マイケル・ボンドの「くまのパディントン」の実写映画です。
パディントンのハチャメチャぶりと、ブラウン一家(ロンドンのパディントン駅でペルーから密航してきたパディントンを拾ってくれた四人家族と家政婦(映画では現代にそぐわないので親戚になっています)の温かさは、現代のロンドン風にアレンジされています(原作は1958年の作品です)が、かなり再現されています。
しかし、原作のほのぼのとしたユーモアでは現代の観客には物足りないと考えたのか、原作にはない、かなり昔にペルーでパディントンのおばさん夫婦と出会ったイギリスの探検家や、パディントンをはく製にすることに執念を燃やす謎の美女(実は探検家の娘)などを付け加えて、ドタバタ物にしてしまいました。
また、主人公のパディントンがリアルなクマすぎて、姿や声がディズニーやジブリのようなかわいらしさがないこともあって、日本ではあまりヒットしませんでした。
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