の中で一番崩壊激しい感じがするなぁ。



でも、よく見ると修復されている箇所があちこちに存在する。

この廊下はかなり怖かった。。。
かなり斜めってて、どれが正しい位置なのかさえ分からないほど。



この塔は崩れるのを防ぐ為か、ロープのようなもので何重にも括ってあった。
効果はあるのかしら?



柱と梁しか残っていない場所で、ちょこんと乗ったようにある石…これもいつかは落ちるのだろうか?



バンテアイ・クディ恐るべし!

遺跡の中では大人も子供も色々な物を売ってたりするが、この絵は素敵だったな。



テラスの周りでは子供が自転車にのって遊んでいた。
夕陽を背に浴びて…兄弟かな?



ここもまた見所満載(崩壊箇所など)で最後に塔門をくぐる。



見上げれば穏やかな四面が遠くを眺めていた。




朝から永延と遺跡めぐり…長い1日だった。。。
ハイさんは「もう見なくて良いの?」と言ってくれる…が!私にはもう無理だわ。
「今日はもうおしまい!ゲストハウスに帰ろう!」
アンコールワットの環濠を見ながら、涼しい風に吹かれるのが何よりも心地よい。



トゥクトゥクって良い乗り物だなぁ~。
何で日本にはないのかな。
快適さを求める日本人にはやっぱりタクシーになっちゃうんだろうなぁ。

おぉ~!猿だ猿だ!
ひぇ~、バイクに4人乗りだよ。
なんて、景色を楽しむのがまた最高なのだ。

ゲストハウスに到着するとこれまた楽しい体験が待っていた♪


カンボジア…光と陰(23)

2013-06-23 | 旅-ベトナム・カンボジア
きんめさんのお散歩中、薄暗くなってきたのを良いことに近所にホタルを見に行ってみました。
すると、平家ボタルがチカチカとまるで電飾のようにたくさんいるではないですか!
友人とかなりテンション高めで感激していると、スーっと飛んでは手の上や服の上にとまってチカチカ蛍光緑を発しています。
携帯で撮るのは無理なので、ライトを照らして撮影してみました。
可愛い…かな。。。

水の綺麗なこの土地だからこそ生息していると思うと、本当にありがたいと思います。


***


美しい景色を堪能したあとは、さらに6キロほど離れたタ・ソムという遺跡へ行ってみることにした。

ここは周壁100メートルほどの小さな寺院遺跡で出入り口は1つ。

特徴は四面仏の塔門とそれを飲み込むかのように存在する巨木だ。



入口にはチケットをチェックする係りの人がいて、一応チェックしてくれる。
さすがに平日の午後ともなると暇そうだった。
私のほかにどれくらいの人がこの遺跡の中にいるのだろうか?



四面像はやはりいつみても存在感がある。



バイヨンでは数が多すぎて何となく見慣れた感もあったが、各遺跡の塔門にしかないとなるとちょっと貴重な気がしてその顔も偉大にみえるから不思議だ。

西門と周壁をこえると祠堂と経蔵ぐらいしか建造物が無いシンプルな作り。



だからこそ、歴史が身近に感じるような気がしてならない。



ここはデバター像もいくつか存在する。
どれも特徴を持ち、美しく残っているものが多い。



なぜこのようなズレが生じるのだろうか。



ピッタリ完全な形で残っているものもある。

中央祠堂を抜け、東門を抜け、東塔門にたどり着く。
あっという間だった。



これが裏から見ると凄いんだ…



リエップという樹に飲み込まれてしまった東塔門。



よく見ると細かいレリーフを見る事ができる。

面白いのは行き止まりのここで、人々がお土産を売っていたりする。
子供も多く、遊びはもちろんだが、お土産の扇子を手に私に勧めてくる女の子もいた。

そして、来た道を戻る。



東塔門の影を映した東門。

小さな遺跡とはいえ、もうすでに4時を過ぎ疲れ果てていた私。
ハイさんに「次はどこ行く?」と聞かれて、
「バンテアイ・クディで最後にしようかな~」と言ってみた。
「OK!」と出発したものの、途中通過する遺跡を見ると「東メボン見る?」「ここは?」と聞いてくれる。

帰国してこの旅日記を書いていると、「あぁ~もっと見てくれば良かったな」などと思うが、そのときはとてもとても見る元気は無かったのだ。

さぁ最後に上智大学が調査研究の対象としている遺跡を見に行こう!





