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インド旅(19) ピンクシティ

2009-01-13 | 旅-インド
真夜中に着いたので、町の様子がまったく想像できなかった。
朝、気がつくと5時半だった。
もう少し寝ようと思ったが、ジャイプルは今日の6時には発たなければならない。
熱いシャワーを浴び、軽くお腹に入れて、パッキングしチェックアウト。
久しぶりに太陽の光がまぶしかった。



ホテル前から流しのサイクルリキシャを捕まえる。
今回は10代と思える若者だった。
さすがに体力もあり、値段も正当価格。



順調な1日の始まりだ!
駅で荷物をあずけ……パスポート忘れた!
(荷物を預けるときにはパスポートがいるのだ)
理由を言うと、いいよ!と言ってくれたので預ける事はできたのだが…。

それにしてもうっかりミスだなぁ。
ラッキーだったのは、ホテルのカードを貰っておいたこと。
名前も住所も分からないところだった。
駅を出てリキシャに声をかけるがホテルを知らないらしい。
そして英語も通じない。
何人ものリキシャが寄ってきて「自分は知ってる!」と言い張る。

結局最後の最後までくっついて来たおっちゃんに、「まずはホテルね!その後、シティパレスまで!オッケー?」
「ホテル!シティパレス!オッケー!」
大丈夫か?
とりあえず乗り込み、こっちだからと方向を指差す。
しばらく走った後、ホテルのカードをくれ!と急に止まり、近くにいた人に聞きに言った。
無事に場所も分かったらしく、すごい綱渡り営業だなぁ~と逆に関心してしまった。

ホテルが見えてきた、「ちょっと待っててね!」とフロントに駆け込み、
「パスポート忘れちゃったよ」というと、
「はいこれ!」と待ち構えていたように渡された。
(チェックアウトのときに気がついてくれよ!)

「おっちゃん!パスポートあったよ!じゃぁ行こっか!」

旧市街へ向かう途中「ほら!ラクダだよ!」「あれが旧市街の入口ね」と説明してくれる。
さすがに砂漠の町だけあるな。



結構遠いな…頑張ってくれたおかげで無事に到着!
あっちが入り口だよ!と最後まで親切だった。
色々とありがとう!助かったよと握手して別れた。

今もマハラジャが住むシティパレスは旧市街の中にある。
ピンクの城壁に囲まれた旧市街は全体的にピンクっぽい建物が多い。
レモン色の7階建ての建物は現マハラジャの住居になってて、一部は博物館として公開されてる部屋もある。
サワーイ・ジャイ・スィン2世が1726年に造ったもの。



入ってすぐにあるテキスタイル博物館は当時着ていたシルクのガウンやポロのユニホームなどマハラジャらしい豪華絢爛な装飾品が多い。
中でもサワーイ・マド・スィン1世の真紅のガウンはバラナシで特別に作らせたもの。
なんと2メートルの身長に250キロの体重という巨漢だったそうだ。
(うわさによれば妻は40人以上だと聞いた…)



敷地の中央にある貴賓謁見の間にあるギネスブックにも登録されている世界で一番大きな銀製品(銀の壷)。
なんと1902年エドワード7世の戴冠式に出席するため、この壷にガンガーの水を入れて、イギリスまで船で運ばせ毎日沐浴をしていたそうだ。
敬虔なヒンドゥー教徒とはいえ、迷惑な話だと思うけどなぁ。



あちらこちらに見かけるシャンデリアも豪華なものが多かったな。



小さなところも可愛いデザインが多いし豪華な輝石で作られてる。



扉周りも1枚ずつデザインが違う…この扉は一面孔雀だった。
この太陽もかなりイケてる!



武器の博物館もあり、宝石が散りばめられたナイフなどトプカプを思い出す。
敷地の中には工芸品などの展示もあり、作業風景も見ることができる。
これは人形劇の音楽演奏者。



↓絨毯折のおっちゃんは写真を撮ったら「アズユーライク!」と言った。



結構見所満載!
博物館には面白い絵があった。
どこからみても、王様と正面を向くように描かれてる。
ぜひこれは試してもらうとびっくり!すること間違いなしです。

残念ながら博物館内はすべて撮影禁止で、かなり厳しいです。
チケットにはアンベール城のさらに上にある、ジャイガル要塞の入場券もついてます。

*ちなみにトップの写真のおやじも注意して!
 もっと近くで写真とっていいよ!とモデルになってくれるが「アズユーライク」がついてくる(もちろん払わなくてもいい)