ぶらりぶらり

今日が一番

2013年10月16日 再スタート3日目 中山道「和田宿~下諏訪」34442歩 21.8k

2013年11月05日 | 中山道

「和田宿~唐沢一里塚~男女倉口」

みやの奥さんから本日の行程について,唐沢の一里塚を見て行く事を薦められる。

両側に残っている一里塚でそれは見所があるとの事、そんな事なら雨でも是非立ち寄りたい。今日のスタートである男女倉の入口から少し前の所らしい。

 出発前に奥さんから聞いてみやのご主人が巡回バスの時刻と一里塚への道を詳しく教えてくださいました。良く知り抜いておられる地元ならではの情報に感謝して素敵なご夫妻と宿をでる。

 長久保の停留所には大勢の方がそれぞれのバスを待っていました。

上田行きのバスが先にでます、お名残惜しい気持ちでご夫妻とお別れします

本当に旅は出会いと別れの連続です。

 宿からの巡回バスを降りる時乗り継ぎのチケットを頂きました。

男女倉方面のバスに乗り込み、みや之ご主人に教わったとおり唐沢の一里塚に行きたいと告げます。でもこの運転手さん唐沢は知っているけど一里塚の事は詳しくはご存知無かったようです。でも優しい運転手さんでした。

 唐沢集落の真ん中で「ここが唐沢だけど?ここしか無いんですよね」とりあえず唐沢に着けば何処かに目印があるだろうからお礼を言っております。なんと乗り継ぎのチケットを見せると料金は入らないとの事。合わせて40分以上も乗って100円なんて住民でもないのに申し訳ありませんでした。

 さて感を頼りに歩く、雨は降っているがひどい雨ではなかった。

幹線道路142号線にでて,少しのぼり坂を歩きます。左手に標識があり直ぐ解りました。

うれしくて階段を登ります、あったありましたよ奇麗に両側に二つ!

フット先を見ると道がある?んんんなんだ?道?両側にあるという事はこの道を向こうから歩いてくるに違いないハテ?やっぱり行ってみよう。

往復をする事を覚悟で戻る形で歩きます。うんんん良い道,まさに中山道!でもどこまで?もう少し?本当にだいじょうぶかな?自問時等しながら進みます。

      

 20分ほど歩いた時、あった!ありました。142号線が下に見えます。

その向かい側に「唐沢入口」のバス停が・・・ここで降りれば良かったんですね,

そして,この入口から歩いて行けば良かったんですよ・・・ああ良かった。

 

なんだか胸のつかえが降りたように、同じ道を戻ることは何の苦にもなりませんでした。

改めて両側の一里塚を堪能して「中山道」進みます。

   

 

2013年10月15日 再スタート2日目 中山道 「芦田宿~和田宿」 24703歩 16.3k Part3

2013年11月05日 | 中山道

「民宿 みや」での出会い

和田宿から巡回バスで青原到着。

昼頃に到着してウロウロした場所だった。

15分程歩き宿に到着したのは4時頃、直ぐに風呂に入る。

清潔に清掃された風呂、雨で冷えた体には温かいお湯が心地良かった。

部屋にはストーブがあり、翌朝まですべてが乾いた。

ここではwifiがあり、愛用のipodtuchは順調に作動した。

「民宿みや」は若いご夫婦が一生懸命理想に向けてこの宿の切り盛りをしていた。

夕食時同じ中山道を歩いている者同士、話が弾むでしょうと奥さんのご配慮。

私と同世代で東京にお住まいのご夫婦と同席になる。

話が進むうちに私が笠取峠の茶屋を出て2時間後に茶屋に寄ってそばを召されたそうな。

「茶屋に寄った時、先に進まれた方がいたとお聞きしました」と話題はつきなかった。

中の良いご夫婦、少しづつ中山道を歩いておられるとの事。

ご主人が脳梗塞を起こされ、リハビリになるからとコツコツ歩いているそうです。

ご主人は何でも自分でなさるので最初のうちは解らなかった。

何気なくやれるだけの事をされるご主人,それを当然のように受け取り余計な手助けをなさらずに過ごされる奥様。

でもその間合いがご夫婦の「阿吽の呼吸」でさりげなく過ごしておられる姿に好感を覚えました。

良いご夫婦だなあ

翌日は、台風の影響か昨日からの雨が降り続いています。

ご主人が今日は自信が無いので一旦帰宅すると決断されました。

天気がよければ出発だけでもご一緒するはずでしたが、残念です。

お二人はバスで上田まで、私は峠の手前まで巡回バスで進みます。

先ずは,宿の前からのれる巡回バスで長久保まで戻ることになり15分ほどご一緒しました。

お名前もお聞きしませんでしたが、近いうちに又「民宿 みや」に逗留され中山道を歩くそうです。

今頃もう歩かれたと思います。きっと京都まで歩かれるとおもいます。

良い出会いでした。

 

