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みずけん戦記

せめてもう少しだけ、走らせてくれ。

ツール・ド・フランス(俺的)観戦記1「サムライ meets ツール」←正確には複数形だが…

2009-07-12 21:51:49 | 自転車
 ツール・ド・フランスである。

 俺の方は仕事をやりつつも、毎晩ブルーレイをとっかえては録画するという副業?をこなしつつ、合間にレース展開をチェックするという感じで、もうそれだけでじゅうじゅちゅした(カロリー消費的なじゅうじゅちゅ度はアレだが)日々を送っている。
 ということで極めて主観的にツールのこれまでを書いてみよう。

 今年の第1ステージ、即ち「グラン・デパール」(ツールのスタート地のこと)は皆さん一度は名前を聞いたことがあるだろう、モナコ公国だった。

 モナコと言えば、そう。
 毎年F1グランプリが開催され、日本ではまずあり得ないことだが市街地の中を時に時速300km/h近いスピードで突き抜ける光景はいつ見ても圧巻そのものというアノ地である。

 今までもツールのコースにモナコが使われたことはあったらしいが、スタート地になったのは今回が初めてらしい。

 で、そのモナコで行われたタイムトライアル、日本ではCS放送のJSPORTSが放送、ゲストとして片山右京さんが登場。

 片山さんもまた知らない人の方が少ないとは思うが、元F1ドライバーにして近年は自転車でも玄人はだしと言える活躍を見せるお人。
 そう、F1でも自転車でもモナコを走るというちょっとした偉業を成し遂げてる人であり、解説にはうってつけの人材と言える。

 その片山さんも唸るようなスピードで、選手たちがあのトンネル、アノコーナーを走る、曲がる。

 この日の勝者はチーム・サクソバンクのファビアン・カンチェラーラ
 聞いて驚くな、上りあり下りありのTTコース15.5kmを、20分を切るタイムでゴール。
 時速にして47.6km/hというから、解説をしてもはやマシンと言う言葉も頷ける…


 そんな人間を超えた存在と言いたい連中の中、今回は日本人選手が2人登場。

 一人はフランスのチーム、×部位具○ブイグテレコムから出場の新城幸也
 '07年日本チャンピオンなど、元々日本で一歩突き抜けた活躍を見せていた彼が海外1年目にしてツールに挑む。

 もう一人は、オランダのチーム、スキルシマノから出場の別府史之
 彼の方は、高校卒業の翌々年には単身フランスへ乗り込み、以来海外で経験を積んできた実績を持つ。

 いきさつは違えどどちらも実力でツール出場を果たした二人、その実力は早くも第2、3ステージで発揮される。


 第2ステージ、もういきなり普通に187kmを走るレース、まずは比較的平坦なステージのため最後は集団でのスプリント勝負に。

 そこで、こないだのジロ・デ・イタリアで3勝を挙げた俊足野郎、マーク・カヴェンディッシュ(チームコロンビアハイロード)が抜け出し勝利。

 …が!

 その後ろ、結構いい位置(カメラ的にもw)で新城君が飛び込んできていたのである。
 結果は5位だったが、直前で他者の落車のゴタゴタに巻き込まれそうになり、一歩出遅れた状態からこの位置はマジで驚愕。日本のスプリンターも負けていないと言える走りをJSPORTSで見ながら俺は小声で絶叫したね(笑)。

 例えばF1に、WRCに初参戦した日本人選手が2戦目で5位入賞を果たしたとしたら…
 そういう風に考えたらこれは素晴らしい快挙なんである。

 そして、続く第3ステージも前日同様集団スプリント、そして勝者も前日同様カヴェンディッシュ。
 集団を常に3,4人で引き、ゴール前で先頭が全力で引く→力尽きたら抜ける→次の人が引く→(中略)→カヴェンディッシュ発進!というコロムビア超特急が決まる中、今度は別府君が8位入賞。
 これまた快挙。もちろんチームメイトの引き等サポートはあった訳だが、日本人も世界に引けをとらんと言えるんじゃなかろうか。


 しかし、続く第4ステージ、チームタイムトライアル(要するにチーム全員で走る)では、両選手のチームで落車が発生するなどし、結果的にタイムを落とすことになった。

 第8ステージ終了時点では、新城、別府ともそれ以来目立った活躍こそしていないが、まだ先は長い。

 もう一発末脚を炸裂させるか、或いは辛抱強くゴールを目指すか。
 いずれにせよ、これからも二人の若きサムライを見守って行きたい所存だ。


 …ヤバイ乗ってきちゃったのでもう一つ書くわ(笑)次回は明日以降まで出し惜しみってことでよろしく…

新城選手がやった!!!!!

2009-07-06 00:20:55 | 自転車
すげー!!!

ツール・ド・フランス、第2ステージでいきなり5位とは!!


