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初・大島上陸!

2016-03-25 | 旅(国内)
今年は13年ぶりに稲取-大島航路が椿まつり期間中復活しました。
当初予定していた1.5倍もの人が利用利したそうです。

河津桜祭りが終わり、1か月ぶりの定休日にさっそく行ってみることにしました。





可愛らしいピンクの高速船に乗船すると、定刻に出発しました。
高速船の残念なところは、甲板に出ることができず窓も開きません。

ガラス越しみる景色はなんだか不思議な感じがしました。
天城山から大室山越しの富士山は絶景!
海からみるとこんな風に見えるんだなぁ~。



あっという間に大島、岡田港に到着到しました。
予約していたレンタカーをピックアップして、三原山へ向かいます。
今回の目的は三原山へ登ること!
目の前目に現れた三原山三は随分と遠く感じます。



天気にも恵まれ楽しくハイキング気分です。

約45分かけてゆっくり頂上へ到着!
溶岩の流れや噴石除けのドームなどを見ると、御嶽山の噴火を思い出します。



頂上からの眺めにゴジラ岩という写真スポットがありました。

隣に並ぶ利島の近いこと近いこと。



お鉢巡りをしたかったけれど、時間の関係上今回は断念…。

お昼は予約していた食堂で明日葉の天ぷらを追加して「べっこう丼」や「くさや定食」をいただきました。
くさやの独特な香りは苦手な人多いといいますが、私はこれで一杯やりたくなりました。







あまりにも美味しかったので、となりのくさや専門店でお土産に購入しました。


お腹も満足し車に乗り込みもう一つの目的「断層」を見がてらぐるっと大島を一周します。



いや~これは凄かった!
ずっと続く断層面にびっくりしました。



途中で発見した「筆島」…この小さな岩の塊が噴火してできた島の残りだとは説明板を読まない限りわからないですね。
まさに大島はジオパークそのものです。

まだ時間が少しあったので、大島公園によって動物を見てきました。



ワオキツネザルやレッサーパンダの可愛い姿を撮りたいところでしたが、これがなかなか難しい。
仕方がないのでロバ撮りました(笑)

レンタカーにガソリンを入れて(あまりに高額でびっくり!)、稲取までの船を待ちます。



なんと、クジラ囲まれて少し遅れて到着でした。


初めての大島でしたがとても楽しく過ごすことができました。
次回は1泊してゆっくり過ごしたいものです。



四国へ(10)

2011-11-06 | 旅(国内)
朝から洗濯・掃除・布団干しと家事をこなしていると、雨の降りそうな空に…。
雨が降る前に花の終わった「キンモクセイ」の剪定をしたい。
枝バサミと鋸を用意し、大きくなった枝をまずはベランダから落とし始める。
手が届かなくなると、柵を乗り越え屋根に乗りバサバサと切っていく。
おおかた上部の剪定を終えると、今度は庭から木に登り隣のうちにかかってしまっている枝を鋸で切る。
形を整えて、落ちた枝をさらに短くしてゴミ袋に詰める。
(すっかり汗だくになってしまった)
それにしても11月だというのに蚊が多い。

***

つづき。


せっかくなので朝一番で温泉に入る。
今日も暑くなりそうだ…。

チェックアウトして、朝食を食べに「こんぴらうどん」へ向かう。
工場ということで、8時前には営業しているらしい。
住宅地にあるため、地元の人に聞きながら見つける事ができた。



130円・150円…驚きの値段だった。
メニューは2つだけ。
あとはちくわの天ぷらか生卵のトッピング。

地元で働く男達が何人もうどんを食べていた。
おばちゃんに「何にしますか?」といわれて、「しょうゆに卵お願いします」と頼む。
「味が足りなかったらしょうゆ掛けてね」とあっという間に出てきた。



いやぁ~さぬきはほんとにうどんが美味い。
歯ごたえのあるものが好きな私にはたまらないコシの強さ。
卵をくずしてかき混ぜると…まろやかな味になってうどんに絡まり病みつきになる。
大満足の朝食だった。

今日は高松まで戻って、「坊ちゃんエクスプレス」というバスで愛媛・松山へ移動する予定。
昨日の夜、ビールを飲みながら突然丸亀に行ってみたくなった。
ので、途中下車の旅。



琴電よりも少し立派なJR琴平駅。
コーヒーを買って列車に乗る。
途中乗り換えの駅でおばちゃん2人に話しかけられる。
私が読んでいた文庫本に向かって「いいねぇ~ちっちゃい文字が見えて」とおっしゃった。
仲の良さそうなお二人はこれから高松に行って「日野原重明」先生の講演を聴きに行くそうだ。
香川弁の心地よい響きに嬉しくなった。



丸亀駅は立派だった。
荷物もあるし、とりあえず観光協会に立ち寄ってみることにした。
対応していただいたお姉さんにまずは…、
「町の地図はありますか?」と聞く。
すると、
「どこに行かれますか?」と聞いてくれる。
これはチャンスとばかりに、
「ちょっと相談させていただいても良いですか?
 実は今日中に松山まで行きたいので、夕方には高松に着かなければなりません」
「どうやって松山に行きますか?」とさらに聞いてくれる。
「電車よりもバスのがいいですよね?」
「そうですね~」といいながらバスの時刻を見てくれて、「ではこのバスに乗るとして…計画立てますか」と言ってくれた。
テーブルの上に、地図を広げ、市内のバスの時刻表片手に「じゃぁ一緒に考えましょう!」と気合を入れてくれる。
私は「どうしても行きたいのが、現代美術館と平井美術館、できれば丸亀城とうどんも食べたいです」

