明日は多くの人が車でお出かけすると思います。
渋滞はもちろんですが、雨・雪の予報なのでスリップなどに注意して運転してくださいね。
伊豆ではほとんど雪は降りませんが、天城峠や伊豆高原あたりでは雪が積もることも多いのでくれぐれもお気をつけて!
モロッコ旅行では逆に食べる機会が少なかったクスクス。
ヨーロッパに滞在するときには必ずと言っていいほどお世話になることが多いのがクスクスのサラダ。
スーパーにはパックに入ったオリエンタルサラダ(クスクスサラダ)やにんじんのサラダ、豆のサラダなどたくさん売られています。
↑ちなみにこれはパリのカルフール
小さいパスタの欠片は腹持ちもよく、さっぱりいただけるので大好物の一品です。
野菜不足になりがちな旅先ではコレをお弁当に出かけることもありました。
モロッコのスーパーで買ってきたクスクスはかなり安いものでしたがとても美味しく頂いています。
さて旅日記もそろそろ終盤にさしかかりました。
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エルフードから広大な乾燥地帯を走る、走る。
途中見学に寄ったのは生きるために必要な水を確保するための井戸。
10mほど掘ったところに水脈があり、横穴を伸ばし長いものでは数十キロもの井戸水路があるという。
乾燥地帯では水の蒸発を防ぐ為に地下に水路を作る賢い設備。
竪穴を点々と掘ってある為、ぽこぽこと小さな山があるように見える景色が珍しいのだ。
カナートという名はアラビア語で、モロッコではハッターラというらしい。
古代文明から伝わるこの井戸…昔の人ってほんとに賢いわ。
こんな埃っぽい道をなぜか自転車が走っている!!!
不思議とたまに出会うのだが、旅行者なのか?地元の人なのか?
これがいつもの個人旅行であれば、
「あなたはどこへ行くのですか?」と、つい聞いてみたくなるところだ。
山の斜面にはところどころ文字でなにやら刻まれているのだが、もちろん読めない。。。
「神」「国王」「国民」というような言葉だそう。
途中通り抜けた小さな村の商店。
肉が1個ぶら下がった肉屋。
まるで紙ふぶきのようだったゴミの嵐。
吹き溜まりにはカラフルなゴミの川が出来ていた。
ワルザザードまでの道は「カスバ街道」と名が付いているが、その名の通り多くのカスバの跡をたくさん見る事ができる。
ちなみにカスバとは、要塞、砦、城郭のことで地域によってさまざまな形態がある。
この要塞化された村=カスバには司令官たちが住んだといわれている。
もうひとつクサルというのもあるが、ここには司令官だけでなく複数の家族が住む村のことを言うんだとか。
乾燥した大地に流れる川…そして突然現れるオアシスと日干しレンガの造りの村。
なかなか見ることの出来ない景色に釘付け。
学校の休み時間かな?
土管で遊ぶ子供たち…まるでドラえもんの世界。
気が付くと道幅が狭くなっていた。
両脇には切りだった岩がそびえ、これはクライマーにはたまらない壁だろう。
美しい水がゆったりと流れ、とうとうトドラ峡谷にたどり着いた。
口をぽか~んと開け思わず、
「凄い景色だなぁ~」
モロッコはどこもかしこも凄すぎて悲しくなるほど同じ様な感想しか出てこない。
このトドラ峡谷でランチを頂く。
岩山に埋もれたようにあるこのレストラン…中は素敵な内装だった。
ハリラにパン、タジンコフタ(肉団子)、オレンジ(まるまる1個)とナツメヤシのデザート。
シンプルなモロッコらしいご飯だった。
食後は少しだけ時間をもらうことができたので、写真を撮ってみる。
が!この迫力ある景色がぜんぜん巧く撮れない。
川の中を4WDの車が行く。
天気が良かったので、もっとのんびり過ごしたかったなぁ~。
ワルザザードまでまだまだあるようだ。
途中のお土産屋さんでピアスを買ってみた。
小さいファティマの手(女王の手)、ラッキーなことがありますように!
ムハンマドの娘(ファーティマ)は慈悲深き人、幸福と魔よけの意味がある。
そこで見る事が出来たカスバと広場でサッカーをする子供たち。
そして、雪をかぶった美しい山々♪
まだ明るいうちにホテルへ到着。
朝早くから長い長い1日だった…というより、移動している1日だったな。
ホテルの中庭には素敵なプール!
入れる季節に来てみたいものだ。
夕食は相変らずモロッコのビールとともに、ハリラ、サラダ、パン、パスタ、タジンもあった。
夕食後は初めてホテルの外へ散策しに行ってみた。
何も無いよ!と言われるも歩けば見つかる商店たち。
お土産屋の連なる通りにはモロッコらしい陶器やランプがたくさん置いてあった。
交渉してランプを1個購入。
今では店の中で素敵な香りとともに癒される道具となった。
モロッコ観光はあと1日で終る。
なんだかちょっと淋しい。