カンボジア…光と陰(22)

2013-06-22 | 旅-ベトナム・カンボジア
週末は梅雨の晴れ間、行楽日和になりました。
皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?

先日、初物とうもろこしをいただきました。
とても立派な粒揃い!
茹でて、お店のサラダにものせさせていただきました。
ごちそうさまでした。


***


ハイさんに連れて行かれたのは、昨日と同じレストラン。
サービスの方も変わらずで…今日はオススメの料理を聞いてみました。
「辛いのは大丈夫ですか?」と言われたので、
「大好きです」と答えたらこの料理を勧められました。

チキンの炒め物&ライス。
そして、やっぱりアイスコーヒー。



辛めだけどタイ料理ほどではなく、程よい感じ。
やはり涼しいエアコンルームは快適だった。
隣には韓国人の女の子が1人で座っていたが、一眼カメラがとても立派なものだった。

さぁ、午後も盛りだくさんだ!

まずはプリア・カンへ。
ここは宿で知り合ったTちゃんオススメの遺跡。
一度門をくぐってアンコールトムを抜ける。



距離はそんなに離れてないとはいえ6キロちょっとはあるだろうか。
この遺跡も西塔門から入って東塔門へ抜けるコースで見学する。

ハイさんと別れて参道を進む。



ちょっと日本の寺院にある灯篭っぽい石柱が並んでいる。
このリンガを模した石柱は土台にはガルーダが彫られており、上部は無いものや削られているものが多い。そのモチーフはブッダだそうだ。



プリア・カンは「聖なる剣」という意味があり、王の父の菩提寺とされている。また、仏教の教義を学ぶ場でもあったらしい。

周壁は3重になっており、複雑な構造は一つの町のようでもある。
とにかくあちらこちらにガルーダとナーガを発見することができる。

架かっている橋には巨大な彫刻が並び、これはナーガの胴体を引っ張っている神の姿だ。



周壁には巨大なナーガを踏むガルーダのレリーフが門の両サイドに配置されている。



門をくぐるとさらに門と周壁が。。。



細かいレリーフもかなり見ごたえがある。



遺跡の中で遊ぶ現地の子どもたち。



意外と建物などの崩壊は進んでいるようだ。
あちこちに崩れた石がそのままの状態で放置されている。



建物の中に入って上を見ると…いつ崩れてきてもおかしくは無いほど石は歪んで見える。



かなり珍しい3つの穴があいたリンガ台。



中央祠堂にはストゥーパがあった。



途中で切られてしまったスポアンの残骸。



塔門も崩れ方が激しい。



このプリア・カンの一番の特徴でもある2層構造の建造物は非常に珍しいもの。
なんでも図書館だったらしい。
これは素敵だ!
残念ながら入り口に工事中のテントがあって、中を歩くことができなかった。



ここの周りにも現地の子が遊んでいた。



近づいてきて声をかけてくる。
ノートを出して「ここにサインをして欲しい」という。
その内容は子供たちにノートとえんぴつなど文房具が必要ですと書いてある。
数人のサインがすでに書かれてあった。
この寄付するお金がどのように使われるのか? それを考えたら寄付することができない。
なので、素直な気持ちでサインをし、1ドルを彼らに渡した。
2人でお礼をちゃんと言ってくれた。
少しでもお役に立てたら…そんな気持ちになる。

ここの渡り廊下のような場所にも、ナーガにまたがるガルーダがいた。
保存状態は悪くない。



ここそこに崩れた石が放置されたままになっている。
遺跡の修復とは本当に大変なことなのだと実感できる。
その一つ一つの積み重ね…気の遠くなるような作業であることが容易に想像できるのである。