世界最高峰の舞台、並みいるスプリンター達を相手にこれは…



凄すぎるまさかここまでとは思わなんだ。

記事執筆中だがそれどころではなくなった
up明日にしよっと

いいものを見せてもらった。別府選手も終盤までいいとこについてたし、これからも両選手に期待だっ!!


走るべきか走らざるべきか、室内で。

2009-06-07 23:15:01 | 自転車
 先週の土日。

 昼から東京に向かい、東京メトロ×服と新鮮○副都心線(まあ、最近出来た路線だから無理もないんだろうが…また頭の悪い誤変換だな…)北参道駅駅ちかく、毎度おなじみロードレーサーの憩いの場?なるしまフレンド原宿店に行った。


 この日の俺の目的は、自転車の車輪。
 前回で書いたが、今の愛車シャウラについている車輪を室内用に特化すべく、屋外用(笑)の車輪を新調しようと考えていた。

 自転車の車輪は、シマノ、カンパニョーロ等変速機などを作っているメーカーでも作っているし、他にも沢山ある。

 その中でも、車輪のメーカーとして名高いのがMAVIC
 いつも、サイクルモードなどでカタログをもらいつつも普通に10万円は下らないお値段に指をくわえて鑑賞する他なかんべえとタカをくくってた訳よ。

 しかし。

 店を見て回るうち、MAVIC製でも比較的低価格な(あくまでも、比較的)モデルがあるらしいことを学んだのだ。

 その名もAKSIUM(アクシウム)

 前後輪合わせて相場が約3万円というリーズナボー(この辺に対するツッコミは置いといて)な値段ながら、ネットで見た限りでは評価は悪くないし、何より値段以上に憧れのMAVICを我が手中にというミーハー魂が刺激されて…購入決定。

 しかし、正直俺の知っている自転車店は高級なイメージがあるから、こういうランクの車輪が置いてあるかな…と思い、何軒か回るつもりで寄った一軒目のなるしまフレンドで、は、発見

 「しかも今ならあのMAVICをなんと、前後輪合わせて2万7千円、2万7千円でのご奉仕!!

 おお~という歓声は上げなかったが、あっさりなるしまで買うことに決めた。

 しかし、ここまで勢いで書いてきたが普通に自転車の車輪が前後とは言え3万円というのは一般人の感覚ではどうなんだろう…下手すっと自転車本体が3万円でも引きそうな気がするが


 先のTOJにも出場経験がある自転車チームも持っている、玄人集団なるしまフレンドの職人さんに調整をして頂き、銀色に輝くアクシウムを手に入れたのが16時過ぎごろ。
 そして、俺は考えた。

 どうせだから今日のうちにローラー台も買ってしまうか…?

 なるしまではローラー台は売ってなかったようだし(実は近所の千駄ヶ谷店では扱ってるらしいが)、何よりこちらは物がデカイので車で行ける店の方がヨイ。

 銀色に輝く美しい銀輪アクシウムを手に都心の電車に乗り、あまつさえ渋谷の街中を歩くという相変わらずの街の遊撃手っぷりを見せつつ(--;一旦帰宅、今度は車にてワイズロード環八R1に向かった。

 土曜の夜だったため、途中軽く渋滞に巻き込まれつつ、何とか閉店前19時半ごろお店に到着。

 ここでは色々ローラー台、即ち室内で自転車を漕ぐための器具を揃えており、その中で俺はミノウラ社のV150というモデルを買った。イヤ久しぶりにドカンと買い物した日だったぜ。



 そして次の日。

 今の車輪についていたタイヤをアクシウムに付け替え、昔の車輪にはなるしまで買っておいた室内用自転車タイヤという、かなり新ジャンルな予感の(笑)タイヤを装着。

 まずはアクシウム(をつけたシャウラ)試運転。
 しかし、流石にチョロっとその辺を走っただけでは違いが分からん…ただ、マッサラだったせいかブレーキがガツンと利くようになった気はした。この辺は追ってインプレッションしていくことにしよう。

 そして、肝心のローラー台の方は…昨日初めてやってみたのだが、これは次回に回すことにしよう。

Tour of Japan東京ステージ観戦記2009

2009-05-31 19:32:12 | 自転車
 えー毎度の事ながらではあるが…遅まきながら。

 先週日曜まで行われていた、第13回ツアー・オブ・ジャパンの最終戦東京ステージを観に行ってきた。

 今回は、最近クロスバイクのタイヤを細いのに変えて絶好調という、自転車好き(つうかよろず車輪のついている乗り物、特にエンジン付のが特に大好きなんだが)の友人を誘ってスタートからゴールまで観戦した。


 今年も去年に引き続き、曇り時々雨のよろしくないお天気であったが、傘をさしている人がいることを差し引いても何となく例年以上に人が多いような気が…
 自転車人気はまだまだ衰えることを知らないってところか。