すると、ぶつぶつ独り言をいながら、「あぁこれじゃぁ無駄だなぁ~」とか「これだと間に合わないし」と色々考えてくれているようだった。

・・・

突然、「自転車乗れますか?」と聞かれ、
「乗れますよ~というか、自転車乗りたいです」と言うと…、
「よし、ではこれで行きましょう!いいですか?!よく聞いてくださいね」と、その計画を話してくれた。

向かい側にレンタサイクルがあります、ここで自転車を借りてください。
ちなみに500円ですが、返却すると300円戻ってきます。
それから、コインロッカーは高いので、ここで預けると1個100円なのでお得です。
自転車を借りたら(といいながら地図にマーカーで線を付けてくれる)、こう行ってこう行き丸亀城の駐輪場に自転車止めて、城内を散策し、お土産屋に寄って「丸亀団扇」の製作を見学してみてください。何も買わなくていいですよ。団扇の製作工程を見ていただきたいんです。
天守閣まで行って(といいながら、割引券を手渡してくれる)丸亀~瀬戸内海の景色も見てください。

さらに自転車に乗って、こう行ってこう行くと平井美術館に行きます。
まぁちょっと遠いですが、道は分かりやすいので大丈夫です。

私が「ここは商店街ですが自転車は通れますか?」と聞くと、
「そうですね、でも人もあまりいないし、他だと遠回りになるので突っ切っちゃいましょう」

この辺でお腹が空いたらこのうどん屋で、この辺りだとこのうどん屋がお勧めです。

同じ道を戻って自転車だけを返却して、最後に現代美術館で時間を調整して、荷物を受け取るというのが良いと思います。
あぁ、美術館の前に「きままや」さんというお店があるので、ここで前売り券を買ってくださいね。

・・・


いやぁ~もう感激なんてもんじゃなかったな。
こんなに自分の町を愛して、旅する人を心地よくしてくれる観光案内は初めて。

「本当に助かりました!ありがとうございます!」と挨拶をして出ようとすると、外まで一緒に出てきてくれて「あそこがレンタサイクルですから…楽しんできてくださいね!」と最後まで親切だった。

この出会いで、私の旅は何倍にも楽しくなった。


さっそく、レンタサイクルを借りると…、
「これからどこ行く?」と聞かれ、「丸亀城です」というと、
おっちゃんが、「この道をま~っすぐ行って、郵便局を左な」…ほんとにみんな優しい。

身軽になって、しまなみ海道とはいかないがサイクリングを楽しむことにした。




四国へ(9)

2011-11-05 | 旅(国内)
せっかくのお休みもここのところ生憎の空模様が多いですね…。
文化の日は久しぶりに亀戸での法事に参加し、毎度おなじみ亀戸大根専門店にて食事をしてきました。
…大根のババロアのデザートだけは何とかならないものなのだろうか?

お寺から生えてるように見えるスカイツリー!
一度は展望台に登ってみたいものです。


***


滞っている四国旅…もう少しお付き合いくださいませ。

こんぴらさんを後にして、少し町中を散策してみることにした。
どうしても見たかった木造の橋「鞘橋」は現在渡る事は出来ないが、神事の際には開放されるらしい。
それにしても凄い迫力!



翌日行った丸亀でたくさんお話をしていただいたマダムによれば、特に金刀比羅宮大祭の御神輿の渡御は必見だそうだ。
なので、琴平に行くのは10月がベストだと思われる。

町のあちこちで見かける古い看板…、酒屋・米屋・茶屋などなかなか風情がある。
「塩」や「タバコ」の古い看板を今でも掲げている商店は結構見かける。



今でこそ、コンビニ・スーパー・ドラッグストアでさえ何でも手に入る物が多いが、昔は専売特許だったのに…小さな小売店が生き延びるのは至難の業だ。

旅館に戻ってお部屋に案内してもらう。
さすがに観光客も少ない時期とあってか、別館指定だったのが本館のそれもかなり広いお部屋に通していただいた。
1人ではもったいないほど。

まずはお茶とお菓子を頂きながら一息ついていると…ニュースで流れる「台風情報」に衝撃が走る。
今いるこの四国~紀伊半島が台風の通り道となっていた。
明日は愛媛に移動する予定…そして3日後には「自転車でしまなみ街道サイクリング」という計画。
ちょうど通過中になりそうな予報だった。

さすがにサイクリングは無謀だと思い、さっそく計画を修正することにした。
携帯片手にネットでキャンセルできるものはして、ホテルや旅館は電話でキャンセルをした。
とりあえず、キャンセルしたのはいいが、帰りの足を予約するのに一苦労…。
ちょうど3連休と重なって、東京方面へ旅行に出る人も多いようだった。
連休の最終日に1席だけ見つけた夜行バス…即予約してなんとか帰れることになりホッと一安心。

台風は特に、飛行機や新幹線は要注意なのでバスが一番安心な気がする。

1時間強かかった予定変更も無事に終わり、気持ち的に一杯飲みたくなってお風呂にも入らず夕食に出ることにした。
このあたりの名物「骨付鳥」を食べたくて居酒屋に入る。
まずはビールときゅうり漬などを頼み、メニューにあった「郷土料理!」という文字に惹かれ「しょうゆ豆」を注文。



このお豆(ソラマメ)がしょっぱいのなんのって…。
味の濃いのが少々苦手は私には1つずつ食べるのが精一杯。
結構な量があって、結局お持ち帰りさせてもらいました。
そして念願の「骨付鳥」!
直接オーブンに入れてるため、お皿はかなり熱くて危険。
一緒に出てきた生キャベツと一緒に頂く。
ごはんも注文した。