巨大なスポアン。
周壁の内側は…



外側が…



いやぁ~このプリア・カンも盛りだくさんだった。
見所満載で人気があるのが分かる。

大満足でハイさんのもとへと向かおうとすると、目の前に広がるこの光景に…今回カンボジアに来てよかったなと心から思った。




カンボジア…光と陰(21)

2013-06-16 | 旅-ベトナム・カンボジア
やっと梅雨らしい空になってきました。
昨日はかなり蒸し暑かったので、自然のホタルもきっと見頃を迎えているはず!と、先週の大川に引き続き、地元の筏場へ友人とホタルを見に行ってきました。

薄暗くなった7時半頃に行ってみると、すでに多くの人が来場していました。
記念のうちわを頂いて、ほとんど明かりの無い砂利道を川沿いに歩いていくとわさび田の上を数匹のホタルが飛んでいるのが見えました。
何箇所か見学する場所があるのですが、歩いているうちにどんどん暗くなり、ホタルの数があっという間に増えてきました。
河津川本流の木々の間にもたくさんのホタルを見ることができ、これには驚きました。
なんでも今年一番だったそうです。
1時間ほどのんびりホタルを見て、帰り際には手のひらに飛んできたホタルを乗せることができました。
嬉しかったなぁ♪

鮎釣り名人の釣ったばかりの鮎を塩焼きでいただき、思わずビールも購入。
楽しいひと時を過ごすことができました。
イベントは昨日が最終日でしたが、今月一杯まで足元を照らす小さいライトを設置しておいていただけるそうです。
蒸し暑い日の夜、ぜひ一度足を運んでみてくださいね。


***


バンテアイ・スレイから来た道を戻る。
途中にある村ではお土産の屋台が並び、カゴバックやクロマーなど可愛い雑貨がたくさん売られていた。

お昼ごはんの前に選んだもう1つの遺跡はプレ・ループという961年に建造されたヒンドゥー教のピラミッド式寺院。
ちなみにプレ・ループとはプレア「神」+ループ「姿」という言葉に由来するらしい。



それほど広くない敷地だが、階層をもつ構造上迫力満点だ。



階段手前にあるこの石槽は死者を火葬する儀式が行なわれていたという。



中央祠堂までの階段はかなり急で、登りは良いが下りはかなり怖い予感。
青空の下、伸びる祠堂が圧し掛かってくるようだ。

登ってみると…まぁ~とにかく景色が良い。
周りはジャングルなので一面の緑、もちろん人工物など見る影も無い。



それにしても暑い!!!
遮るものが何も無い遺跡をさらに天に向かって登るのだから、直射日光も容赦なく振り注ぎジリジリと肌が焼けるのが分かる。
そんな時は祠堂に入ってみるのも良い。



上を見上げれば、空を望める天窓がある。
これは昔からあったものなのか…それとも崩れて出来たものなのか?



乾季だというのに、遺跡の石のあいだから可愛い花がのぞいていた。



高みに登って見る景色が気持ちよく、いかにも遺跡に来ているという実感が湧く。
時間があればのんびりスケッチなどしてみたいところだ。
…その前に熱射病になって倒れそうだが。。。

さぁそろそろ下ってみるかな。



石段の幅も高さも微妙に段ごとで違うため、前を行く女性はかなり怖そうだった。
しまいには後ろ向きに手を着いて降りていた。
段差があるところはちょっと怖かったけれど無事に降りることができた。

これまた行くべき遺跡の一つだと言えるのではないだろうか。


ランチはまたあのレストランかな?
何を食べようかなぁ。


カンボジア…光と陰(20)

2013-06-14 | 旅-ベトナム・カンボジア
先日のお礼をしたばかりだというのに…またまた収穫させていただきました♪
そして新たにびわジャムを早速作ってみました。



実を丁寧に種から外し、お鍋の中でコトコト1時間、最後に檸檬を絞って…
なんと、アンズジャムのようなとても素敵なジャムが出来上がりました。
頂いたお礼におすそ分け!気に入ってくれるといいなぁ。