 スタート前、まずは友人に見せたかったのが待機場所である日比谷公園から選手たちがスタート地点に並ぶため、内幸町交差点の信号をオール赤にして自転車やチームカーを通す光景。やろうと思えばこういうスペシャルなことができるのだ。
 知らずに足止めを食った車はかわいそうだが、これも日本の自転車文化発展のためと思って我慢してくれ(笑)。

 観客が歩道にひしめく中、本当に普通の車道でスタートセレモニーが行われ、恥ずかしながら俺はあまり知らなかったのだが、グレッグ・レモン氏が登場。
 彼はあのツール・ド・フランスで3度の総合優勝を果たしたという伝説の人。最初のパレード走行で先頭で走られたらしい。

 そんなこんなでレースは穏やかにスタートし、俺と友人は電車で品川駅に移動、昼飯を食った後同東口から無料運行のバスで大井埠頭に向かった。


 毎年恒例であるが、この東京ステージは日比谷公園前をスタートし、南下した後大井埠頭エリアに設けられた周回コースを14周する全長112.7kmのステージとなっている。ちなみに112kmははっきり言ってロードレースでは比較的短い方。本当。


 さて、今回自転車ロードレース、本人曰く「エンジンのついていない車両のレース」を見るのは初めてという友人が、目の前を走り抜けていく選手達の姿を見て驚愕。
 まあ俺はある程度見慣れているが、普通自転車は時速50~60kmで走ったりしないからなあ…
 しかも、さっきも書いたがこのステージは比較的距離が短く、しかもまっ平らな地形でストレートが長いとくればもう高速ステージ決定。

 そんな高速ステージであるここでは、大抵の場合ゴール前は集団でのスプリント勝負になってくる。
 今年も、10名強の逃げ集団が暫く先行するも終盤に吸収され、大集団で最終周回を迎える。

 そして、残り一周を切り、今まで以上にスピードを上げた集団の先頭に、同じジャージを身にまとった3、4人の選手達が…
 去年総合優勝を勝ち取った、チームAISというオーストラリアのチームである。

 この時点で集団の先頭に複数のチームメイトが位置するというのは実際かなり有利なことで、集団の速度コントロールがし易いというのもあるが、例えばチーム一のスプリンターが後ろにいるとしたら、前の選手がゴール直前まで風よけとなって引っ張り、体力を温存させたゴール前でスプリンターに道を譲って…という持ってき方ができる。
 ロケットが宇宙に上がるために次々燃料タンクを切り離すというやり方にも例えられるが、やはりロードレースというのは基本チーム戦なのだな。


 うーん、このままAISに持ってかれるか?と思っていたら。

 最後のゴールスプリント、俺らはあまりいい位置にいなかったので(--;瞬間を見ることはできなかったが、実況が伝えた名前は「リー・ハワード」。やはり、チームAISの選手であった。


 この時は知らなかったが、既に堺、美濃というここと類似した高速ステージで勝っていたAISの誇る若きスプリンター、らしい。全7戦のTOJで3勝とは、チームの戦略もドンピシャだったんだろうが、大したもんである。

 高速ステージの迫力に友人も満足だったようで、小雨が降りしきる中、表彰式もちゃんと見て今年のTOJ終了と。ちなみに今回、表彰式の写真を撮ったのだがカメラ真後ろを陣取っちゃったために添付のようなヘッポコ写真しか撮れんかった…


 ひと段落ついて、マアこのままハイさようならもなんだな、ということで品川駅東口をプラつき、品川グランドコモンズというビル群の一角にある「カフェ・ド・クリエに立寄った。
 クリエは言わば中堅クラスのカフェというイメージだったが、ここのクリエは椅子がやたら豪華で、プライベートではまず行かないルノ○ールを彷彿とさせるようなよい雰囲気であった。

 そんな中、俺は想像の倍の量があったサンドウィッチをガツガツと食らった…ほとんど運動してない所でこんなに食うことになるとは思わなかったが



 ここから先は蛇足である。


 このTOJ東京ステージでは、毎年必ずと言っていいほど自転車雑誌やネットでおなじみの自転車美女の面々とバッタリ出くわしたりするんであるが。
 今年は、小生探りを入れて?いた限りでは知ってる人は皆出払っているようで、事実誰ともお会いすることは無かった(もしかしたら「つるりん」さんを見かけたような気もするんだが…もしスルーしてたら失礼)。

 と思ったら。

 何でもこの日、絹代さんが会場にいらしてたらしい…
 俺は今回おとなしゅうゴール地点付近から動かなかったのだが、一体どこにいらっしゃったのか本当に見当がつかないなあ…まあ向こうから声をかけてもらえることはまず無いだろうから完璧アウトであった