お肉は柔らかくジューシーで中まで染みたスパイシーな味に大満足!
できればおやどりも食べてみたかったが、1本食べるだけでもお腹いっぱいに…。

満腹で宿まで戻り、部屋に入ると御布団が敷かれていた。
この値段でこのサービス…いいんだろうか?
ゆっくり温泉に浸かって疲れを癒す。
時間交代制の屋上の露天風呂にもちょうど入れて、誰も居ない真っ暗な屋上で怪しい声と共に過ごした。
あとから旅館の人に聞いたら、鳥が遊びにくるようでその鳴声だとか…。
いったいどんな鳥だったのか?かなり不思議な鳴声だった。

滞在中、天気がもってくれることを祈りながらふかふかの布団で眠りについた。








四国へ(8)

2011-10-25 | 旅(国内)
とても長く感じる2週間…。
職場や大学ではかなり風邪が流行していますが、睡眠時間が減ってくると免疫力も低下するので気をつけて生活しなければなりません。
週末は英語の学習会に参加する事ができず、残念ながらダウンしてしまいました。
ちょっと自信がない今回の冬シーズン、まずは今月…何とか頑張りたいと思っています。

そんな中、楽しいのは友人たちとの会食です。
先日も久しぶりに懐かしの六本木で楽しく過ごさせていただきました。



遠ざかっているクリエイティブな世界…いやぁ~皆さん頑張っててとにかく充実じている様子が良く分かります。
よくよく考えたら出会って15年ほど経っているんですねぇ。
誘っていただける私は本当に幸せ者です♪
ありがとうございました!



***


少しずつしか更新できない旅日記…琴平を写真をメインに紹介します。


暑い1日になった金刀比羅宮参拝、石段を少しずつ登っていく度に汗が吹き出てくる。



石段両脇にはたくさんのお土産屋が並び覗いてみたくなるが、まだまだ先は長い。
日本一といわれるこの参道も閑散として、平日のためかシャッターを下ろした店も多い。



途中で見かけた籠屋さん…これに乗って行く人も昔は多かったんだろうなぁ~この日は1人も見かけることは無かった。(当然かなり値段が高い)



そして「こんぴら狛」の存在は有名だが、お守りやおみくじなどなかなか可愛いのでお土産に買う人も多いみたい。



途中にいたお馬さん♪♪♪
子どもに大人気!



最後の長い階段を登り切ると…!



凄い迫力の「旭社」…森の石松も間違えるはずだわ。

あと少し!

おぉ~!着いた!785段!
ここまで来るのにすでに大汗…だけど、この景色に・・・・!



お参りは帰りにするとして、これからが本番!
まだまだ奥社までは遠い道のり。



日の当らない場所を歩いているのに、汗が止まらない。
さすがの若者たちも汗だくでひぃひぃ言ってる。
下りで出会った年配の方達は、この階段を見ただけで無言に…。
思わず…「ここをグッと登って、右にグッとあがって、最後にグッとあがれば着きますよ!」と声をかけたけど…やっぱり長いかも、でも「グッ!グッ!グッ!ね!よし頑張ろう!」とおっしゃってくれました。



着きました!1368段!
こじんまりした奥社にもちゃんと人がいて、御札やお守りなどが置いてあった。
まずはお参りを…。
そしてこの景色!



ちょっとだけひとやすみして…すぐに下りはじめ、御本宮でゆっくり見学。



海でお仕事をする人には欠かせないこの神様。
世界中から参拝にきているみたい。



そして…お楽しみの「神椿」は資生堂パーラーが提供するカフェ。



ちょうど500段目にあって、休憩するのには最高の場所だ。
運動したからと言い訳しながら、パフェを注文。



美しい♪
かなり和風なパフェでまったり気分…あぁ幸せ。

ここで流されている映像がまたちょうど琴平の歴史について教えてくれた。
かなりじっくりのんびり勉強させていただく。

帰りに大門前で「五人百姓」から加美代飴をお土産に購入。



中には小さな金槌が入っていて、コンコンッとべっこう飴を割っていただく楽しい仕掛け。




一生に一度はこんぴらさん♪

って、また行きたいなぁ~。


四国へ(7)

2011-10-10 | 旅(国内)
昨夜は雨が降っていましたが、3連休の最終日も秋晴れの1日になりました。
体育の日で運動したい気分になりますね!


***


四国旅のつづき。


高松で迎えた2日目…今日も暑くなりそうな予感。
朝一で中央公園をお散歩しつつ、向かったのは「高松市美術館」で今回はダリとシュルレアリスムの常設展を見たくて行ってみることに。

残念ながらダリの作品は2点のみで、ほかのアーティスト(アンドレ・ブルトン、マックス・エルンスト、マン・レイ、ミロ)の作品がたくさんあった。
数日後であれば、ロートレアモンの詩集「マルドロールの詩」(ダリの版画作品が挿絵)の展示があったそう…残念!
日本にも何冊か所蔵している美術館があるが、ほとんど常設展示はないのでなかなかチャンスはない。(広島美術館にもあったとは思うが、常設していないようだった)

それでもシュルレアリスムの作品は見ているだけで想像力をかきたてられる。

あわせて展示してあった、「磯井如真の技と美」はまた見事であった。
日本の伝統美と技術は世界に誇るべきものであると見惚れてしまった。

美術館内の展示室の一部で市民の作品展覧会が行なわれていた。
こちらがまた面白かった!
前衛的な作品がほとんどで、ちょっと嬉しくなった。



そんなに広くないので、サクッと観てから琴電瓦町駅へ向かった。
午後は、琴平まで行って金刀比羅宮(ことひらぐう)の奥社(1368段)まで参拝チャレンジ!