カンボジアのスーパーで買ってみたお菓子「バナナキャンディ」…見た目真っ黒い塊。
確かに食べてみると食感はキャラメルっぽいが、味は初体験!
ホーチミンからプノンペンまでのバスの中で隣のおばさんが食べていた黒い塊はこれだったのかもしれないなぁ~と後で気が付いた。


***


ゲストハウスの朝食は本当にボリューミーでありがたい♪



特にこの時期のマンゴーは絶品!
普段食べない量だけど、なんだかんだと食べられちゃうのが不思議だ。

N氏とおしゃべりしながら頂いた…あっという間に8時!
今日も終日遺跡めぐり、一体どんな遺跡たちだろう?
楽しみだな~。

まだ2日目だけど、ハイさんと彼のトゥクトゥクにとても親しみを持てるのは、昨日の迷子になった事が大きく影響しているのかもしれない。
自分よりもず~っと若い彼に頼っているのがとても心地よいのだ。

まずはアンコール遺跡群入口のゲートでチェックを受ける。
チェックといっても、パンチで日付の場所に穴を開けるだけ。
昨日も通ったワット前を横切り、門をくぐり、どんどん進んでトムを抜け郊外へと抜け出す。
そこは広大な草原が広がり、あちらこちらに牛の姿がある。



40kmって結構あるよね…このトゥクトゥクだと1時間くらいかしら。
最初に向かうのはバンテアイ・スレイという967年に建造された寺院遺跡。

駐車場に着くと敷地の中には、レストランやお土産屋さんなど今までにない充実した施設が揃っていた(トイレを含め)。
時間に制限はないので、見たいだけ見てこようと意気込む。
周囲は緑がたくさんあり、麦畑や果樹なども植えられ整備されている様子。
こんな面白い花もあった。



チケットのチェックポイントを抜けて、赤土の遊歩道を歩くと…見えてきた。



かなり人が多い、というのもここの遺跡は午前中に見るのが良いとされているからかもしれない。

遺跡の横にはアンコール遺跡群世界遺産登録の大きな碑があった。



東門へ近づいてみる。
かなり綺麗に残っている。



さらに近くに寄ると…



細かっ…凄すぎるこのレリーフ。
昨日見たものとは雲泥の差といえるほどの繊細さだ。

門をくぐるとリンガの石柱が参道に並んでいた。



崩れた石像や壁のレリーフも見所満載。
その精巧な技術と美しさに感激!
写真を撮っても撮っても切がない。

そしてこの赤い石やレンガがそれを際立たせているのは間違いない。

第一周壁の門をくぐるり、環濠から見る遺跡はとてもこじんまりしたサイズ。
周囲は400mというから、今まで見てきたものが大きすぎるのかもしれない…。



第二周壁の門!これまた見事なレリーフばかり。



東塔門。



寄って、中央の踊るシヴァ神。



ここから先は現在見学することが出来なくなっている。
かの有名な「東洋のモナリザ」も残念ながら見られない。

中央祠堂周囲はちらっと覗くことができるが、中には入ることができない。
周囲にあるレリーフやデバターは圧巻だ。













西門から出て環濠の周りを歩く。



その周囲には崩れて外されている遺跡たちが…。



いやぁ~ここの遺跡は時間があればぜひ行って欲しい。
見に行く価値大いにあると思う。

周囲のお土産屋さん。



さて、午後は戻って出来るだけ遺跡見学してみるか。
…といってもすでに、暑さでけっこう疲れてきた。
トゥクトゥクで風切って移動できるのは本当に幸せだ。



カンボジア…光と陰(19)

2013-06-07 | 旅-ベトナム・カンボジア
昨夜からの雨も朝にはやみ、清々しい1日になりました。
今週末は天気も良さそうでお出かけ日和ですね♪

先日、久しぶりに焼肉を食べに行きました。
ずっと食べに行く機会もなく…というか、あえて避けていたところもあります。
今回はビールを飲みながら、目の前のお皿に焼いたお肉を友人がのせてくれるので、心置きなく美味しくいただくことができました。
友人の「いつでも焼いてあげるよ!」という言葉に幸せを感じます。
なかなか人に甘えることのできない自分にはありがたい限りです。