 絹代さんの方は、現地で友人と「オラこったら場所じゃあ迂闊にコーシーも飲めねえだあ」「んだんだ」と(言い方は多少違うが…)引いてた、ニューヨークの薫り漂う?見るからに高級な駅ビル施設アトレ品川でそのコーシーかお茶かを召し上がってたらしい。

 俺もあっちにすれば良かったか?なんてことはともかく、一回ああいういい所でガツガツ食ってみたいもんよ…<やることは同じか…

WIREDというかCHAINEDというか

2009-05-23 23:33:12 | 自転車
 たまたまWIRED VISIONという海外のデザイン系のサイト(の日本語訳版)を見ていたら、自転車の記事があった。

http://wiredvision.jp/news/200905/2009052120.html

 筆者自ら体を張った「投げっぱなしジャックナイフ」も誠にご苦労様ではあるが、個人的には「IF-Mode」という折り畳み自転車に興味を持ったな。

 しかし、変速機の方が良く分からんが(「ギアチェンジは踵で行う」って一体…???)、前後ディスクブレーキというのを考慮しても285k円はちょっと高すぎるかなと…
 その金があったら流石にダホンのスピードプロTTを買うな。今日たまたまワイズで見てきたんだけど。

(追記)
 WIRED VISIONの中で紹介しておきたい記事があったので追加しておく。

http://wiredvision.jp/blog/matsuura/200812/200812191130.html

 スポーツ自転車に限らずよろず自転車に乗る人間は一読の価値あり。

鶴見川の、そして自分のルーツを辿るサイクリング(後編)

2009-05-10 23:33:02 | 自転車
 鶴見川はその名のとおり横浜市の鶴見を通っているんであるが、その上流は東京都町田市にある。

 川の途中からではあるが、ひたすら上流に向かって自転車を漕ぎ続け、川は次第に細く、清くなっていった。

 と、突然、鋼板塀が立ちはだかる。

 どうも、一部川の整備工事をやってるらしく、川沿いを走れるのは今はここまでのようだ。

 今までズッと川沿いを走っていたのだが、源流にたどり着くためには多少普通の道を通らなければならない。

 ということで、俺は一旦川を離れ、普通の道を走り、止まってはケータイで川の位置を確かめた。

 しかし、もうこの辺は極端に川が細くなっている上に川自体も多少分岐しているらしく、どこが鶴見川なのか良く分からん…
 なもんで、ナビウォークで例の泉の位置のアタリをつけ、直接現地に行くことにした。

 普通の道と言っても、もうこの辺に来ると辺りは緑が豊富で、ウチの近所のよう…イヤイヤ田舎のような景色の中を走る。

 細道が入り組んでいるため、ちょっと迷いながらも何とか、現地にたどり着いた。

 そこは、辺り一面田んぼや畑に囲まれ、「東京都」というイメージとはかけ離れたほのぼのとする風景が広がっていた。
 そして、ちっちゃな池があり、その前に一本の丸太が立てられていた。


 その丸太には、「鶴見川源流 泉のひろば」とある。


 ここが、自分ががきんちょの頃から見ていた鶴見川の元なんだなあ…と感慨に耽りつつ、とりあえず疲れたので泉の前に腰を下ろして休憩。
 すると、泉の上をすいすいと渡るアメンボを発見。昔は家の周りでもアメンボがいたなあ…などと思いつつ、ホノボノ休憩し、さあ昼飯だ!!


 泉のさらに先の道を一山超えると、もう多摩ニュータウンエリアに入る。

 周りに空地なども散見できる、いかにもニュータウンな土地にある天然温泉いこいの湯に立ち寄り、しかし着替えはなかったので飯だけ食った。
 GW中というのもあってか、浴衣姿でくつろぐ人達が多数いる中、俺はレーパン姿でくつろいだ後にまた出発。

 一旦源泉に戻りつつ、ちょっと違うルートを走ってみるべえと脇道にそれたら、何かやたら狭い道が延々と続き、何かうちの裏にあった道みたいだ…と思いつつ、急に乗用車が幅一杯でやってきてギリギリで避けたりしつつ上りきった。

 すると、その道はどうやら多摩ニュータウンの唐木田という所に抜ける道らしく、後で地図で調べてみたらアレでも都道(155号線)だったという…道理で幅員3m無い位の超地元道路の割に乗用車が走ってた訳だ…


 まあ、そんな発見もありつつ、多摩ニュータウンの自転車が走りやすそうな広い道を通ったりし、鶴見川に戻った後はマックでサンデーを食ったり、荏田という所のちょっと気になってた「ル・ブレ」カフェに寄ってパンを食ったりと、自転車で消費したカロリーをその場で倍返しをやりつつ、約70kmを走ったのであった。