可愛い黄色い琴電に乗って1時間ほどで琴平に到着。
駅横にある高さ27mもある日本一の燈籠は6年の歳月を費やして1860年に完成したそうだ。
内部の壁は江戸の人々の落書きで埋まっているとあったので、覗いてみたかったのだが残念ながら工事中だった。



川を渡って(この橋も工事をしていて、昔懐かしい景色になるらしい)閑散とした商店街を歩いていくと、今夜の宿の前を通ったので、チェックインとバックパックを預けることができた。

歴史ある参道にはたくさんのお土産屋がならび、中でもこの古い建物に興味津々。
写真を撮っていると、中からおばあちゃんが出てきて…
「おねえさん、お昼はもう食べた?参拝するのに1時間半はかかるよ、お腹空いちゃうよ」と言われ、ついつい古びた店内へ…。



こちらの虎屋そば…もともと創業三百数十年という老舗旅館で、かつては皇室御用達の宿らしく店内に写真が飾ってあったな。
ちなみに寅さんでもロケ場所としても使われたんだとか。
今では蕎麦屋となって数十年…私の隣にいたおばさま3人は地元の方だそうで、お1人は「私はうどんよりも蕎麦が好きで、いつもここに食べに来るのよ」とおっしゃっていた。
もちろん、うどんも食べられる。

入口番台のようなところで祖谷(いや)そば(450円)を注文してみる。
祖谷そばは徳島県祖谷地方でとれる蕎麦粉をつなぎをほとんど使わずに作る素朴な蕎麦だ。
それが、ここ香川で食べられるなんて…昔、お客の注文で日本一美味い蕎麦を食べたいという要望に応えて蕎麦屋になったことだけのことはある。



シンプルなざるでいただいたが、蕎麦の香りが強く、ダシも濃い目…とても美味しかった!

それにしてもこの旅館を廃業してしまったのがとても残念だ。
腹ごなしも済んだことだしそろそろ…。

いざ1段目から!
(先は長い…)


四国へ(6)

2011-10-06 | 旅(国内)
四国の旅…意外と書くのに時間がかかってます。
今日は直島の最終回。

南寺での体験ですが、人によっては目が慣れず、ずっと暗闇のままの人もいるようです。
(個人差があるので、不安な方は案内係りの人に聞いてみてくださいね)


***

南寺を後にして、坂道後ぐるっとあがっていく。
…直島八幡神社でお参りをして、そのすぐそばにある護王神社は家プロジェクトの作品だ。



江戸時代から祀られる神社の改築の際に、新たな社殿を杉本博司が設計したもの。
プロジェクト第4弾の作品。
本殿と石室とはガラスの階段で結ばれ、地下と地上とを一体化しているらしいが…残念ながら非公開。
地上に出ているガラスの階段を見ていると、清き尊いものというよりは「冷たくて美味しそう!」と見えてしまった。この暑さで美より食い気が勝っている自分がいた。

町の中をみるとあちこちにアートらしきものを発見する事が出来る。
たとえば…



壁にチューブのようなもので描かれた作品。
ほかにも大きなものがこの江戸時代から残る石積み水路脇にあった。



家プロジェクトの第1弾である角屋は築200年の家屋を、焼板、漆喰、本瓦を使用し山本忠司が復元したもの。
薄暗い屋内では靴を脱ぎ、作品の周りを歩いて見る事ができる。
宮島達男の3つの作品はどれも特徴的。



デジタル数字で表される時の流れ…人によって感じ方が色々だと思われる。
浅く水が張られた底にはカラフルなLEDでそれぞれの点滅感覚の違うデジタルカウンターが設置されている。
「シー・オブ・タイム」(「Sea of Time '98」)- この作品の制作には町の人々も参加しているそうだ。

古い建物を利用した作品が多く、この後も…
明治時代に製塩業で栄えた石橋家住宅を利用した「石橋」という作品では若いガイドの人が一生懸命説明してくれた。
家の作りをそのまま利用した滝~水の流れる様子など、こちらの作品も靴を脱いで歩いて鑑賞する。

碁を打つ場所として島民が集まっていたことから付けられた「碁会所」は須田悦弘により、建物全体を作品空間として制作・復元された。
お庭も含めて日本の美を感じる事ができる空間だった。



そして、極めつけは「はいしゃ」だ。
かつて実際に歯科医院兼住居であった建物を、大竹伸朗が作品化したもの。
こちらの作品もスリッパに履き替えての鑑賞になる。
でっかい自由の女神が印象的。
屋内を見終わってお礼を言いつつ帰ろうとしたら、ガイドさんが建物の外をぐるっと回れるので写真を撮ると面白いよ!と教えてくれた。(首からぶら下げたでっかいカメラが目に入ったのかな?)

直島ではたくさん写真を撮って、面白い部分を沢山発見する事が出来たが…きりがないのであえてここには載せないでおこう。
だってこれから見に行く人がいたら楽しめないもの。

普通のお宅にかかるのれんが良かった♪
日本家屋ならでは…やりたけれど、今のおうちにはちょっと不向き。
いいなぁ~憧れちゃう。



暑い中歩き回って、なんとか高松行きフェリーにも間に合いそう…ということが分かり、思い切って少し外れにある島一番といわれるうどん屋に行ってみる事にした。

バスでまずは宮浦港まで戻り、そこから歩いて20分以上かなぁ。
坂道を登るとCO-OPがある。
その横にあるのが「山本うどん店」だ。

実はバスに乗る前に地元のママさんに声をかけ、食事について色々と伺ってみた。
食べるならこの本村地区のがお店たくさんあるので良いとのこと。
たしかにカフェや食堂がいくつかある。
「お勧めは?」と聞くと…「・・・う~んん」とちょっと言いにくそう。
うどんを食べに行きたい旨を話してみると、「あぁ!山本うどんなら間違いなく美味しいよ」と太鼓判。
こりゃ行くしかないとすぐに電話をしてみた。
(というのも、うどん玉がないと閉店しちゃうので)
電話に出た女性に「まだうどん食べられますか?」と聞くと、しばらくして「大丈夫だよ!1人?何時ごろ?」と聞いてくれた。