畑のミニトマトは気が付いたら結構大きな実になってました。
早く赤くならないかなぁ~。


***


ハイさんにホテルまで送ってもらって、明日の予定を一緒に決める。
とりあえず8時に出発…メインはバンテアイ・スレイでシェムリアプから40㎞という郊外にある遺跡。
午後は見られるだけ…プレループ、タソム、バンテアイクディ、プリアカン…こんなに見られるかしら。。。

「じゃぁまた明日!」と、ハイさんに言った。

ちょうどそのときに同じゲストハウスに滞在する日本人男性と出会うことができた。
まだ到着したばかりの、N氏に「ベンメリアに行く予定はありますか?」と訪ねると遺跡にはあまり興味がなく、予定はないとのお返事。。。
「手付かずの遺跡があるんですけど、興味ないですか?」
「もう何度かカンボジアに来てるんですけど、実はあまり観光したことなくて…」
「そうなんですね~良かったらぜひ検討してみてください、よろしくお願いします」とお話させていただいた。

一度部屋に戻ってシャワーを浴び、夕食は近くのLILI(リーリー)という食堂に行ってみることに。

歩いてものの5分のところにある、いかにもカンボジアの大衆食堂といった雰囲気♪



席に着くと、英語のメニューを持ってきてくれた。
さっそく、今朝彼女に教えてもらったアイスコーヒーをカンボジア語で言ってみる。
なんとか通じた!
それから評判の野菜スープ(麺入り)を注文する。



お店は家族連れやおじさんたちで賑わっていた。
やはり麺類を頼む人が多く、フレッシュジュースも人気があるようだった。



きのこがたっぷり入った優しい味のスープは体に染み渡り、疲れきった体を癒してくれた。
コンデンスたっぷりのアイスコーヒーも疲れが取れる。

大満足でわずか2ドルの夕食だった。

となりのラッキーマートで明日のお水とエナジードリンクを買い、ゲストハウスに戻る。
本当なら夜に遊び歩くのも楽しいのかもしれないが、あの遺跡群を明日も1日歩いて見るのが分かっているだけにあまり冒険も出来ない。

ゲストハウスに戻り、夜遅くまで入口テラスの椅子でみんなでおしゃべりすることができた。
それぞれ個人旅でN氏のほか青年2人は同じ年齢で意気投合、これまた社会人と医大生という環境の違う2人から得る所は大きかった。
が、何よりもN氏の話にみんな釘付けだ。
自分の世界にはいままで無く、想像すら出来ない経験をたくさんしている方だったのだ。
お話を聞けるだけでもラッキーとしか言いようが無い。
お仕事を聞くと私の周りいる同業の人とは一線を画すものだった。

Nさんはとても物腰の柔らかい紳士で、ついついプノンペンでの出来事を素直に話し、できれば一緒に行っていただけると助かるという主旨を説明させていただいた。
ガイドブックを見てもらい、「ベンメリア」とはこういうところであると説明させていただき、正直ちょっと押し売りっぽい感じになっていたような気もするが…。
青年2人は今日行ってきたばかりだ。
感想を聞くと、1人は「まぁ1度は行ってみてもいいかなって感じですかね」、もう1人は「ぜひ行ってみるべきですよ!」とかなり気に入った様子。
やはり人それぞれ色々思うところがあるようだ。

「こういうところなら行ってもいいかな」とN氏は言ってくれた。
「ありがとうございます!本当に助かります」
やっぱり良い出会いがあった!!!
「では明後日ぜひよろしくお願いします」
私は「ベンメリアに行くこと」が実現できるあまりの嬉しさに小躍りしたくなった。