 しかし、GW中にはこの他、荒川にも行ってみようと思っていたのだが、4日にアキバで飲み、5,6はバッチリ雨が降りやがった関係で結局行けなかった。

 そして、その結果7日に会社に行ってみたら、アレっ?何かGW前より作業着のベルトがきつくなってるような気が…


 そんな痛すぎるゴールデンウィークを過ごした俺ではあったが、しかし長年見てきた鶴見川の源を拝むことができたのは、文字通り「原点」に戻ることができた気がして、これからまた気持ちを新たに自転車に乗れそうな気がしてきた。
 これからはちょっと右側の川にも…じゃなくて、色々面白そうな所に積極的に自転車で行ってみることにしよう。

 少なくとも、梅雨に入るまではガンガン漕いで減らせる時に体重を減らしていかんと…つうかこの時期に右肩上がりは非常にヤバイ希ガスるよなあぁあ…

鶴見川の、そして自分のルーツを辿るサイクリング(前編)

2009-05-06 23:36:55 | 自転車
 まず、本編に入る前に。

 先日忌野清志郎さんが亡くなった。

 恥ずかしながら彼の楽曲をそれ程聴いた訳ではないが、一度だけ生で観た時の「君が代」(もちろんロックアレンジ)は一生忘れないだろうな。

 また、忌野さんは後年自転車名人というか自転車好きとして知られ、50代にしてサラッと日本を縦断してしまうパワー、そしてサイクルジャージ姿のかっちょよさに、憧れた。

 同じ自転車を愛するものとして一度は一緒に走らせて頂きたいと思ってはいたんだが…これからは忌野さんの想いを胸に、走って行くことにしよう。



 さて、彼の命日となった日の翌日、5月3日。

 忌野さんの意思を継ぐにしてもあまりにヘッポコな小生、折角の連休なので鍛錬も兼ねて前から一度行ってみたかった所に行くことにした。


 東京から川崎、そして横浜を流れる川、鶴見川

 むかーし昔、俺が初めて自転車ツーリングと言える長距離を走ったのが、この川沿いのサイクリングコースだった。

 その辺の話は、いずれ別の機会に詳しく書こうと思うが、ともかくそんな自分の自転車生活のルーツとも言える鶴見川サイクリングコース。
 しかし、河口方面はともかく、今に至るまでその源流には行ったことがなかった。

 最近ネットで検索したところ、何でも鶴見川の源流の泉というものがある、という情報を入手。
 試しにグーグルアースっちゅうやつで検索したところ、何とこの泉の脇の道路がストリートビューで見られるという事実が発覚…

 うーむぎじゅちゅの進歩ってのはすげーな…よーしこれで行った気分になって、今回の記事これにて終了。



 …などと書くとどんだけ厳しいツッコミが飛んでくるか分からんので、シャウラにまたがりイザ出発。


 シャウラにて鶴見川に訪れた俺を最初に待っていたのは、鴨池人道橋(写真)に掛かる無数のチビ鯉のぼり。

 どうも、近隣の子供たちが思い思いの鯉の絵を書いているようで、様々な個性の鯉のぼり達は元気に風になびいていた。


 俺が始めて鶴見川を走った時はこういうイベントは無かったし、そもそもこの橋ももっと小さい橋だったか。
 鯉のぼりを横目に橋を歩いて渡り(歩行者多いのでね)、川の左岸側のサイクリングコースを上流に向かって走り出した。

 ガキの頃は、どこまで行ったんだっけか。東名高速の向こう側位は行ったろうか。
 今回は、何も考えなくていい。

 とことん上流、鶴見川と呼ばれる川の果てまで。


 国道246号線、東名高速をくぐり、更に上流に。
 やがて、横浜市から川崎市に入る。
 ここから先は確か未体験ゾーンとなる。

 ふと、川が二つに分岐していた。

 どっちかが鶴見川でどっちかが違う川なんだろう…が地図を持っていないのでどっちがどっちか良く分からん。

 考えないのはいいが、気がついたら違う川ってのもマヌケだしなあ…
 そうしてケータイの小さい画面で調べていると、川の分岐の根っこの所に座っていた女性に声をかけられた。

 どうやら、その人もサイクリング中らしい。
 地図を見させて頂き、自分の進むべき川が上流に向かって左側だということが判明。

 彼女は、これから右の川を上っていくとの事で、別れを告げて俺は再び鶴見川沿いを走った。

 そんな必要以上に考えない俺だったが、一方で肉体疲労時の栄養補給についてはちゃーんと考えていて、途中バッチリ和菓子屋で柏餅など買いつつ走ってた…


 川崎から、さらに東京都は町田市に入り、またもや鯉のぼりに遭遇。

 詳細な場所は失念したが、GWに合わせて地域の祭りを川沿いの空地でやっているらしく、俺は川に向かってなだらかな斜面になっている原っぱに腰を下ろし、川を眺めながら柏餅を食った。