美味しいものが食べられるとなると結構頑張れる。
暖簾をくぐるとカウンターに1人、椅子に2人お客さんがいた。
何にしようか迷って…ざるかぶっかけか…でも「肉うどんお願いします」と言ってた。
暑いのになぁ~。
目の前のカウンターにはおにぎりやいなりが並んでて、「このいなりもください」と追加注文。
まずは、いなりを食べながらお茶で一息。
ご飯の硬さや酢の加減などとても美味しい。

そして出てきた肉うどん!



少し甘めのダシにうどんは腰があってしっかりした歯ごたえ。
牛肉もたっぷり柔らかく煮込まれてた。
少し甘めで疲れも取れるありがたさ。

お腹いっぱい♪あぁ~生き返る。

■山本うどん店
 087-892-4072
 10:00~16:30
 日曜定休日

となりの生協でりんごなどを買い込み、宮浦港までの道は足取りも軽くなってた。



そうそう、黄色いかぼちゃはオブジェだけど、赤いかぼちゃはかなり大きくて中に入れる。
色もついてて可愛い(赤いパンツはでっかい白人のおっちゃんの脚)。

友人への絵葉書を書きながら、フェリーを待つ。
旅先からの便りはちょっとしたお土産代わり。
1日たっぷり楽しんで、今夜は熟睡できそうだ。
(ほとんどここ数日寝てないし)

フェリーに乗り込むと陽も傾き、だんだん空も海もオレンジ色に染まっていった。



高松までは1時間…のんびり船旅もいいものだ。


四国へ(5)

2011-10-05 | 旅(国内)
なんだか久しぶりの雨…これくらいの雨量だと助かりますね。
それにしても肌寒い、薄いトレンチコートでは物足りないかも。

先日仕事関係で泉岳寺まで行ってきたのですが、初めて境内に入ってみました。
外国人観光客の姿もあり、さすがに歴史のあるお寺は違いますね。



境内には「首洗い井戸」がいまでもあり、吉良上野介の首をこの井戸水で洗い、主君の墓前に供えたそうです。
もちろん赤穂浪士のお墓にもお参りしてきました。

それにしてもこの辺りを含めて三田、麻布、赤坂は坂道が多いです。
今回はこんな坂道を歩いてみましたよ。





秋はどこを歩いていても、気持ちの良いものです。


***
(四国へ(4)つづき)

古い町並みを眺めながら、家プロジェクト1軒目「南寺」に行ってみた。
前方から歩いてくるおば様方から聞こえてくるのは、
「なんなのあれ!お寺というから屏風とか襖絵とかを楽しみにしてたのにがっかりだわ」
という声。

この家プロジェクトの本来の目的を理解しないままに、鑑賞されたようだった。
たしかに名前は「南寺」だが、ただ単にお寺のあった場所に建てたというだけのこと。

現代美術を鑑賞する場合、枠に囚われてたら楽しめないだろうに…もったない。

この作品は建築家・安藤忠雄とジェームズ・タレルのコラボレーションで制作された。
私はなんの予備知識もないままにシンプルな建造物横の列に並んだ。



案内係りの人から渡された説明書を読みながら、15分の入れ替え制の順番を待つ。
5分前になると口頭での説明を受ける。

一回に入場できるのは16人。
左右の入口から半分ずつ入るのだが、それぞれ左右の手のひらを壁に付けたまま進みベンチに座る…それまでずっと真っ黒な闇の中を進むのだ。

何も見えない中、なんとかベンチに座る。
不思議と中にいる案内係の人は「はいもう少し詰めて座ってください」などと、まるですべてか見えているかのようだ。

「目が慣れてくるまで5分ほどそのまま座っていてください…しばらくすると目の前に白いスクリーンのようなものが見えてきます」

無言のまま、静かな空間に不安の空気が漂う。

4分ほど経った頃か?不思議と白くぼんやりしたものが見えてきた。

「そろそろ見えてきましたか?」
「それでは、何があるのか実際に見に行ってみましょう。そのまま立って前へ歩いてみてください」

といわれても、かなり怖い。

自然と手が前に出る。
10メートルほど歩くと、底なしに見える空間が広がっていた。

とにかく、不思議体験!

「皆さんが入ってきたときから、この空間は存在してました。明かるさも変わらないんですよ」

「え~!」というそれぞれの驚きの声。

「慣れてきたと思うので、振り返ってみてください」

すると周りにいる人々や自分達の座っていたベンチまでしっかり目視することが出来るではないか。


「人間の視覚というのはとても優れています。わずかな光を捕らえられるようになるんです」
このタレルというアーティストの光を介したアートを実際に体験しながら鑑賞できる優れた作品だということだった。

ぜひ、実際に行って体験していただきたい。

わずかな光源で浮かんだ白い空間には特殊塗料が塗られ、奥行きも底も限りなくあるように見える。
明・暗・無・寺・空間・光…精神性の強い作品。
う~む…アートは奥深いものだ。

四国へ(4)