そしてプノンペンでの出来事の話に、彼らからの反応で私がどれだけ救われたか。。。

人を信じることの難しさ…こんな話を真剣に聞いてくれるありがたさ。
やはり旅人同士で同じような悩みを抱え、旅での経験やそれを続けることの難しさなどを語った。

そして、N氏にはっきり言われたことは…
「きっと君は旅をやめられないと思うよ」という言葉だった。

私はここ数日、もうこういう旅はやめたほうが良いのでは? 私にはもう出来ないのではないか? と自分に自信を無くしていた。

N氏の一言で救われたなぁ…。

世界には素敵な人がたくさんいるものだ。
この出会いによって今回のカンボジア旅を最後まで楽しく過ごせることになった。


*Nさん、シェムリアプでは最後まで本当にありがとうございました!
 もっとたくさんお話聞きたかったです。
 一緒に記念写真撮ればよかったと帰国後かなり後悔しております。。。



カンボジア…光と陰(18)

2013-06-06 | 旅-ベトナム・カンボジア
日差しは強いけれど、清々しく爽やかでとても気持ちの良い梅雨の合間…日々時間が経つのが早すぎて気持ちが焦ってしまいます。

こんな鯛!はじめて見ました。
なんでも80センチを越えてるそうです。
写真撮りたいんだけど…とお願いしたら、ペットボトルを置いてくれました。
鯖を釣りに行って、鯖ではなく鯛が釣れちゃったそうな。
きっと楽しかったでしょうね~!



畑の野菜もスクスク育ち、きゅうりもいくつも花が咲いていました。
まぁど素人なので、少し楽しめたらいいかな~という程度です…。


***


アンコールワットを後にして、プノンバケンへ急ぐ。
ここは標高60メートルという丘の上にある寺院。
ゆっくり歩いて30分ほど山登りをしなければならず、5時半には入口を封鎖されてしまう。

ハイさんにあまり暗くならないうちに降りてくるようにとアドバイスを受け、久しぶりにハイキングを楽しめそうだ。
登り始めて早速家族グループに声をかけられる。
マレーシアからの旅行客だそうだ。
おばちゃんは裸足にサンダルを履いている…「大丈夫?」と聞いてみたら、笑いながら「私は大丈夫だよ、あなたは?」と逆に聞かれてしまった。
とても明るい家族で一緒に登れて楽しかった♪



途中にある展望台からの眺め。
鬱蒼としたジャングルの中に見える西バライ…自然がいっぱいだ。
ここ一帯はアンコール遺跡群が点々と存在している。

30分も歩かないうちにプノンバケンが見えてきた!



9世紀末の建造物だが、よく残っているものだなぁ。



階段でチェックを受ける。
ここは300人になると閉鎖されるらしいので、繁忙期にはちょっと注意が必要かもしれない。
もちろんこの日は余裕で登ることができた。



まだまだ陽は高いので人もまばらだ。
ゆっくりと眺めを楽しむ…ここからみるアンコールワットも絶景だ!



いやぁ~直射日光を永遠と浴びているので、暑くて仕方が無い。
少しある日陰には人がたくさん座っていた。

1人で陽を浴びながら真正面に座っている男性に声をかけてみる。
日本からタイに仙台のサッカーチームを応援しにきたそうだ。
そのついでにカンボジアへ観光へ…わずか滞在1泊というから頭が下がる。
夕陽を待つ間、話をさせていただき助かった。
色々な人生があるものだと、また多くのことを学ばせていただいた。
これからますます素敵なお医者様になるんだろうなぁ~、頑張って欲しいです。

やっと陽が傾き始めた。
地平線には厚い雲があり、それまではなんとか夕陽も楽しめそうだ。



彼のガイドさんとも色々とおしゃべりさせていただいた。
私が今夜食べに行こうとしていた定食屋さんはかなりオススメだそうだ。
「よく知ってますね~」と言われたが、もちろんガイドブックでの情報…さすが歩き方。

名残惜しいが、危険を冒すわけにも行かず「混雑する前にそろそろ降りたほうがいい」とのガイドさんの言葉に、彼が一緒に登山口まで下山してくれた。
心細かったので助かったなぁ~感謝です!



