2021年公開のフランス映画です。
偶然の出会いから男女が恋に落ちて結婚しますが、夫が作家として成功するあたりからすれ違いが始まります。
完全に行き詰った10年後のある朝、目を覚ました夫は違う世界に入り込んでいました。
そこでは、夫は作家ではなく小学校の国語の教師になっていて、妻とも出会っていません。
妻のほうはピアニストとして成功していて、恋人もいます。
夫は何とか元の世界に戻るとともに、その世界でも妻を獲得しようとします。
けっきょく、元の世界に戻るのはあきらめたようなのですが、なんとか妻は獲得できたようです。
全編に、フランス映画らしいおしゃれな展開が続きます。
うまくいきすぎな感もしますが、主演のフランソワ・シヴィルの素朴な魅力(「パリのどこかで、あなたと」(その記事を参照してください)でも同様でした)もあって、最後まで見続けられます。