2011-10-04 | 旅(国内)
秋バラの季節がやってきました♪
今日のような爽やかな日は庭園でのんびりランチして過ごせたら最高だろうなぁ。

ぜひ、バガテル公園で秋を感じてくださいね。

HPをチェックしたら、なんと専務取締役を一般公募していました。
年俸は700万円…興味ある方ポチッとしてみてくださいませ→HP


***


美術館を出ると、強い日差しに肌がジリジリする。
屋外展示を見るにはやはり歩くしかないんだけど…裸足で芝生の上や砂浜を歩くのもとても楽しかった。
何点かの作品を見ていくうちに、草間彌生の黄色いかぼちゃが見えてきた。
やはり多くの人が作品に触れて、記念写真をたくさん撮っている。
愛されてるんだなぁ~。



海沿いの道にはおしゃれなレストランもあって、入口付近にはいくつも自転車がとまっていた。
なんともスローな時間が流れている。

気がつけば、つつじ荘のバス停まで歩いていた。

ほどなくバスがやってきて乗り込むと、冷房の効いた車内に睡魔が襲ってきた。
どうしても見てみたかった家プロジェクトを見て回るため、農協前で下車。

本村ラウンジ&アーカイブにてチケットを購入…涼しい室内の革張りソファーに座り、おしゃれなラフランスのラムネを頂いた。



…ビー玉の音がなんとも郷愁をそそる。

ひとやすみしたら、ここ本村地区に点在している古い家屋を買い上げて、空間そのものをアーティストが作品にしている家々を見て回ろう。

それぞれの距離はそうないはずなのに、この暑さでとても遠く感じてしまう。
それでもこの地区の一般の家々を見るのが、その辛さを軽減してくれていた。



古い家の間の細い道たち…そこには島民の日常がある。
観光、芸術、日常が混在するこの地区は独特な雰囲気がある。
それぞれのお宅でもどこかアーティスティックに感じるのは私だけではないだろう。




なかでも一番、楽しみにしている「南寺」へ向かった。






四国へ(3)

2011-10-03 | 旅(国内)
直島はとても魅力のある島である。
というのも、わずか3000人ほどの人口にもかかわらず世界中から注目を集めるのは単なるアートの島というだけでなく、三菱マテリアル製錬所を中心とした産業廃棄に関する問題やリサイクルの問題を、多くの人に広く公開し町全体で循環系社会を構築し風評被害防止策を含めて参考にするべき点が多いことや、農業に向かない土地柄から、歴史的には漁業や水軍(海賊)などを収入源とし、現在では観光業で成功している数少ない地方自治であるからではないだろうか。

今回は、わずか1日の滞在のため観光(おもにアートについて)で楽しむことが精一杯だったが、ぜひ次回は点在する島を含めて幅広く楽しんでみたいと思った。

***

足裏から響くエンジン音とともに、フェリーは穏やかな瀬戸内海に浮かぶ島の合間を進み、あっという間に直島(宮浦港)に到着した。



まずは、カフェやお土産屋さんを併設する「海の駅なおしま」へ。
観光協会もあるので、ここで島の地図やバスの時刻表などを頂き、荷物をコインロッカーに預ける。

目の前には芝生が広がり、草間彌生の作品が多くの人に囲まれてそこに存在していた。



…このドットは一度見たら忘れられない。
幼き頃、統合失調症で苦労しその身を守る表現として現れたものだといわれているが、どこで見ても彼女の作品だとひと目で分かる特徴になっている。
これがたまたまだと思うが、慶應通信の9月号の表紙にも使われていた。

島のバスはワンコイン100円。
時刻表をみつつうまく使えばとても便利だ。
若い人たちはレンタサイクルで島を自由に行き来しているようだったが、それにしてもこの暑さではちょっと辛そう。

荷物も軽くなり、バスに乗ってまずはツツジ荘まで行き、無料送迎バスでベネッセアートサイトへ向かう。
ここ一体には安藤忠雄設計による、美術館やホテル・カフェなどがある。
今回私が行く事にしたのはベネッセハウスミュージアム。
ホテルに併設されたこの美術館は宿泊者以外も見学することができる。
(残念ながらホテル内は立ち入り不可)
バスを降りて上り坂を歩いていく…振り向くとそこには瀬戸内海が広がっていた。
ミュージアムのフロントでチケットを購入(1000円)、作品一覧とともに、屋外展示の地図も頂いた。

館内はとても静かで人も少なくゆっくりと鑑賞することができる。
撮影不可ということで…ぜひ行って楽しんでいただきたい。
前衛的な作品がほとんどで、中にいた学芸員?(おじいちゃん)にたくさん話を聞く事ができた。



中でも感激したの「タイム・エクスポーズド」杉本博司の作品。
(館外なので写真を撮ってしまった)
世界の水平線をモノクロ写真で撮影したもの。
良く見ると…テラスの先に見える実際の水平線とも同じ位置に展示されている。

杉本博司のこだわり…それは2日後に強烈な作品とともに知る事になる。

途中、若い女性と出会った。
まだ大学生の彼女はこれからの就職活動を控え、精一杯旅を楽しんでいるようにみえた。
小さな島にもたくさん行ってみるんだと立派なカメラを携えて…とても羨ましい限り。

巨大な大理石が2つ…安田侃の「天秘」だ。
コンクリートの壁に囲まれた空間に白い気持ちの良さそうな石。

重いガラス戸を開けて、日の当っていない方の石を選び寝転んでみた。
そこには青空が広がっていた。



なんてひんやりして気持ち良いのだろう…。
いろんな事が頭の中を過ぎっていく。
しばらく空を眺めていると、頭の中には何もなくなっていた。

一つ一つの作品をみていると、そこには多くの意味が含まれている。
コンテンポラリーアートの面白さだ。

「これは何を表現しているのかなぁ~」と考えているだけでも楽しい。
そして、分からない時は学芸員の人に声を掛けてみる。
とても親切に教えていただける。
自分の感じていることと大きく違うこともあれば、同じ感覚で制作されてるときもある。