 気がつくと、鶴見川は川岸をコンクリで囲われてはいるものの、いつも見る下流のそれと違い緑も多く水も多少澄んでいるように見受けられたな。

 鶴見川にこんな顔があったとはなあ…ガキの頃にここまで行ってみれば面白かったのにと思いつつ、アラサー土俵際のガキである俺はしばしサラサラと流れる川の流れを見つめていた。

 -前編了-

Back to basics~東京を自転車で往くこと(上)

2009-04-19 23:56:28 | 自転車
 何でも、4月22日はアースデイという日らしい。

 要するに地球環境について考える日、ということらしいが、それに先駆ける形で東京の方で色々イベントをやっている情報を入手、それなら一丁燃費約8km/Lの愛車クラウンで…は当然行かず、やる気さえあれば燃費∞?の(まあガソリン以外の燃料がかかるけど)愛車シャウラにて行ってみることにした。


 しかし、考えたら自転車で東京に行くのは久しぶりである。少なくとも今年に入ってからは行ったことがない(ばかりか正直まともに遠乗りをやっていない)。

 なもんで、少々ドキドキもんながらも例によってケス・デパーニュの長袖長裾サイクルジャージ、これもそろそろ次の冬まで着納めになりそうだが、パツっと着こんで出発。

 横浜方面から東京に行くルートとしては、海沿いは国道15号、1号、もっと内陸だと246などもあるが、個人的に気に入っているのは中原街道である。
 多摩川を渡った後、アップダウンが結構あるが路側帯が広いため比較的走り易い方だと思う。途中洗足池のほとりを抜けて行ったりもするし。

 五反田駅の手前で首都高2号線の下の道に入り、外苑西通りへ。
 ここで余談だが、この「外苑西通り」という道は実は「環状4号線」なのである。「環七」「環八」は首都圏の人なら知っていると思うが実は6以下もあるというね…

 そうして、青山通りにぶつかり、ふと寄ってみたくなったので久しぶりにゲーテ・インスティテュート、即ち昔通ったドイツ語教室のあるドイツ文化会館に行ってみた。

 すると、昔はやってなかったはずだが日曜の今日も授業をやっている様子。

 うっ…レーパン姿で入ってしまったが大丈夫だろうか…
 という逡巡も束の間、1階のドイツ料理店葡萄屋でコーヒー・プレッツェルのセルフサービスをやっていたので、ここまで走り通しの俺は早速空いていた椅子にこっすぃーを据えてプレッツェルをパクついた。


 広いロビーには、何やら妙なアートが…と思っていたら、どうやらよーく見ると人間が繭のようにうずくまっている姿のようだ。
 何となく自分もそんな繭みたいなもんなのかな…とボケっと眺めながら、最近気に入った曲を聴きつつコーヒーをすすった。

 またいつの日かこの教室に戻る日が来るのかどうか判らんが、ひとまず今日はレーパン姿でもあるし(笑)退散することにした。


 ゲーテから青山通りを下りると赤坂に着く。
 例の赤坂サカスなども見つつ、俺はその近くのプルデンシャルタワーに赴いた。

 実はこの日、ここを始終点として「メイク・ア・ウィッシュ チャリティバイシクルライド」という自転車のイベントが行われていた。

 俺は2,3年前に参加したことがあったのだが、これは「難病の子どもたちの夢を叶える」という目的のボランティア団体「Make a wish」に関連したイベントで、都心を自転車で巡って自転車で都心を巡る楽しさを堪能しつつ、それがチャリティ活動であるというもの。
 俺はこのイベントを思い出したのが一昨日だったため申し込みできなかったが、折角なので様子を拝見した。

 このイベントでは、毎年パールイズミ殿謹製のベストが全参加者に配られ、参加者が一発で分かる仕組みになっている。
 俺が参加した年はピンクだったが、今年は水色。「うっ…いいなあ俺も今年参加したかったなあ」と若干やましい?気持ちでゴール会場を見学していたら、スタッフの方が俺に水のペットボトルを差し出して下さった。

 「あ…イヤ俺は参加者じゃないのでいいです」
 「まあいいですよ。何か参加者っぽい格好してますし」
 「ではありがたく」

 えーまあ不可抗力というのは上記で分かって頂けると思うんだが…本当にチャリティイベントで何しにきやがったと言われそうな感じで、しかし仲間同士だったり、親子で仲良くゴールに辿り着いたサイクリスト達の笑顔を見、ああこれが「原点」だったのかな、と後から取ってつけたようではあるが来て良かったとは思えた。