「民宿みや」 http://www7.ocn.ne.jp/~minsyuku/ 


2013年10月15日 再スタート2日目 中山道 「芦田宿~和田宿」24703歩 16.3k Part2

2013年11月03日 | 中山道

 長久保宿~和田宿

 松尾神社を後に坂道を下ると長久保宿。

宿場町の名残のなかにも生活感をしっかりと感じます。

坂をおえると左手に,長久保歴史資料館・一福処濱屋(いっぷくどころはまや)。

明治初期に旅籠として作られたが交通量が減り開業に到らなかったらしい。

続いて本陣跡、最古の町家釜鳴家、問屋の小林家など整備されている。

            

 長久保宿を通り抜けると前方に絵はがきのような景色、いいなあ~♪♪。

142号線に出て暫く車の通りを歩来始めて、おどろいた!

再スタートで初めてのコンビニに出会う、生憎必要な物は無かったので素通りする。

     

 青原交差点に差し掛かり、ハテ?どちら?といっても誰に聞けば良いのか車が行き交うばかり。普通の田舎道では通りかかる車を呼び止めお尋ねするのだがそんな雰囲気では無い。

資料には右に曲がると書いてあるのだが,左前方に中山道の標札???????

 11時を少し過ぎた頃、曲がり角に来ると「中山道これより和田の里」大きな石碑、新しい道でもここを行けば和田に行ける。

左手に良く整備された「水明の里」大きな石碑がある公園を横手に見ながら和田に進みます。

   

この街はコミュニティバスが充実していて、バス停が良く出来ている。

ポツポツと雨が降り出す、天気予報当たりです。

雨に弱いApple製品、何とか頑張って素敵なバス停を撮ります。

  

雨の降りが段々強くなりました。

いくつ目のバス停だったか?12時近くになっていて、雨具を着用する為に入ります。

今朝「津ちや旅館」で朝食の残りをおにぎりにしていくようにと進めてくれました。

そのおにぎりで昼食をとりながら和田峠を越えるのを諦める。

和田には宿が無いので,先ほどの青原交差点近くに「民宿みや」があります。

電話で今夜の宿の空きを尋ねると最後の一部屋が空いていた”Lucky"

宿を確保して明日の和田峠越えの近くまで和田宿を歩く事にする。

      

和田宿は慶長7年(1602)中山道の設定により開設された。

その際,散在していた人戸を集めて作られたとか。

難所の和田峠を控えていた事もあり,難所の和田峠を控えていた。

多くの大名や庶民が行き交う活気あふれる宿場だったそうだ。


雨がひどくなり、写真撮影は諦めました。

和田峠のぼり口の男女倉口までは、和田宿の終わりから1時間半もかかる。

和田宿の終わりまで歩き、コミュニティバスで宿の近くの青原まで引きえす事になる。

4時近く宿に到着。


2013年10月15日 再スタート2日目 中山道 「芦田宿~和田宿」 24703歩 16.3k

2013年11月02日 | 中山道

 芦田宿~笠取峠の松並木~長久保宿

 台風の影響で雨の予報、宿を出るときは曇りがちの天気のなか午前8時出発。

先ず笠取峠を超えるのだが,この峠を夕方に歩く危険を考え先へは進まなかった。

 芦田を出て笠取峠の松並木、大木が2kにわたって続く。

樹齢150年から300年以上の赤松が100本以上の松並木が続く。

いかにも街道と行った風情が続き、すっかり江戸の気分。

付近は遊歩道として整備されているが少々手入れ不足のようだ。

                