何よりも、自分の思考を表現できる人って本当に素晴らしい。




良く見れば、屋外にも多く作品があることが分かる。
全部をみることは難しいが、少し歩いて散策しながら鑑賞してみることにした。


四国へ(2)

2011-10-02 | 旅(国内)
夜行バスの乗客は7割が女性。
2~3時間おきに休憩を取るのだが、正直ヨーロッパまでの機内よりも断然楽に感じる。
もちろん真っ暗で何もできない車内では寝ることしか出来ない。
(まぁ時差がないので当然か…)

朝7時半…岡山駅に到着。
ここで半分くらいは下車しただろうか。
荷物を受け取って、急いで駅へ向かう。

直島へは岡山県側から、もしくは香川県側からフェリーに乗っていくのだが、時間的に近いのは岡山の宇野港からわずか20分ほどで渡ることができる。

まずは、岡山駅から宇野までの切符を買ってローカル線で列車の旅。
時間も迫る中、駅員の人に声をかけ行き方を尋ねると
「こちらで570円を購入してください、間に合いますよ」と丁寧教えていただいた。
すぐに出発した「宇野行き」の列車には、地元の人、それも学生さんがほとんどだった。
ちょうど通学時間帯に当ったようだ。
小さな駅をいくつも越え、良く見れば無人駅も多い。
向かいのホームを見れば、岡山方面へ通勤する人で溢れている。
のんびりコーヒーを飲みながら車窓を楽しんだ。



40分ほどで終点「宇野」に到着。
なんとものんびりムードが漂い、平日の為か観光客の姿もみえない。

駅を出ると派出所があって、そこに「白いポスト」を発見。



「青少年に有害な雑誌とビデオDVDのみを入れてください」とある。

どんな状況でこのポストに入れるのだろう?
そして、どれだけ人が利用するのか?

もう目の前には瀬戸内海が広がっていた。
フェリー乗り場も分かりやすい…それにしても人が少ない。



宇野港から直島(宮浦港)までは280円。
片道切符を購入して、出港までの時間のんびりパンをかじりながら過ごす。
すでに朝から暑い…。

直島で働く人などが出勤するためなのか、車も多く乗船していた。
人の雰囲気も空気感も穏やかな気がする。
そして、瀬戸内海はとにかく穏やかだった。
伊豆で見慣れている海とは大きく違う。



暑い中、展望デッキにて船旅気分を味わってみた。
…といっても、デッキに出てるのは私だけで、他の人たちは冷房の効いた客室で過ごしている。

青い空と海、太陽の光はまぶしく、旅の初日は最高のスタートをきった♪




四国へ(1)

2011-10-01 | 旅(国内)
毎年買い続けていたスケジュール帳!
今年も買おうとアマゾンで色選びをしていて、友人の好きな黄色にしようかなぁと思っていたところ、郵便ポストにスケジュールが届いた。
不思議な偶然に驚いた。
(さすがに今年はもう届かないと思っていたのに…)
気持ちを伝えられないのがとても辛い。
このブログを読んでいてくれたら…と思う。


***


旅に出たい…やっとそう思えるようになってきた。

今年は円高が止まらず、ドルもユーロも激安この上ない。
でも旅とは不思議なもので、呼んでくれていると自然とその情報やチケットなどが手に入るようになる。
普段から「行ってみたい」と思う場所はたくさんあるけれど、今回は海外ではなく(もったいない気もするが…)国内、それも初めて四国へ行ってみる事になった。


四国といえば…ここ数年の盛り上がりでいうと高知県(坂本龍馬関連)が人気があるようだが、私はずっと気になっていた「直島」に行ってみたかったので香川県をまずは選び、欲張りなので徳島や愛媛にも行ってみようか?などと悠長な計画を考えていた。

そこで、愛媛出身の友人にアドバイスを頂くべく新宿で食事をしながら現地の様子を聞いてみると…私の考えている事はかなり無謀である事が判明。
泣く泣く候補を削り、それでも丸々1週間という旅程になった。


↑新宿ルミネエストのチャイニーズレストランで食べたチキンプレート(美味しかった♪)ビールと一緒にいただきたかったが…翌日、試験があっために断念!


***


現地での時間を取る事を考えると、夜行列車か夜行バスがいい。
人気のある寝台列車はもちろん予約など取れるわけでもなく、検索していた夜行バスの残り1席のチケットで出発日も決まった。

夏の忙しさを乗りこえて、少し涼しくなるのを期待していた9月…残念ながら猛暑は続いているようだった。
それでも疲労困憊の登山後、久しぶりにバックパックに荷物を詰めて新宿のバスターミナルに立つと、自然と旅への期待感も高まりウキウキしてきた。

これから香川に行くというのに、私はどうしてもうどんが食べたくなって「丸亀製麺」でぶっかけを夕食にいただいた。

さぬきうどんはコシがあって本当に美味しい♪
満足感にひたりながら、バスに乗っていざ香川へ!

しかし、数日後には大幅な変更を余儀なくされることになるとは…。





向日葵畑♪♪♪

2011-08-08 | 旅(国内)
今日は熱いアスファルトの上を歩く、カナブンの幼虫を見かけました…きっと歩くのも大変だろうに。

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暑い!だからこそ似合うお花があります。

ひまわり~♪

黄色の大輪の花は元気一杯に太陽に向かっていました。


北杜市明野のサンフラワーフェス2011に行ってきました!
今年は山梨県の人口86万本を植えられたということで、数箇所の会場で次から次へと咲き乱れる向日葵は来場者を心から楽しませてくれます。
メイン会場はお盆にピークをあわせて見事な花畑を見せてくれるようです。
(これは会場を案内してくれたとても親切な女性から教えていただきました)

こ~んなに凄いんですよ!