あんなに人がいたのに、ハイさんはすぐに目の前に現れてくれた。
今朝の不安が嘘のようだ。

「どうだった?」
「とても美しかったよ!」
「今日は良い天気で見やすかったと思うよ、ラッキーだね」と言ってくれた。

長い1日だった…。
宿までの道すがら、多くのカンボジア人たちが環濠の周りでピクニックをしていた。
涼むには最高だ。
ちっちゃな屋台も出現してた。

そんな過ごし方もいいなぁ~と思いつつ、早くシャワーを浴びたいという思いのが強かった。
最後に見た夕陽には心が癒された…なんだか良い事がありそうな予感!
だけど、旅の終わりが見え始めて、なんとなく複雑な気分になったな…。

カンボジア…光と陰(17)

2013-06-04 | 旅-ベトナム・カンボジア
とうとう、6月になりました。
あっという間に時間だけが過ぎていきますねぇ。
これから、楽しめるのはホタルにアジサイ♪

河津菖蒲園はいかがでしょうか?

期間:2013年5月1日~6月15日
時間:9:00~16:00
料金:大人300円・小中学生100円(団体10名様以上1割引)
住所:静岡県賀茂郡河津町田中12-1






6月2日手むすびの市に出店させていただきました。
たくさんの人にご来場いただき感謝です。
おかげさまでデリBOXは早めの完売となりました。
ありがとうございました!
(ご用意できなかったお客様には大変ご迷惑をおかけしました…次回もよろしくお願いいたします)

***

アンコールで出会ったYくんが今度バンコクで就労することになった。
うむ、近いうちにバンコク行かなくちゃと心の中では楽しみにしているが…実現できるといいなぁ。
Yくん!そのときはよろしくです!




経蔵の周りにはたくさんの石が積まれていた。。。
それを遠くの観光客も写真に撮ってたのを見て、視点が同じで嬉しくなった。

アンコールワットの見所は回廊のレリーフがとにかく有名…しかし、ぐる~~~っと凄い広さだな。
あれだけの人がいたはずなのに、回廊にいるのは私…もしくはもう1組って感じで、皆さんどこに行ってしまったのかしら?



一つ一つの彫刻はとにかく精巧で表現力がまた素晴らしい!
それが壁一面に描かれるのだから…すごい世界観だ。



壁に描かれるストーリーを理解すると感激もひとしお♪
しかし、時間は永遠にあるわけではないので歩きながら、時たま近づきながら回廊を歩き続ける。
最後にもう一度ゆっくりと十字架回廊を見て回る。
ここには以前塗られていた色彩がわずかに残る部分があるのだ。
きっと美しい寺院だったのだろうなぁとなんとなく想像ができる。



ある壁の近くでおじさんが胸を叩いていた。
その音に反響してなのか、物凄い音が返ってくる。

「君もやってみて!」と声をかけてくれた。
けっこうな力で胸をグーで叩くと壁から音が返ってくる!
どんな仕組みなのかな?
おじさんにありがとう!と言ってそこを立ち去ったが、ここでもチップだったのかな?
でも、要求されなかったな。

あっという間に4時近くになってしまった。
あとは水に映りこむアンコールワットをみたくて、池の淵まで歩いてみる。



さすがに乾季なだけに水が少ないが、わずかに残る水面にバッチリ映っていた。
近くの露店でコーラを買ってあっという間に飲み干した。
この遺跡めぐりは水分必至!気が付けば脱水症状になりかねない危険がある。

環濠を渡ると子供たちが泳いでいるのが見えた。
気持ち良さそうだなぁ。



あとで知ったのだが、カンボジアの人が遺跡にはいるのは無料だそうだ。
どうりで環濠の周りにはピクニックをしている人が多くいたわけだ。
素敵な公園で夕涼みかぁ~羨ましい!

お!ハイさんが手を振ってるよ。
「お待たせ~じゃぁ、最後のプノンバケン行きますか!」