 で、ここまではまだ良い話っぽかったのだが、次回(下)ではその空気がブチ壊しになるかも知れないので予めご承知おきの程…

嵐の湘南自転車組

2009-04-05 23:26:37 | 自転車
 3月22日。
 折りしもこの日は春の嵐到来、少々天気に不安を抱きつつ、東海道線にて平塚駅へと俺は向かった。

 2年前から毎年この時期に平塚競輪場で開催されている、湘南バイシクルフェスというイベントを見に行ったのである。


 白の中にグレーが渦巻く空の下、海に近い土地柄もあってか時折強い風が吹き付ける中、平塚駅から徒歩10分程度で現場に到着。


 普段、俺はまず競輪場という所に行くことがない。

 なので「普段の競輪場」というのは判らんが、この日は2年前と同じように入り口付近でBMXのトリックをキメてる人達がいて、中では諸々自転車関連の出店が軒を連ねており中々よい感じであった。
 よい感じ、というのはつまり自転車関係の品物が色々安く買えそうだなという感じだが…

 そんな貧乏人丸出しの俺だが、まずは自転車本体を並べているブースではそれのほとんどに試乗ができるため、早速春の試乗まつりin湘南バンクということで、試乗会場たる競輪場のバンクにイザ突入。


 …雨だな。

 といっても、最初のうちはそれ程ひどい状態ではなく、何とかバンク…を尻目にそのふもとの平らな部分をトロトロと試乗することができた。

 だが、まあ一周400mのバンク一周は試乗コースとしては文句はない規模だし、ロープーでないとまず走れないコースをド素人関東代表の俺が走れるだけでも貴重な体験ではある。


 今回乗った中で、ロード以外で特筆モンだったのは台湾のメーカーGIANT(ジャイアント)社のクロスバイク、「SEEK R1」
 まずカラーリング。グレーのフレームに赤色のホイール(ありそうでなかなか無い気がする)・フレームをカバーするパッド類という2色のコントラストがオサレ、というか今までありそうで無かったぽいアプローチである。
 そして、変速機はSRAMの中堅クラスで、少なくとも街中の使用では問題なさそうだし、ブレーキは前後ともディスクブレーキ。ビシッと止まるし雨でも心配×ゴム用○御無用(この誤変換はひどすぎるな…)だが、半面この装備の扱いを考えると中級者以上向けのマシンと言えるかな。

 街乗り自転車の新しいカタチを模索した結果らしいが、個人的には評価したいし、これ以外にも女性向け自転車とか、色々と裾野の広がりを見せる自転車の数々。
 本気になり始めてたかだか数年の俺でも、ここ最近の飛躍的な自転車の進化は嬉しく思う。


 そうこうしているうちに、気象状況は悪化しつつありバンクの試乗中止、再開などありつつ、競輪およびチームスプリントのデモレースなども開催。
 まずあのにしか見えない斜面を走行するだけでも十分尊敬に値するのに、目の前を風のように通り過ぎる選手の自転車にエンジンがついてないのが不思議な位に思える猿人もとい俺。
 普段競輪場に行くことの無い俺だが、でかいレースなんかある時は一遍行ってみると面白いかも、と思った。


 このイベント、2年前からメインMCを務めているのが絹代さんである。
 ここんとこしばらく会ってなかったばかりか、去年のサイクルモードで一瞬たりとも姿を拝見することがなかったので、一度お目にかかりたいという動機も今回あったのだな。

 イベントの合間、ステージ裏で声をかけ、軽く自転車の話などさせてもらった。
 彼女は去年位から花粉症らしいのだが、よく効くサプリがあるという話をしていて、それで思い出したのか?後日ブログでも紹介されていた。今シーズン導入するか分かんないけどチェックさせて頂く事に。

 実は、絹代さんは俺と同い年だったり、他にもここでは書けない共通項があったりする(一部知人にこないだ新年会で話したコトね)のだが、そんな事は微塵も感じさせない才色兼備ぶりで、つくづく出来が違うなあと思い知らされる。ただ今回やたらテンションが高かった気はするな…
 見ていて、彼女は一体どんな人と結婚するんだろうなあとつくづく考えたりする。


 一方、平成二十一年卯月現在で結婚する予定の全く無い俺はアパレル系、パーツ系などを格安販売しているブースに食指を伸ばす。そらもうビローンとな

 なかなか着用する機会が増えないが裾長(冬用)のレーパンと、ロード用のタイヤ2本を購入しホクホク。
 何しろ、パナのスリックタイヤが一本1,000円だったからね。普通ロードのタイヤって一本4千くらいは当たり前の世界だからいかに激安だったかということだよ。ただ20Cと今はいているもの(23C)より細いため、敢えて大人買いはしなかったチキンなんだがね…

 そろそろ帰ろうかと思った俺の目に、あのコルナゴの金ピカのロードバイクが飛び込んできた。
 え…これ普通に置いてあるんだけど試乗できるのかよ?