少ないといわれている蜂の姿もかなり多く見かけました。
(というか蜂だらけでちょっと怖かったくらい…)

大きな会場を2箇所ほど歩いたのですが、まぁ広い広い…。
暑かったですが、たくさん元気を頂きました!


ちょうど、この明野からは目指す「鳳凰三山」が向日葵畑の遥か遠くにオベリクスとともにその姿を見せてくれました。




近いうちに登ってみたいものです。


最高地点にて。

2011-08-04 | 旅(国内)
雨?曇り?晴れ?…なんだかよく分からない1日でしたが、湿度は相変らず高くて不快な感じは拭えません。

先日、海岸をお散歩していると、砂浜の波打ち際で裏返しになって喘いでいるクワガタを発見!
これは救出しなければ!と指を差し出すと「ガシッ」と細く繊細な脚でしがみついてきました。
そのまま手にクワガタをくっつけてお散歩を続けていたのですが…まぁよく動き回るヤツで、こそばゆかったり、結構痛かったり…しまいにゃ指の間に無理やり体を入れて隠れようとしてました。

浜の駐車場にある桜の木に無事移送完了!
ちょっぴり仲良く慣れたような気がした一時でした。


***



1375メートルの標高に位置する線路…JR鉄道最高地点へ行ってみました。



野辺山は標高も高く、とても涼しい高原地帯…。
ど~んと目立つ石碑には小さな鐘が付いてて、来る人来る人が鐘を慣らしていました。
敷地には駐車場やトイレも完備され、地場産品の販売所と食堂も併設されています。
どうしても食べたかったので「おやき」を全種類購入してみましたよ!

・花豆・おから・茄子味噌・かぼちゃ・野沢菜

「冷凍もできますからね」と売店のお姉さんに言われたのですが、翌朝食で頂いちゃいました。



どれも、手作り感溢れるおやきばかり…意外にもおからが美味しくてびっくりしました。
(写真はかぼちゃ→茄子→花豆)

ぶらぶらしていると、電車のくる音がします。
これが写真に撮るって本当に難しい。
鉄ちゃん、鉄子の凄さをしみじみ痛感させられました。



小さな神社があって、絵馬なんかも書いている人もいましたね。

なかなか楽しい観光スポットだと思いました。


静かな時間を過ごす。

2011-08-02 | 旅(国内)
8月に入ったというのに、未だに涼しい風が吹いています。
それでも海には人が少しずつ見られるようになってきたかな?

今日は古着ですが浴衣を買ったので、この夏の間に着れるといなぁ~と思っています。


***


清里での宿は、「ゲストハウス バーネットヒル」というB&Bです。
こちらのホテルは1部屋だけペットと宿泊できるお部屋があるというので、お世話になることにしました。

チェックインをすると、特別に作られたペットと入室できる玄関から部屋に直接入る事ができました。



玄関前には足を洗う場所も設置されてました。


こちらのホテルは高原の中にあるとても静かな雰囲気の中、部屋にはベッドとソファと照明のみというシンプルな設備のみ。
日常、音に囲まれているのに慣れているととても不思議な感じがします。

でも…私はその環境に自分を置きたくて、あえて選んだのでした。


すぐに、お風呂で汗を流しさっぱりしてから夕食を食べに出かけました。
戻ってからは、ゆっくりお酒を飲みながらおしゃべりをしたり、読書をしたり…のんびり過ごしました。



バーには暖炉とソファー、2階には図書室もあり、ゆっくりした時間が流れています。


朝…シトシト雨が降る音で目を覚ましました。
残念ながらあまり天気は良くないようです。

それでもきんめさんとお散歩に出かけました。
森の中は木々たちのおかげで雨を避ける事ができます。

1時間ほど散歩をして、朝食を頂く事にしました。



シンプルだけど、とてもボリュームのある量でお腹いっぱいに♪
季節のデザート「桃」がとても美味しかった。

食後はオーナーのパートナー3頭と一緒に遊ぶ事ができました。
あまりの嬉しさにきんめさんはおおはしゃぎ!


素敵な時間を過ごす事が出来ました。


牧場だもの♪

2011-07-31 | 旅(国内)
明方の雷…凄かったです。
雨もかなり降ったようですが、今は明るくなってきました。
明日から8月だというのに…今日も長袖の私です。


***


先週の定休日で出かけた清里旅行。
無事に編笠山から下山し、さっそく八ヶ岳高原ラインを宿のある清里方面へ向かいます。
途中で見つけた「まきば公園」にちょっと寄り道。

上を見上げると青空がのぞていました♪

標高1400メートルの巨大な敷地には、広い駐車場、レストラン、そして目の前に広がる高原の景色は秩父方面を望みます。
一部では動物たちとの触れ合いも楽しめるようでした。(ヤギさんヒツジさんなど)

目の前には金峰山や瑞牆山…企画していた山行で悪天候のため中止になってしまったので、近いうちにぜひ登ってみたい山なのです。



裾に広がる高原地帯にはたくさんの牛の姿を見る事ができました。

……やっぱり牧場にきたら、ソフトクリームでしょ♪



レストラン横にある売店でソフトクリーム(300円)を購入し、さっそく食べてみると…濃厚なミルクの味はチーズの風味を感じるほどで、とても美味しかったです。


夏の高原は気持ち良いですね~!
今度はもう少し晴れてるときに来て見たいものです。