 松並木が終わると、なだらかで距離の長い国道沿いに峠を登る。

 宿を出て1時間、峠の茶屋の手前に一里塚あり。中山道には随分一里塚が残っている。

そこから少しのぼると峠の茶屋です、生憎早すぎて準備中。

近辺に「学者村?」とあるので興味深く見ているとどうも分譲別荘のようだった。

     

せっかくの茶屋だが、朝食をたっぷり頂き、トイレだけお借りする。

トイレのみの方は100円とある、当然の事で有料だと使い易い。

水も紙もお金のかかる事なのでどこも有料を堂々と掲げて良いと私は思う。

 茶屋を過ぎると下り坂、バイパスへ行かないうちに右へはいる。

小さな標識なので見流さないようにしたい。

   

少し進むとガードレールが切れた所があり「中山道源道」とある。

街道歩きをしていると「源道」「旧道」という文字に反応してしまう。

もちろん遠回りしてでも「源道」や「旧道」を選ぶ。

笠取峠はどこが峠か解らない位なだらかな上りだった。

しかし、林道をクネクネと下りは楽しかった。

途中チョット迷う所もあったが方向音痴の私だからかもしれない。

それでも昨夕暮れ始めた時間は危険だったかも?

思いがけず茂田井間の宿を楽しめたのも良かった。

      

 10時過ぎに松尾神社に到着。

松尾神社の周りは整備され,掘り起こされた物か定かでは無いが、多くの石仏が整理されていた。

神社を右手にみて坂を下ると長久保にはいる。

      

 

2013年10月14日 再スタート1日目 中山道 「平塚(岩村田)~芦田」25701歩15.6k Part6

2013年11月02日 | 中山道

芦田宿

 今夜宿泊する事になった、江戸時代から180年にわたって旅籠を続けている「金丸土屋旅館」。「津ちや」と書かれた当時の庵看板が二階に掲げられていた。 

    

 

格子戸を開けたときから部屋まで昔のままで中山道歩きにはぴったりの宿。

部屋に入るとこたつが用意されていた、寒いからとの事。

 

泊まり客は私ともう一人の男性のふたりだけ。話から推察して一回りのお兄さんのようだ。

このお兄さんなかなか趣味多彩で博識のお兄様でした。

 

昔のままの佇まいだが、トイレと風呂は超近代的でした。

宿は私と同年くらいの男性とその母上の切り盛りでされていた。

といっても詳細は解らず、一晩不便を感じる事なくそれ以上の質問の必要も無かった。

   

翌朝出発時、初めて宿の主人とその母上とお会いした。

どうも食事を作ってくれたのはこの母上だったようです。

  

 

 

2013年10月14日 再スタート1日目 中山道 「平塚(岩村田)~芦田」25701歩15.6k Part5

2013年11月01日 | 中山道

望月宿~茂田井間の宿(モタイアイノシュク)~芦田宿

 少々きつい苽生峠を超え望月宿の町並を一望して坂を下る。

誠に解り易い標識を見ながら角曲川を渡り望月宿にはいる。

      

いつもの事だが14時をすぎると疲れが出始める。

 望月宿の中へ進み、バスターミナルがある。

休憩がてら立ち寄る、バスに乗る気もないのについ時刻表を探す。

何処か心の中であわよくばバスにのる事を考えているのだろうか?

奈良からのご夫婦に出会う,私とは逆方向に3日間歩いておられた。

今日帰宅されるとの事だった。40代だろうか?

宿の話になり、宿場町を歩くと営業している宿か歴史的な建物としてあるのか見分けがつかない話題になった。

すると芦田宿で営業をしていたみたいだと奥さんの話。

スマホで即調べてくれ,営業していて電話番号も教えて頂く。

電話で予約成立、お二人にお礼を申し上げお別れする。

        

 宿が決まれば急ぐ事もなく、気も楽になり街道歩きに集中出来る。

望月宿と芦田宿の間に茂田井間の宿というのがあった。

ここが街道に沿って落ち着いた白壁の土蔵や土壁が続く。

江戸の面影が残る宿場だった。

ついうれしくてある気が遅くなる。宿も決まっている事だし、何を急ぐ事がある。

            

 茂田井間の宿を存分に楽しみ芦田宿 の入口に到着したのは16時近かった。

奈良からのご夫婦から頂いた芦田宿の地図を片手に宿を探す。

 

本日の宿は「金丸土屋旅館」は芦田宿に200年前から営業を続けている宿だった。