 例年サイクルモードで何十分という行列をこさえるこの超高級バイクに、サラっと試乗できるとは…もうかなり天候は悪くなってきたが、乗った。

 下手すっと読者の方がお乗りになられている車よりお高いこの「EPS」、見られる人は左記リンク先を見て悶絶して頂ければと。63万とあるはフレームだけの値段なのでご注意を。


 えびす顔で?競輪場を出た時にはもう嵐の真っ只中、BMXはとっくに中止になっていた。
 雨粒もろとも吹き付ける強風の中を飛ばされないように歩き、駅前でそばを食い、よせばいいのに駅ナカの塩大福なんぞを食いつつおウチに帰った俺であった。

「個人戦士オレダム・逆襲のシャウラ」って感じ

2009-02-15 22:45:36 | 自転車
 ようやくだ。

 やっとだよ。

 昨日は今年のロード初乗りとして、小田急線の柿生という駅まで走ってきた。


 普段は滅多に小田急線は利用しないのだが、今回は向ヶ丘遊園駅近くのMTショップというケータイのお店でauの機種変をするという用事があったのだ。

 マ別にどうしても向ヶ丘遊園じゃなきゃイカン訳ではなかったんだが…ネットで調べてたまたまこの店に辿り着いたもんでね。


 最後にシャウラにまともに乗ったのが去年10月、つーるど関東(自称)の時であり、11月にサイクルモードでチロっと試乗したのを考慮に入れても軽く3ヶ月ほどロードはご無沙汰であった。

 だが、いざ乗ってみると結構アッサリ馴染むもんである。風を切って道を往き、初めて走る道で色々発見があったり(今回ちょっと気になるカフェを一軒見つけた。いずれ機会を作って行ってみたい)と、まるで久しぶりの親友と会った時のように、途端にそれまでの時間が一瞬だったようなアノ感覚に似たものを感じた。


 久しぶりの親友?と言えば…

 柿生の駐輪場に自転車を停め、電車に乗って目的地に行くまでの間クシャミと鼻水が…どうやら「花粉症」という厄介者とも無事再会出来たようである。

 ともあれ。

 向ヶ丘遊園駅から歩いて3,4分でMTショップに辿り着いた。
 ここはやたらこぢんまりとした店だが、俺と同じようにネット検索で行き着いたのか客の入りは絶えることなく、二人ほど手続きをした後で自分の番。

 機種はかねてから目をつけていたG'zOne(W62CA)。待ちに待ってようやく値段がいい所まで来たし、今まで使ってた機種がかなりボロくなっていたので満を持しての変更である。

 契約を済ませ、アドレス帳等の転送をしてもらっている間に周辺を散策した。

 というのも、実はこの店の前、向ヶ丘遊園の周辺はかつて設計会社でパートをやってた時に軽く携わった場所だったのだ。(マその会社も今は無くなってたりするから書いちゃってもいいっしょ…)

 「実は」続きだが、「向ヶ丘遊園」という名の施設は現在は無い。
 そして、今やその面影は殆ど無いが、かつて向ヶ丘遊園があった頃駅からそこまでモノレールが通っていた。俺は残念ながら乗ったことも見たことも無かったが。

 そのモノレールが時代の波に飲まれ、橋脚もろとも消え去った後、コンクリート張りの川のほとりにポカンと細長い空地が出来たと。

 その空地をプロムナードとして整備するという計画に基づき、その平面図なんつうものをチョロっと描いたりしていた。

 それももう4,5年くらい前の話だ。

 そして、俺が歩いたその空地は今ばら苑アクセスロードとして、旧向ヶ丘遊園の中で存続している「ばら苑」への散策路として生まれ変わっていた。
 正直設計図などもう殆ど覚えてなかったが、こうやって出来た道を歩くとシミジミ、えがったえがったと思えた。


 そんなこんなありつつ、無事機種変も完了、その後俺は東京メトロ北参道駅近く、なるしまフレンドに足を運んだ。

 こちらは完膚なきまでに自転車、それも主にロード系の物を扱うお店。
 ここでロード用のライト(何しろここで買わないと帰りライト無しになっちゃうので…)および、念願の長袖ジャージ+長レーパン?をセットで購入。どんなのを買ったかは最前線で公開予定。イヤ我ながらやっちまったなー

 もちろん最後は柿生から、シャウラにライトを点けて新機種のRun&Walk機能で走行記録を取りながらトロトロと夜道を安全運転で帰ったのであった。

 これからは、タイトルの如く?今までの運動不足を取り返すべく、花粉症に耐えつつシャウラで突っ走るとしようぞ。
 ちなみに「個人戦士オレダム」ってのは思いつきではなく、極めてマニアックながらちゃんと元ネタがあったりする。極めてマニアックながら当ブログの読者の方で約三名位元ネタを知ってそうな予感はしている。